野球部に花束をのレビュー・感想・評価
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実写だと生臭い
いわゆる「あるある」ものなので、高校野球の存在が好きor経験者には面白いのかもしれません。
高校という青春時代の時間を、それぞれ好きなように使えばいいので、それを選択した方々を否定するものではありませんが……
最近、夏の高校野球で、予選・本選ともに熱中症で運ばれる選手の姿が報道されたのを見て、関わってる人間は全員頭がどうかしてるとしか思えなかったし。
そんな「真夏に試合」の異常さに加えて、体育会系の理不尽な上下関係がある旧態依然な運動部そのものや、感動ポルノのうわ前をはねる高野連の在り方に憎悪さえ抱く私には、共感ポイントは何もなく。
具体的技術の指導もせず、練習量と精神論と恐怖(ハラスメント)で部を運営する監督や上級生たちの姿を滑稽に描けば描くほど、「バカじゃね?」と心が冷えていくだけでありました。
それらを肯定ではなく、そりゃダメだよねと否定的に描いているから、おちょくる感じで面白さを出そうとしてると理解できなくはないものの。
漫画なら、そういった表現もデフォルメされるんでしょうが、実写ドラマ調だと生臭さが出ちゃうのが難なんですよね。
特に、部室で男子とはいえ全裸で尻を見せちゃう撮り方をしてたところで、いっぺんに冷めました。
映像化するなら、5分帯くらいで12話程度の、アニメ化の方がよかったのでは?
苦手です😥
熱くなろうよ
文句無しに楽しめる。
少年野球の子たちがグループで観に来ていて、大笑いしていました。終わってからもかめいー!とトイレ出てきてから絶叫してるくらい彼らのツボにハマっていました。
おじいちゃんから子どもまで色んな年齢層の観客で男性が多かったけど、アニメ映画でもないのに終わると同時に珍しく拍手があちこちで起こりました。
野球をした事の無い私でもうるうる来るシーンもあったので、野球に関わりのある人はもっともっと野球部あるあるに共感できることでしょう。
大人になってももっと熱く生きてもいいんじゃないかな。頑張る気持ちを思い出させてくれる良い作品でした。
そして、キャストも素晴らしい!
とんでもなく振り切った演技で高嶋政宏がコワモテ監督として楽しませてくれます。
また、小沢仁志の使い方がスゴい!
こんな使い方があったのかとうならさせるキャスティングでした。
主演の醍醐虎汰朗くんは、なんと私の大好きな天気の子の穂高の声優もやっている方で。
そんな意味で声も楽しめました。
彼らが3年生になるまでの続編を切に希望します!
時代錯誤だろうがなんだろうが、ムネアツ。
ムネアツ・コメディの期待通りの内容です。ありふれた普通高校の野球部。名門私立に、地区大会三回戦でコールド負けする普通の野球部。軍隊方式の縦社会です。無理やりの、いきなりの、バリカンの洗礼です。「はい」しか言わせません。拒否権無しの奴隷生活と言う地獄。
でも。なんか懐かしい。
と言うか、今の大人社会と、イヤ日本だけじゃなく、欧米企業だって、実は本質的には、何も変わらない訳だからw
野球部組織のトップの人格が、その組織の「格」たる本質を決定する。
先生権監督がですよ。言う事がイチイチまともなんです、コレが。
あざとさも過剰演出も無しのムネアツって、やっぱり良い。
時代錯誤だろうが、子供の人権無視だろうが、真っ向勝負のムネアツ物語りは、非エリートが負け犬にならない「ど根性」と言う名のポジティブマインド伝道ストーリー。大好きです。
良かった。
結構。
元野球部ではないけれど、笑いました。
引いてもダメなら足してみろ
いやぁ良いですね。「ひゃくはち」を思い出しちゃいました。昭和末期に高校生だった自分には、野球部の話と言うよりも「ノスタルジックな時代の何か」を見せて貰った気分でした。思い返してみれば、これの時代設定はいつなんだろうか??〇〇警察が飛びつきそうなネタが満載だから流石にリアタイではない気がするが…。でもプリクラ撮ってるか。あれ?そう言えばスマホは?ま、いいか細かい事は笑
顧問の先生(監督)が最高なんだけれども、アレコレ言われちゃうんだろなぁ。職員室の一連のやり取りとか好きなんですけどね。ああいう人に可愛がられるタイプだったってのもありますが、独特の「愛」は嫌いじゃないです。流石の高嶋政宏さんでしたね。あと小川のアニキと里崎先生(爆)
高校時代に部活はしていなかったけれども、平成初期の自衛隊に在席していたので、シチュエーション的には所々感じるところもありつつの泣き笑いでございました。世間はすべからく「理不尽」。それに麻痺したり(ガキみたいに)拗ねたりすることなく、対する事が出来る術を学ぶ事は大事だと思うんですよね。方法はまぁ、ね。色々とあるでしょうけども。野球名門校の「ひゃくはち」と一般市立の「野球部に〜」を見比べて見るのも面白いのではないでしょうか。
あ、ヒロインの女の子可愛かったな。お兄ちゃん恐いけども笑笑笑
予想外に面白かった!おススメです!
土すら持ち帰らせて貰えないもの
KDDIが制作?ということで、ユナイテッド・シネマのauシネマ割の広告でやたらと宣伝していた本作。そこまで、言うなら...と思って鑑賞です。
なぜだろう。野球部の日常を描いているだけの映画なのに、すごく面白い。ちょっとしつこくて、尺自体は短いんだけど長く感じる部分もあるのだけど、かなり笑えるし、かなり楽しい。主演の醍醐虎汰朗が本当にいい味出していて、おかげでいい映画になっている。
他の球児も良いのだけど、やはり高嶋政宏を語らざるを得ない。あまりにも面白い。あまりにも似合っている。この映画の見どころは、高嶋政宏と言っても過言ではないくらい政宏色に染まっている。こんな監督いるよなぁ、関わりたくねぇよなぁ、でも意外とちょっと優しいんだよなぁ。これ台本用意されてたのかなと思っちゃうシーンもあって、改めて大好きになりました。
予告だと、想定外の大事件が起きるみたいな雰囲気出しているけど、終始あるあるの詰め込みです。が故に、映画館でわざわざ見なくてもいい作品なのだけど、飯塚健パワーで非常に見応えのあるものになっている。野球あるあるじゃなくて、野球部あるあるなのがいい。ちょっとした恋愛要素も組み込んでくるし、見ていて疲れない。
いいセリフ、笑えるセリフ、ちょっぴり感動セリフがたくさんあるのもこの映画のいいところ。急に音楽が止まって突っ込んだり、ぐらんぶる並みにあそこの隠し方が上手かったりして、コメディのセンスもかなり光っている。ラストは、「え、終わり?」って感じだったけど、見たあとがこんなに爽快なのは久々。気持ちのいい映画でした。
まぁ、絶対見て!というほどオススメしたくなる映画じゃないけれど、良かったら是非見て!というほどにはオススメしたくなる映画です。土が無いなら、花束くらいあってもね!
ちょっと笑えて泣ける邦画。 本年度ベスト。
「野球部」しか味わえない青春
小沢仁志笑
野球あるあるおもしろい映画でした。
贔屓目
全国の99%の高校野球部は日の目を見ることがない
高校野球が始まるタイムリーな頃に鑑賞。
何度もクスッと、ガハハと笑えるコメディ青春映画。野球部出身の人たちにこそ是非観てもらいたい作品。
私もゴリゴリの運動部出身だったため、運動部あるあるの嵐。奴隷のような一年生から、中間管理職の二年生になり、先輩にされてきたことと同じことをするところとかね…。3年が引退した後の晴れやかな気持ちとかw
とはいえ、今の時代に合わない体罰スレスレの描写もチラホラ…
歓迎会、引退ノックとか、鬼だよね。私には耐えられんし、理解できない。なぜこんな理不尽に耐えられるのか…。
そもそも野球も軍隊育成のためにできたものだとか聞いた。時代の流れからみても、そろそろこういった理不尽な儀式はなくしていかないと。
主人公の後醍醐虎汰朗がカッコよくて可愛い。坊主にしても美しさ際立つ。鬼監督演じたのが高嶋政宏、エンドロールまで全く気付かなかった。いやぁ、さすがの演技力、お見事です。
本作のポイントである“野球部あるある”にいちいち笑ってしまうし共感する。ちょいちょい出てくる小沢仁志にも爆笑。なんといっても亀井君のキャラが最高、何、あの豹変ぶり(笑)
てなわけで、とにかく何も考えずに笑って楽しみたいって時にぴったりな作品です。
感動するシーンはあまりないかな…。
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