X エックスのレビュー・感想・評価
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失われてゆく若さとアメリカン・ドリーム…私らしくない人生は受け入れない"聖なる介入"
羨望と嫉妬の眼差し --- 選曲も歌詞込みでいい!Act Naturally、フリートウッド・マックのLandslide(名曲!)に、ブルー・オイスター・カルトの(Don't Fear) The Reaper(名曲!)、そして絶対的にノれるBad Case of Loving Youである。
エクストリームなXファクター(特別な才能/未知の要因) ---『悪魔のいけにえ』はじめ70年代ホラー、グラインドハウスの再来復活。そして、それらに象徴されるアメリカの田舎とヤバい家族/夫婦!ファイナルガールとなる主人公マキシーンのヤク中描写はヒッピー的時代背景/世相も踏まえてのことだろうか?それとも、そう言うには劇中の時代設定は少し遅いだろうか…ともあれそうした面が本作では最後まで解決していなかったのも印象的だったかも。テレビに映る教祖様に親との問題も次回作以降に残して。
今をときめくA24初の3部作となることが既に発表されている --- とは言ってもやっぱり監督/脚本/製作を務めるタイ・ウェストの功績である --- 本作は、エンジンこそかかるのに時間がかかるけど、それでもやっぱり魅力的な作品だ。印象的なシーンも多く、この血祭りを堪能した。『Pearl パール』早く見たい!楽しみ。
勝手に関連作『フィアーストリート』
「あんたの今が不幸なのはあんたのせいよ!」って結構刺さるかも。
予告ティーザーからイメージできる展開通りで、意外性というと殺人の動機ぐらいだった。
作品のこだわりの一つである「70年代」の雰囲気はタイトルフォント、音楽、衣装と凝った演出でうまく表現。
ジャクソンというベタな名前の黒人役の男優が「燃えよドラゴン」に出てくるような典型的なアフロ(すこし小さめだけど)で細マッチョだったのはツボだった。(逆光でブラブラw)
逆にこだわりではない?特殊メイクは少し残念で老夫婦はドッキリのだまし役のようなチープさで暗闇を上手く使いごまかしているかのよう。
主人公のミア・ゴスは顔じゅうそばかすだらけの特殊メイクを施し、ドラッグを常用させ、敢えて美しいだけでなく醜い部分も撮ることでもう一つのこだわりである「不快感」を煽ると言うのは狙いなのだろうが、「老い」や「老人の性」についても同じく醜悪に撮っていることを手放しで面白いと感じられなかった自分は年を取り過ぎたのかな・・・。
どうした自分⁉️
人生に無駄な経験なんてないんだ。
表現自体はさまざまですが、青春ドラマやヒューマンドラマなどで、よくこんなことを聞きます。
だから、この映画だってきっと何か、自分にとって糧になるものがあるに違いない。
オマケ映像は望外に楽しかったですしね。
とレビュー書こうとしたら、なんとまあ、多くの方からの高評価にビックリ❗️
どうした自分?
何かあったのか?
きっとその時々の心持ちにより大きく反響が分かれる映画。ということはそれだけインパクトのある映画であることは確かだと思います。
ヨボヨボなのに
103本目。
繋ぎ方が面白かったし、サービスありではあるけれど、中々事が起こらない。
集中力切れて軽く寝落ちしたけど、もう後から起こる事が自分の中では予定調和でシラケ気味。
まあアレだけは意外だったけど、あんなヨボヨボで?とは思うけど、思っちゃいけないんだろう。
懐かしさと現代感が出ている良質ホラー
1970年代以降のホラー映画に、現代風のテイストが出ている作品でした。
目的地の前にガソリンスタンドに寄ったり、
自分だけ逃げようとする人が現れたり、
人の話を聞かず行ってしまう人がいたり、
昔ながらのありがちな展開を起こしつつ、
カメラワークや音楽のセンス、
小さく張りまくっていた伏線を後半で回収しまくる物語構成、だけど内容は難しくなく、見やすい。
エログロホラーでありながら、とても上品な出来になっております。
かなりエロ要素高め、
グロ要素思ったより控えめです。
意外と笑えるシーンも。
ホラー映画好きにはたまらないと思います。
続編も期待します!
(エンドロール後に、続編の映像が流れます!)
なかなかいい!
さすがA24ただのホラーではありません。お洒落でいい感じの音楽に、70年代オマージュのカメラワークに編集で最近にはない作品に昇華されてます。
ホラー映画にはコメディ要素が重要、てかコメディ映画でもいいんじゃないかこれw
エロくてグロくてドキドキした
1979年のテキサスで、そばかす女優のマキシーンと恋人兼プロデューサーのウェイン、ブロンド女優のボビー・リンとベトナム帰還兵で黒人俳優のジャクソン、自主映画監督のRJとその恋人で録音担当のロレインの6人の男女は、新作映画「農場の娘たち」を撮影するために借りた農場を訪れた。6人を迎え入れた老人ハワードは、宿泊場所となる納屋へ彼らを案内した。ハワードは心臓が悪く、老婆となった妻を抱けないため、老婆は狂って次々と・・・てな怖〜い話。
カメラの切り替えやアングルが独特で面白かった。
最初のシーンも4x3くらいの画面で始まり、徐々に横長になるとパトカーが映るという演出も良かったし、これがどう伏線回収されるのか興味持てた。
なんと言っても老婆パール役の女優???の怪演が光ってた。まさか老人と老婆のセックスにボカシが入るとは、と驚いたシーンも有った。
エンドロール中の曲がなぜか明るくて面白かった。
マキシーン役のミア・ゴスとボビー役のブリタニー・スノウのセックスシーントップレスで頑張ってた。
エロくて、グロくて、いつ襲われるかとドキドキした面白い作品でした。
真夏のホラー
正統派アメリカン・ホラー
の様相を見せつつ、いろいろと「あっちとこっち」(生と性vs死と老い とかね)を
表しながらも、鏡の様な写しも醸し出してくれる面白さ
意外と深い…
牛乳バックのミッシングインフォってあんな昔からあったんだー
これって3部作なんだってね
パールおばあちゃんの若い頃の前哨譚が楽しみ
A24 やはり恐るべし面白さ!
乙女として、殺人鬼として生涯現役
もうこの監督エグい。エロで気持ちを弛緩させた後は、とことんまで観客を追い込んでくる。しかも、これから起きる事を想像させて、ジワジワくるから肩の力を抜くことができない。変な汗もいっぱい出たところでエンディング。メンタルの鎧は、粉々になっておりました。
最初の方で、ワニが迫ってくるシーンがあるんだけど、このシーンで「X」ワールドに引きずり込まれる。
水面から顔を覗かせるワニ。ホラーでワニが登場すれば、もう答えは一つしかない。
来るよ来るよ、ジワジワ来る。狙われている本人は気がついていないけど、見ているこっちの心臓はバクバクする。
あー、来ちゃう来ちゃう。ドローンを使った上空からのショットが、物理的に絶対絶命な距離である事を教えてくれる。もう見ていられない。どうなっちゃうのこれ。
最高齢殺人鬼と謳っているジジイとババア。ヨタヨタとしか歩けないのに、殺しのバリエーションはやたらと多い。心臓が弱いっていうのは、フェイクじゃねーの。一体、いつから殺人を重ねているんだろうね。
『哭悲』がグロ界で名乗りを上げたと思ったら、『X』は老人界の殺人王として君臨する。今週は、ヘビー級の作品を堪能できて幸せ。
生涯現役には、こだわらないでおこう。そう思わせる逸品でございました。
『悪魔のいけにえ』
『ミッドサマー』のスタジオ、A24のホラー。
エロくてグロいです(笑)
付き合いたてのカップルで観るのは、かなり気まずいと思います(笑)
色んなホラー映画のオマージュが入ってるので、探すと面白いと思います。
僕が気付いたのは、
『悪魔のいけにえ』
『悪魔の沼』
『サイコ』
『シャイニング』
かな?
エログロだけじゃなく、考えさせられるモノも、ありますね…
まあまあ、かな。
とりあえず、もう1度観ます。
ラムネの語源はレモネード
1979年、ヒューストンのストリッパー達のトリプルバカップルが、自主製作で映画の撮影にやって来た農場で老夫婦に襲われる話。
事件現場と思しき農場に保安官がやって来て程なく24時間前…と始まり農場へと向かい、怪しげな老夫婦と絡んで行くけれど、何でしょうこれ?なかなかことが始まらず、まさかの池のヤツにそういう話?
そしてさらにいったい何を観に来たんだと思わせるポルノとドラマが展開しダレて来る。
まぁ、ある意味ユニークなドラマだし、それがストーリーに絡んでくる訳だけど。
やっとこ始まってもテンポはイマイチだし、やってることに残忍さはあるけれども、思ったよりも大人しいしで、退屈はしないけれどあまり盛り上がらなかった。
そしてエンドロール後、まさかの続編?しかも前日譚ですか…日本で公開されるのかな?とか思っていたら、3部作の予定なんですね。
ホラー苦手だけど、
後半まで、何もなくポルノ映画の撮影が続きました。
おばあさんは、最初から不気味でしたが、なるほどです。
マキシーンとロレインどちらが生き残るか息をのみました。
警察の捜査は、大変ですね!
怖かった
あれ?この映画ってホラー系じゃなかったっけ?って感じの前半(ポルノ映画)、すると徐々にだんだん来そうな気配が。。
きたー!怖っ!
前半、若干ランチ後の眠気と戦いましたが、後半は完全に目覚めてしまった。
中々良かった!怖いけど楽しめた。
鑑賞正解だった。
元気に老いるのが何よりです‼️❓迷惑をかけなければ‼️❓
アメリカにしては銃での殺し合いでないのは珍しいです。
ホラーにしては、仕込みが足りない、省エネ殺人です、アメリカならいるかも、意外性は無い。
ポルノも殺害の動機も、人物造形も中途半端です。
ある意味、コメディ的な物語何で、退屈はしません。
多くを語れるものではありませんが、暇ならどうぞ、ホラーが苦手な人でも大丈夫です。
エックス
ミッドサマーのA24制作ホラー映画。
3部作の第1部。
若者たちが殺人鬼老夫婦に襲われちゃう話。
ある意味ツッコミどころが多くて笑っちゃう所もあったけど、女性としての気持ちに共感出来る部分もあり、これぞ最強の愛だなと思えた映画だった。
性的場面多めなので注意。
胸糞わるいのにお洒落な怪作
A24らしいチャレンジングな映画。
普段ホラーをあまり観ないが、そのジャンルには一口では括れない斬新な企画と脚本だろう。その分純粋なホラーを求めている人にはやや拍子抜けしてしまう内容かもしれない。
さすがはA24、カメラワークやカット割に細部までこだわりを感じられスタイリッシュな映像に仕上がっているが、その中に「性」や「老い」という社会問題にも繋がるテーマをしっかりと忍ばせている。(ただしかなり生々しいのでエログロが苦手な人は要注意)
70年代の映像の質感や音楽もクールで、特にオープニングの小屋の中から出ていくことでスタンダードサイズからワイドに広がるように見せるカットは秀逸。
試写会の上映前に会場BGMでヘビロテしていて耳から離れなくなったが…予告編でも流れているテーマソング、というかスリルを煽る効果音のような曲もクセになる。
全く気づかなかったが老婆を誰が演じているかも注目どころ。
70年代のホラー(+ちょいコメディ)を現代に再現!
「死霊のはらわた」「悪魔のいけにえ」が近年、といっても2000年以降だが、リメイクされ、ぼちぼちヒットしてるようなので、本作もリメイクかと思ったがオリジナルみたいだ。
でもやってることは70年代のノリ。
当時を知る者にとっては「昔は良かった」と懐かしさを、
「13日の金曜日」や「エルム街の悪夢」すら見たことない若者にとっては新鮮な驚きのある作品だと思う。
何しろ、最近の映画には無い「セックス」と「グロテスク」が両方詰まっている。
(更に見たことない、見たくもないセックスシーンまであり、かなり笑える)
まあ、「初めてのデート」で見る映画ではないが、エンタメとして楽しめるのは確か。
えっちだけど、斬新な展開。先の読めないホラー映画。
久しぶりに面白いホラー映画を見た。今から45年前の時代設定にも関わらず、ホラー映画としては斬新な展開。はらはらするようなシーンもちりばめられていて、見ているものをあきさせない。ラストも無理のない展開で終わっている。証拠物件への保安官の最後の言葉「どうせくそホラー映画だ」がサイコーにおかしかった。
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