ウォンカとチョコレート工場のはじまりのレビュー・感想・評価
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ティモシーシャラメ全開
ジョニデのチャーリーとチョコレート工場では、歯科医のお父さんがいてチャーリーは星飛雄馬よろしく歯のギブスをしていた🦷という記憶は捨て置き、新しいウォンカの設定を楽しむ作品。
魔法使いだったっけ、、とか、常識的な感覚は全部忘れて、ただただティモシーシャラメの美しさを堪能するのです…!
期待度△鑑賞後の満足度◎ 映画による童話。ガキの頃生まれて初めてチョコレートを食べて「世の中にはこんな美味しいものがあるんだ!」と感動したことを思い出した(ギヴミー・チョコレートじゃありませんよ)。
①ジョニー・ディップ版も観ていませんし、あまり期待していませんでしたけれども、観て良かったです。
②前半は少し「メアリー・ポピンズ」タッチも感じたりして、イギリス製のミュージカル映画もアメリカ製に負けてはおりませんね。
ティモシー・シャラメにも此れほどミュージカルタレントがあるとは思いませんでしたし(歌唱力は今一つですけれども)、やっぱりこの若さに関わらず相変わらず上手い。
③後半、ウォンカたちが、「チョコレート組合」を出し抜くところはやや演出にたるむところがあるけれども、全体的として良くできたミュージカルと言えると思います。
⑤現代の映画界で「この人が出ているのなら観に行こう」という女優さんが何人かいますけれども、サリー・ホーキンズもその一人。
本作では出番は少ないながら、相変わらず印象的です。
⑥オリヴィア・コールマンが珍しい敵役。さすがに上手い。憎々しさ満点だけれども遣りすぎではない。
しかもこの人、妙に色気がある(『女王陛下のお気に入り』や『エンバイアー・ホテル』てもそう)。
イギリスの女優さんてみんなアメリカの女優さんとは違う色気がある。
つまり、通向けというか熟女の色気が分かる人なら分かるというか…
おっと、楽しい健全な映画には相応しくないレビューでした👅
膝の上で開いた童話の絵本がみるみるうちに目の前で繰り広げられていく。鮮やかな世界に入り込みたくさんの高揚感で浸される体験。
その道のプロたちが超絶完璧に仕掛けてくれる世界がミュージカル調の鮮やかさで繰り広げられる予感はすぐにやってくる。
記憶のお手つきか?
いや、タイトルを目にする頃にはその濃く甘くビターな香りつきのわくわく感のなかに確かにいる。
端から端まで見逃しちゃあもったいない!セットのあれこれ、色彩の妙、豊かな音楽に変化する胸の奥の鼓動はエンターテイメントに没頭する愉快さのバロメーターみたいだ。
そうこうして現実と夢の狭間のようなところでふわりとからだが吸い込まれるように世界のこどもたちをとりこにする童話の世界にいる大人の自分。
この世界観が好みならば、あーこれは老若男女目と心が釘付けパターンだと期待ははやくも満タンだ。
ウィリーを演じたシャラメの繊細な喜怒哀楽、特にまなざしの加減。ある時は希望に満ち溢れ輝き、ある時は絶望感の渦に溺れ、そのままの感情が数えきれないパターンの表情をあやつる。ダンスの上手さ、所作の美しさも惹きつける。
また、Mrs.スクラビットを演じたオリビアのなりきり様の絶品さはいつもながら唸らせる。まさにこのキャラは実在するとしか思えない。演ずるためにこの星に生まれ落ちてきた貴重な才能が爆発し重要な立ち位置を存在感たっぷりに魅せる。
美しさ、怖さ、楽しさ、哀しさを盛り込んだストーリーは童話の大海原を緩急で盛り上げながらまるであきさせることなく進む。
両手でくすぐり、きゅっとつねり、どんっと押す大嵐。ふんわり抱きしめまた手招きする凪。
不安定さが惹きつけてやまない小さな舟が揺れる行方をおいかける観客はさながら一喜一憂の旅の同行人だったり見届け人になるのだ。
この旅の全てはウィリー・ウォンカが抱く夢から始まった。
彼の夢がなければ始まらなかった物語に最後までついていくなら彼がかたときも離さなかったあの大切なチョコレートをひとかけらもらえる時がくる。
その後味は魔法のようにきっとことばをのこす。
大切な記憶は私を前に向かせる。
そしてそれはらなくならない。
なぜなら
前を向こうとするなら必ずみえる心のなかにあるから。
私にはそんなふうに。
映画はなるべくというより、絶対1人で観たい派だ。
だけどこの作品ならクスクス笑いながら家族や友達とも一緒に楽しむのもいいのだろうと感じた。
時に、そんなすごし方ができるのも尊く幸せなことなのだろうと身にしみている。
大人が楽しめるファンタジー
あの、ティム・バートンのポップなファンタジー作品からの今作なので、子供向けの凝った映像作品なのではと想像し、鑑賞をためらっていたが、ヒュー・グラントのウンパ・ルンパはやはり見なければと、鑑賞。映像技術そして脚本の巧みさから、予想以上に大人が楽しめるファンタジーでしっかりと世界に浸ってしまった。これまで意外に影のある役が多かったティモシー・シャラメの華やかで軽やかな一面が、存分に発揮され、それが高齢者や大人達と絡むことで一層効果的になる不思議な演出。このチョコレートの魔力はやっぱり大人だからこそ、より楽しめるのかもしれません。
分け合える幸せ
チャーリーとチョコレート工場は昔見たことあるけど内容覚えてなく予告見て楽しそうだったので見てきました
ミュージカルものというとでどうかなーと思ったけど…最初から引き込まれてしまった!
吹き替えで見たけど歌うまいし声が良い😀
ストーリーもシンプルに進み分かりやすくて良かった!カイジみたいな地下施設の話いるんかな?とも思ったけど全員特徴あったし必要でしたね〜
映画館にはお子さんもいましたが全年齢で楽しめる内容だったと思います
事前知識も多分いらないしこの映画だけで完結させてるし
最後で美味しさの秘訣教えてもらうとこ凄い良かった!
チョコレートに限らず何を食べるか何をするかより誰と楽しむかっての大事だなって改めて思いました🙌
帰る途中で普段食べないチョコレート買っちゃった〜(笑)
けっこう面白い
昔ジョニー・デップが演じるチャーリーとチョコレート工場の映画を観たことがあったので、チャーリーとチョコレート工場にはある程度の先入観があった。
個人的によく知らない俳優がウォンカ役をやるということでなんとなく観ることを避けていたが機会があったので観てみた。
そしたら意外と面白く、以前の映画とは一味も二味も違う作品となっていた。
この作品何が良いってストーリーがとてもわかりやすいところである。
頭の悪い自分はストーリーを理解するだとか、キャラクターの名前を覚えるのが苦手だが、わかりやすいストーリーであったし、登場キャラクターも職業が異なっていたりしたので理解しやすかった。
チャーリーとチョコレート工場を本で読んだ方も、ジョニー・デップの映画を観た方も、先入観を捨てて観てみると良い。
意外と面白く、新しい作品として楽しめるので観て良かったと感じられる作品であるだろう。
ディストピアの華
見た目の華やかさと楽しさに反してディストピアを描いた物語は、搾取の限りを尽くして世界の植民地から集めた物品が一堂に会した帝国主義全盛期のヨーロッパが舞台。
耳に残るコミカルな歌と共にオレンジ色の肌の異人が執念深く「1000倍にして返せ」と追ってくるのは現地のカカオを収奪された民族。これにはイギリス人のヒューを使い興味深い現代的な隠喩になっている。
市民は世界一豊かな筈なのに社会的に不利にある(弱)者や文字が読めない者を騙して牢獄のような地下で労働を強制する。地上では既得権を持つ者がカルテルを組み、警察と教会を買収し新規参入者を締め出す一方で、彼らは限りある資源を隠し価格を釣り上げることでチョコを富裕層だけが享受できる快楽に仕立て上げている、そんな設定。
買収される者をたちどころに昇天させ思考停止に陥れる甘美なチョコだが、ティモシーチョコは夢や希望を与えたり大切な事を思い出させてくれる。この感動は地上の特権階級のみに限定されない普遍的な力を万民に対して持っていることが無重力で表現されているが、大衆に食の快楽を開くという意味でティモシーは「パンドラの箱」を開けるという役柄。
良いものを皆に届けたい、この熱意がパンドラの箱を開ける、つまり日常に新たな視点というか解を提供する。様々な常識が見事にそしてあっという間にひっくり返されたここ数年の出来事を重ねてしまいます。その存在が彼で良いのか否かは賛否が分かれるでしょう。
私はティモシーがミュージカルに向いているとは思わないが、化学と機械細工のスペシャリスト「魔術師」という要素が加わることで上手く役にハマった気がする。彼にはどこか突き抜けた性格が似合うと思うし、支配階級のテクノクラート達に対してビジョンをもったオタクが支援者を巻き込んで突破していく物語は巨大IT企業のGAFAMに対する非営利団体のOpen AIのような寓意を見つけることはたやすい。そしてこんな無謀な挑戦者が熱狂を産み人々を動かしてきた。
様式化されたポップな美術や機械的運動が強調された演出はウェス・アンダーソンのようで脚本の魅力を最大限に引き出していると思うし、編集は序盤のテンションを維持しながら最後までテンポ良く進行してくれる。編集の力が際立つ作品を久しぶりに観た気がします。
歌も良い。曲は多すぎず緩急を上手くつけていて、これなら騙されても良いかも笑、と安心できます。
そして、この映画はジブリやディズニーの作品を思わせるような、社会や労働の悲惨さを強調するよりも逆境を乗り越える賢さと逞しさを描いていて、これほどクリスマスに相応しい映画は稀で、完成度は非常に高いと思います。
6ミリ小さい…
爽やかウォンカ最高。
鑑賞から少し経ってからのレビューです。
吹替と字幕とどちらも良いとの評判で散々迷って字幕で鑑賞。また前作は未鑑賞。
結果とても良かった。
他の方のレビューをみてミュージカル映画のイメージだったがそんなことはなく、ちゃんと内容も楽しめた。個人的にはミュージカル感はあまり感じなかった。少しだけれど泣けるところもあったと思う。
幸せ、楽しくなる作品だった。
ティモシー君の歌声が聴ける、字幕なので声も聴けるのが一番良かった。
ヒュー氏のチャーミングなウンパルンパもリアルな声と動きだからより楽しめたのではと。
吹き替え版に推しなどいなければまずは字幕を。その後吹き替えを楽しんでも良いと思った。
鑑賞前はチョコプラさん、キャスティングが楽しい松平さんなど吹き替えも魅力的で迷ったけれど今は再度みるならまた字幕をみたい。
それだけティモシー・シャラメ演じるウォンカが魅力的だった。
優しくておおらかで前向きでとにかくキュート。
きっと彼は無精髭でも鼻水が出ていても美しい。現に眉毛の太さと目の大きさが同じ。それでも美しい。本物なんだと思う。
ティモシー君をみるのが初めてだったが『砂の惑星』からみていたらそうは思えなかったかもしれない。
個人的にはジョニー様のウォンカより好き。
爽やかウォンカ最高でした。
やっぱウンパルンパが最強で最高!
まえのウォンカはもっとクセが強いんじゃ!
年末年始にふさわしいファンタジー・ミュージカル!とても幸せな気持ちにさせてくれました。ティモシー・シャラメさん、美しいお顔でしたね。若き日の小池徹平さんみたいでした。(最近見ないですね?相方のウェンツさんは最近やたら出まくってますが)仲間たちと力を合わせて(謎のウンパルンパの協力も絶対的に強力でしたが)成功を掴み取る姿は子供たちにも是非観て欲しいストーリーでしたね。
※ウンパルンパ、ヒュー・グラントさんだったんですね。「ラブ・アクチュアリー」大好きな映画です。
吹替での鑑賞でしたが花村想太さんの歌声も素敵でした。花村さん、初耳だったのでググってみたら『Da-iCE』のヴォーカルなんですね。少し前に『CITRUS』でレコード大嘗受賞された。どおりで美しい歌声しとらすね〜!(←名古屋弁です。)
ヌードル役の女の子も、絶対懺悔しそうにないゴーンさん、じゃない『ミスター・ビーン』(すみません名前知らないので)もいい味出してました。でもこんなに爽やかなウォンカさんに何があってジョニー・デップさんになったのか知りたいですねー!前作の『クセが強いんじゃ』のウォンカさんより子供たちには心配ないキャスティングでした。面白かったです。
ウォンカの看板を背負った監督が好き勝手してしまった映画
ウンパ ルンパ♪
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