ブレット・トレインのレビュー・感想・評価
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日本原作の正しい使い方
2022年劇場鑑賞64本目 秀作 65点
日本原作日本で撮影キャスト有名外国人の話題作
結論、前情報無しに普段映画見ない若者向けな作品という印象でした
吹き替えのユーモアやキャラクター性はそれこそふらっと訪れた観客向けで、当方の様な人間ドラマ性だったり衝撃性は強く無く、はいはい映画的だねぇと終始肘をついて鑑賞していました。
年々こういったジャンルは遠ざけていますが、今作を境により足が遠のくと思いました。
他の乗客をもっと活かせれば、もっと面白くなったかも
あるブリーフ・ケースを奪うために新幹線に集まった殺し屋達の攻防を描く物語。
伊坂幸太郎原作のサスペンス作品を、ブラッド・ピット主演でハリウッド映画化。ホワイトウォッシュの批判もあったようですが、巨額を投じるにはブラッド・ピット等の担ぎ上げは必要不可欠で、仕方ないと思いますけどね。
さて、映画は「日本が舞台」ではなく、「架空の国・日本が舞台」になっている映画。現実の東京を映すよりはアジアテイストの世界観を重要視しているように感じます。冒頭に映される東京駅も、レンガ造りの現実とはまったく別物。最初は気になりましたが、「架空」と考えれば、その方が良かったかもしれません。
映画全体では、コメディアクション。不条理アクション。現実を忘れて観なければいけないジャンルの映画ですね。
お金がかかっていますし、ブラッド・ピットや真田広之を始めとした役者陣も素晴らしいアクションを魅せてくれています。
要所の笑いも私好みで、映画館で観れば大笑い出来るレベルのものだったと思います。
ただ、映画としては、冗長に感じます。「新幹線」がコンセプトである以上仕方ないのかもしれませんが、車内のシーンが延々続いている為、どうしても単調に感じてしまいます。
また、他の乗客との係りも面白みを感じません。もっと「他の乗客にバレない」を意識した攻防にアイデアを費やせば、緊迫感やメリハリも生まれたかもしれません。
私的評価は普通にしました。
タラちゃん風活劇
伊坂幸太郎
新幹線でブリーフケースを盗むだけのはずが、次々に殺し屋に襲われる。...
必然と偶然が絶え間なく繰り返される密室系爽快アクション
ブラピはこんな役似合うよな
努力は認めるがB級映画
伊坂幸太郎さんの原作「マリアビートル」を予習して見ないとストーリーの骨格が理解できないままで終わるような気がします。原作のエッセンスを抜き出していますが、かなり大改造していますので、原作とはかなり違った内容です。それでも死んでしまったボスの息子を生きてるように見せかけるところとか、機関車トーマスのくだりとか、原作の内容をうまく使おうと努力しています。その部分の努力は認めましょう。でもまあ、良いところはそれくらい。新幹線脱線とか派手にやりすぎで思ったよりもお金はかかってそう。私はWOWWOWで見ましたが、映画館で見れたら迫力が上がって評価をもう少し上げることができたかもしれません。ただ、映画館で見れなかったことに後悔はないですがね。
とにかく面白かったです
謎のコメディ映画
伊坂幸太郎の『マリアビートル』の映画化作品。
っていうか、『マリアビートル』と違うくねw?アメリカ人の視点でこの作品を映画にすると、こういう作品になるんだという驚きです。何故か、原作と同じく舞台は日本なので、描かれているのは“日本”なのだと思いますが、一昔前のハリウッド映画スタイルの日本というか、パラレルワールドの日本というか、精巧に見えつつも、どこかが違います。
これさぁ、良く、ここまで描きましたね。うっかりすると、B級もB級、めちゃくちゃ駄作になりかねないつくりなのですが、何がどううまく働いたのか、そこまで酷くはなっていません。むしろ、日本人ではない人の目から見ると、「おおぅっ!めっちゃ日本!」と思うのかもしれません。
とはいえ、原作はサスペンスなのだと思いますが、映画化に際してはコメディにしか見えませんでした。失礼。
面白いけど…
魅力ある配役
ブレット・トレイン
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