サバカン SABAKANのレビュー・感想・評価
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竹原ピストルと尾野真千子の夫婦漫才
竹原ピストルと尾野真千子の夫婦漫才が楽しかった。
スタンド・バイ・ミーの劣化コピーに思えてしまって没入できなかった。スタンド・バイ・ミーを見てなければ、あるいは忘れていれば、もっと楽しめたと思う。
懐かしく切ない子供時代
子役2人がよかった。
竹原ピストルさんと尾野真千子さんの父ちゃん母ちゃんも最高だった。
育った環境も性別も違うのに、確かにあった自分の子供時代のように感じる映画だった。
観終わった時に泣いてたけど、すごく幸せな気持ちになった。
高評価にひかれ鑑賞
公開からだいぶたっての鑑賞。そのわりに平日でも人は多めで驚いた。
80年代の小学生の少年の夏休みの冒険からの友情の物語。
その時代に少年だった人にはたまらない映画ではないかとおもう。
小学生の頃の親友は大人になっても親友。とてもいい話。
昭和のオヤジはパンツやステテコの下着姿で庭に出てる…そのままの再現に懐かしい気持ちになった。今はパンツで玄関出たら通報レベルだろうなぁ…
昭和の少年の半ズボン、水筒、自転車、斉藤由貴さんのポスター、変なところに目がいった映画でした(笑)
非常に繊細な子供同士の関係を、見事な演技と美しい映像で描いた一作
少し内気でいつももじもじしている久保(番家一路)と、一匹狼の苦労人竹本(原田琥之佑)を演じる二人の演技が非常に素晴らしく、そのやり取りだけでついつい涙してしまうほど
。特に竹本の、負けん気を発揮したときのドスの利いた声と、久保に話しかけるときのいかにも小学生らしい発声のギャップが実に見事でした。
予告編を観ると、少し遠くの島まで二人で旅する顛末を描いた、『スタンド・バイ・ミー』(1986)のような物語なのかと思っていたんですが、実はそこまでが前半部分で、後半はより繊細な二人の関係を描く場面に移行していきます。ちょっと『グッバイ、ドン・グリーズ』(2022)に似ているかも。
中盤で交わされる、久保と竹本の関係に変化をもたらすあるやり取り、そこにかかわる誰にも全く悪意がないのに、それぞれにわだかまりを残してしまう。実際にあり得る状況だけに、そしてまた、ある一言を発した竹本の気持ちがいやというほど理解できるだけに(さらにその真意を久保が図りかねる理由も)、強く胸を衝かれました。予告編では何気なく見えるある場面が、作中でこれほどまでに輝いているとは。
とはいえ演出は全体的に抑制的で、「泣かせ」にかかってくる、といった押しつけがましさはありません。さすがに一大スペクタクルを求めてしまうとやや退屈に感じられるかも知れませんが、良質なドラマを観たいという人にはぜひともおすすめしたい一作です。長崎の風景、そして家屋や服装、小道具に至るまで、昭和を強く感じさせる美術にも感心しました。よくこれだけ揃えたなー、と。
良い夏休みでした
昭和の島を舞台にしたひと夏のジュブナイルもの。
サバ缶好きな自分にはそのタイトルだけで「これは観なければ!」とワクワクしてました。
家電やら小物からして昭和感がすごくて、キン消し集めてた世代にはすっごい刺さるでしょう。
男の子には誰にでもあったであろう幼少期の冒険。
事の大小の違いはあれど、みんなあの頃を思い出してしまうでしょうね。
懐かしい。
少しありがちなストーリーラインではあると思いますが、やっぱりこういったテーマは普遍なんでしょうね。
個人的にみかんの爺さんで涙ポロリしましたよ。
何というか、良い夏休みでした。
知らないはずなのに何故か懐かしかった
1986年夏、長崎、斉藤由貴、ブーメラン島、イルカ、年上のお姉さん、おっぱい、、、小学5年生の2人の少年・久田と竹本の冒険と友情、そして家族の愛情。
草なぎ剛さん演じる大人になった久田が忘れることができない思い出を語るスタイル。
自分にはこんな経験があるわけではないし、過ごした時代も場所も違うのに、何故か感動した。
別れ際に交わす「またね」「またね」という言葉に涙があふれた。自分の知らない甘美な言葉だった。
尾野真千子さんと竹原ピストルさんが演じた慈愛に満ちた久田の両親。こんな親だったら、こんな家族だったらと、、、
そう、知らないはずなのに何故か懐かしかった。
夢で見たのかも知れない。
むっちや自分の小さい時が蘇る
10年位時代が違うが、同郷なのでものすごく被る。
田園風景、漁港の風景、自転車の冒険、山を越える急な坂道、島へ泳いで渡る、ボロ家の子と優しい母、夕食の風景(親戚が家族の様に一緒に食べる)、カセットテープ、怖いお兄さん。
それぞれで同じ体験を共有しております。(みかん畑は経験ない)
そして、海で出会うお姉さん。彼の記憶の中では、ものすごく綺麗な方でしょう。その通りに綺麗な方が演じてました。私の海で出会ったお姉さんの記憶も、あのくらい綺麗です。
小さいエピソードより気持ちが入り、涙しました。
(実際の小さい頃の見送りでは泣かなかったのに)
最後は前向きになれる映画です。
スタンド・バイ・ミーだなあ
つまりスタンド・バイ・ミーです。
昔こんなことあったよなー。
今ではありえないよなー。
ちゃーんと感動してちゃーんと泣けるエピソードいっぱい。
スタンド・バイ・ミーと違うのは二人がずっと友達でいてくれることで、とっても後味がよい、いい映画です。
いいよねー。いいよなー。
久しぶりに良い映画に出会えました
映像の美しさに素敵な音楽
主演の子供達の演技がうまい
脚本の良さなのだろうか?
観終わった時、久しぶりに良い映画だったなあーと思える映画だった
良い映画とそうでない映画の差は、エンドロールを会場にいるすべての人が最後まで観るか、エンドロールが始まった途端帰るか、今回はすべての人が映画の余韻に浸っていた
演技派揃いの中でも、竹本ピストルの演技は心がこもっていた
自転車の荷台に即席でタオルを巻きつけ、小遣いを渡すシーンは良かった
ナレーションを兼ねる草彅剛のほんわかした声も癒された
最後まで席を立たずに観て下さいね。エンドロール始まって席を立つと後悔します。
X世代にはドツボにはまる良い映画です。ラストシーンの2人の別れには自然と涙が出てきて心にジーンと来ます。今までのおもいが心のひだをくすぐります。草薙剛がもっと出演してるかと思ってたのでそれが唯一残念でしたが。あと、寿司職人の顔を映して欲しかった。これは何の事かわからないと思いますが映画を観れば納得してもらえると思います。
草薙君がもったいない
少し貧しい家庭の子供たちの一夏の思いで的映画
こんな感じは好きですが、もう少し冒険的な事があっても良かったかな
お姉さんとお兄さん達も彼らにとっては大人なんだろうが、少し素敵に描き過ぎ
草薙君の喋りが少し合ってない様な感じで、出演者としてもったいなかった
最後のショットは良かったよ!
1980年代中盤の文化の中で育つ少年たち
感動、感涙。
よき映画でした。
二人の少年による、一夏のスタンドバイミー的な友情譚。
1986年の文化がそのまま画面に再現され、主人公のいとこがダビングしてくれた斉藤由貴の曲がAXIAのカセットテープだったのと、斉藤由貴のピンナップにチュー(キスってよりチュー)するシーンに爆笑。
あと、当時の親って、気軽に子どもを引っ叩いたよねってとか、男の子は年上のお姉さんのおっぱいばかり見るもんだよね、とかあたりの描写にもにんまり。
タイトルの「サバカン」が示す意味がわかったとたん、染みて。
主人公を抱きしめる両親のシーンに涙が出てしまった。
ノスタルジーにどっぷりと浸れる作品。 スタンドバイミーやニューシネ...
ノスタルジーにどっぷりと浸れる作品。
スタンドバイミーやニューシネマパラダイスを連想します。
ただ、それらの名作にはどうしても及ばないのは音楽の力が足りないせいでしょうね。
またね、竹ちゃん。またね。またね。
子役のいい映画は、ずるい。多少の無理設定も、全部許してしまう。この二人の少年の瑞々しさが、夏の思い出をキラキラしたものにしてくれる。
そして、大人たちもいい。地方で伸び伸びと育つ二人の母親に尾野真千子と貫地谷しほりをもってくるなんて、今の日本映画では最強タッグだと思う。それにしても尾野真千子のバチコン!と音が聞こえる頭の叩き方がとってもいい。怒ってるんだけど、愛情しか感じない。旦那が竹原ピストルだから更にいい。愛情一途だもの。
最初はよくある冒険譚、と思いきや、ラストの演出の巧みさに涙が禁じ得なかった。今の久田の状況も、全部描かなくても、全部わかる。絶妙な匙加減。そして、現在の竹ちゃん。そう演出するのか。むしろそれでこそ、現在の対比として少年の思い出が、久田少年の懐っこい笑顔と竹ちゃんの最後の笑顔が、こっちの心にも大きく刻まれてしまった。
忘れられない夏
子どもにとっての夏休みって、ただ、長いだけじゃなくて、その時経験したことや、感じたこと、湧き出た感情は大人になった時、ふと思い出して懐かしむことや、活かせることがあったりする。
宿題に追われることもあるけど、貴重な体験いっぱいしてきたなぁ……その上での今の自分があるなあと改めて子どもの頃を振り返った映画だった。
子供時代のノスタルジーを感じながら飲むラムネのような作品
美しい長崎の風景をバックに、
少年たちの胸に一生輝き続ける
夏休みの特別な一日を、カメラが追う
子役の少年たちの無邪気で屈託のない笑顔
大冒険は、さわやかで、どこか懐かしい…
シュワシュワ、キラキラはじけ
少年たちが飲んでいたラムネようだ
そして、そんなラムネの味を思い出すとき
観る人みんなが、心のどこかに持つ子供時代への
ノスタルジーをそっと呼び起こされる
しかし、
輝く少年時代にも、
「死」という、黒い「しみ」が落ちる
でも、またそれが少年たちを成長させてゆく…
文科省推薦で、たくさんの小学校でぜひ上映してほしいと思うような作品だった
子役のふたり、長崎弁は難しそうだったけど、
表情豊かで元気いっぱい!
草彅剛が、作品をぴっと引き締めてました
さすか!
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