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※ 映画のレビューの都合上、台湾は便宜上の独立国と扱うものとします(中国を含まない)。
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今年187本目(合計463本目/今月(2022年6月度)34本目)。
どなたもレビューがないこの映画、放映されているところがそもそもすくないみたいですね…。まぁそれは仕方なしといったところでしょうか。
実話に一部基づく(ここの紹介より)とのことですが、「本映画は一部が実話です」といった表記は一切なし。「ある程度参考にしている」程度なのでしょうね。
台湾でバスケットボール…??というところですが、台湾で有名なスポーツといえば、実は野球のほか、2番目はバスケットボールです(中国との軋轢があるので、なかなか大会に出ることはできないが、「チャイニーズ・タイペイ」名義で国際的にも大きな結果を収めています)。
高校進学に伴って、一人は普通の学校(公立?私学?)、もう一人は、後発性の片耳「だけ」にハンディ(補聴器使用)を持っていることから同じ学校に通えず(拒否された)、バスケットボールに関して余り恵まれない学校に進学して、それでもバスケットボールに集中する人生は続きます。しかし、日本でも高校で言えばいわゆる「夏の高校野球の地方予選」等があるように、学校が違えば同じ家族の兄弟でも対決してしまうことがあります。そしてこの映画はこれを描く映画です。
映画である以上…というより、スポーツである以上、勝ち負けははっきりさせてしまう必要があるので、この兄弟がそれぞれ通う学校でどちらが勝つのか(映画内では、高校バスケ大会(日本相当の表現)の決勝までが描かれます)という点ははっきりさせます。ここは難しいですが、これをぼかすと意味不明になっちゃいますし…。
ただ、仮に残念な結果になっても、日本でも高校野球で「よい結果」をおさめた選手はプロ野球や大学野球、オリンピック選手へのオファーなどがあるように、その結果「だけ」ではありません。この映画はそこまで、換言すれば、「高校の部活動」の後の、さらに未来も描かれているので、そこはよかったです(どちらかの勝ち負けだけだと、どうしても後味が悪くなるので…)。
レビューが一切ないですが、個人的にはとても良かった映画です。一方でバスケットボールのこと自体やルールに関してはかなり前提知識にされているので(理解不可能にはならないように配慮はされています)、前日に「簡単なルールの動画」でも見ているだけでも理解度は違うかな、という印象です。
採点にあたっては下記が気になったものの、フルスコアにしています。
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(減点0.1) この映画は台湾映画です。したがって日本と同じく漢字文化であり、かなりの部分で類推がきく部分があります。そのために「消火栓」「手術室」(実際に出ます)に関しては字幕の説明なし。その割に「八強決定戦」の部分は「準々決勝戦」という翻訳が出たり妙に変な部分があります(日本の一般的な漢字教育を受けていれば「八強決定戦」の意味が類推できない人も稀だと思いますが…)。
また、台湾は制度として日本に似た制度があるので、エンディングロールで「行政協力」というような語もでますが、「行政」の説明もなし(もっとも、日本でも行政法でいう「行政」の厳密な定義はしないのが普通)。まぁ、これも「行政法規をどうこうする映画ではない」のは明らかだし、どうであろうがあまり関係がない状況です。
※ 「行政」の厳密な定義は日本でも実はあまり論じられず、「国の権力から、司法と国会を除いた残りのもの」という「引き算方式」が圧倒的な考え方です(控除方式という)。
※ ほか「甲級水準」や「合成師」(要は、動画の合成をする人のこと?)なども一切日本語の字幕なしという状況なのですが、「まぁ常識的に理解はつくかな」というレベルでしょう。
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