哭悲 THE SADNESS

劇場公開日:2022年7月1日

哭悲 THE SADNESS

解説・あらすじ

人間の凶暴性を助長するウイルスが蔓延した台湾を舞台に、地獄絵図と化した街で再会しようと奔走する男女の運命を、容赦ないゴア描写で描いたパニックホラー。台湾で感染拡大していた謎のウイルスが突然変異を起こし、人間の脳に作用して凶暴性を助長する恐ろしい疫病が発生した。感染者たちは罪悪感に苦しみながらも暴力衝動に抗えず、街中に殺人と拷問が横行する事態に。感染者の殺意からどうにか逃げ延びたカイティンは、数少ない生存者たちとともに病院に立てこもる。カイティンから連絡を受けたジュンジョーは生きて彼女と再会するため、狂気に満ちた街へひとり乗り出していく。本作が長編デビューとなるロブ・ジャバズが監督・脚本・編集を手がけた。

2021年製作/100分/R18+/台湾
原題または英題:哭悲 The Sadness
配給:クロックワークス
劇場公開日:2022年7月1日

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映画レビュー

4.0 罪悪感と欲望の狭間

2025年9月3日
スマートフォンから投稿

昔、好きで見ていた『TWD』は、ゾンビに噛まれることで、感染、死亡して、ウォーカーとして蘇るみたいなストーリーだったと思う。だからもちろんグロい描写はあるんだけど、彼らウォーカーは、人間に襲いかかることを目的とする、知性のない動物のようなもので、残虐的な行為をしたくてしているわけではなく、彼らの目的が結果として人間側を恐怖に陥れるだけだった。だから、TWDにおいて必要以上に残酷な描写といえば、ゾンビvs人間ではなく、人間vs人間だった。この映画もそうだけど、結局自分たちが恐れているのは、理性をもたない動物ではなく、知性を持つ人間だってこと。

哭悲における「ゾンビ役」は、生きているので理性はあるし、罪悪感ももちろん持っている。ただ、人間の隠された欲望を、隠すことができなくなった、半野獣のような状態。だからこそ観客側は、過激なエログロ描写に嫌悪感を感じつつも、自身にその欲望がまったくないかと問われると、はいとは言い切れない人が多いのではないか。

何巻だったか、進撃の巨人の、人は残酷なのが見たいんだよってセリフを思い出し、改めて、自分に言われているような気がした。やりすぎだ、倫理観のかけらもないと糾弾しても、それを観にきたのは自分だろと、後ろ指を刺されるような感覚。目を瞑りたくなるような展開なのに、目が離せない矛盾。自身の残虐的な思考回路に、我ながら少し陰鬱としてしまったが、敢えて言葉を選ばずに言うなら、良い映画を見たなと思う。

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rain

2.5 きったねー

2025年6月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

グロさ半端ない。汚すぎる。ラストの着地だけは面白いと思う

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ゆうき

4.0 これは中々新鮮

2025年3月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

採点3.8
台湾発パニックムービー。
またゴアも中々のレベルで見せてくれます。
冒頭、フライドポテトを油ごと浴びせる描写は中々のインパクト。
ゾンビではなくあくまで感染者。
人を襲う点では同じですが、食べるのではなく、ただ襲いまくる殺人衝動という病。
だから武器も使うしなんでもする。これは中々新鮮でした。
兎に角テンポがよく、そのラストも潔い。
これは面白かったです。

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白波

3.5 感染者の狂気、全力疾走の追いかけ、倫理観、振り切った設定、描写ばか...

2025年1月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

感染者の狂気、全力疾走の追いかけ、倫理観、振り切った設定、描写ばかりで楽しかった
スマホの壁紙で吹いてしまう

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