スイート・マイホームのレビュー・感想・評価
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もう少し細部にこだわって欲しかった
俳優の齋藤工がメガホンを取った映画ということで興味津々で観に行きました。ホラー要素満載ですが、サイコスリラーに分類するのが個人的には一番しっくりくる感じの作品でした。
俳優が監督を務めたことと関連があるのかは分かりませんが、役者陣、特に主役の清沢賢二を演じた窪田正孝と妻役の蓮佛美沙子、一級建築士の本田役の奈緒らの演技は、中々良かったと思います。ストーリー的にも、概ね良くできており、こんな怖い家があったら嫌だなあと、素直に感じたところです。
一方で、ディテールには疑問も。物語のポイントとなった清沢一家の新築マイホームの地下室には、集中冷暖房の機器が設置されてました。「建築基準法上は納戸だ」という説明があり、天井高も大人の背よりかなり低い地下室でしたが、一応採光窓らしきものはあったものの、地下なのに電灯が付いていないのは明らかに不自然。特に清沢賢二は閉所恐怖症らしく、モデルルームの地下室でも失神したくらいなので、注文住宅なのにも関わらず電灯を設置しないことや、閉所恐怖症対策として天井高を普通の居室並みにしなかったこととか、いろいろと気になることがありました。
また、殺人事件が発生し、刑事が被害者と関係があった清沢賢二のところに聞き取りのため捜査に来ますが、常に刑事が1人しかいないというのも不自然。普通2人で行動するでしょ。
まあ細かいところなんですが、こうした不自然さがあったせいで、ちょっと冷めてしまいました。ホラーの部分は思いっきり人外の存在を描いて欲しいと思いますし、本作ではその点良かったと思いましたが、「神は細部に宿る」と言われるように、人の世界の部分に関しては、もう少し現実に即して、丁寧に創って欲しかったと感じたところです。そうすることで、人外の恐怖にもリアリティが生まれ、映画の質もより高くなるのではないかなと思いました。
奈緒
ラストが1番怖かった!
神
本作で唯一と言って良いなかった要素は火のみ
水、電気、空気。と家選びで重要な要素となる周りを
暗喩としながら描いていたのはスイートマイホームなようで、実は神だ。と言うことが、冒頭、及びクライマックスで明らかになり、よく練られた伏線に心の拍手を送った次第で有る◎
信じ拝み祀る上では、優しく素晴らしい神も、狂い祟り神となって災いとなれば、力尽くでもはらいたくなるものだ。と言うことを迫真の演技で見せてくれたと思う◎
で、敢えて好評を残しつつ落第点を残すなら、公開劇場のサイズミスは痛恨のミスだった。と残しておきたい。
同時期にモンスタークラスの映画がひしめき合うだけに小劇場、ミニシアター。場合によっては配信系でも良かったのでは?と言う感想は正直否めない。
とは言え、サイキックホラー的な作品の中で、映像ギミックに囚われず、素晴らしい怖さを提示している本作は評価で有る_:(´ཀ`」 ∠):
ホラーサスペンス by齊藤工
サスペンス映画なのに居眠りしそう
先が読めない展開
しっかりホラーサスペンスだった
個人的に嫌いな映画
有りそうで、無さそうなホラーサスペンス
設定とか物語は面白かったような─
後味最悪のホラーサスペンス
家の全てを管理
いやぁ〜、ゾクゾクした。
ストーリー自体はかなり雑でツッコミどころ満載だけど、雰囲気は満点。窪田正孝、窪塚洋介の演技力も光り、齋藤工監督の底力を見せつけられたような気がした。日本映画でこの手のタイプで面白いと思えることなかなか無いけど、これはわりとオススメしやすい良作だったと思います。#マンホールよりは断然質高いね笑
ダンスを器用にこなすことで有名な窪田正孝。
新たな新境地であり、今年もまたアカデミー賞にノミネートされるんじゃないでしょうか。呼吸困難となる際の身体の動かし方が、尋常じゃなくリアル。驚き方にもパターンがあり、思いっきり感情移入してしまう。窪田正孝は、挙動不審が上手すぎる。変人役をやらせたら、この人に勝るものはいない。2人の名演によって作品がギュッと引き締まり、見応えもかなり高まっています。
安心と不安の感じさせ方が非常に秀逸。
齋藤工の映画は実を言うと初めてだったのだけど、根っからの映画好きというのもあって、演出のこだわりが素晴らしい。観客も主人公と共に、どんどん闇堕ちしてしまう。気づいたらしかめっ面だし、どっと重くなっている。何かが起こる。起きてしまう。独特な空気感に苛まれ、あっという間に引き込まれ、あっという間にエンドロール。齋藤工、意外とやるじゃん。
回収しきれていない部分や描きの雑さは否めない。正直、原作がどのような小説なのかは分からないが、ツッコミだしたらキリがない。映画にするにあたってカットした方がいい所はいくつかあったし、肝心なところが説明されていなかったりしたから、リアリティを追求したらもっと良くなっただろうなぁとは思った。ラストが見え隠れして、若干読めてしまったのも勿体ない。
ただ、ストーリー展開は上手かったし、駆け足になるようなこともなかったので、ミステリーだと意気込まずに頭を空っぽにして見れば、そこまで気にならずに楽しめるかと。日本映画を支える30~40代俳優たちの演技合戦を見るだけでも、大いに価値のある、珍しいタイプの作品でした。暑い夏にぜひ。
シネマサンシャイン衣山
期待していたのですが、恐怖シーンまで時間かかり過ぎ。
で、結局よくあるパターン。
「あまり氏」もなぜあれほど気持ち悪かったのか。
妄想癖があるらしいのに設計まで担当させている会社にも疑問。
あの後の会社の保証を気にしてしまった。
原作通りなのかな?
見えない作品の魅力に引き込まれました。
理想のマイホームを求めていたら、、
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