恋は光のレビュー・感想・評価
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「面白い」としか言えない
ラブロマンス、もしくはラブコメの王道的なストーリーテリングでありながら、他にはない斬新さと面白さを内包している理由は、主人公西条が恋の光を視認できるからではない。
登場人物の西条と東雲が恋がわからず、恋に対してオープンなところが面白い。
具体的には、自身の恋心に恥ずかしさがなく、それを理論的に言語化してしまうのが笑えるのだ。
恋の様々な形、恋心の自覚、恋の光が見えてしまうからこその足踏み。それらが巧妙に絡み合ってエンターテイメントとして昇華している。
観る前は、特別なことなど何もないように見えるし、実際、特別さという意味ではそこまで特別でもない。しかしそれでも「面白かった」という感想しか出ないのである。
結局、
恋って、
相手に好意を持ちその事で心が様々に動き喜んだり悲しんだりを味わう?のかな。
普通には好意=善意とも似た部分があり、本作でも人と人との相手を思いやる綺麗な心の交流場面がありました。 恋人の話だけど人間同士の心のやり取りの美しさを見たみたいな。
また東雲ちゃんが涙ポトっと落としたように必ずしも思いが叶わず辛い事もあります。しかし、近い将来、東雲ちゃんにもまた素敵な恋が成就するだろうと観ていた誰もが予想していた事でしょう。
恋する乙女たちがキラッキラッと光るのはその心が浄化されているから、ではと思います。
観ている自分の心も少しは浄化された気分になったような、そんなお話。
東雲ちゃんの家も西条君の家も古い昔の家屋。
もちろん整頓されているせいもありますが、
ちっとも古さを感じさせず、現代の生活様式としてピッタリ合っていたのは、映像の美しさ撮り方の秀逸さと言えるのでしょう。
西野七瀬さん、初めて見たのは、『孤狼の血🩸LEVEL2』。クラブのママ役は似合ってなかったけれど、弟思いのしっかりした姉ちゃん役が良かったです。本作でも西条君を幼い頃から支えて来てあげたんですね。こういう世話好きなしっかり者役が合いますね。
恋は盲目?!映画館で前の席に座られると
恋する女性が光って見えるとは、何とも都合の良い体質。 主人公の青年...
「白湯を飲んだような温かい気持ちになりました」
初鑑賞
原作未読
漫画原作のわりに評価が高い
正直嬉しい
ラストは原作と違うらしく炎上?したらしいがサブジェクト汚染は猛烈にオタク臭く参考になることが微塵もないので無視するようにしている
監督と脚本は『ももいろそらを 』『ぼんとリンちゃん 』『殺さない彼と死なない彼女』の小林啓一
青春ラブストーリー
知的
会話劇
脚本が命
悪く言えば理屈っぽい
邦画ならわりと好き
これが海外作品だと眠くなるに違いない
不思議だ
西条と東雲は交換日記を始める
要するに西条という眼鏡イケメンが3人の女にモテる話
眼鏡をあげる仕草って本当に無駄だな
カラテカ矢部みたいに股間を弄る癖の男よりはよっぽどマシだけど
恋をしている女はキラキラしているのでその光が見える特殊能力がある西条
ぶっちゃけだからどうしたと感じてしまう
それに光のイメージが違った
プリズ魔みたいな感じで発光してように見えるのかと思いきやおめでたい酒の中で舞っている金粉のよう
とはいえだ
これは話のキモ
青春モノに特殊能力といえばハリウッドのC級作品『超能力学園Z』をまず思い浮かべるわけだがそれを思えばあれなんかよりこっちが好き
冒頭いきなり氷入りのソフトドリンクを頭頂部にかけられる女
おまけにプラスチックの空容器を頭の上へ帽子のようにのせられる
カノジョがいる男に手を出したからだ
他人のものを欲しがるジャイアンのような悪癖を持つ女
ホームランを打ったあとベンチ前で頭の上にメガホンをのせられるスワローズ時代のミューレンを思い出したが彼女は主役ではない
岡山吹屋ふるさと村のロケーションが素晴らしい
ボンネット型のトヨタバスが懐かしすぎる
金田一シリーズの撮影かよ
全体的にノリが良い
おふざけがすぎるわけでもないしだからといってクールじゃないしヤンキーっぽくもないこの感じ
電車内での北代の「ふぇっふぇっふぇ」が耳に残る
ワンピースだろうか
ほとんど若い男女でこの作品が成立している
ベテランの名脇役は登場しない
ファイターズにさえベテラン選手がいるのに
そういう類は自分的にはわりと駄作が多い気がする
しかしこれは傑作の部類
この素晴らしさをうまく表現できないのは残念でならないがそれは有能なレビュアーに求めれば良かろう
すごいぜ今泉力哉
いつのまにか映画comの写真もマヌケづらから若き巨匠っぽいモノに変更されていた
こうでなくっちゃ
あと最近コンビニでペットボトル入りの白湯が売っていてびっくりした
売るもんじゃないでしょ
白湯といえばなぜか映画『橋のない川』を思い出す
出演者
恋の光が見えるちょっと堅苦しいメガネの大学生・西条に神尾楓珠
西条の幼馴染で西条を先生と読んでいる北代に西野七瀬
西条が一目惚れした恋について思案する東雲に平祐奈
大学ではいつも女2人を引き連れている勝気気味な宿木に馬場ふみか
西条と同じように光が見えるメガネの絵描きの中学生・大洲央に伊東蒼
大洲の先輩・小笠原に宮下咲
プレゼントを貰ったことを宿木ら3人に自慢する花園に花岡咲
宿木と連んでいる春日に森日菜美
宿木と連んでいる末広に山田愛奈
画廊の店員に田中壮太郎
分かりやすいけど、直球ど真ん中で
美しい作品
スッキリ♪
「恋」の定義について色んな視点から描く面白さ
正直なところタイトルや雰囲気でつまらなそうと思いながらもレンタルした作品でした。
しかし蓋を開けてびっくり。始めから結末が目に見えているようなありきたりな少女漫画の実写映画より数百倍、数千倍面白かったです。
色んな女性の視点から描かれる深い恋の定義。
単純に捉えている女性や、哲学的に捉えている女性。
「主人公の恋愛は果たしてどうなるのか」よりも「恋とは一体なんなのか」に重きをおいているところが非常に良かったです。
この作品ちょっと雰囲気が「町田くんの世界」に似ているなと思って観ていたんです。おそらくメガネの主人公でオドオドしている点や、主人公が不器用ながらも真正面から恋にぶつかっていく設定が被っているので似ているように感じたんだと思います。
神尾さんは普段爽やかな好青年、イケメンな学年一の人気者みたいな役柄が多いイメージがあるためか、真逆な役もこなせて凄い俳優さんだと感じました。よく考えれば「町田くんの世界」での細田佳央太さん「3D彼女」での佐野勇斗さんなど普段爽やかな役柄をこなす一方垢抜けない役柄を上手く演じられている方が多いですね。
西野七瀬さんはまだお芝居に挑戦し始めの演技下手さんの頃から拝見しており、演技が下手すぎると厳しい批判を受けているのも当時よく見ていました。
しかし西野さんは近年のドラマや映画を拝見する限り、本当にお芝居が自然で上手になられたと感じます。
演技下手なまま年齢を重ねていく方も多い中で、西野さんはお芝居が向いていたんだと思います。
この作品でのお芝居も最高に素敵でした。
個人的には馬場ふみかさんのお芝居が一等賞です。以前から本当にお芝居がお上手な方です。良い味出してます。鑑賞して良かったです。
キラキラ
出演している女優陣がかわいい
展開も思考も理に適ってる
2022年劇場鑑賞41本目 優秀作 72点
異質な恋愛映画でとりわけ楽しみにしていた作品
徐々に(ジョジョに)成長している西野七瀬ですが、まだまだ演技下手で、その中でも一番のハマり役だった気がします。
神尾くんもハイローや20歳のソウルの様なわかりやすい目立つキャラクターより、陰をもってる方があってる。
恋を理屈的に考えている女の子も確かに恋を分解して丁寧に考えてみると確かにと妙に納得してしまったし、あのお人形さんみたいな容姿がまさしくだった
馬場ふみかも適任っちゃ適任だけど、もっと遊んでそうなギャル寄りの見た目の子でもよかったかも(山本舞香とか)
総じてそれぞれのキャラクターの色や思想故に織りなす展開がちゃんと理にかなっていてよく出来た作品でした。
是非。
恋を頭で考えよう
こういう映画を観ていきたい
哲学恋愛ファンタジー
コミックを実写化した作品で原作は未読。恋の光が見える男と恋する3人の女たちの奇妙な四角関係をコメディを交えながら描いている哲学恋愛ファンタジー。恋愛を哲学的に描くという発想が面白い。
4人の演技と絡みが素晴らしくそれぞれ役柄にピッタリの印象。特に印象的なのが現在大活躍中の馬場ふみか。今回も彼女の魅力を存分に味わうことが出来ました。
2022-146
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