ハウのレビュー・感想・評価
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いろいろドイヒー
なんか癒されそうなサムネだったのでネトフリ視聴。
うっかり遠くへ行った愛犬が帰ってきて感動の再会やな。よし泣けるはず。って思って見たら、これがラスト含めて近年稀に見るダメ作だった。
まずは部下の破談を公衆の面前でアウティング。人権侵害。
本人無視で保護犬押し付け。愛護団体の人全てがそうとは言わないけど、この独善的な押し付けがましさは割とリアルに知ってる。
それでもちゃんとハウを世話するタミオだけど、立ち入り禁止区域に入って犬の散歩。
犬が消えたのにその場で寝てる飼い主に何も告げずいなくなる子供達。
ペットロスに陥る同僚に心無い言葉を投げつける市役所の女。
終盤事故に遭遇し、すぐそばで車が煙出してひっくり返ってるのに「行こう行こう」と去るチャリの子供たち。もう投げてるよね?犬童監督。
脚本もなかなかひどかった。飼い主の元へ帰るためにひたすら走る犬と、巡り合った人々をオムニバス形式で描く作品は名犬ラッシーのいにしえから何作も見て来たと思うけど、本作はどれもこれも中途半端で全く印象に残らない。特に被災地絡みのイジメの話、長い割に中身が薄過ぎる。修道院の話も、若干カルトっぽい描写が不敬に見えた。DV男がカッター出して来たときには「あーあ」って声出たわ。傘のお婆さんくらいか。
ラストも悪い意味で意外過ぎた。ここまで必死で帰ってきたハウの気持ちは?タミオも結局「いい人に拾ってもらえよ」って泣きながら子犬捨てる人と同じやん。ラストが一番胸くそ悪かった。
って言うか、トラックに轢かれた白い犬のくだりから最後までずっと引っかかってたんだけど
マイクロチップの謎は回収されたん?
見直す気も起きかなかったので、見逃してるだけかもしれないけど、もうワンコの可愛さだけです。星半分。
まいったなぁ〜
まいったなぁ〜、犬好きにはとても沁みる映画やんか。
婚約者に振られた主人公(赤西)が、上司に勧められて保護犬を引き取りハウと名付け、新居で暮らすハメになったものの、徐々にハウの人懐っこさに心を撃ち抜かれていく様が可愛くてほっこりしてしもうたわ。
その後、アクシデントでハウが青森までトラックで運ばれてしまい、さてさてどうなるやらと心配したが、お約束どおり元居た場所(横浜)目指して一目散に戻っていく様子にちょっとホッとしたのも束の間、行く先々で様々な出来事(ダンスの中学生が良かった、また、傘屋の女主人との出会いに胸を打たれた。)に巻き込まれるが、なんとか主人公に再会(川沿いの土手での場面は最高やね!)して良かったなぁとなるところ、元居た場所から主人公が転居していたため、新しい飼い主にブンと名付けられていた。
ラッキーからハウ、そしてブンと名前を変えながら、人にやすらぎを与えてくれた存在はとても大きい。
主人公が新しい飼い主となった男の子にリードを離してはいけないと諭すところは自戒を込めて未来に託すことなんだろう。
主人公に寄り添っていた同僚(実はサビネコ)がいいなぁ。
また、ナレーションの石田ゆり子さんの声に癒された。
自分より誰かの幸せを優先してしまう男性と犬の物語。
似た物同士、結びついた民男とハウ。
自分の事より好きな相手がいる婚約相手に突然見放され、一緒に住むために買った家だけが残り、声帯を取られている保護犬を引き取り、ハウと名付ける。
一緒に四季を辿り楽しく過ごしていたが、うたた寝をした隙にボール遊びが大好きなハウはボールを追って、運送トラックに乗ってしまう。
東北についたハウは、見知らぬ人に餌を貰い、震災で転校を余儀なくされて自殺願望まで抱いた女の子に寄り添い、震災で余震だらけだった浜通りがシャッター街と化した中の傘屋のおばあさんを励まし、北海道でDVに悩んだ元の飼い主が逃げ込んだ群馬のシェルターに辿り着き、DV野郎を助け、民男がいる神奈川まで戻ってきた。
家を引き払い川沿いに引っ越した民男は、ハウとよく遊んだ川沿い近くの1LDKに引っ越したタイミング。
そこで、ハウとやっと再会を奇跡的にできたのだが、ハウは夫を亡くした女性とその子供のところに迷い込み、ブンと名付けられて飼われていたのだった。
どんなに再会を夢見ていたか。どんなに喪失感で悲しかったか。
でも、ハウの今を知った民男は、ブンと名付けた飼い主の親子に、事情を告げる事なく、ハウのこの先の幸せを願って、その親子が救われる事を祈って、本当のさよならをする。
もうその再会からのさよならの場面で涙腺が崩壊してしまい、その日1日使い者にならないくらい泣いた。
犬側は愛された記憶を一生忘れない。だからこそ、一生幸せにできないかもと少しでも不安があるなら飼ってはいけない。民男はどれだけ後悔に駆られた事だろう。
でも、ハウ側はなんとも思わず巡り巡る人に優しさを分けているだけなのだろうが、民男もハウに救われた1人。だからこそ、ハウが救って歩く相手を自分だけで独り占めしようとせず、他の誰かを支えてハウが幸せに飼われているならいいかと断腸の思いで手放したのだと思う。
ハウも、民男の事が大好きで、戻ってきたのだと思う。
お互いがお互いの幸せを願う、かけがえのない関係性。
そして、民男の優しさを理解し、同じくらいの優しさを持つ女性、足立さんと民男が親しくなれたのもハウ繋がり。
ペットではなく、犬は家族で、犬がもたらしてくれる感情はずっとずっと色褪せない。
私自身、干支ひとまわり以上ペットロスという名の家族を失った感覚でずっといるので、犬がいる幸せと失う悲しみ、両方をどっぷり感じた作品だった。
☆☆☆★★ 原作読了済み。 〝 とうちゃんを訪ねて三千里 〟 副題...
☆☆☆★★
原作読了済み。
〝 とうちゃんを訪ねて三千里 〟
副題〜田中圭は田中圭であり、一生、田中圭であり続ける〜
前半の40分過ぎ辺りまで、田中圭演じる民夫が彼女に振られ。ハウを飼い始める展開は原作通り(野間口/渡辺真起子のコンビはイメージ通り過ぎてちょっと笑ってしまった)だったのですが。ハウが行方不明になってしまう理由であり、ハウはその後、自力で(原作では青森から)何とか民夫に会いたい一心で帰ろうとする。
その際の幾つかのエピソード等は、大幅にカットされていたり。細かく変更されていたりと、「あれ?(映画は原作とは)全然違う話で展開されて行くのかな?」…と思いながら観ていた。
実際問題、原作では。ハウは事故で亡くなった…と証言する浮浪者が居て。映画では《足立さん》が浮浪者にサポートする場面が有っただけに。「成る程!ここで浮浪者が登場する訳か。」…と思わされた。
そんな《足立さん》だが、飼っている猫の話をする場面等、ほんの少ししか登場しない。
それだけに、最後の最後で《足立さんはそうゆう存在》なんですよ…と知らされる。
映画版での足立さんは、《そうゆう存在》で有るのを隠す必要がない為か?最初の登場場面からして《そうゆう存在なんです》…と、しっかりと観客に分かる描き方をする。
演じるのが池田エライザだけあって、軽いお色気場面が有ったのは実に眼福でした❤️
おじさん、あの太腿にスリスリしたいっス、、、ゴホッ(自粛)、、、あ💧脱線しました。
尤も、その影響なのか?民夫が片思いをする美人カウンセラー和泉の存在は完全にカットされていた。
原作だと、民夫と和泉との絡みだけで全体の1/4位は有っただろうか。
加えて、父親を亡くした新米漁師甲介のエピソードも完全にカットされていた。
この甲介のエピソードは。映画版最後のエピソードが、元々仲良しだった双子の兄弟の話で有ったのを。亡き父親との悲しさからハウの存在で癒される男の子の話へと変更されていた。
つまりは、甲介の話が最後のエピソードへと引き継がれている。
…いや、引き継がれていなければならないのだけれども、、、
元々、ハウが行方不明になる場面。それには原作だと仲良し兄弟が関係していた。
映画の最後、母親役の田畑智子は「実家の近くに越してきた」とのセリフが有った。
甲介のエピソードをカットした訳だし。最後のエピソードに双子の兄弟の話をカットしたのだから、本来ならば(カットした)甲介のエピソードへと繋げていれば実に上手い脚本…と思うのだが。
スクリーンを見つめながら、どうにもこうにも映画本編にはそんな意図は感じられなかった。
大体、そのような意図があったならば。ハウが行方不明になる直接的なエピソードは。
(一時母親の実家に遊びに帰って来た設定で)兄弟のキャッチボール(原作はフリスビー)でなくてはならないのだと思う。
脚本に於ける謎なエピソードに関して言えば幾つか有った。
(ハウの里帰りのエピソードとして)映画版での最初のエピソードにあたる、原作にはない約1分程の田中要次が登場する場面。
何故この場面が必要だったのか?がそもそも分からない。
もしも、尺を埋める為としては短かすぎるし。観客を笑わせようとするギャグ的な場面だったにしても今ひとつだった。
更に言うと。原作でのハウが南下する都度に震災の土地を通る描写が描かれている為、映画本編にもその辺りの描写がふんだんに描かれるだろう…のは想像出来た。
そんな中で、イジメに苦しみ登校拒否をする少女麻衣の心をハウが癒す話は、原作にも有るのですが。そこに震災で心が疲れてしまっている要素を織り込んでいたのは「あ!なるほど!」と思いながら映画を観ていた。
…しかしこの話にも何故?…と思わされてしまった箇所が。
映画&原作共に、駅のホームに佇むこの麻衣の前に電車は2度止まる。
車内には《もう1人の少女》
原作だと、この少女こそは麻衣をイジメる少女。
車内に乗り込めない麻衣を嘲笑っている。
しかし映画本編では、この少女の腕には謎な傷痕が。
それだけを見ると、震災による心の傷痕が癒せない麻衣と。以前は麻衣同様に、震災の辛さからリストカットを続けた過去を持つ少女の図式に見える。
しかも(車内に乗り込んでいることから)なんとか乗り越えたのだろう?…と。
どう観てもそう見える演出・画面構成。
「嗚呼そうか。原作だと単なるイジメに対して逃げている女の子の話を、震災の辛さを乗り越える話に変換しているのか」
…………_| ̄|○ 違うんかい!
映画は原作そのままの、単純なイジメに対する話になっていた、、、いや何だか勿体ねえなあ〜全くもう。
そんなこんなと、震災絡みの話はここで中途半端な状態で終わってしまうのは残念でした。
そんな麻衣のエピソードによるイジメが発覚する辺りから、映画は急に原作通りに展開し始めるのだが、この後に続く《次郎さん》の話は実に良かった。
地方都市に於いてしばしば問題となる【シャッター商店街】
その地に足を踏み入れたハウ。
短いエピソードながら、ファンタジー要素を取り入れ忘れ難い場面となっていた。
この時に、数シーンしか登場しない《次郎さん》役の石橋蓮司だが。一瞬で画面を一気に占領してしまう存在感は流石だった。
この後、修道院にハウは迷い込み。ハウの過去が明らかになるモトーラ世理奈の話へ。
実は、原作を読みながら。てっきり彼女は麻衣の役柄をイメージしていた。
同時に、この修道院へ逃げ込んでいる女の役には市川実和子だろう…とも。
まあ、確かに映画の配役通りで間違いないですね。年齢の設定自体がその方が相応しい💧
このエピソードで、ちょっとだけ面白さを感じた箇所がありました。
モトーラ世理奈演じる《めぐみ》
彼女を探し続けていた《トシ》
2人が対峙し、騒ぎが起こった時に。市川実和子演じるシスターが眼の下から流す【涙】
その涙こそは【聖痕】の象徴として演出しているのだと思います。
だからこそ《めぐみ》を助けるのがフランチェスカなのだろう。
ワンコのビスケット美味そうだった(笑)
田中圭と同僚役の池田エライザ。
2人は役所に勤めていることから。婚姻届で有ったり、住民票等を市民の人が取りに来る際に対応する。
(原作にもチラッと描かれている)品川徹演じる老人が、住民票を取りに来た時に。初めて知る過去に離婚した奥さんが既に亡くなっていた事実等を通して人間の生死に関わっている事実。
他にも、動物ボランティアの人達であり、点字ブロックに引っかかる自転車を処理したり…と。
2人の距離感を縮める為に仕掛ける細かいエピソード等、なかなか良い場面も多く。残念に感じる箇所も有るには有るのですが。相対的には手堅くまとまっている作品だと思いました。
そんな作品のコンセプトの奥底にあるのは。ひょっとして、市川崑監督の『私は二歳』を意識しているのではないか?…と、思いつつ。
2022年 8月21日 TOHOシネマズ錦糸町楽天地/スクリーン10
悪くはないと思う。こういう結末も。
ある意味、薄幸だったハウの人生(犬生?)としては、こういう結末も、悪くはないと思います。評論子は。
必ずしも元の鞘に納まることだけが、ハッピーエンドって訳でもないと思うので。
あんなに帰りを待ち焦がれていたハウを、最近に父親(夫)を亡くし、その心の傷がまだ癒(いえ)えていないであろう母子に、何の蟠(わだかま)りもなく譲ることができるところに、ハウの帰宅を待っていた間の民夫の成長ぶり=過去との訣別を見て取ることはできないでしょうか。
その意味では、充分な佳作と思います。
評論子は。
(追記)
それにしても、めげないワンコですねぇ、このハウは。
思わぬ旅をすることになって、彼(彼女?)の赤裸々な人生(犬生?)も明らかになるのですけれども。
あたかも、彼(彼女?)は、民夫との再会を確信していたかのようなポジティブさでした。どんな局面にあっても。
(帰巣本能と言ってしまえば、身も蓋もないのですけれども。)
評論子がYouTubeを通じてよくお話をお聞きする精神科のドクターは、日ごろ「人との関係を良好に=ポジティブにしたければ、自分からまず先にポジティブを出せ」とおっしゃっていますが、正に、帰路の道中、ポジティブを出し続けるハウが、あたかも、自らポジティブを引き寄せている様(よう)にも、評論子には思われました。
いつ、いかなる時も、いわば「ポジティブ出しまくり」ともいうべきハウから学ぶことは、決して少なくないようにも思われます。
<映画のことば>
きっとハウは、みんなを幸せにして来たと思う。ハウは、そういうワンコだと思う。
ドラマより安っぽい作り
なんとも素人感が満載の脚本と映像だが、犬の可愛さはそれをも凌駕する。ストーリーは名犬ラッシーのハートウォーミングロードムービーだが、展開は強引だし、ことごとく安っぽい。ただ、何度も言うが犬が尊いのでOK。
犬飼っているとちょっとw
犬の仕草や行動をただ見て、かわいいなぁって思うだけにしておく映画w
ストーリーに関しては、「おい!」って感じですw
まず、犬飼ったことない人にいきなり大型犬を譲渡するとか、ノーリードで遊ばせるとか、散歩中に寝るな(人な)とかwで、挙句、犬脱走w
都合よくトラックに乗って神奈川から青森に連れてかれる、とか、800km戻ってくるとか、いろんな人と出会って人の心の闇を払ってゆくとかのハートウォーミングなのは映画なんでいいんですよ。
最後の結末、あれはないでしょ。
まず、マイクロチップ入っているから、飼い主わかるはずでしょ、なのになぜ、他人が勝手に飼ってるんだ。窃盗にならないのかな。
自分の家の庭に他人の財布が落ちていたら交番に届けますよね。まさか、自分のものにしないですよねw
同じだと思います。
感情以前の問題かとw
で、主人公も購入した一軒家を売却してマンションに引越したからか、わからないけど、あっさり、諦めるw
おいおい!必死に御主人様の元に帰って来たのにそれはないだろ。
婚約者に結婚を破談にされたから犬で気を紛らわせ、また、新しい彼女候補が現れたから、いいや的な感じでハウ捨てられるとか、ダメでしょ。
うーん、これは考えようによっては犬の姿をした愛の天使が人を救っていく映画なのか。
海外映画ではそういうのありますが、キラキラしたものが降ってきたりしたら天使が舞い降りたとか、共通認識で持っているから、あ、天使だったんだってわかるけど、日本映画にはないから、何かしらの表現をしてもらわないよね。
ハウとの別れ際に「あ、天使だったんだね」って、わかれば、まだ、すっきりしたかも。
まー、犬の映画じゃなくなるけどねw
ハウが我が家のスタンダードプードルに似ていて、鑑賞後、愛おしくなって、ずっと一緒だよって再認識出来たから星3にw
って、星の付け方がそれこそ、おい!ですよねw
特級呪物
犬好きが観てはいけないのはもちろんのこと、映像作品としても観る価値はない。絶対に観るな。
あまりにひどい構成と脚本に、多くの人に「この映画を観てはいけない」ことを伝えなくてはいけないと思い、映画.comに登録したほどだ。
ハウが行く先々で関わる人とのストーリーも何を伝えたいのか不明だし、田中圭演じる主人公のパートも共感できる要素はゼロ。
そのうえ、物語のオチに子供を使うとかいう不愉快極まりない展開。表現力が足らず、いかにクソ映画かを伝えられず心苦しいが、絶対に見てはいけない。とにかく時間の無駄。
映画の感想は人それぞれだが、この映画を高評価している人を無条件に嫌いになりそうだ。そういった意味でこの映画は特級呪物と言って過言ではない。
これを映画館で見なかった事が唯一の救い。
星?もちろんそんなものつけられない。映画を見た記憶も消して欲しい。
最悪のオチ。犬飼ってる人は見ない方がいい。
びっくりして映画.comのアカウント作るぐらいひどい映画だった。
食事中家族が見てたので一緒に鑑賞。
ハウ役のわんちゃんはめちゃくちゃ可愛くて演技上手い。めちゃくちゃえらい。
最後の感動を煽るために感動やら嫌な気持ちやらが地味に積み重ねられていく典型的な邦画。
そこもつまらないけどまぁ最後のオチだけ気になるから見るか…と思ってたのに…。
一生懸命飼い主の元に帰ろうと冒険してやっと帰ってきたハウがせっかく家にたどり着いたのに主人公はすでに引っ越しており、新しく家に住んでいた家族に飼われたあと主人公と再会し、喜んでいたのに主人公に別れを告げられる…。
主人公視点とハウ(のいるとこ)視点が交互に出てくる脚本だったので、そこはハウの気持ちで考えればどう考えても主人公の元に帰りたかったのわかるのに捨てられるようなもん。
かと言って新しい飼い主の男の子(父親が死んで引っ越してきたところでハウと出会った)から奪うわけにもいかず、どうしようもないという展開。
最悪…真夏に布団かぶって寝て夜中にクーラーが切れた時に見る悪夢みたいな胸糞の悪さ…。
ただちょっとだけ映画内の展開で興奮したところがあって、ハウが修道院に訪れた時にそこで出会った昔の飼い主の現DV被害者の女性と彼女を追いかけてきて修道院でカッター振り回し事件を起こした夫の車が事故ったシーン。
ガソリンが流れでるのをわかりやすく演出してたので「あーこれは車が燃えるな」とすぐに理解したのですが、事故ったあとすぐに女性に意識があったので「もしかしてこれは夫が車の爆発に巻き込まれて死ぬ展開か…?!」と邦画では(そもそもそういう視点で作られてない限り)めったない復讐のカタルシスが味わえるのか?!とすごい興奮したけどハウが助けてくれました。
優しいねハウ…まぁそうだよね…えらいね…。
でもそこで普通の映画らしさを見せられたことでなるほどやっぱりこの映画は典型的な邦画(よくない方)なんだなと思ってオチを見てたら↑だったのでこんな胸糞にするならせめてさっきの夫が死んでたらある種の人気が出る映画になったかもしれないのに…!!と無駄に悔しくなりました。
ベタベタの全部先が読めるテンプレ展開のくせになんでオチだけあんな胸糞にできるねん。新しい。
120分みてこれだったら私みたいな穿った映画の見方をしてる人間でなくて感動求めて行った人はショック受けてるだろうな…と思ったら、普通に感動してる人いっぱいいて二重にショックを受けました。
私は自分の犬が逃げて近所の誰かに飼われてたりしようもんならどんな手段を使っても取り返します。
もし原作者か監督が犬飼ってるならこんな胸糞悪い映画作れんで…酷いもん見たな…。
ただ酷すぎて逆に面白かったので星は1にしておきます。
ある意味心動かされてとても印象に残ったので。
心温まる典型的動物映画
各パートでしっかりした役者をキャスティングし、ハウを取り巻く物語がシンプルに描かれた。
ハウがたどった先の人間模様には、今の社会が抱える問題をそれぞれ辿り共感を誘う。
特にこの映画だから良かったと言う飛び抜けたものは感じなかったが、ハッピーエンドで収まりは良かった。
石田ゆり子さんのナレーション
だよねって感じ。ドンピシャ。
泣いた
ハウが可愛い。序盤は微笑んで見てた。
でも、内容は普通。ハウはまた民夫と一緒に暮らしたい、ただそれだけだったはずなのに…感動の再会のはずなのに…。この映画に満足感はなく、ただただハウの気持ちを考えると泣かずにはいられない。それに、ハウを捨てた飼い主とハウが再開したりなんか都合良すぎる。モワモワする。
犬も猫も家族
我が家は17年間、猫を飼いました。
死んでしまってから間も無く10年になろうとしていますが。
犬は飼った事はなく 今年92の母が2匹のパグをとても甘やかして飼っていました。
ドッグフードなど食べさせた事はなくいつもササミや牛肉を茹でてあげてました。
歯周病になって1匹は全身麻酔で歯石を取る手術中に死んでしまい、リードは殆ど付けず。とても頭が良いから、と言うのがその理由でした。とんでもない話です。
犬の飼い方としてはもう糾弾される要素満載。
犬も猫も 飼うと家族旅行には行けません。
ペットホテルに預けるという選択もありますが、犬は人につく猫は家につくと言うように 猫は家を離れるのは餌が無いより苦痛です。
うちの猫は自由に外を歩く猫じゃなくマンションの室内だけが世界。ドアを開けて我が家のフロア前をウロウロするのがお散歩。
私はアレルギーがあったらしく、猫が死んでしまってからすっかり治癒した喘息とアレルギー性鼻炎がそれを証明してしまいましたが アレルギーあるからって 死ぬ訳でもない程度ならそれで手放す事はなかったです。
家族なので。
なので 死んだ後 別の猫を飼うとかも なし。
猫派とかでなく うちの猫だけ好きだっただけです。
そういう私がこれを見た感想になります。
と言うのも この映画は 熱烈犬派とかただいま絶賛飼い犬してます の人に 甚だしく評判悪いらしく。
でも これを好んで見たい人は そもそも犬好きで。
ターゲットと作風が合ってないのでは? と推測されるからです。
私は この構成は 上手く行ってると思いました。
犬は 帰巣本能がある と言うのは周知の事実で 過去には映画でなくとも 実話で 日本列島の半分(今回もそうですが)を徒歩で(?) 帰って来ています。
有名な話です。
鼻という器官は かつては人間も匂いを嗅ぐ以外に方向がわかったのだという仮説を聞いた事があります。
方向音痴の私は全くその機能が退化した典型ですが。
うちの亡き夫は どこかに車で出かける際、行きは揉めて夫婦喧嘩になる事度々だったのに帰りはちゃんと帰れる人でした。古代人に近かったんでしょう。
このハウの帰り道は 日本という国が現在抱えるいろんな問題を踏襲しつつ丁寧な描写で描かれていきます。
田中圭に 早く会わせたい視聴者がイライラするくらい。
DV夫がカッターナイフ出した時には、え!刺されてしまうとかナシでお願いしますよ とか 車のガソリンが垂れてきた時も爆発に巻き込まれ、、やめてよね! ともう 田中圭に会う瞬間だけを心の支えにして見てる訳ですよ。
それなのに一軒家をマンションに引っ越す たみおさん。
何してんねん😕です。
でラスト。
なるほどね。そういうオチを持って来ましたか。
という事で私的には まあまあ面白かった、かな。
残念な映画
最近はワンダフルライフなど、愛犬家として心がほんわかする犬の映画がありましたが、これはいただけない。ストーリーに全く共感が持てない。
マイクロチップはどこに行っても確認されることないし、途中、保護されることもなく必死な思いでがあってきたハウは、事故で父親を失ったという子どもの『お父さんの代わり』という理由でその子にあげちゃうって。え?ちょっと待て。ハウの気持ちは?
お前のハウへの愛情はその程度なのか?自分の大切なわんこなら、マイクロチップの内容を示し自分の家族だと主張するだろ?
あー、全くイライラする。
結局は、飼い主からはぐれた犬が、必死に遠くから飼い主のもとに帰ってきたけど、飼い主はそのワンコの気持ちを無視して偽善者ぶって他人に譲って終わるという、愛犬家からしたら身も蓋もない話。
犬と人のハートフルストーリー。じゃないのw
婚約解消され、どん底にいた主人公が、犬を飼うことになって
明るさを取り戻し立ち直っていく、というのが序盤。
そこから、ハプニングがあり、別れ別れになってからが、本筋。
その後の展開も、よくある感じで、ラストも想像通り。
いまいちひねりがないな、でも、犬好きの方なら感動の
ハートフルストーリーで、星4つか5つ?
なんて思って、いろんな方の批評を見てたら、かなりの酷評。
ええ、そうなの???
このラストがダメなんだ。でも、このまま
主人公の元に帰って、しあわせ、しあわせ、という
ストーリーなら、ありきたりすぎませんか?
実話ならともかく。
たまたま、最近、馳 星周さんの小説「少年と犬」を
読んだので、その本とくらべてしまいました。
全然、内容は違いますが、ベースにあるのは同じ。
どちらも、犬といろんな人との触れ合いを
描いているんですが、この映画は
その一つ一つのストーリーがあまりおもしろくないですね。
犬童さん、いい監督だと思うのですが、どうしちゃったんでしょうね。
ハァ…
『“それ”がいる森』は予告と中身が違って詐欺レベルだが(まあ噂には聞いていたけど)、こちらは予告通り。
可愛いワンちゃん、好感度と人気の高い田中圭、犬と人の交流をハートフルと涙・涙・涙で描く。
『南極物語』『ハチ公物語』『クイール』『マリと子犬の物語』など日本映画にはワンちゃんの大ヒット作が多く、例に漏れず昨夏大ヒット!
…の筈だった。
週末興行ランキングで初登場TOP10にも入らず。
それどころか、皆大好き泣けるワンちゃん映画でありながら、酷評の声が多く…。
実はあざとく泣け!泣け!推しの予告編ですでに辟易してたんだけど、実際見てみないと。どんなものか見てみた。
一言で言うと、“ハウ”ではなく“ハァ…”。まあ酷評意見に異論は無いかなぁ…。
恋人にフラれ、婚約も解消された気弱な市役所職員の民夫。
見かねた上司から勧められ、捨てられ保護されている一匹の白い大型犬を飼う事に。
声帯を除去され、“ワン”と鳴けず“ハウ”と鳴くこの犬を“ハウ”と名付け、元気いっぱいに振り回されながらも、たっぷりの愛情を注ぎ、欠けがえのない存在になっていく。
ところがある日、ちょっとした事からハウが居なくなってしまう…。
東京から遠く離れた青森に辿り着いたハウ。
南下。様々な人と出会いながら。
民夫の元に帰ろうとする…。
…と聞くとストレートに泣ける良作ワンちゃん映画のようだが、本作、ただ単に一本の映画としてつまらない。
各エピソードも引き込まれるものや心満たされるものも無く、あまりにも単調。
また、いまいち必要性も感じない。民夫と離れ離れになった後、各地で会った人々。ある女子中学生、ある老女、ある修道院…。ハウと出会って心癒されていく…みたいだが、何だか実際はさほどハウが主軸となって活かされてない気がした。
特に修道院エピソードはある意味衝撃。元の飼い主と再会するも、DV元カレが現れて切り付け事件…! これ、家族で楽しめるワンちゃん映画じゃなかったの…?
何か思ってた以上に暗いエピソードや重たいエピソードあり。もっとベタに泣けてハートフルになれる作品かと思ったら…。
犬好きの方々から集中砲火されているラスト。まあ、確かにね。
遂に民夫の元に帰ってきた。しかしその時、ハウは別の飼い主に飼われていた。新たに名前も付けられて。それを知った民夫は愛犬を譲る…。
民夫にしてみればやっと再会出来たのに手離さなければならない。
ハウにしてみればやっと帰ってきたのにもう一緒に暮らせない。
感動の再会に非ず。悲しい別れ。
これ、誰得…? 誰目線…?
そもそも離れ離れになった時、リードを付けていなかったのも悪い。
私ゃ犬を飼った事無いが、家族のように大事なら、居なくならないように注意すべき。
最後は悲しい別れになるけど、民夫の優しさと変わらぬハウへの愛情で感動誘うが、何か違うんだよなぁ…。
多くの方々が指摘されてる通り。犬は単なるペットじゃなく、家族。その家族に対しての扱いがお粗末。
犬好きの方々が非難の声を上げるのも無理はない。
思えば民夫の言動は最初から。恋人にフラれ、メソメソナヨナヨ。自分から幸せを手離す。
ハウの時もそうだ。本当にハウが大事なら、もっと手離したくない意思を見せて然るべきだ。
終始民夫の性格にイライラ。犬を飼うには責任感が必要らしいが、民夫にはそれを感じられなかった。
民夫はハウと別れたけど、同僚女性と何だかいい感じになったっぽく…って、それでいいんかい! 尚更ハウが不憫…。
ハウの可愛さには異論ナシ。唯一の取り柄はそこのみ。ハウが可愛いだけに非常に勿体ない。
きっと多くの方々は、ハウに癒され、素直に感動出来る作品を見たかったに違いない。
『“それ”がいる森』もビミョーだったけど、あちらはツッコミ所がある意味面白かったけど、こちらは…。好きになれる点が無かった。
製作側は本当に犬好きなのか!?…って辛口意見もある。
原作/脚本の真意は知らぬが、監督。名前に“犬”が入っているが、猫題材の作品の方が多いし…。
ハウの気持ち
ハウの可愛さと愛嬌に笑顔で、時に涙して観ました。
観終わって…しばらくしてから、虚しさがドーっと押し寄せました。
ハウが一生懸命帰ってきたのに、あの結末はない。ハウの気持ちが置き去りにされている。
何だかハウの思いを思うと悲しくなりました。
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