すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価
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天気の子以上、君の名は以下。
予告を見た時点ではかなり期待度低め。猫が喋ってイスが動いてファンタジー要素が多く不安な気持ちで映画館へ。(前作の天気の子が個人的に駄作だったのあり)その気持ちで行って正解だったと思う。期待度高めで行っていたら面白くなかった。予告を見ずに行ったらついていけないと思う。
新海誠の作品の主人公は毎度かなりぶっ飛んでる。今回も同様で感情移入がしずらい。すずめは一体草太のどこにそんなに惹かれて命をかけてるの…?と疑問に思ってしまった。草太の声優も不自然だなーと思って上映後調べるとやっぱり若手のジャニーズだった。
良かった点は映像。新海誠の生み出す映像は素晴らしい。君の名はと天気の子同様、今回もRADの繊細な音楽と綺麗な映像のコラボレーションを楽しみにしてた!が、今回は音楽少なめ。RADファンとしてはショックだけど音楽頼りとの声もあったので仕方がない。次作に期待。
あとはテンポがかなり良くて見やすかった。少し説明不足で難しい部分もあるけど、新海誠作品は視聴者に考えさせてくれる、そういう部分が好き。伏線はしっかりと回収してくれて良かった!
まとめとしては芹沢がいいキャラすぎる。ダイジン報われてくれ。以上。
作品の出来栄えは新海誠監督の最高傑作なのでは?
君の名は。と天気の子を予習がてら鑑賞。よくわからなかったです。何度も観てる方は内容やメッセージを理解していると思いますが
そんな気持ちで通常スクリーンで鑑賞。思ってる以上に圧巻の作品!
ストーリーや描写、細かい設定やCGも多分新海誠監督作品の中では最高傑作だと個人的に思います!
中盤なんかもう最高に良い描写ばっかりで新海誠監督の凄さが伝わるんじゃないかなと!
過去作と違って推せる可愛い不思議系の動物がいて小さい子でも一部我慢すればかなり見やすい作品になってます。
※最後に、3.11を経験した方、震災や何らかの災害に関してトラウマがある方からみると抵抗感のある作品になってますので、そこを十分な理解をしてこの作品をご鑑賞しましょう
お見事!
私の中で、新海誠監督の最高傑作かと。
無理なく世界に入り込め、あの日を一緒に乗り越えていた。。
ダイジンが、可愛くて切なくて。
必要とされない、命などないのに、それが伝わらないもどかしさを現実として考えてしまった。。
現実世界とのリンク
現実の社会とリンクするようなストーリー。日本は地震との関係が深いからこそ。
ずっと母親の死因が語られなかったけど、あの絵日記の日付で観客に全てを悟らせた。そこに詳しい説明はいらず、日本人なら誰しも悲しみと残酷さが押し寄せる。
新海誠が描く田舎の女の子はもはや十八番。
田舎と都会の対比も良くて、それぞれの作画も美しい。
マックと立教大学とか、実際の企業や団体を使えるからよりリアルに見える。
今はどうしようもなく悲しくても、一歩ずつ進んでいく勇気をもらえる。
ストーリーは既視感たっぷり
映像は綺麗でした。
以上。
、、、。
設定が斬新なだけでストーリーはありきたりの展開。
ハイ、次はこうだよねが読めちゃう。既視感たっぷり。
多くの人が書いているようにジブリ感すごい。
設定も細かな説明がなくて困る。
3.11という日本中が心に何かを背負う出来事を扱う割には、設定が激激激激甘で、これでよく絶賛する人が沸くなとおもう。
・ダイジンの設定が謎すぎる。これは丁寧に説明して設定しないとダメ
・サダイジンはもっと謎。蛇足すぎる
・要石の場所知らないのに閉じ師を名乗るとは?
・イケメンってだけで惚れるクソ薄い恋愛のわりに自らの命かける謎
・余韻というか間がなくて忙しない
・閉じ行為を繰り返し見せられて飽きる
・後ろ扉、閉じ師など、言葉のチョイスがダサい。伝統あるんだろう?もう少し気の利いた言葉を使ってほしい
・環さんの扱い雑すぎ
・序盤にスズメの家庭環境や過去をちゃんと描いてないから感情移入できない
新海ファンは星五個つけるとは思うけど、冷静に見るとなんでもない御伽話。
新海は絵だけに専念して、別の人と組むとか、ストーリーを別担当にするとか、編集をガッツリ入れた方がいい。
矛盾ないストーリーで、センスある言葉選びができれば、他人に勧められる。
トータルして、オレの描写すごいだろうーーーって自慰行為を見せつけられてる気持ちにすらなる。
絶賛するほどでないかな。
震災を意識した作品?の為、私には評価不能です。
ベスティアで鑑賞。
IMAXで見るか迷いました。
同じく迷う方はIMAXでの鑑賞を薦めます。
まず表題通りで、物語を通して3.11の震災を意識した作品に感じました。私は直接この震災の被災者ではありませんので、この作品が被災者の視点からどう感じるかの想像がつきません。
こういった作品の評価は非常に繊細だと思います。
逃げるようですがこの点で評価を私の平均点にさせて頂きました。
震災を扱った作品を作ってはいけないとは思いませんが、作ったならばそれを評価して良いのは被災者の方だけで、作り手はその声を真摯に受け止めるだけだと思います。
個人的にはストーリーはまあまあ、キャラもまあまあ、絵は素晴らしく(IMAXで見た方がよい理由)音楽はverygoodと言ったところでしょうか。震災を意識してない作品なら★4をつけたと思います。
自身の感性だと、悲しく切ない中での明日への希望、的な余韻だったでしょうか。
どうかこの作品を被災者の方が見た時にその方の心に寄り添う作品であることを祈ります。
芹澤くんとのロードムービー
やや遅めながら娘が見たいと言うので映画館へ。見たいと思ってくれた映画はできるだけ見せてあげたい。
主人公のすずめが「ミミズ」と呼ばれる地の底に流れるエネルギー(龍脈的なもの?)が引き起こす地震を防ぐために「後ろ戸」の鍵を閉めていく物語。途中から東北の震災と津波につながる話になってきて思いのほか重いものがバックグラウンドとして匂わせられるが、そこに関しての明示(直接的な震災の様子とか母親の死因とか)はされない。美しくダイナミックなアニメーション、日本各地を移動していくロードムービー的な雰囲気、神木隆之介の最高の使い方も相まって重くなりすぎずちょいちょい笑いも含みつつな雰囲気は結構好き。
ミミズが倒れ込むと地震になるが、東北の震災とその関連性については触れられない。閉師の爺さんが隻腕な理由とか、親父はいないのかとか、他の閉師はいないのかとか黒猫の方の要石は誰が抜いたのか、などなど気になることはあるけどそれは想像で補うところかな?
何はともあれ芹澤くんが最高にいいキャラなので彼がいてくれて良かった。ルージュの伝言、ゲストに合わせた素晴らしい選曲!
好き嫌いが分かれるのでは
震災経験者ですが 緊急地震速報は ギンギンに鳴るわけではないから大丈夫です。
それより、これ子どもが見て内容わかりますかね…
君の名は、がいまいちと思って、違う作品なら?と思って観ましたが うーん さほど良いとは思えない…
合わないのかもしれません。
迫力あるアニメだとは思いますが 今後は観ません。
それが残念
家族の思わぬ高評価から鑑賞する。ジブリのオマージュ?背景キレイだろ?的でネガティブだったけど、クスッとできたりする会話やストーリーに引き込まれていく。終盤もせっかく盛り上がってきたのに、ただ、あれは取り上げて良い出来事では無い。
こんな作品をずっと待っていた。
反対意見も山ほどあると思う。もしかしたら傷ついてしまった人もいるのかもしれない。けれどもそんなことを議論させる、ということも含めてこの映画の意味はあった。
緻密なリアルさを追求してきた新海誠が、「若女将は小学生」風とでも言おうか、艶のある、少し子供向けな作画をしていた。細かいリアリティはすっ飛ばして展開していく物語も気になったりはした。説明も多かったな。
でもこれって難しい表現を追求した上での’分かりやすい表現'なんだよね。だからただ単純な作品とは違って気になったとしてもそれで集中力が切れる、なんてことは起こらない。あえてこの分かりやすさへ挑戦したことに、新海誠がどれほど本気で創り上げたか、が凝縮されてると思う。
地震というテーマをエンタメとして描く無鉄砲さは充分理解してるはずだ。そこにあえて挑んだ。しかも人気を得てきた自らの美学、作風を捨ててまで、すべての人に観てもらえるような仕上がりになっている。
新海誠は評価されるためにこの映画を作ったのではない。見てもらうために作ったのだ。だから賛否などどうでもいい。この映画を観て議論させることが大切。そしてそれは実際今起こっている。ここまで含め新海誠という作家の力量だと思う。常に本気で挑むその姿勢に、作品から溢れ出すメッセージ性に富んだ熱量に、心を動かされた。素晴らしい。ようやくこんなアニメと出会えた。
もう久しく映画のレビューはしていなかったけれど、どうしてもこの作品に関しては書きたくなりました。ではまた今度。
ミミズは、村上春樹の「かえるくん、東京を救う」がオマージュ?
素晴らしい作品に尽きる。
タイトルから予想しなかった展開が繰り広げられ、日本列島駆け巡る旅は、面白おかしくも考えさせられ、最後にはハッと気づき涙が止まらない映画でした。
地震をテーマにしている映画に付き、日本人にとっては非常にセンシティブな内容で見る人にとっては、辛いと思う人も多いかもしれません。
それでも監督はあえて作ったといっても過言ではないでしょう。それは、忘れてはならないもの、ただ乗り越えていかないといけないもの。
映画を観終わって、エンドロール中に出ていく人が居ませんでした。それほど、日本人の我々には深く刺さる映画なのでしょう。
新海誠監督作品ということで、『君の名は』『天気の子』に続く3部作とも紹介されていたりしますが、前2作とは全く違う、そして別格な映画と思いました。ただ、この3部作は自然災害というテーマでは繋がってはいますね。
アニメーションの素晴らしさ、風景などの映像美、魅力的なキャラと演出と、新海誠監督の集大成!っと思える程の、素晴らしい作品でした。
消化不良な感じ。
何故か???が多い映画だった。「君の名は」は勢いがあり疑問点もすんなり流れる感じがしたが今回は妙に引っかかることが多い。ミミズを抑える重要な役割を持つのに一人で動いているとか、東京のどこにミミズがいるのかしらないとか、大臣は結局なんで椅子に変えたのかとか。ご都合で物語を作るとこうなるなって感じ。
カット割りは映画のようでかなり良かったと思う。
新海さんって天才だな
どうしたらこんなストーリーが思いつくんだろう…
どうしたらこんな表現力が出来るんだろう…
と、深海監督の天才振りに感動しました。
3.11はもちろん、色々な人が色々な出来事で心の傷を負っていて、前を向いて生きていくために、心の扉を閉めたり開いたりして、一つ一つ打開していくのだと思います。
凄く考えさせられる作品でした。
草太は現世のダイジンは常世の魂の鎮魂か
低評価などを読んでいたのですが予想以上に良い映画でした!見終えた直後はダイジンの役割りが今ひとつなんだったのかモヤモヤしたのだけど配布された小説を読んだりして私が思い至ったのはダイジンは常世でまだ現世に未練を残している人々の魂の化身であり最終的には鎮魂であるということかなと。そして戸締りをする運命の草太は現世に遺された人々の魂の嘆きを鎮める役割なのかなと。いずれにしろこれは天災と鎮魂の物語なのだと思いました。RAD の音楽もこれまでに比べると全面に出ていないがそれでいて場面場面でとても重要なサウンドを響かせていて良かった。所々であれ?これジブリ映画?と思ってしまったが決して悪い意味ではありません
揺れは全国に…
東日本大震災は、日本全国民にとって、他人事ではなかった。その意味で、あの震災の時に多感な時期をすごした世代の中からクリエイターとして歩み始めた人物ならば、どんなに困難であったとしてもその難題のテーマに挑まないという選択肢は無いように思われる。
そんな共感が胸の内を爽やかに吹き抜けた。
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