名探偵コナン ハロウィンの花嫁のレビュー・感想・評価
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まさか泣いてしまうとは、、、
いやぁ、面白かったなぁ。
事件としての厚みもちゃんとありつつ、シリーズではお馴染みのアクションシーンも熱かった。
序盤から爆発に巻き込まれ、道路に吹っ飛ばされる哀ちゃんと、それを体を張って守り、車に轢かれに行く小五郎。
このシーンだけで、作品に一気に惹き込まれた。
安室さんの活躍は勿論、今回は警察学校編のメンバーも関わってくるとは聞いていたが、安室さん以外の4人は皆既に死んでしまっていて、どのように物語に絡んでくるのかと不思議に思っていたが、なるほどこういう形で。
新たに彼らの活躍を劇場で見れて、大興奮でした。
高木刑事と佐藤刑事の恋模様もしっかり描かれていて、脚本家は上手いなぁと素直に感動。
ただ、他の皆さんも触れているように、犯人の動機がよくわからなかったのは、言われてみれば確かに引っかかる。
だが、ロシアが絡んでいる以上、何かしら大人の事情があった可能性も考えられるので、この辺は気にしなくていいかな。
名探偵コナンは、アニメ・原作と共に劇場版も全て視聴済みで、基本的に全部楽しく見させてもらっているが、泣いたのは初めてか覚えていないだけか。
泣いたポイントは、ラストの、ロシアの自警団のメンバーが続々と集まり、伸縮サスペンダーを引っ張る手伝いをしてくれる所。
多分泣くポイントでも何でもないのだろうが、何故かうるっと来てしまった。
それと警察学校の絆にもうるっと来た。
こういう展開に若干弱かったりする。
結構先の読めない展開に、なかなかハラハラドキドキも出来てとてもいい映画でした。
安室さんよりは赤井さん派だけど、映画としては前作より面白かったかな。
四半世紀を経ち世代交代。この覚悟を受け入れられるかは自分次第。
一言で言うと…
そうか、第25作…四半世紀過ぎたか……と痛切に実感する作品。
今までの劇場版名探偵コナンでなくなっても、新しい劇場版名探偵コナンをみせていくという製作陣の覚悟の表れの一作。
演出も作画も背景やCGやキャラの動きも、現代はそうなるだろうな、そうであって欲しいと願ったクオリティが遂にコナンにきた!という完全に納得な仕上がり。
第1作から今まで監督や脚本が変わって都度変化はあったけれど今回は明らかに違う。完全なる「断絶」を感じた。「これが世代交代か。なるほど。」という納得とともに、失われたものへ壮絶な郷愁をおぼえると同時に、「この覚悟を受け入れるかどうか?」と迫られているように思えた。
覚悟が受け入れられないファンを切り捨ててでも、次の世代に繋ごうとしている製作陣には拍手しかない。嫌味でなく本当に凄い。
今年は新監督で、通常だとコナンらしさで考えてしまうが、新監督にはそれがないから新しいことができるという話があった。コナンらしさを無くすならそもそも他の作品でやればいいのではと思うが、そのコナンらしさを排除することによって手の届かなかった新規顧客を獲得しにいくわけだから、相当な覚悟だ。
それを受けて自分はどう思ったかというと「つらい」
今までの劇場版名探偵コナンに感じていた良さが無くなっていて、新・劇場版名探偵コナン最高‼︎と言えない自分は、次世代行きの船から降ろされる側だと思った。
自分の子が、自分が第1作『時計じかけの摩天楼』を観たのともうすぐ同じ年齢になる。製作陣の世代交代とともに、観客側も世代交代なのかとしみじみ思う。
仕上がりは予想と違って落胆したわけでなく、予想をはるかに超えて良い。何もかも。ただ製作陣も昔からのファンだからこそ楽しめるところも入れていると仰っていて、冷静に見るとそう思うはずのに、そこの世界線に自分の心が入り込めなかったのが辛い。
自分は比較的新しいコナンも受け入れてきた方だと思う。ゲスト声優のような商業的側面も、遊び心として許容できていたし、他のアニメ作品と比べて諸々クオリティ低いところもまぁいいかというスタンスだったし、近年のキャラ押しでも好きな作品もある。
その自分が「ここからは全く別世界だ」と感じたのが自分自身で意外だった。
細かいところを見ると、この辺り。
①松田の携帯がスマホ
②コナン自身が話の中心にいる/驚く場面など漫画の誌面的表現の多用で没入感失われる
③降谷さんの隔離室シーンがギャグと化してる
④CMに使えるような印象の強いシーンが多いことでダイジェスト版に感じる
⑤勘違いがほぼないストレートなお話
⑥エレニカを抱きしめるのは新一的であったのだろうか…
① 松田の携帯がスマホになっていた違和感を拭いきれず、最後までいって損した。松田激推しではないが、それでもキツイ。フリック入力はキツイ。2シーンだけであれば入力音だけにしてスクリーン上に携帯の存在を出さなければよかった。サンデーの全サで松田の折りたたみ携帯を高額で出すならば、映画もこだわって欲しかった。このシーン過ぎから、全体を通して粗探しするような視点になってしまった。
② 通常は一歩引いた所で冷静さがあり、物語の主役なのに観客側にいるようなコナンが、今回はギャグのど真ん中にいる。特に少年探偵団と一緒にいる時やパイプで降りるところの「黙ってろよ!」を初めとした一連のギャグが強烈な違和感…(アチッて言ってるコマ、超絶可愛かったけど… 指パッチンは全く意味わからなかった… 公安、指鳴らすとスライドするオシャレ機能を資料に付けてるんか…)驚いた時などに、体の外まで出ている効果線や汗など。急なギャグ漫画っぽさで現実に戻されてコナン世界観から強制的に引き剥がされるのが苦手。
③ 隔離室シーン、試写会で貴族的降谷さんの登場に笑い起きて。イメージボードのようにもっとシリアスにして欲しかった。これは試写会が良くなかっただけなのか…?
④ 確かに各シーンは素晴らしいけど…各所に間が無い。最近の2倍速で動画観るタイプの方からすると過去作が間延び・つまらない、ということかもしれないが。観客に任せてくれる何とも言えない間が好きだった。一秒も飽きさせないっていうのは今時らしいけど…映画館に流れるあの重みのある間が好きだったな…
⑤ 彼女の登場で「あ、犯人だな」と思ったが、犯人が事前にわかってもその動機やそこまでに至るまでに踏み込んでくれたらいい。自分は「人は勘違いをして、すぐすれ違う」「その勘違いを真実という鍵で解き明かす名探偵」という要素が入った話が好きなんだと思う。今回、プラーミャも真っ当に犯罪者だし、エレニカ達も真っ直ぐに復讐者だし、警察たちも真っ直ぐに事件追ったし、コナンも寄り道せずに真っ直ぐに解決したし。誰も何もすれ違っていなくて少し物足りなさはあったかも(無くはないけど薄いというか)
⑥ 新一があれをしたのかと思ったら強烈な違和感。別に蘭以外を抱きしめるのは浮気!とかは全く思わないけど、あの行動は新一は絶対やらない。
「人が人を殺す動機なんて、知ったこっちゃねーが…」って言った新一が?拳銃向けて相手を撃とう人を抱きしめる?殺人未遂の動機に「気持ちわかるよ」って寄り添うの?
せめて手を握るコマで止めてエレニカが泣く傍らで、ただ静かにいてくれたら最高に新一だったのに……と思った。
高山みなみさんがここに触れておられて。驚いたと。なので違和感を持つこと自体は正しい認識だったと思う。普段のコナン(=新一)は絶対に取らない行動。
ただしそれを敢えてさせた。
みなみさんは解釈として「人が人を助ける理由に…論理的な思考は存在しねーだろ?」を挙げていらっしゃって。
個人的には、前文の「人が人を殺す動機なんて、知ったこっちゃねーが…」にも重きを置いているので、どうにも納得できなかったけれど。
素直な人の解釈ならエレニカを想って息子の代わりとして辛かった彼女を思い抱きしめたこと、そして目の前で殺人は絶対させないための抱擁になるんだろうな。自分には違和感が強過ぎた。
「君は一体何者なんだい?」と揺れる警視庁との交差。高木刑事には裏があることを話したのに、安室さんには微妙な笑顔。ヒロの死について触れる時の表現。警察学校編の細かなオマージュ。初期作のオマージュ(赤青の爆弾=摩天楼/ヘリ回転落下=14番目/ロシア語=世紀末/蘭の視覚記憶に犯人の情報=瞳/高いビル2棟あっての飛び降り=天カウ…)。「下で待ってるから」「下で待っていてくれ!」。エレニカの回想のサッカーボールや、炎に包まれる屋敷とクライマックスの月光を遮るコナン。空を見上げる降谷。これでもかと詰め込まれ、考察好き歓喜案件。
作画は神だし、印象的なシーンも多い、音楽は予定調和では無くとも良かったし、なんなら感動で目頭熱くなったし、主題歌も泣けるし、子供時代に警察学校組に会ってるの胸アツだし、高木刑事は最高に可愛いし‼︎‼︎‼︎(力説)
ただ、全体通して「なんか違う、コナン?本当に今コナン観てるんだっけ?」という違和感。
ド派手さは初見さんにも良くて、細部は初期推しにも原作推しにもスピンオフ警察学校編推しにも配慮されていて、音楽担当変更でも君がいればを復活させて。これだけやっても「ついていけない!」という頭の固い初期厨原作厨はもう知らん!と言われたら、ごもっとも。
ここまでやってもらって、何が違和感だ?と自分でも最初わからなかった。
自分がモヤモヤした理由は…
「工藤新一の消失」だった。
工藤新一というキャラは、コナンになってから変化していて、明美さん・成実さんの死を始め、いろいろな事件を通して心も態度も変わっていっている。原作でも描かれているし、劇場版でも変化は描かれている。
ただ、今回は単純に新一(勝平さん)の出番が無かっただけでなく、細かな態度の違いやエレニカへのシーンによって、コナンを演じつつ成長する工藤新一ではなく、コナンが確立しその中に沈んで消えた工藤新一を感じてしまい、強烈な違和感とともに一気に悲しさが押し寄せたんだと思う。
今までどんなに変化したって、そこに工藤新一がいた。蘭を通して、平次や他のキャラを通して、コナンを通して、工藤新一を感じていた。江戸川コナンはずっと工藤新一だった。けれどハロ嫁のコナンは、工藤新一ではなく江戸川コナンだった。視聴者が求める、包容力があって優しくて強くてかっこいい「江戸川コナン」だった。
ハロ嫁にもった違和感を納得できた瞬間に悲しさで涙が止まらなくなった。
新一、お願い、戻ってきて欲しい。
工藤新一という存在無しでも成立する名探偵コナンは、すごくすごく寂しい。
これは本当に勝手な解釈で、身勝手な願望だけど。
過去に残る人は過去作を楽しめばいい、新世代行きの船に乗りたい人はこれからを楽しめばいい。何より原作は続いているので安心して本来の『名探偵コナン』楽しむこともできる。コナンファンは贅沢な環境だなと思う。
新世代劇場版行きの船から降りてくださいと肩たたきにあっている側と自認しつつも、あと数回観に行く。もしかしたら少しは馴染むかもしれないし。拒絶反応が強くなれば潔く観客を辞めるしかないけど。
クロノスタシス…時の流れには逆らえないもの… 劇場版名探偵コナンを深く楽しむほどの気力・体力がなくなった自分に原因があるんだろう。
これだけ時代が変わったなんだ深刻そうに言っておいて、来年監督が違ってまた元に戻ってたらそれはそれで面白すぎるけども。それすらも劇場版名探偵コナンかな。
伏線が深すぎて、何回観ても楽しめるので皆さんにもおすすめしたいし、楽しんで欲しい。劇場版名探偵コナンを観たことがない、もしくは過去作がハマらなかった人はぜひ。初期作と近年作を繋ぐような作品でもあり、全く新しい作品でもあり、切なくも楽しいです。松田刑事スマホなんか、工藤新一らしさなんか、引っかからないで素直に観られる方々には最高なエンタメ性&メッセージ性の高い作品だと思います。
監督さんも初とのことで…ハイキューアニメ好きです。
個人的にはテイストが違うな…と。ハイキューは通常時ギャグ寄りからの真剣モードがカッコイイ。主人公が話の中心に居る。コナンは真剣モードの中に笑いをスッと差し込む。主人公が観客寄りの第三者目線でいる。ハイキュー以外もご担当されている凄い方なのでハイキュー単体と比べるのもナンセンスですが。
動きのあるシーンはさすが。今までのコナンでは見られないレベルでの人の動きが自然できれいなカットで。
せめて…せめて…ピコン!みたいな、漫画誌面的(YouTubeっぽい?)表現を避けてもらえたら話の内容に集中できたのになぁとは思います………でも細部が気になるのも全体のクオリティが高かったからこそでした。
もし劇場版に最終作があるならば、青山先生に全部仕切ってもらいたいな…(それはそれで地味でしっとりしたお話になっちゃうかもですね…でも最後は原作との齟齬にモヤモヤを抱えないでスッキリ観たい…その時に自分が生きてるかすらわからないけど…)
青山先生がどんなに素晴らしくても、お一人で映画を作れるわけではなく。劇場版には多くの方が携わってくださってるわけで。劇場版名探偵コナン製作陣の皆様、今作も製作くださり有難うございます。毎年、原作勢・アニメ勢・少々かじり層・未視聴層・大人から子ども・スポンサーの方々や各方面への配慮など大変なことばかりと思います。
それぞれの立場で、合う合わないはあるし、好き嫌いもあります。
自分は「名探偵コナンと付いていれば何でも最高!文句はいいません!」ということはできないファンなので、たくさん書きましたが。
毎年劇場版があって幸せ者です。追いきれないほどのキャンペーンも楽しませていただきました。
今年もやってやる!という物凄いパワーは感じました。
有難うございました。
※ このレビューは、劇場版は第1作から全て劇場で観ているが「その跡を見て難癖つける、ただの批評家に過ぎない」単なる一般人一個人の感想です。
名探偵?????コナン
原作、映画ともにそこそこ見ている立場です。
近年のコナン映画はコナンが飾り物で、ろくに推理しておらず、公安関連や黒の組織関連のアクションでわちゃわちゃして話題性を集めているだけの駄作ばかりだと感じます。
今作も例外ではなく、容疑者が少なく犯人は開始1時間足らずで推測できるレベル。コナンもろくに推理しておらず、土地勘とロシア語が分かれば、簡単に解ける推理パートでした。安室さんを出しておけば、ファンは喜ぶんでしょ感が滲み出過ぎてて駄作でした。前作も映画館で見ましたが、近年では一番つまらなかったと思います。
内容的には嫌いじゃない
分かりやすかったし(コナンは稀にカラクリが難しすぎて理解出来ず終わるとかって言うのがあるから…)
個人的にハロウィン好きだし恋愛もありで、
しかもワクワクドキドキしたし楽しかった。
時々効果音とか?表現とか?アニメっぽいというか子供向け?
で作風変わった感じがあったけど
トータル的にはよかった。
今年のコナンはまた最高です。
今年のコナンの主役は、安室さんの同期たちと安室さんですね❤️
もう最高でたまらなかったです。自分は赤井さんファンですが、それでも最高でした。
最初におっちゃん(毛利小五郎)が哀ちゃんを庇った時は少しひやっとしました🤏
最後まで病室でグースカ寝ていた、元気なおっちゃんでしたが。
最後の最後、コナンくんの思い出を振り返っていた時松田さんや安室さんなど同期の面々がやってきて、そのあと安室さんが泣きそうになっているところは、最近のコナン史上最高のシーンでした。
まぁ、少し言ってしまえばコナンくんの「行けー!花火ボール」は少し笑っちゃいました🤏何かの必殺技?!と思ってしましました。
最初の佐藤刑事と高木刑事の結構式の流れのあとに、エンドロール後の葬式は予想が着いちゃったのがちょっと悲しかったです。
でも、高木刑事が撃たれた演技をした後の佐藤刑事の反応を見てしまっては、後々どこかで幸せに結ばれることかなと考えてしましました(*´艸`*)ウシシ
千葉刑事と苗子ちゃんの展開も楽しみです。イチャイチャ♥️ラブラブ💑でした笑
柴犬ฅ´•ᴥ•`ฅ×ドーベルマン=松田 には笑いしかなかったです笑
アクション映画になりつつある
ここ最近のコナンの映画は犯人がすぐ分かるし、コナン君の推理が必要性を無くしている気がする。昔の方が推理のあるストーリーであったが、最近はアクションに集中しすぎて肝心な探偵としての面白さを無くしている気がする。次回作は黒幕がメインなので、RAMやジン、ベルモッドを相手にもっと推理や探偵にフォーカスした映画を作ってほしいです。また、黒幕のボスも少し登場してもらえたらコナンのファンとしては凄く嬉しいです。
タイトルなし
今回の名探偵コナンは安室VSプラーミャが戦っている安室さん格好よかったですでもこと御時世にコナン達とロシア組織が力を合わせて危険物を止める何て反則じぁーないのかなと思いました
でも世界平和とゆうメッセージが伝わる内容で感動しまいました
来年は黒の組織が出て来るので期待しています
「どうせ子供向け」との妥協があったとは思いたくないが・・・
子供だけでなく大人が観ても楽しめるのがコナンの魅力だが、今回は、物語の作り込みの粗さ、雑さが目につく。
何よりも解せないのは、「被害者の会」の設定や描き方。あれだけの人数の外国人が、日本国内で違法行為に及ぼうとする時点で、公安は何をやっているんだということになるだろう。そもそも、復讐のためであれば罪を犯しても許されるのかという大きな疑問がある。真犯人についても、動機や手口に関して、納得できない点や辻褄の合わない点が多すぎる。対するコナンの推理にもキレがなく、あっと驚くどんでん返しもない。
いつもながらの荒唐無稽なアクションやスペクタクルは、アニメならではの見せ場として許容するとして、肝心かなめの謎解きやトリックがお粗末では、「大人でも楽しめる」という謳い文句が泣くだろう。
コナンってこんな面白かったの?!
前提として
・名探偵コナンシリーズは全然観ていない。
・よって、登場キャラクターのこともざっくりしか知らない。
正直、侮っていました。「毎年公開する映画なんだから、陳腐化しちゃってるんじゃないか」とまで考えていました。
ワクワクするストーリーとバックグラウンド(特に安室)、犯人の緻密な計画。キャラクターを知らないのに違和感なく入り込め、(読める展開があったとはいえ)畳みかける逆転劇に驚き、最後の展開に胸アツになる。たくさんの伏線を回収しつつ、物語の意外なスケールの大きさをも露にしていく‥‥
何を言ってもネタバレになりそうなので、曖昧な言い方になってしまうけどとにかく面白かった!
「お約束」の要素を抜かせない中で、毎年違うシナリオを作る製作陣に拍手。
映画シリーズの舵を切り直した
スタッフ陣の入れ代わりもあり、いい意味で舵を切り直した作品になったと思う。
映画の特報が出た時点で、安室さんが爆弾をつけられるなんて、どんな状況か?
と思っていたが、
風見を守るがゆえに、っていうのが最初からアツい。
予告編でもでてきた黒電話を強化ガラスに叩きつける安室さん、
コナンに対する顔だったのか。
「君はいったい何者なんだ!?」
怒りとも興奮ともとれる形相。
しかもあれは犯人によって監禁された場所ではなく
被害を最小限にするために自分で閉じこもっていたとは。
最初からコナンに対して、君に協力してほしい、という対等な姿勢の安室さん。
ゼロの執行人のときの最後まで相容れない姿勢の二人とは対照的に描かれていて、
その間の二人の距離間の変化が見えてよかった。
コナンが一人で行動している場面が多かったように思う。
佐藤刑事がコナンを信頼して資料を見せていたり
公安の人たちが降谷コナンタッグをサポートしていたり
さり気なく周りの大人がコナンを推理するコナンに仕立て上げているようだった。
紺青のときのキッドは常に一緒に行動するバディのようだったし、
緋色の弾丸は赤井さんと互いに信頼関係があるうえでのリモート協力プレイ。
今回は拘束されている安室さんの代わりにコナンが外で動くことによる連携プレイになっていた。
過去と現在の事件のリンクが素晴らしかった。
萩原が壊れた水道栓を野球のボールで応急処置をするという出来事を、
松田とコナンがそれぞれ別の時間軸、別のスケールで取り上げて解決策を導いているのが鳥肌モノ。
ここにコナンという文脈を抜きにしても、ミステリーとして成り立っている、シナリオの完成度の高さがあると思う。
よく飛ぶ安室さん。
よく空中で殴り合いする安室さん。
ヘリコプターを撃ち落としてそのまま犯人を死なせることもできたはずなのに
墜ちていくヘリに自分がわざわざ飛び乗って、
復讐はもう終わりであること、犯人に無力であることを知らしめ、
命を守ることによって罪を償う機会を与えている。
これは少なからずコナンの流儀の影響であり、
ゼロの執行人からの信頼関係が発展していることを示している。
その後、復讐をしようとするエレニカの視界を遮り、
突然抱きしめるコナン。
こんな大人な対応をするコナン今まで見たことない。
エレニカが自分の息子をコナンに重ねてみていたようなので、おそらく5,6歳の、コナンに近い歳の子だったのだろう。
エレニカ視点で見ていて胸が締め付けられる思いだった。
※他の人のレビューを見たあと気づいたこと
・側溝とか下水道で火薬混ざってしまうのでは?
→たしかに。。。気づかんかった。(脳が疲れている)
・警察学校組、安室さん、高木佐藤でメインキャラが多すぎて軸がブレてる。
→たしかに。だが、安室さんの配分が媚びてる感じにならずに、かっこいい要素が凝縮されていてバランスがよかったのでは、という感じ。
萩原だけ別扱いでキーパーソンになっていてよかった。
・エンディング後のオチは酷い。
→たしかに後味は悪い。なぜあれにOKが出たのか、それだけは疑問に残る。(ここで★マイナス0.5)
・オープニングがつまらない。
→たしかに強い印象に残らなかった。メインテーマは、あ、新しいな、という感覚が残った程度。
・結婚式は護衛訓練なのに参列者には知らせない。
→ちょっと無理がある。コナンの惚けた顔を見せるためだけのもの。夢オチの方がしっくりきたのに。
佐藤さんは結婚前にウエディングドレス着て大丈夫なの?
高佐ファンは映画の冒頭から納得するのか?
・小五郎、蘭、少年探偵団の出番が少ない
→これはバランスがよかった。その分コナンが一人で行動し、他の大人の助けを得ながら真相に近づいていた。
総合的に、深く考えずに見ればストーリーを追いやすく、分かりやすい映画にまとまっていた。
(アラを探すようにツッコミどころ満載という人もいるが……それはそれ。)
大人向けに振り過ぎていたゼロの執行人を子ども寄りに戻した感じ。
爆発は少ない分、身体を使ったアクションシーンが多く、アニメ的に迫力はキープしつつリアルさを取り戻していた。
エンドロール後以外は、白けずに心をグッと掴まれたいい映画だったと思う。
タイトルを書いて気がついたけど
「ハロウィンの花嫁」って誰かというと、真犯人プラーミャの正体だった、つまりタイトルが真相。アツい。
どんなにハデに壊しても、最期が呆気ないのは緋色レベルのお話なのですかね。
ハロウィンの花嫁ですが
誰かさんの映像を見てても「刑事さん達だよね?」のPVは仕込みです。
つまりはお客寄せパンダです
劇場版「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」では、全部で5つの爆弾が絡んだ事件が起きます。
すべて犯人はプラーミャです。
そしてプラーミャの正体はクリスティーヌ・リシャール。
結婚式を控えた花嫁です。
とある病院で村中努警視正はクリスティーヌ・リシャールと出会い、婚約・結婚をしたのです。
プラーミャことクリスティーヌ・リシャールが爆破を行った動機は主に2つあります。
自分の姿を見た者・手がかりをつかんだ者を消そうとした
プラーミャを狙う民間組織「ナーダ・ウニチトージティ」を一か所に集めて爆破・殺害しようとした
劇場版「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」ではプラーミャが関わった爆破事件(未遂も含む)が5つ登場します。
それぞれプラーミャの目的や動機が異なるので、詳しく説明していきます。
3年前に降谷零・松田陣平・伊達航・諸伏景光が遭遇した爆弾(未遂)
「揺れる警視庁1200万人の人質」の犯人が脱獄後、爆破される事件
警視庁前でタブレットが爆破した事件
廃ビルで少年探偵団たちが爆破に巻き込まれそうになった事件
ハロウィンの渋谷に仕掛けられたカボチャ爆弾(未遂)
3年前に降谷零・松田陣平・伊達航・諸伏景光が遭遇した爆弾(未遂)
降谷零・松田陣平・伊達航・諸伏景光の4人が、萩原研二の墓参り後に遭遇した事件。
この事件で4人はプラーミャと対峙。
松田は爆弾処理にあたり
狙われた松田を守ったのが伊達
プラーミャを追い詰めたのが降谷
ピンチに陥った降谷の援護をし、プラーミャの右腕に銃を打ち込んだのが諸伏
最終的には松田陣平がプラーミャの爆弾を止めました。
公安警察が介入し、事件はただのビルのガス漏れ騒ぎとして処理。
この事件で自分の姿を見られたうえに、爆弾まで止められるという屈辱を味わったプラーミャは、降谷零・松田陣平・伊達航・諸伏景光の4人を消そうと計画します。
「揺れる警視庁1200万人の人質」の犯人が脱獄後、爆破される事件
「揺れる警視庁1200万人の人質」の犯人を脱獄させ、爆破したのはプラーミャです。
動機は、公安警察の降谷零・諸伏景光をおびきだすため。
プラーミャの考え通り、脱獄犯を追ったのが公安。
プラーミャは脱獄犯につけた首輪爆弾を爆発させ、降谷零が風見裕也を助けている隙に降谷に首輪爆弾をつけました。
松田陣平の名刺を頼りに警視庁を訪ねたロシア人でしたが、持っていたタブレットが爆発。
タブレットを爆破させたのもプラーミャです。
爆発に巻き込まれたロシア人は、民間組織「ナーダ・ウニチトージティ」のリーダーであるエレニカ・ラブレンチエワの兄でした。
エレニカ・ラブレンチエワの兄は、3年前の事件でプラーミャに拘束されていたところを降谷・松田によって救出されたのです。
それで松田陣平を探して警視庁を訪れていました。
エレニカ・ラブレンチエワの兄が持っていたタブレットは、プラーミャのアジトから盗み出したものです。
プラーミャは盗み出されることを想定していました。
つまり罠。
プラーミャはタブレットと、タブレットを盗み出したエレニカ・ラブレンチエワの兄を爆破によって始末したというわけです。
廃ビルで少年探偵団たちが爆破に巻き込まれそうになった事件
クリスティーヌの友人に会うため、少年探偵団が待ち合わせ場所の廃ビルを訪れると、プラーミャの爆弾を発見。
間一髪のところで被害を免れます。
爆弾を仕掛けたのも、爆発させたのも犯人はプラーミャ。
動機は、警視庁前で起きた爆破事件でエレニカ・ラブレンチエワの兄が書いた大事なメモ(松田に渡すはずだったメモ)を子どもたちが見たかもしれない、と思ったからです。
プラーミャこと花嫁のクリスティーヌ・リシャールは、蘭とお茶をした際に、警視庁の前で起きた爆破事件の話を聞いていました。
ただ、どの子どもがメモを見た子どもなのかわからなかったため、全員いっぺんに始末しようと考えたのです。
ハロウィンの渋谷に仕掛けられたカボチャ爆弾(未遂)
渋谷の地形をうまく利用し、2種類の液体が道路を下って混ざるよう仕掛けた爆弾です。
動機は、プラーミャのことを狙う民間組織「ナーダ・ウニチトージティ」を一か所に集めて爆破・殺害しようと考えたから。
プラーミャが引退する
村中が何者かに狙われている
といった情報を自ら流し、村中に近づくことで「ナーダ・ウニチトージティ」を誘い出すことに成功。
2種類の液体があと少しで混ざって、プラーミャの爆弾が爆発してしまう…というところまでいきましたが、間一髪で爆破の阻止に成功。
コナンたち、警察、「ナーダ・ウニチトージティ」のメンバーなどが協力して爆破を食い止めました。
高木刑事と佐藤刑事の結婚の結末は?
(ここがPVレべルの引っ掛けなので、泣き言を言えるでしょうにね。)
高木刑事と佐藤刑事はまだ結婚しないと予想していましたが、やっぱり結婚しませんでした。
予告動画でも流れていた高木刑事・佐藤刑事の結婚式は、目暮警部の同期・村中努警視正の結婚式に向けた予行演習。
村中努警視正の結婚式には脅迫状が届いており、警察と毛利小五郎が護衛をする予定でした。
そのため、仮で高木刑事・佐藤刑事の結婚式を開催して、不審人物が乱入してきたときの演習を行っていたのです。
参列していた人にはその事実が伏せられていたので、コナンをはじめとした少年探偵団、蘭たちは本物の結婚式だと思って参列していました。
事件後にはケガをした高木刑事が、佐藤刑事と救急車の中でキスをして、おしまいです。
あくまで劇場版「名探偵コナン」はifストーリーなので、原作より先に物語が進むことはありません。
高木刑事と佐藤刑事が結婚するとなると、2人の恋模様を描いた「本庁の刑事恋物語」が完結してしまうので、まだ2人の結婚は引っ張るみたいですね。
で、済ませられれば〆なんですがね・・・・
本編含めて「劇場版仕様の為にお二方刑事をPVで結婚式として煽りまくったせいで」
ルパン三世TVシリーズ1部毎終了パターンになっているんですよね。
正直言って「定期預金を取り崩しています、ネタ無いので」ですよ。
探偵物語としての役割はありませんので
スターウォーズ作り過ぎて、惰性になってしまったなぁ・・・レべルです
緋色の弾丸もそうですがね。
流石に白旗ですよ。煽り映しをしないと売り込めない始末ってナニ?です
2023年も続けられる食い扶持方法も考えているのでしょうが
刑事さん達結婚煽り外して、次は?にはならんです。
なので白旗です、降参です。
以上です。
脚本が緻密、そして昭和世代こそ観てほしい
映画の面白さを測るひとつに、中だるみをするかしないかがバロメーターになることがある。
そのバロメーターは自身で言うと鑑賞途中で時計を見るという行為なのだが、この作品を鑑賞中に時計は見なかった。
実は公開前にツイッターで、試写会参加した業界の方が「70年代の刑事もののドラマみたいな展開」と仰ってて、「あ、外さないな」と期待過剰で公開日に観たが本当にサスペンス&アクションの流れに淀みがない。
登場人物全員が不要な役割の人がいなく、過去で足跡を付けた事で未来を救い、悪も善もそれぞれ真っ当な着地点に行きついて欲しいという王道に逸れることは無いながらも、今までのシリーズで見られなかったコナンの悪役側に対するラスト近くのアプローチの変化に、この作品中にずっと漂っていた「一人一人誰かの大切な人」に対する優しい想いが凝縮されていた。
本当は履修した方がもっと理解が深まり愉しむ深さが5倍増しで違ってくるので(セリフの捉え方に意味がかなり付加される)心からお勧めではあるが、単品としても良作品だと思う。
あとタイトルの件で辛辣なコメントも拝見するがそれは見当違いだと言っておきたい。
観た方に想い返して欲しい。
作品中、本当の花嫁は?その花嫁は仮装(偽装)をしていた。ハロウィン祭のように。
前作の緋色の弾丸は自身酷評になったが、ハロ嫁に関しては観終わった後すぐまた観たいと素直に思った。
私はコナンの映画版で最後にサッカーボールが爆発して解決するのが死ぬほど好きでは無い。
最後にネタバレだが、
今回は膨らむだけです。同志は安心して観て下さい。
無難にいったぜ!
初監督作品でおきにいったのか?近年のように尖り過ぎて、それはないよ!という面が少なく万人受けになった印象。しかし決して否定的な意味でなく、個人的には当たりの方だと感じました。アクション、ミステリ、ストーリーがバランス良く、普通に楽しめる娯楽作に仕上がってます。ツッコミどころ多々ありますが。(犯人さんがひとりで最後の爆弾をいそいそと準備しているのを想像して笑ってしまった)コナン君が博士の発明で、ピンチを無理矢理解決するのはお約束ということで笑
小五郎のオッチャン(及び蘭ねえちゃん)を最初から退場させたのは英断だったと思う。
渋谷が舞台
小学生の息子と鑑賞、面白かったって言ってました。
渋谷が舞台なんですよ。
実在する街だから、緊張感が増した気がします。
渋谷は映画の舞台になる事が多いので、街が変わっていく様子をスクリーンを通して観る事ができます。
今、渋谷は凄く綺麗ですよね。
この映画観てたら、渋谷ヒカリエ行きたくなりました。
公安が絡むと面白い
毎年、恒例行事のようになんとなく鑑賞。
昨年はやり過ぎ通り越して疲れたのだけれど、
今年は公安が絡んでいることもあり、比較的推理よりで大人でも楽しめた。
犯人のなんとなくの目星は、ついてるけれど絶妙にわからない、そして、同期5人の人間模様も絡み、推理的には良い塩梅。
逆に爆発要素とハプニングは少し足りなかった。推理よりにするか、はちゃめちゃ展開にするか、バランスが難しいですね。
今年は見るの迷いましたが、また来年も見ようという気になりました。
前作よりはおもしろい!
昔から大好きなコナンですが、劇場版鑑賞は本作が2作目。前作「緋色の弾丸」は、ダイナミックなアクションに見応えは感じながらも、推理ものとしては微妙で少々物足りなさを感じました。しかし、本作はミステリー要素をきっちり盛り込み、なかなかおもしろい作品に仕上がっていました。
ストーリーは、プラーミャと呼ばれる爆弾魔を追う中で、公安の安室の同期4人が絡む過去の事件が関わるというもの。深く考えさせる隙を与えないぐらいテンポがよいので、多少のご都合主義があっても気にならず、謎解きもしっかり楽しめるのは好印象です。加えて、適度に織り交ぜられたスリリングがシーンのおかげで、最後まで楽しく鑑賞できます。
ただ、終盤はちょっといただけません。安室に活躍の場を与えたかったと思うのですが、渋谷の街に大惨事をもたらしかねない彼の行動は、どう考えても解せません。先の先まで読みつくすような安室が、あんな無茶な行動をとるでしょうか。また、プラーミャに仲間の影がないにも関わらず、道路が冠水する災害レベルの大規模な仕掛けをどうやって仕込んだのかも疑問です。スペクタクルを求めるあまりやりすぎてしまい、作品が大味な印象になってしまったの少々残念でした。肝心のプラーミャ自身についても、キャラとしての掘り下げが欲しかったです。あと、最後のコナン君の行動も謎です。かっこいいシーンを描きたかっただけじゃん!と思えてしまいました。まあ、エンドロール後のおまけシーンは、冒頭と対をなすシーンで、なくてもいいけど、これはこれでよしとします。
終盤に多少の不満はありますが、全体としては前作より確実におもしろく、ファンの期待に応える作品になっていると思います。おすすめです。
結婚するのかと…
内容知らずに楽しみたかったので宣伝など全く観ずに鑑賞しました。
ハロウィーンの花嫁のタイトルだったので結婚式場から始まり、
「えっ⁉️」やっと結婚するの?
と思いましたが思い違い(-""-;)
いつも難しい内容で頭まわらなかったりしてましたが、今回のはとても分かりやすい内容で最後まで楽しめました!
いつものハラハラドキドキありです( ^▽^)
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