かがみの孤城のレビュー・感想・評価
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姉、おおかみ様になる。
大勢の高校生に混じって鑑賞。
始まるまでとても騒がしくて、どうなる事かと危惧しましたが、上映中~終わった後もシーンとしていた。
中学生が主人公の話。
原作も知らないもので、何の話なのかわからないまま評判か良さそうなので見たが、なまじっか知らなくてよかった。
主人公のこころの声を担当したのは、妻に先立たれた夫(堤真一)が本屋で小学校低学年の女の子の体に憑依した死んだ妻と再会して、成人したら、また結婚しょうと約束するファンタジードラマ「妻、小学生になる」の夭逝した中学生作家役の子だと後から知った。蒔田彩珠が成人した娘役で、年下の小学生がどや顔で母親のような口をきく演技が可笑しくて仕方なかった。
このアニメ映画には原作がある。
おおかみさまの正体がわかった時に似たような切ないファンタジー作品だったと思った。
リオンは北村拓海より永瀬廉を頭に浮かべていた。
7人が学校で会う約束をしたのに会えなくて、そういう生徒はいませんと言われた時に、もしかしてとは思ったけど。
気の合う友達は絶対いるから、希望を捨てないでって思いました。
狼と7匹の子羊の話はうっすらと覚えていたような、いないような。
孤城の島に打ち寄せる波がとてもリアルに良くできていたのでビックリしました。普段あまりアニメ見ないもので。
磯釣りしたくなりました。
違うか!
いじめ問題をファンタジックに描いた良作
いじめ問題を題材に、少年少女の葛藤と成長をファンタジックに描いた良作である。
学校に限らず、どこにでもいじめは存在するものだが、問題はそうなった場合、どうやって周囲の人間が救いの手を差し伸べてやることができるか…というのが一番重要ではないかと思う。いじめられた本人の気持ちに寄り添いながら、君は一人じゃない、自分は味方だよと伝えることが如何に大切なことか。それを本作は説いているような気がした。
この手の作品は、得てしていじめていた方の改心を描いて、いじめの不毛さを説くような傾向にあるが、本作はそうした安易な解決も描いていない。こころをいじめていた生徒や、いじめを放任していた担任教師が反省するシーンは出てこない。確かに彼らは一時は反省するかもしれないが、また他の誰かをいじめるだろうし、いじめを見て見ぬふりをするだろう。つまり、この世からいじめは決して無くならないというシビアな現実を真摯に提示しているのだ。厳しいかもしれないが、それをきちんと正直に描いている所に自分は好感を持った。
監督は原恵一。くしくも氏が監督した「カラフル」と同じく、中学生のいじめがテーマになっている。
ただ、物語は多様な問題が含まれていた「カラフル」よりもストレートでよくまとまっている。また、「カラフル」にも天使のキャラクターや輪廻転生といったファンタジックな要素はあったが、ビジュアルを含めた造形面のシリアスさが作品の敷居を少し高く見せていたのに対し、今回は幾分ライトに設定されており広く受け入れやすくなっているような気がする。
また、本作はミステリーとしても中々上手く作られていると思った。
鏡の中のお城の設定、オオカミさまの正体、こころ以外の6人の少年少女たちの秘密。それらが、さりげないミスリードと、したたかな伏線と回収によって見事に解き明かされていく。そこに胸がすくようなカタルシスを覚えた。
欲を言えば、作画がもう少しクオリティが高ければ…と思わなくもない。アニメーションを制作したA-1 Picturesは「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。」や「心が叫びたがってるんだ。」、「ソードアート・オンライン」シリーズなどを手掛けているスタジオである。昨今のアニメ界ではトップクラスのクオリティを誇る会社であるが、今回は今一つ淡泊で低カロリーな作りに見えてしまった。特に、見せ場となるクライマックスのアクションシーンや鏡の中に入るシーンはもう少し力を入れて表現して欲しかったような気がする。
また、観終わっても腑に落ちなかった点がある。オオカミさまは、何のためにこころたちを鏡の世界に引き入れたのだろうか?本作には原作(未読)があるが、そちらを読めば分かるのだろうか。
お腹が痛いのだと自分に言い聞かせる
棒読みアニメ映画。
扱われるセリフの7割は棒と言っても過言ではない。
そしてレビューが過大評価(工作?)されているようにも思われるのだが、テンポの悪さをはじめ、センスの悪さが目立つ作品である。
ストーリーや設定などは中々良いので、監督を変えて作り直してほしいものである。
良い点
・色彩や背景絵
・お腹が痛いのだと自分に言い聞かせる
悪い点
・開幕のカウンセラーから鬼の棒読み。以後の捨て石効果を狙っているのだろうか。
・AIとAIが会話しているかのような極度の間の悪さと棒読み。時折なまる。
・くだらない声優ネタを入れる
・シーンが無駄に冗長。テンポが悪い。10~20分は削れる模様
・BGMのタイミングの半分はセンスがない
・モヤシなキャラクターデザイン
・キャラクターにCGを使っており、カクカクした奇妙な動きを見せる。CGの技術進歩は何故遅いのだろうか。
・鏡に吸い込まれる時点から危機感が薄弱。危険度MAXのルールにも何故か誰も物怖じしない。
・時間内に何故か入れない。時間外に何故か入れる
・絵の意味。×の意味。ハシゴはないのか
・主人公は誰か
その他点
・いじめっ子を解消しない
・センスの悪さは「岬の〇ヨイガ」ほどではないが彷彿とさせる。芦〇が起用される作品にセンスに乏しいものが多い気がするのは偶然だろうか。
絵柄も声優さんの演技も話の 構成や設定も好みでした。 でも結局何を...
絵柄も声優さんの演技も話の 構成や設定も好みでした。
でも結局何を伝えたいのか分からなかった。いじめや不登校を題材にしているのにその原因となった部分の描写が雑すぎて、なんの問題提起にもなっていない。は
悪者がただの悪者でしかない作品は感情移入できません。その人が何を思って、なぜその行動に至ったのか、主人公だけでなく他の登場人物の心情の変化をもっと丁寧に描いて欲しかったなと思います。原作を読んでいないので、映画で描けなかった部分も沢山あるかも知れないですが。
実際に不登校気味になったことがある私は、どうしてもリアルに感じられませんでした。”今”、主人公と同じ歳の、同じ境遇にいる子供達がこれを見てどう感じるのか知りたいです。
泣けるし、良いのだが、なんだろう
映画館にて鑑賞しました。原作は未読です。
見ている間、何度か涙を流してしまいました。それぞれの子どもの不登校になってしまった理由を見て辛いな、と思ったことと、こころが不登校の理由をアキ達や母に話せたシーンが、やっと話せて良かったねと、思ったからだと思います。
謎解き的な部分はとても面白かったです。もうちょっと早くお互いのことを分かり合っていれば、謎解きの展開も早そうなものですが、実生活のことを考えれば、なんとなくそうなるんだろうな、とも妙に納得しました。子どもたちの言動は見ていて、悪い意味のアニメらしさ、という部分もなく、ある程度納得しながら見れました。(扱っているテーマがテーマなだけに、彼らの振る舞いが現実離れし過ぎる描写は、必然的にできなかったのだろうな、と思いました。)そういった意味で、子どものキャラの多くで声優を使っていないのも、いいなと思いました。
この作品の柱の一つでもある、リオンとオオカミ様の関係性と、それによる孤城の構築という部分については、ファンタジーとしてはそこまで違和感はなかったものの、なんとなく感情移入しきれませんでした。
面白いですし、泣けますし、テーマに対しての描き方も別にそんなに気になるポイントはないのですが、なんというか、心に残るもう1つフックになる印象的な何かが欲しいな、と思ってしまいました。
ストーリーとは全然関係ないですが、マサムネが「真実はいつも一つ」という部分はアニメでしか出来ないな、と思いました笑。
ものすごく感動した!
23-011
昨日鑑賞。これぞファンタジー、めちゃくちゃ面白かった。 狼仮面の少...
昨日鑑賞。これぞファンタジー、めちゃくちゃ面白かった。
狼仮面の少女により集められた不登校中学生。それぞれの不登校理由がなかなか…ここに現実がシンクロしてくる。
そして起こる不可思議な出来事。なぜ?ミステリーの要素も。明かされる謎。さらにもう一段驚かされること。ファンタジーなのだが、そう、これこそがファンタジーなのだ。
ラストの特典映像がこれまた良かった。「大丈夫、大人になって」号泣。
唯一の不満「◯◯はひとつ!」のおふざけはこの話には要らなかった。
個人的には「すずめの…」と同等、いやそれ以上か、と思った。レビューを見ていると中学生らに人気があるようだ。私の鑑賞レベルはそれくらいということだ。まあ、いい方向に捉えよう(笑笑)
スクリーン9 F-5 鑑賞人数10人ほど。最後列のいちゃつきたいだけカップルがうらやま、いやうっとうしかった。
自分の子どもを抱きしめたくなりました。
うちにもまだ小さい子どもが二人いるのですが、いつか思春期を迎えると難しい年頃になるのかと。
そうなった時に子ども達の悩みに耳を傾けて、一緒に悩み、一緒に解決していけるのかと。それが出来る大人でありたいなと思う。
たかが学校生活、されど学校生活
というのが一つのテーマだったと思う。
私の時代もそうだった。いつの時代もそうなんだとこの映画が教えてくれた。
いじめや不登校は無くならない。フリースクールなどの受け皿は有り難いなと思った。
いじめ、不登校、
今まで自分はそういった事に関わることは無かったが、たまたまそうならなかった環境にいただけで、どうなっていたか分からないよな。
困っている人に手を差し出すことができる大人でありたいと思える映画でした。
映画、最高!
面白いし感動もしますけど「謎」と「テーマ・メッセージ」がバラバラな気がしました。
謎解きのストーリー、城の意味、オオカミさん誰?7人は誰なの?など非常によくできていました。キャラ造形も個性的なキャラを上手く作ったと思います。
テーマ・メメッセージであるイジメ・不登校の部分もリアリティがあります。いい子ちゃん女子や教師など、正直胸がムカムカするくらいリアルでした。そしてヒロインの絶望も分かります。親の取るべき態度なども良かったです。
最後に感動もカタルシスもあるし、2時間があっという間なくらい面白い作品でした。
ただ、ただです。この「謎」と「テーマ・メッセージ」の2つの要素が上手く絡んでいたかなあという気がします。イジメ不登校問題とルールの関係は?なんでオオカミさんなの?学校に行きたいという理由とイジメ不登校問題を関連付けていいの、どこでつながっているの?鍵の設定的な意味とテーマ的な意味は重なるの?という気がしました。
なんといいますか、謎とテーマメッセージが上手く融合できてないというか、重なっていないというか。ストーリーそれ自体は1つの大きな物語としていいんですけど、含意というかアナロジーというか…7人とオオカミさんがバラバラな感じがしてしまいました。それを無理やり糊付けするために設定を上書きした感じです。
ですので、エンドロールやおまけのいいところでモヤモヤが残りました。正直、少しだけですけどエモい場面を無理やり挿入した感動ポルノと取れなくはない気がしてしまいました。
面白いです。良くできた話です。中だるみもなく本当にいい話だとは思います。ただ「謎」と「テーマ・メッセージ」がお互いを薄めてしまった気が…読み取れてないのかなあ?原作確認してみます。
是非見るべき 色々な要素あり
伏線回収の面白さ
いまっぽくて、わかりやすくて、ためになる。
小中学生向けの、ちょっとばかり教育コンテンツ寄りなニュアンス。学校で見せられるものではあまりに退屈、ただ新海誠を見るには少し早いかも。背伸びをしたいお年頃の気持ちに応える、いまっぽくて、わかりやすくて、ためになる映画です。
内容的には少しデリケートなので、見る人によって思うところは色々と出てきそうですが、子供向けとしても、保護者向けとしても、「学校に通う以外の選択肢」を提示するくらいの情報量でまずは十分だと思います。
演出や音楽や伏線も、大人からすると少し簡単だったり、大袈裟にも感じますが、わかりやすく丁寧。ターゲットの背丈にしっかり合わせて作られてます。
ターゲット外れのおっさんが、どうこう言うアレではないですね。原恵一って、ずっとこういうことが、やりたかったんでしょうね。
わかってくれる人がいること
呪術0越える高評価を付けたい
背中を押してもらえるかも
人によって物の見方や考え方は違う。
登場人物達も皆、それぞれの思いを胸に一ところに集まり(集められ?)、
全く想像もしなかった新たな思いを胸に抱き、旅立ち、また一ところに集まった(集められた?)。
見る人の今の立ち位置によって心への残り方は違うけれど
どの立場で見ても新しい一歩を踏み出そうと思える映画のように感じた。
特に自分自身が不登校であったり、そういうクラスメイトがいるのなら
見てほしいなと思える映画だと思う。
もしそれで一歩が踏み出せたなら、映画のようにいつか皆笑顔で集まっていてほしいな。
余談だけど、新人の学校の先生が登場していて、生徒への対応がほんとに最悪。
反面教師とはまさにこのこと。学校の先生も見てもよいかも。
結論、とても良い映画でした。
本作を製作いただいた皆さまに感謝です。
初めて観たけど、涙が止まらなかった
感動の先にみえるもの
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