すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価
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全てが完璧
ストーリー・絵・メッセージ性、全てが最高で面白く感動し、日本人なら観るべきメッセージ性の強い内容にも感動した。
号泣を超える人達もいて、素晴らしい映画でした。
君の名は。を観て、正直なんじゃこりゃと思ってた私には本当に同じ監督なの!?と青天の霹靂の如く稲妻が走る映画でした。
震災直前に当たり前に「行ってきます」「おかえりなさい」や何気ない会話がされているシーンがあり、震災は経験してない以上他人事だった自分に大事な教訓として教えてくれました。
監督をはじめキャストやスタッフの皆様、素晴らしい映画をありがとうございました。
全ての人に観て欲しい、今年一の映画でした^_^
地震をうまく描いた作品
地震の概念をうまく描写していて面白かった。
「君の名は」や「天気の子」よりは恋愛要素は少なめ。
人間描写やストーリーなど引き込まれるところがあり、あっという間に時間が過ぎて、劇場で観られて良かったと思う作品。
もう少しアフターストーリーが描かれると心地よかったかなと思う。
やんちゃ娘かと思ったら壮大なストーリーだったのだった
まさかあのことと繋がっていたとは………
きっと誰かが心配している
それはわるいことじゃない
大切で信じているから心配なるんだから
あなたは前を向いてやると決めたことを諦めずにやってほしい
花粉症なのか風邪なのか
はたまた感情の制御不能なのか涙が止まらなくってほとほと困ります
親兄弟親戚ともども皆元気、知人友人ともどもそこそこ元気なのに
悲しい思いもしたことはあるけど何故か涙が溢れました
だから一人で映画に来てるのかな〜
さすが深海監督。今年初映画これにしたかった
期待を裏切らない。一つ一つがとても貴重な描写でした。楽しかったです。
やはり若者の鑑賞者が多いので、地震が迫るのに警戒しない若者の身を引き締めるきっかけになって、現代の状況にふさわしいともいえる。
そして最後は新海さんのアニメ映画ではお決まりの終わり方
新海誠らしさ全開の映画
やはり、新海誠はストーリーテラー、脚本家としての才能が無いのだと確信した。(そこが宮崎駿と決定的に違う所だ。まあ、宮崎駿は最終的にはいつも破綻するけどw圧倒的に脚本家としての才覚が違いすぎる)
ストーリー、キャラクター、音楽、全てに引き込まれなかった。あー映像はいつも通りキレイだったよ。
ちなみに、全くの前知識無しで観たが、冒頭のシーンで最後のオチは見えたwあー多分ハリーポッターじゃんwて言い出すとキリないからやめる。
ツッコミ所が多過ぎて書く気にもならない。(他の星の少ないレビュアーの方が書いてる通りだ)
あえてのミスマッチという音楽の使い方があるが、これはそうはなっていなかった。ギャグにもなって無い。新海誠は音楽に対するセンスも一般人レベルなんだなと今回思った。いつものRADWIMPSの曲の時点でそう思うけど。
写実画家の宿命は「写真でよくね?」だと思うが、これは新海にも当てはまる。
あー見たことあるような景色…を提示するのは上手いのだろう。確かに感心する。が、それだけなんじゃ?という思いがますます強くなったのが今作だった。
そういう意味でも、コマーシャルとかミュージックビデオとか向けの映像やるのが向いてるかも。それか他人の脚本で映画作るか…
あと日本アニメの涙の表現はもういつまで千と千尋のマネやってんだよ!
いい加減オリジナリティ出せよ!クリエイターとして恥ずかしくないか?
高評価の人が多いのも分かるよ、、、分かる。
私の友人も絶賛してた。
ゴメン、君らとは感性が違うサイコパスだから気にしないで。
だが、やはり最後に一つだけ書く。
311は題材にできる物では無かったのだよ。
自然災害だからいいのか?911を題材にしてるのと大して変わらんよ。広島原爆を題材にしてたヒーロー映画がちょっと前にあったがw
あの日の絵日記を真っ黒塗り潰しで表現した所がダメな所なんだよ。例え子供の絵日記だとしてもね。。
最後泣いた。が、とてもいやな涙だった。可哀想な子供を見たら可哀想に決まってるんだよ。感動とか人の心を揺さぶるのに、そのような使い方をするのはやめた方がいいよ。詐欺師やマインドコントロールに近い気がする。
ルージュの伝言
もうすぐ12年経つけど、辛いものは辛すぎる。
ただそれ以上に作品としての好きが上回った
特にオープニングのタイトルバックのタイミングが良すぎてぞくぞくした…
登場人物の喜怒哀楽が細やかに表現されていて
そんでもって受け取り側も喜怒哀楽の感情をすべて堪能できたし、
そのひとつひとつの感情を肯定してくれたような気がした(監督が賛否の否の意見が沢山寄せられるのを分かってて創り上げた作品だろうから、その覚悟が存分に伝わった)
特典の『芹澤のものがたり』も読ませてもらったが
彼の存在が重いテーマをいい意味で心を軽くしてくれた
○○が辛い思いしているのに自分は笑ってていいのか
という葛藤は誰しも抱えたことがあるだろうけど
それでいいんだよ、笑うことが悪いわけがないって
締め付けたは心を解いてくれる素晴らしい人だった
そんな人がへたくそな歌を惜しげもなく晒している姿で一気に虜になってしまった
芹澤よ、お前は幸せになってくれ
境界のおはなし
新海誠は昔から、「交わるはずのない世界がほんの僅かな間だけすれ違う」というシチュエーションが好きな作家ですよね。今回もそうでした。なので新海らしさが好きな人にはハマる作品だったと思います。
後戸の向こうにある常世。
後戸のこちらにある現世。
主人公すずめはひょんなことから後戸を開けてしまい、かつ要石も抜いてしまったことで、異世界に繋がってしまいました。放っておけば大災害を引き起こすミミズが這い出てしまう。そのミミズを封じるため、大学生兼閉じ師の草太が駆け回ります。
すずめもまた、椅子にされてしまった草太とともに宮崎から故郷の宮城まで長い旅に出ます。
画の美しさは新海誠の十八番なのでここでは触れません。
今回私が感銘を受けたのは、扉を開ける/閉めるという行為に様々な意味を持たせ、描いてみせた点です。
後戸は開いてしまったら悪いもの(ミミズ)が出てきてしまう。だから閉じねばならない。
しかし本来扉とは逆で、外から悪いものが入ってこないように、中にあるものや人を守るために閉めるのです。
後半で、震災の朝もいつもどおり出かけて行ったであろう人々が出ていく様を描いていますが、これこそが私たちにとっての扉の役割なのです。
いってきますと言い、いってらっしゃいと言われ、そのあとに扉を閉めるのは、内側にあるものを守るため。
これが逆転しているから「後戸」なのかと思いました。
視点や立場によって想いが変わるというのも、新海監督の好物ですよね。
本来立ち入ってはならない領域。
関わってはならない存在。
踏み込んではいけない場所。
過去作同様、今回もまた、時間空間を超えて境界を渡り、また戻ってきました。
もう1点。
すずめは作中において、よく「死ぬのは怖くない」と言います。若さゆえの無謀さばかりでなく、4歳の頃に震災で母親を喪ったすずめにとって、死とはいつでもすぐ側にあるものであり、それに捕まるかどうかは運次第なのです。
すずめだって震災で死んでもおかしくなかった。
そうならなかったのは、たまたまそうだったからに他ならない。この経験が、すずめの少し不思議な死生観につながっているのかと感じました。
運命の相手でなくともいいのでは
震災をテーマにしたのは非常に意義があることだが、それ(震災=人間の手には負えない、回避不可能な出来事)を「人間の手によって回避可能な事態」として描いてしまっては元も子もないのではないか。
またヒロインとヒーローの関係も、最終的には「あなたに会うために私は生まれてきたの!」という男女の関係性における最高濃度に到達するが、そうなるまでの過程があまり呑み込めず、「そんなに好きだったの!?」と若干引いてしまった。
もちろん二人の間に自然な好意が生まれていくのはよく理解できたが、無理して二人を運命的な関係にする必要はないのではないかと感じた。
別に運命じゃなくとも、お互いを大事に思う男女の絆は描けるはずだから。
あいからず、薄い
何だかな~お涙ちょうだい何よね
物語に絵を乗っけてるんだけど綺麗だけどそれだけCGにしても今時にしては陳腐遠目に映るスポーツカーがオモチャに見えるしお金が無ければ止めれば、やり直しってレベルです
私から観てね、気に障ったらごめん。
久しぶりに思い出しました
公開当時に見た映画を
今日同僚と話をしました。
孫に見せたいので夫婦で見に行って素晴らしかったと言っていました。
どうしても大人として見に行きますが、難しくても子供に見てほしい映画だと思います。
クライマックスの主人公は子供だと思います。
ファンタジーとリアルの融合で胸が張り裂ける思いになる感動作品
「君の名は」「天気の子」では、映像はとことんリアルだけどストーリーはファンタジー、という印象を持っていたし、この作品概要にも「災いの扉」みたいなことが書いてあったので、今回もきっとファンタジー満載の作品なのだろうと思って臨みました。
途中までは二作と変わらないファンタジーの世界が進んでいると思って観ていたのですが、途中から少しずつ様子が変わっていく。リアルに起きた出来事に繋がっていくのがだんだん分かってくる。実は冒頭からリアルの出来事を題材にしていたことに後で気付く。
扉を閉めるときにその土地に住んでいた人々の声に耳を傾けるというなんともファンタジーらしいシーンが前半から何回か出てきますが、後半にあの場所でそのシーンが出た時にはリアル過ぎて胸が張り裂ける思いでした。人によってはつらい気持ちになるかもしれませんが、間違いなく心を大きく動かされる感動作品だと思います。
運鈍根
一人の一事の錯誤で、
大袈裟の大盛りで、
生き苦しい物語りだね。
クワバクワバラ
「君の名は。」「天気の子」の新海誠監督が、
日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる「扉」を閉める旅に出た少女の冒険と成長を描いた長編アニメーション。
ありがとうございました
呪文?みたいな言葉がダサい。技の名前を言ってからじゃないと技が出せないドラゴンボール的な設定?天気の子は一心に祈ってたから良かったけども。年頃の女の子が一人で廃墟に入って行って地元のヤンキーや不審者に犯されないだろうかと変な心配をしてしまい、物語に集中できなかった。あと、椅子の動きにリアリティが無くて冷めた。あんな無理な動きをするなら、いっそのことずっと宙に浮いていて欲しかった。
前2作のような、子供に見せたくない「ノイズ」がない
初めに、草太さん、予告だけ見ててっきり三十路前かと思っていた。すずめが高校生なのはわかっていたのでロリコン扱いしていてごめん…。
それはさておき、「君の名は」「天気の子」に比べて新海誠のポリコレ…というか倫理観がまともになったというか、オタクだけではなく子供や一般にも見せやすい作品になってきてホッとしている。
「君の名は」いちいち三葉の胸を揺らすシーンがあったし、入れ替わった瀧が胸を揉むシーンも気持ち悪かった。
「天気の子」はまともな大人が一人も出てこなかった。児童労働や風俗で搾取される(されそうな)子供を守る大人がだれもいなかった。
正直子供に見せたい作品ではなかった。
「すずめの戸締まり」にはそういった「子供には見せたくない」ノイズがない。
本作の大人は比較的まともだ。草太さんは未成年のすずめが巻き込まれるのを最初は良しとしないしできるだけ自分でなんとかしようとする。環さんは姪であるすずめを引き取り、やや口うるさいが、保護者としてなすべきことをしている。芹澤は成り行きで巻き込まれたのに環さんとすずめを故郷まで送り届けてくれる。
いわゆる「セカイ系」の作品においては、主人公の若者の周りの世界だけで物語が完結しがちだったが、成熟した大人をきちんと描くことで、意識が外の世界に向けられ観る者にもある種の成熟を促すようになったのか、単に新海誠が年を取ったのか、いずれにしても良い傾向だと思う。
ベルリンコンペにも出品されるようだが、受賞できるかは別として、この作品なら海外に誇ってよいだろう。
んー微妙!
鈴芽と震災のお話にスポットを当てたいのは凄く分かったんだけど他の部分のストーリーが雑で嫌。躍動感のあるアニメーションが素敵なのに勿体なさすぎる。
鈴芽の行動力が凄すぎるのも原因だと思う。もう少し人間らしく描いた方が入りやすいかも…。君の名はと雰囲気は似てるけど、君の名はの方がよく出来てたかなぁ。
あとダイジンの話もう少し掘り下げて欲しかったなぁ。せっかく良いキャラだったのにと思ってしまった。
全体的にクオリティは高いけどどこかビミョーな感じ。
号泣きの最高記録を達成!
ぅわぁ、とうとう観てしまった!
ウズメの涙、じゃなくて、すずめの戸締まり。
実家近くの各務原イオンで50割。
そんなことより、映画久しぶりなんだけど、年末前からずっと観たい映画が無くて。
そしたらこの映画の話題が突然タイムラインに流れてきたとき、圧倒的多数の友人たちの絶賛ぶりが1行読んだだけで伝わってきたから即読むのをやめて。
調べたりしなくとも、あーとうとう来たか、とその内容の濃さが伝わってきて、観ないわけにはいかないけどその勢いの中では観たくなかったから、延ばし延ばしにして熱りが冷めるのを待って、自分で観たくなるタイミングを見計らってたらたまたま今日になったという。
で、感想は。
はい、号泣きです。
予想では泣きが1回入ればよいところ、5回も来ました。
目頭にたまるレベルならまだしも、頬を伝って顎まで流れる映画なんてなかなかありません。
あそこはこういう意味でとか、小難しい深掘りはしません。
素直に、よかった。
いろんな意味でよかった。
もうそれでいいんじゃないかと。
缶の中から出て来た絵日記の真っ黒なページと日付。
その次を捲っても捲っても。
そしたらあった、あの扉が。
もうそれであかんのです。
そこまでは泣くことなんてあるのかと思ってたのに、ぐわぁーっと涙腺が大崩れして。
そこから畳みかけるように、あっまたきた、またまたきたと、5回もです。
新海誠監督の集大成にして最高傑作のふれ込みは伊達じゃなかった。
前作がどうのか通り越えて、絵も構成もストーリー展開の流も、その内容の奥深さもすべて。
岩戸に宗像に海部とか、叔母の名前がタマキだったりするけど、なんでスズメなのか。
ダイジンのキャラも、もっと何か深い気がするし。
人には言わずとも自分がいつも気にしてるようなテーマを、毎度毎度うれしいくらい扱ってくれる新海監督はいったい何者なのか。
そんなマニアックな神事の話をスピリチャルで片付けることなく丁寧に扱うところが好きだ。
もっと驚くべきことは、そんなマニアックなレベルの内容が全面に漂ってるのに、ミニシアターじゃなくて大手のシネコンの全国ロードショーで年末前の11月11日から年が明けて2月12日というのにまだまだロングランで客入りがいいっていうことが不思議でならない。
後ろ戸という大切な言葉が、これだけ多くの人に触れただけでもこの映画の価値がある。
実は、わたしが思う後ろ戸の使い方とは真逆の設定になってたけど、映画としてそれはそれでいいのだ。
それで出て来たのがミミズでも。
大きなエネルギーの話と、それを人知れず鎮める役目の人たちがいることさえ伝われば。
それから、何度も出て来る呪術的な祝詞のような呪文。
掛けまくも畏き火水の神よ、と思ったら、日不見の神よ、なんですね。
いろんな意味にとれるけど、これヒフミだね。
なんでお返し申すなのかわかんないけど。
また時間が経って、いろんな意味に気づいたり、いろんな答えが溢れ出たりしてよみがえってくるんだろうな。
そして、年末じゃなくて今このタイミングで観れてよかったかもしれない。
あと1ヶ月となる311のあの日のことをしっかりと思い出し、そしてまた改めて見つめ直すためにも。
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