ウォンカとチョコレート工場のはじまりのレビュー・感想・評価
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ティモシーはティモシー、ジョニーはジョニー。
ティモシーシャラメが若き日のジョニーディップ?
毒気も狂気も感じないけど大丈夫??
なんて思っていた自分を恥じたい。
ごめんなさい。
そもそもこの作品は原作にない創作、ジョニーのウォンカとは全く別のお話なのだが、いかんせんアレが名作すぎたおかげで、自分のウォンカのボーダーラインがジョニーに設定されてしまっていた。だがしかし観終わってみれば、ティモシーで大丈夫?などと思った自分をお仕置き部屋に突っ込みたい。
今作のウォンカは、愛と夢と冒険と優しさの詰め合わせ。毒気も狂気も必要ない、純度100%のファンタジーだった。
私たちはティモシー扮する若きウォンカと共に、未来を信じて仲間と共に戦い、時に唇を噛みそれでも諦めず前を向き、夢を叶える1時間56分の旅に出る。
ジョニー版、延いてはジーンワイルダー版という名作を前にしても、なんら遜色のない傑作を観た。
あっぱれティモシーシャラメ。
この映画のオファーをよく受けてくれた。
彼はもうただのイケメン俳優ではない。
傑作ファンタジーの主演を張ったイケメン名優だ。
社会的弱者が事業主になるまで
俄然西川貴教似のジョニデが出てくると思いこんでいたので、端正な顔立ちの若者ウォンカにちょっぴり驚いたし、それ以上に、
ヒューグラント!!どうした?!
ローワンアトキンソン!
が1番の衝撃だった。
貧乏人はお金持ちから搾取される。
お金持ちは裏帳簿と裏チョコ(裏金)、
賄賂で揉み消しや汚職。
邪魔になる技術力のある他社は力で潰す。
他国にずかずか入り込みカカオを摘む。
小さな文字に騙される契約書。
識字は重要。
必要な末端に届かずその手前で搾取されていく。
社会の縮図やね。
子供の頃、ロアルドダールの本は群を抜いて面白くてほぼ全て読み漁ったが、こんなお話あったっけ?
マジックなのか魔法なのかよくわからない、
ウォンカの、あぶ入り、キリンのミルク入り、毛生え薬入りチョコレート。
花も籠も全て食べられるお店や工場。
カカオ豆4つからお店全体と売り物のチョコをそんなに生産できないやろ!
毛生えした消費者の訴訟は?
さっきまでチョコの貯水池で溺れそうになっていたのにどうして綺麗な服に戻っているの?
ツッコミだらけだがそこはファンタジー。
それでも、子供でも、
「自分で毛生え薬を盛ったのに、証拠を消そうとなんで飲むのかねぇ普通捨てるよねぇ」
とわかるあたり、現実的な理論性が育まれてきている子供達にまだ残る「夢」を消さずにわくわくさせるちょうど良い水準の脚本。
ウォンカもヌードルも物心つく前に父不在、母も幼少期に亡くしていて、「夢見ることから始まる」と母の言葉を忘れずにチョコレート店を目指すウォンカが、何の権力もないけれど、手作業クリーニング工場で奴隷扱い育ちの、そういう人生と諦めているみなしごヌードルに「絶望のあとの希望」を教えて守ろうとする。
子供にとってのチョコレート。
戦後ばら撒かれたチョコレート。
チョコレートはそのカカオからの成分や糖分も相まって、人にわかりやすく現実を忘れさせ、少しほっとさせてくれる。
ルンパランド=カカオ産地からすると、強奪だという視点も忘れて欲しくはないが、
汚職共から子供まで、みんなに求められるチョコレート。
そのチョコの魅力に、母子ふたりの船上生活で早々に気付いたウォンカだが、上質なチョコを貧乏人にも手の届く金額で売りたくはないチョコレート組合のチョコハイブランドの言い分もよくわかる。
原料を平和に確保できる範囲が望ましい。
カカオ農場が適正な労働となった時、日本人はチョコを口にできなくなる説、本当だろうなぁ。
世界一のチョコレートをお披露目する時、お母さんがきっとそばにいると信じて亡き母との夢を追うウォンカが、
味の秘密は何を入れるかではなく、「誰と分け合うか」。
に気が付いた。
貧富によらずチョコもお金も分け合えたら良いのに。
公認会計士、配管工、水中喋りコメディアン、電話交換手、みなしご、チョコ一筋のウォンカの6人で、汚職神父と修道士と経済界大物と貧民を劣悪雇用する雇用主を成敗する。
世界もそれぞれの専門性を本気で発揮したら、バチカンや児童売買者や戦争大好き資産家や汚職政治家達、作内で揶揄されている面々を成敗できるのかな?
難しいから大人も見ていてスカッとできる今作。
多幸感に満ちていたという批評を見たが、
「搾取される側から抜け出すには仕組みを熟知し、抜け穴から這い出す行動を起こさねばならない」
と学べる作品かなと私は思った。
子供は小説を読みたいと言い、すぐに買った。
どうぞどうぞ読んで楽しみながら、言わんとしている社会構図や不屈の気持ち、漢字でも、少しでも習得してください。この作品鑑賞の大きな成果。
ウィッシュやらパウパトやらやっているが、
この作品の隠さない現実味が好き。
私は地味に、ジョニデウォンカに出てくる、矯正歯科医お父さんの登場を楽しみにしていた。
無関係なのね!というか生い立ち変更されているのね!
お坊ちゃんジョニデウォンカと、川育ちウォンカは別者で、でもこの作品には川育ちウォンカだからこそ伝えられることが沢山ある。
圧倒的社会的弱者が夢を見て叶えて与える側になるまで。本当にやりたい事業まで、ルールを掻い潜り元手を稼ぐ時期。でも血の繋がりより、好きな事を突き詰める専門性と、類友で同様に勉強熱心な仲間それぞれの専門性があればなんとかなる。
ウォンカ工場が大きくなった時、ウォンカが来た時は、高級街でも放置されていた街の靴磨きの子など、そこに根付くリアルな生活水準にも雇用が生まれ豊かになったりするのかな?
でもウォンカ自身があの街では移民。
経済解決は難しい。
ただのミュージカル映画
うーん、正直ガッカリでした。
前作が大好きだったので余計に。
理由は
①前日譚ではない
ウンパルンパの外見が違うだけならまだしも、ウィリーの生い立ちも違うし、ウンパルンパとの出会いも改変されている。
②ミュージカル映画?
前作はウンパルンパだけが歌って踊っていた。その歌詞や踊りもコミコルに皮肉っぽく、とても良かった。
今作はウィリーや周りの人達も町民全員が歌っている。しかし、全く笑えない。つまらない。
え?何でそこで歌うの?という場面が多数あり、途中から飽きてしまいました。
ミュージカル好きには良いかもしれませんが、
前作と同じような映画を想像して観ると、何か違う感が否めない。
自分には合わないと思いました。
夢と幸せのチョコレートショップ
タイトルがイマイチ?
チャーリーとチョコレート工場のスピンオフみたいな映画でしたね。
同じキャラクター名なんですが、始まりからして違う。
タイトルだけ見ればチョコレート工場の始まりがどうだったのか、ウンパルンパとの関係の始まりは…
なんて思わせますが前作の設定とは全く異なるしジョニー・デップのキャラ性も全く踏襲してない。
キャラの見た目と変人のようで寂しい性格なくらい。
今回は社交性もあるし、友達もたくさんできる性格でなんだかなぁ~って感じ。
しかしながらストーリーはまあまあでミュージカル風な流れから最後まで観てしまい楽しめた作品でした。
前作がなければ星5をあげても良いかもしれませんが、前作の出来の良さを観てしまうと星を削らざるを得ません。
前作に載っかったタイトルが1番残念ですね。
観た後にチョコレートが食べたくなること間違いなし
前作でジョニー・デップが演じたことでお馴染みのチョコレート作りの天才にして奇人、ウィリー・ウォンカの若き日の物語。
「観る人にハッピーをもたらす映画」みたいなコメントをネットで鑑賞前に見たが、いやはや完全にその通りだった。
ハリポタ好きは絶対に好き!みたいなレビューも見たが、“夢追い”をテーマにしている今作はどちらかというとLALALAND好きに寄っている印象。
主演を演じるティモシー・シャラメのカジュアルで伸びやかな歌声もナイスで、ライアン・ゴズリングとまた違った魅力。(LALALAND好きとは私のことです…)
“人に何かを与えることは、自分が何かを貰うこと"ということを最後のヌードルが母と再会する場面で感じさせられた。
ウィリー演じるティモシー・シャラメの眼差しにはそう感じさせる説得力があった。
また母からチョコレートの秘密を教えてもらうシーンも素直に感動した。
とても観やすい楽しいハッピーになれるチョコレート好きの万人におすすめの素晴らしい作品でした。
警告 まさかのミュージカルメルヘン
今朝観た
ScreenX初体験!
感性が鈍くなったのかな…
すぐ切り替えよう
前情報で解ってはいたけどやっぱりすこし不気味さを期待をしてしまうし、「厳格な歯医者さんのお父さんと夢見るアクティブお母さんはどうやって出会ったの⁈」とかわくわくしてしまったけど、
今度はお父さんが居ないことになってましたw
その時点できっぱり前作とは別物!と気持ちを切り替えて「わぁ〜パディントン色強ーい♡可愛い♡」と楽しみました。やっぱりおじさん達が愉快に歌い踊るのは可愛いですわ。仲間になる人それぞれ個性があってみんな良い人。みんな幸せになれる映画。甘ーいパディントン。最後まで捻くれてジョニデチョコと違うやん思いながら観ると損しますよ
ヒューグラントだけでも見る価値あった!
原作も子供の頃好きだったし、多分71年版もみてる。ジョニーデップの映画も好きだった。だから迷わず、何も調べず、予告編も見ずに行った。ら、ヒューグラント出てきた瞬間吹いた!
何これ、役にあいすぎる。可愛すぎ、面白すぎ!一度踊り出したら止められない、のあたりとかずっと笑ってた。
最近、オペレーションフォーチュンで胡散臭い役も抜群に良かったヒュー様だけど、これは上をいくかも。最高。ウンパルンパのシーンだけでもまた見たい。星のほとんどはヒュー様へ。
そしてミュージカル。これ、そういえば元ミュージカル映画なのね。最後の曲以外は聞き覚えなかったけど、どれもいい曲だった!今回、プロ歌手は全然出てないのか、みんなうますぎず、歌い上げることもなく素朴な感じで逆にとても馴染んでてよかった。そしていちいち笑えるダンスや振り付けも良かった。ちょっとした仕草もよく考えられている!
三人カルテルが詰め寄る時の甘党の歌(sweet tooth) とかも楽しかったし、最後のpure imagination はやはりうるっと。いい曲だー。知ったきっかけはGlee な気がするけど、youtubeで確認したらお葬式のシーンだった。スー先生のダウン症のお姉さんが、夢の世界で生きられるようにと。切ない。youtube でジョシュグローバンが歌ってるのもめっちゃいいのでぜひ聴いてほしい。
しかしあんなに穢れを知らず人が大好きなお人好しのウィリーがなぜジョニーデップ演じた人間不信の捻くれ者につながると思ったのか。不思議。
予想と違った。前作のイメージを持たない方がいい
夢のチョコレート工場も観た方がより楽しめる
本作を見た後に旧作である夢のチョコレート工場を鑑賞。
劇中歌も同じものが使われている。
ウォンカの雰囲気が寄せられているからどちらを見てもああ!ウォンカだわ!って思える。
ティムバートン版のチャリチョコは頭のネジが外れた天才ショコラティエというよりは魔法使いの様な存在のウォンカだった。
ティモシー版のウォンカは世間知らずの夢を見続ける才能のある魔法使いショコラティエって感じで素敵。
どのウォンカもそれぞれ魅力的です。
一つの作品を観て、他の作品も観たいなぁと思う事は少ないので、貴重な感覚でした。
お話自体はわかりやすく、ハッピーな気持ちで劇場を出ることができるので家族での鑑賞やデートでもオススメ!
実はこの作品には後日談と言うか、そっちが先に作られたんだけどってうんちくを言うのも良いかも。
音楽がめっちゃ良いミュージカル!
小さいとき、チャーリーとチョコレート工場のワクワクする感じが好きで何回も見ていた。今作はウィリー・ウォンカの始まりの物語を描いた作品ということで期待大の大で見に行った。
とにかく主演のティモシーキャメラ最高や!ただイケメンっていうだけじゃなくて歌声にも心を惹かれた。
キャメラのおかげ?で、ミュージカル映画としてのクオリティも高め。BGMはユニバのハリポタエリアで流れてる感がめっちゃあって、ユニバにウォンカのエリア使って欲しいーって思った。エンドロールでも使われていた「A World of Your Own」と「Oompa Loompa」はとても耳持ってかれた。他の曲もめっちゃ良かったからサントラでヘビロテ確定( ̄▽ ̄)
ミュージカルとしてはとても良かったけど、内容が思っていたのとは違うくて、ウォンカは物語の最初から既にチョコレート職人やって、個人的にはウォンカがチョコレート職人になるために世界中を色々と旅するっていうのを見たかった気もしたので、ちょっと残念やった。
全体的にはコミカルな感じのミュージカルで大満足!ウォンカの続編かスピンオフをまたやるんやったらぜひ見たい!でも、自分が今作を見たのは、公開1週目の週末やったのにガラガラでかつお年寄り多めやったからちょっと人気はないのかも、、、。キャメラ主演やからもっと若い人多くてもよかったのになぁ。
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