かがみの孤城のレビュー・感想・評価
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孤城に隠されたみらい
本作品は小説が有名と言うことを知っていての鑑賞でした。この作品は現代を苦しみながらももがいて生きている学生にかなり刺さる映画だと感じました。
題材は「いじめ」 「孤独」 を主にした作品でした。
率直に言います。むちゃくちゃ若者に刺さる作品です。
伏線張りまくりって感じで観てる客を飽きさせることのない映画ですげぇーなと思いました。
主人公のこころは同じクラスの萌ちゃんと意気投合し仲良くしていたがそれを気に食わないのかクラスの真田を主軸にしたグループがこころを集中的にいじめは遂にはこころは部屋に籠るようになり学校に行かなくなってしまう。それを見兼ねた母は、心の教室を利用することでこころに学校に行ってもらうよう声かけをした。そこの先生である喜多嶋先生はすごく優しくこころに打ち解けてほしいと願うがこころは中々先生とも話をしようとしない。そして家に帰るとこころはどうしようない心でいた。そしてそんなこころを和ましてくれたのは、鏡だった。突然鏡が光出しみんなに出会うことになる。とまぁあらすじはこんなところで
ネタバレ爆増感想です。
まずこころの話ですが、出てくる人間最低で先生は、ゴミの溜まり場からさらにゴミを拾ったような汚さと真田さんとそのグループが家まで来ていじめをするシーンは恐ろしかったです。
リオンは何故孤城に呼ばれたのかその真相を探っていたその正体は姉の死去が関係した。リオンには姉がいたが病弱気味でずっと病院で寝たきりだった。だが姉は直ぐに死んでしまった。そしてオオカミさまの招待を受けてしまう。それは過去に姉が絵を書いていた古城に似ていた。オオカミさまは仮面を外そうとしない。理由は姉であったためだ。リオンの姉がみなの苦しみを夢を叶える古城を作り上げたのであった。
アキ 上の歳であるアキはこの古城をすごく楽しんでおりみんなのまとめ役でもあった。アキにはみんなと違う苦しみがあったそれは父親からの異常な程のDV被害で家に居たくないとなっていた。アキは鏡の世界にいる時間を超えてしまうと、野蛮なオオカミに噛みちぎられてしまう。という恐ろしい事態になってしまう。
アキの真実をしる。追記致します
面白い‼︎
強くなれる
素敵なクリスマスプレゼントになった作品
美しくて素晴らし内容の映画
いろいろと不自然だけどぼちぼち
まず皆が顔合わせする場面、引きこもり設定なら絶対誰かパジャマでしょ、違うにしても上下スウェットとかそんなんだわ、みんなオシャレがすぎる。冒頭のベッドのデカさも相まって不安が先行する。
自己紹介も名前だけとか名字だけとか、現実世界なら誰かはフルネームで言うよ。ついでに嬉野ってそんなに珍しい名字かな?名字としては珍しいのかもしれないけど少なくとも単語としての珍しさはないから初対面から突っ込むほどではない。
んでゲーム機を持ち込んで古い人間にやらせておきながら時代が異なっているということに最後まで気付かないなんてあり得ないでしょう。オチがこれだからあえてその話題に触れずにきたって感じがしてすごく気味悪い空間に思えた。だってあれだけ仲良くなったのに現実世界の話を一切しないなんてことないでしょ?昨日のテレビ見ただの番号交換しようだの、絶対に気付ける要素があるのにそれをあえてスルーし続けるって展開として卑怯でしょ。少なくともゲーム機を持ち込むべきではなかった。
んで嬉野の気が多い設定はなんだったん?運命を演出したいなら一目惚れで最初から風歌に行きなさいよ、気が変わった理由はなんなのよ、不要な設定だわ。
とかまあ書ききれないほど不自然なシーン満載で全然没頭出来なかったけど、見てる間は普通に楽しめました。世間の評価の高さに驚くけどボチボチ面白かったです。
原作の良さは出てるのかな?
物語の土台がしっかりとした骨太の映画でした
当初はまったく見る予定の無い映画でした。というのも予告編から受けた印象は子供向けのベタなファンタジーであり、大人が見るべき映画ではないと感じたからです。
しかし予想以上に長い間上映されているのが気になり、ネットで確認してみたら予想外の高評価で驚きました。しかも不登校をテーマとした大人向けの内容だというのです。それで興味を持ち自分も見ることにしました。
結果、良い意味で完璧に予想を裏切られました。実に骨太で土台のしっかりとした物語であり、子供から老人まで世代を問わずに心を打たれる作品だと思います。
みなさん知っての通り、この映画はかがみの中にある不思議なお城の話です。そこで願いの叶う鍵を探すというファンタジーなのですが、実は、城とか鍵探し自体は物語の核ではありません。物語の核は、主人公の中学一年生の少女"こころ"と、こころと同じく城に集められた同年代の少年少女たち、そしてこころの周りにいる大人たちの人間描写なのです。
かがみの中の城は、不思議の国のアリスなどとは違い、行ったきり物語の最後まで戻れないという場所ではありません。こころ達が自由に出入りできる空間です。城に行ける期間と時間帯は決まっており、こころ達はおよそ一年の間、中学一年生だったこころが二年生になるまでを現実世界を過ごしつつ、家にある鏡をくぐって時々お城に行くという形で物語は進みます。
主人公のこころは不登校児です。こういうタイトルの映画であれば、かがみの城を背景にして映画のタイトルが表示されそうなものですが、実際には、学校の教室にあるこころの机と椅子を背景にして映画のタイトルは表示されます。にぎやかな教室なのに、その席には誰も座っていません。教室の風景は真っ黒にフェードアウトされ、暗闇のなかにポツンとある机と椅子を背景にして「かがみの孤城」というタイトルが表示されます。映画の冒頭でそのタイトルを見て、私はこの映画の本質を知った気がしました。
こころがなぜ不登校なのかは、段々と観客に明かされます。その理由は理不尽で残酷なものであり、観客はこころと一緒になって傷つき、戸惑い、苦しみます。そして他の少年少女にも同じような境遇があることを知ります。最初はお互いに距離感のある彼らですが、城で一緒に過ごすうちに、段々と親密さを増していきます。
やがて物語にミステリー的な要素が加わり、いくつかの謎がクライマックスを経て明らかになっていくのですが、それが実に巧みに作られていて、いわゆる伏線回収の爽快感があります。
しかし、こころ達の人間描写が物語の核としてしっかりとあるからこそ、そういったミステリーや謎解きが生かされているという印象を受けました。仮にミステリーや謎解きが無かったとしても、不登校や友情というテーマだけで十分に面白いのです。その上で素晴らしいミステリーや謎解きまで加わっているのですから、見た後に素晴らしい満足感がありました。
不登校という重いテーマですが、その解決策は決してご都合主義的なものではなく、とても現実的なものだと感じました。最初は不登校のこころを問い詰めてしまった親も、映画の最後には見違えるほどに成長します。そして、最後はとても前向きで爽やかな気持ちになることができました。最後の10分間くらいは、私は涙でスクリーンが見えなくなり、再び映画館に通って見逃したシーンを見ることになりました。
文句無しの星5です。
ファンタジー?
やがてねがいはひとつに
原恵一
日本アニメ界を代表するアニメ演出家
TV版ドラえもんの担当した回での
凝った演出でその筋で注目を集め
若い内から藤子作品のアニメを担当
やがてクレヨンしんちゃんを担当
打ち切りだった21エモンからの続投で
期待度は低かった(らしく本人も
あまりやる気がなかった)が
社会現象級の大ヒットとなり
特に監督を務めた
「嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001)」
「嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦(2002)」
の連作は子供を連れて行った
親たちのほうがが感動するという
傑作と言われる出来
子供向けのようでそうではなく
むしろ大人向けじゃないかと
感じるほどの叙情的な演出
(かといって子供には難しい
とまではいかない)が印象的である
まもなく終映ということで
評判がいいこともあり観賞
感想としては
期待通り子供視点の演出に
非常にリアリティがあり
あえて序盤は説明不足にしながら
少しずつ語りたいこと
伝えたいことを表にしていく
展開は流石に感じました
登場する子供たちのキャラ付けが
それぞれ非常にリアルで
見ている客の誰かにどこかしら
共感性があるような感じ
それでいて皆
同級生や家族によって
どこかいじめを受けている
だが負けないように戦っている
という描写がいいんですよね
ウレシノの
小太りで承認欲求強くて
温厚だけどいったんキレると
烈火のごとく怒る感じとか
まさに循環気質
クレッチマーの性格類型
まんまです
一見溶け込んでいるように
見えていじめられているとこ
凄いリアル
そして周りにいる家族も
心配してくれる親から
役割を放棄してる親まで様々
そんな子供他たちの「ねがい」
には大小様々あって比較もできない
ものだけど最終的に
一つになっていく
最初はあの孤城は
SNSみたいなもの?と思って
いたのですがそうでもあり
そうでもない部分もある
オオカミさまの正体は最後には
わかるもののでは何を意図して
あんな世界を作ったかという
部分においてはまだハッキリと
していない部分が
あるのかなぁ
個人的には
子供たちの解決すべき問題に
関わる大人の領分というものを
最も考えました
子供も解決するために戦っている
部分をないがしろにして
しまっては意味がないのですが
子供側の視点になかなか
立つことができないジレンマが
あるんでしょうね
皆昔は子供だったのに
といったことを考えながら
帰り道につけるいい映画でした
良い意味で期待を裏切る佳作
「きっと”人生の宝物”になる」
キャッチフレーズのとおり、本当に素晴らしい作品でした!公開からだいぶ経ってしまいましたが鑑賞できてよかったです。
「こころちゃんがわるいんじゃない。だって、こころちゃんは毎日戦っているんでしょ。」喜多嶋先生の優しい言葉に、中盤から早くも涙してしまいました。(宮崎あおいさんの語り方、素晴らしかったです!泣)
心ないひどい言葉や教師を利用したあまりに意地の悪い立ち回り。それを行う真田さんに対して、消えていなくなってほしいと願うこころの気持ちはよくわかります。
ただ、この物語では「ああいう人ってどこに行ってもいるから」(萌さん)、「私も知らないうちに嬉野くんだからいいやって思っていたかも」(こころ)との描写もありました。
たとえ強烈な悪意を持った一人がいなくなったとしても、別の場所で同じことは起こり得るし、気づけば知らないうちに自分も加害者に加担してる可能性すらある、ということを示唆していたように感じます。
(後半心を改めて娘を支えようとしたこころのお母さんでさえ、最初は無意識にこころを苦しめていたりしたのですから。。)
ひょっとしたら、いじめや不登校の原因はこの先もずっとなくならないのかもしれない。
でも、学校に行けない子が悪いのでは、決してない。
いつの時代もあるこの悲しい現実に対して、本作品が出したひとつの答えは、「そっと子どもに寄り添うこと。(決して大人の解釈を押し付けるのではなく。)」ということだったのかなと思います。
エンドロールで流れた「大丈夫、大人になって。」というメッセージは、シンプルながらも包み込むような温かさと未来への希望が感じられ、まさに宝物になるような言葉でした。
自分は思春期を過ぎましたが、娘はまだ小さいです。
この映画で感じたことをずっと忘れないようにしたいと思います。
非常に良い!
元々小説が好きで、映像化されると知ったので今回鑑賞しました。途中、しんどいほど胸が苦しくなって、涙が零れそうなシーンもありました。同時期に新海誠監督の作品も上映されていて、そちらに注目が行きがちですが、この作品もそれに負けないくらいの素敵なものでした。
前情報はほぼ無しで鑑賞がオススメです。
思っていた通りの内容でしたが少し改変されていました。
最初はおとぎ話のような入りでしたが、話を掘り下げていくうちにそれぞれのキャラクターが背負う深刻な問題が浮き出てきます。中高生には特に刺さる部分もあるかと思います。
観ることに損はないと思います。
それと、声優の方。
特に當真あみ、北村匠海さんは声優のポテンシャルも凄く高い方だなと思いました。主題歌のメリーゴーランド(優里さん)も凄く歌詞が映画とマッチしていてよかったです。
子どもにも、大人にもやさしい物語。
劇場鑑賞
ミステリーとファンタジーが包むジュブナイル作品。
原恵一監督ですがビジュアルがピンとこない事もあって、実はいまいち足が向きませんでした。
が、ふと時間が合ったので行って来ました。
なので、全く情報の入っていないフラットな状態での鑑賞です。
すると、これがすごい刺さってしまいました。
公開当初は何故か、子どもたちのデスゲームだと思っていたんですね?全くの真逆でしたよ。
それとキャスティングがすごくマッチしていました。
上手い下手でなく、皆その頼りなく細い心情がよく現れていたと思います。
特にアキ役の吉柳咲良さんは、「天気」とも全く違う幅の広い芝居が印象的でした。
最初に提示したミステリーは登場人物に合わせ、あえて低く設定しているのでしょう。寧ろその先にある“心”をより描きたかったのだと思います。
それと萌の一言はとても力強く、かつ目から鱗でした。胸に来ましたね
そうして迎えたラスト。エンドロールとそこから続く“その後の風景”は、どうしたって涙が出ますねこれ。
寂しさや不安に寄り添ってくれ、そっと背中をも押してくれる。
それは子どもにも、大人にもやさしい物語でした。
もっと早く観にいけばよかったです。
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