劇場公開日 2022年3月18日

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「今週、迷ったらほぼ本命枠。「アメリカ版ベイビーわるきゅーれ」な映画。」ガンパウダー・ミルクシェイク yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0今週、迷ったらほぼ本命枠。「アメリカ版ベイビーわるきゅーれ」な映画。

2022年3月19日
PCから投稿

今年80本目(合計353本目/今月(2022年3月度)22本目)。

他の方やここの特集でも書かれていますが、去年(2021年)ミニシアターでスマッシュヒットした「ベイビーわるきゅーれ」に似た部分がかなりあります。「ファーム」=「会社」=「殺し屋」ということや、ときどき、とぼけた発言をする(「そんなこと、どこで習ってきたの?」に対して「ヒストリーチャンネル」と答えたりする等)など、似た部分が結構多いです。

とはいっても、「ベイビーわるきゅーれ」や「プリテンダーズ」などの「シスターフッド系の映画」と解するのが妥当かなと思います(プリテンダーズは別にアクションものではないですが…)。
なお、「ベイビーわるきゅーれ」と比較すると、「ストーリーにもう1アクションシーンくらいある」くらいです(なので、多少長くなっているが、放映時間もかなり似る)。

作内でも述べられている「フェミニスト」思想についても正しい理解(男女同権思想)があり、ここも前に参考にした作品と同じです(あえて間違って使っている人もいます。ここはネタバレになるので回避。ラストあたりです)。

ストーリーとしてはどうしてもそのような関係から単調にならざるを得ず(多少ひねりは入っています)、「今どういうシーン?」ということも起きづらいです。今週はわかりにくい作品が多く、今週迷ったら推せるところだと思います(PG12扱いに過ぎませんし)。

採点にあたっては、下記のみ気になったのですが、特に問題なしとしてフルスコアにしています。

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 (減点0.1) 字幕の一部がわかりにくいところがあります(チェック漏れ?)。
 途中でとあるビルでバトルするシーン。このビルにはどうも料理屋があるようで、その厨房を通っていくシーンがありますが、登場人物の一人が「ほら、厨房ってこんなに寒いの?認可できないわ」と言いながら走り去るシーンがあります(聞こえてくるのは can't be accepted )。

 「認可する」という字幕もまぁギリギリかなぁ(この人、どこかのお役所さんっていう設定ありましたっけ…)というところです。普通は「受け入れられない」とか「我慢できない」くらいにはなりますが「認可する」という語をここで使うことはないので(飲食物などの監督を行っている市役所の職員なら、まだ理解できるが…)、ここだけ妙に変な日本語がでます(多分、チェック漏れ?)。
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yukispica