ハケンアニメ!のレビュー・感想・評価
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「こうありたい」が純粋真っ直ぐに描かれる。
この世界に魔法なんかないし、現実は厳しくて苦しい。それでも、時に感動は人を救うし、自分のなんでもない想像も誰かの感動になったらと夢みてしまう。
もづくりをする人の「こうありたい」を真っ直ぐ純粋に描いてくれたこの作品は、私にとっても救いでした。あれ、私こうありたかったはずなのに。その気づきと一歩踏み出す勇気をくれる側面には普遍性があり、業界が違っても多くの人生を応援できる作品に思います。
そしてそれを制作陣が現実に体現する、作品へのこだわりや全方位から溢れる愛を感じて更に涙が止まらなくなりました。
ベタなはずの台詞たちが生々しいお芝居で止めどなく刺さり、脇の脇まで登場人物の設定が鮮やかで会話劇が楽しい。空気を変える小野花梨さん、憎まれ役を愛おしく魅せる柄本佑さん、中村倫也さんの捲し立てる長台詞は圧巻でした。何より吉岡里帆さんの体当たり感や生っぽさが想像以上でした。斎藤瞳役が吉岡さんで心から良かったです。
そして限られた予算で劇中アニメ12話分プロットを2本作る本気ぶり。吉岡陣営と中村陣営で異なる物語が進みながら、劇中アニメも2本楽しめてエンタメとしても見応え十分。エンドロールの演出、主題歌エクレール、最後の最後に飛んでくる爆弾。つくることへの愛を感じて、自分も、と胸ををいっぱいにしたあの日感じた気持ちが宝物になりました。
“お仕事映画”という難物
公開時気にはなったがスルーして興行的にも振るわなかった様だが作品の一般評価自体は悪くなく、何となく気になっていた作品だったので再映された機会に観に行ってきました。
鑑賞結果、客観的に見て確かに映画そのものとしての出来は良かったと思いましたし、ヒットしなかったのも勿体ないと思いましたが、個人的には色々とシックリと来ない部分も多々あり、評価し難い部類の作品でした。
そこで今回お話ししたいことは、タイトルの個人的な“お仕事映画”による評価基準の難しさでしょうかね。
まず、鑑賞前にこの作品のタイトルの意味が私は全く分からず“ハケン”も“派遣”を指す意味と思い込んでいたのが、鑑賞中に“覇権”という意味だと分かりました。
私は映画は“時代の写し鏡”だと思っているので、この作品の設定やテーマに対して若干の時代性のズレ(古さ)を冒頭に感じてしまったので、それが最後まで引っかかりとして残ってしまいました。
私が、Amazonプライムビデオに加入して何年経ったか忘れましたがもう数年は過ぎて、最近Netflixに加入してからも、今アニメを鑑賞するツールは完全にネット配信に移行してしまっているし、テレビの衰退が叫ばれてからもかなりの年月が経ち、今ではティーバーやらアベマなどテレビ番組まで配信コンテンツになっている状況で、今更テレビの視聴率争いを物語の主軸にするって時代感覚は、私の映画嗜好からは完全に外れていました。
まあ、アート系作品とか普遍性を扱った人間ドラマであれば違った角度から鑑賞出来ますが、現代劇でしかも娯楽映画の中の時代性のズレは、私にとっては入り込めない要素の一つになっています。
本作は大枠“お仕事映画”として分類される作品だと思いますが、私のもう一つの個人的な“嗜好”(こだわり)として、昔から“お仕事映画”が苦手なんです。
それは恐らく、個人史的に仕事現場に対して良いイメージがない人間なので、最終的に“仕事”を美化したり、仕事を頑張る事の素晴らしさをテーマとした作品に対して素直に肯定出来ないのが原因なのでしょうね。逆に様々な問題点が解決しないままに終わってくれた方が作品に対しての印象は良くなります。
まあ私の場合、今回の“仕事”に対して感覚は“会社”“組織”“団体”“国家”“政治”に対する感覚と同様で、客観的に良く出来た作品であっても、これらを最終的に美化する内容の作品に対してはいつも懐疑的であり、取り扱いに困ってしまう苦手な作品群ではあります。
今回の感想は私の映画の観方のスタンス表明みたいなものになってしまいました。
同じ「ともや」でも中村倫也と前野朋哉じゃえらい違い
2022年映画館鑑賞39作品目
8月14日(日)チネラヴィータ
スタンプ会員1400円
原作未読
監督は『水曜日が消えた』の吉野耕平
脚本は『サクらんぼの恋』の政池洋佑
新人アニメ監督とカリスマアニメ監督が対決する連続TVアニメ視聴率戦争
いわゆるギョーカイ系のアニメ版
意外にレビューが多いことに驚いた
劇中のアニメの内容はどちらもちんぷんかんぷんだった
サバクは音によって毎回ロボット?の姿が変わるらしい
ロボットじゃないが以前ボンボンで連載していた飲むスープによって変身後の容姿が変わる『スープマン』みたいなものか
アニメにかける職人気質の労働者たちの熱意だけはヒシヒシ伝わった
この映画を観て刺さったり共感する人がいたら充分リア充だと思う
銀座コージーコーナーのゴリ押し感がハンパないが買うもんか
派遣ではなく覇権
あえてタイトルをカタカナ表記にしたことに出版社や原作者深月に悪意を感じる
派遣問題だと勘違いして買わせる悪徳商法
JAROなら紛らわしいに属する卑怯な商売
映画会社だって映画化する際に誤解を与えないために『覇権アニメ』に改題すればいいものを
ファッション誌撮影シーンの吉岡里帆が可愛かった
いくら監督に要求された芝居とはいえ前野朋哉ごときが吉岡里帆の肩に何度も何度も触るので腹が立った
それが中村倫也なら観てる方も不快感はない
同じ「ともや」でもえらい違いだ
お天道と番頭くらい違う
プッチーニとプッチモニくらい違う
大手アニメ制作会社『トウケイ動画』
アニメ監督・斎藤瞳に吉岡里帆
チーフプロデューサー・行城理に柄本佑
制作デスク・根岸に前野朋哉
宣伝プロデューサー・越谷に古館寛治
脚本家・前山田に徳井優
作画監督・河村に矢柴俊博
編集・白井に新谷真弓
色彩設計・青嶋に森レイ子
美術監督・仁木に二木二葉
撮影監督・二宮に尾倉ケント
制作進行・増田に広田亮平
制作進行・中島に久遠明日美
中堅アニメ制作会社『スタジオえっじ』
斎藤と対決することになるフリーランスの天才アニメ監督・王子千晴に中村倫也
チーフプロデューサー・有科香屋子に尾野真千子
演出・田口に松角洋平
制作進行・川島に大場美奈
原画制作会社『ファインガーデン』
原画のカリスマ的存在のアニメーター・並澤和奈に小野花梨
アニメーターで社長の関に六角精児
アニメでまちおこしを目論む秩父市観光課職員・宗森周平に工藤阿須加
斎藤のアニメに主演する声優・群野葵に高野麻里佳
フィギュア制作会社企画部長・逢里哲哉に水間ロン
アニメショップ店員に前原滉
王子に期待するテレビ局の重役・星にみのすけ
リアリティライン低すぎ…
昭和の時代じゃあるまいし、今どきあんな視聴率競争で一喜一憂しないでしょ?
それに何より違和感を覚えたのは、あたかも全ての日本国民が同時に始まる2本の新作アニメに大注目してるような描写で、電車の乗客がみんなどっちかの作品をスマホでリアタイ視聴してるシチュエーションとか、あり得なさすぎて完全に興醒めだった
あと、メカアニメなのに玩具メーカーのスポンサーとの絡みも一切描かれないし、観ていて最後までモヤモヤしっぱなしで、ここのレビューでは概ね高評価みたいだけど、個人的には正直ガッカリ感しか残らなかったですね
届け〜 「好きを、つらぬけ〜」
尾野真知子さんに中村倫也さん出演・・
そしてアニメが好き。
その形で、塚口サンサン劇場に
足を運ばせて頂きました。
私の好きなアニメは、さほど数は多くは無いです。
私の好きな映画は、結果たくさんあります。
多分それは、観てる本数が実写映画の方が
多いからだと思います。
アニメや漫画・小説が映画化されたら
観に行かない人・・観に行っても、
原作とは違ったなぁ〜と、やや悲しげな言葉を
よく聞きます。私は、どちらかと言うと原作とは
違う方が嬉しいのです。
なぜなら、そこには新たな数多くの方々の思いが
入ってるから・・と
感じ考え感謝の気持ちで鑑賞します。
ハケンアニメ
最初から最後まで
つらぬかれました。
予想してなかった号泣・・
アカン・あかんと思いながらも
とまらぬ涙は、心地よく
エンドロールを堪能し
さらにさらにも堪能し
席にへばりつくお尻は重く
観た見た観た見たと
めっちゃ、ハケンアニメの話で
盛り上がりたい気持ち満載です。
一番後ろの席に座り
一番最後に席を立つ
悪い癖かも知れませんが
良い作品と出会ったら
一秒でも長く堪能したい
そんな思いの良い作品でした。
届け〜
刺さった!ギリギリで観られてよかった!
自分が納得したものを出さなくちゃ
好きだから、命を削ってでも届けたいものがあるから。
それは自分だけではない。対立しながらもそれぞれがそれぞれの思いで葛藤し戦い続ける。
この熱量が日本映画で観れたのは嬉しい。
自分が納得したものを出さなくちゃいけない、中村倫也の叫びは突き刺さった。
今作の人たちみたいに仕事に熱中できていないなぁ汗
何もしたくない人間の私からすると羨ましいなぁと感じた。
アニメの作りこみ、トップ声優使っていたり2作品を観たいなと思った。
ただ、テレビ見ない私からすると配信が盛んな今、視聴率を競うという点はしっくり来なかった。
それと王子と瞳にもっとフォーカスして欲しかったから、並澤和奈が出てくる件はテンポ悪くなるし、もう少し減らしても良い気がした。
なんだかもっと話題になっても良い気がするのになぁ。吉岡里帆が出ている作品はあまり動員ない気がする。
ただ、吉岡里帆はあまり好きな女優ではない(優等生感が強い)のと作品に恵まれていない気がしたが、今作で大きく挽回できたと思う。
それと柄本佑の冷たいように見えるが、監督のためを思うイケメン上司ぶりのハマり具合が最高。
憧れの存在なのになぜ怒りのような闘志を燃やすのか
お仕事映画としてのカタルシスは抜群にあるものの、アニメ業界の”闇”と”今”をスルー!!
スピーディーでありながら早すぎず、絶妙なスピード感でテンポもよく、ひとつのものを作り上げようとする人々の様々な方向性からのアプローチもスタイリッシュでもある。
アニメを芸術としてではなく、コンテンツとして、商品として売り出そうというプロモーション方法など、現場と営業の温度差なども、いわゆる「お仕事映画」として抜群に機能しており、それなりのカタルシスもある。
劇中アニメシーンも最前線で活躍するクリエイターたちが制作していることもあって、クオリティが高いのは間違いない……しかし……
これはリアルではない!!
どの時代を舞台にしているのかと言いたくなるほど、今のアニメ業界が抱えている低賃金による過酷労働、中国から技術者の引き抜き、海外への外注問題など、アニメ業界が抱えている大きな問題点が、ことごとくスルーされていて、あえて闇が隠蔽されているようにも感じられる。
TwitterなどのSNSでのタイムリーな反応が描かれている時点で現代であることは間違いないというのに、浮世離れしている世界観に納得できない。
そもそも現場にアジア人労働者がいないことも違和感が大きく、現代においては、ファンタジーのように感じてしまう。
もしかしたらアジア以外の国に、これを日本のアニメ業界の今として押し出そうとしているのかもしれないが、そんなことが通用するだろうか。
プロモーションの仕方にも違和感が残る。そもそも試写会に参加した一般人が悪い評価を入れ辛い風潮の中で、念押しでキャンペーンに誘導するなど、プロパガンダではないかと思ってしまうほど。
いつまでも日本のアニメが世界トップというような、ズレた感覚でいるからこそ、こんな時代からズレた主張を映画内で展開させているのではないだろうか。
原作が2012年〜14年にかけて連載されていたものであり、その時点ではこれでも通用するかもしれないが、急激に加速したグローバル化の中で、こんな現場は時代遅れとしか言いようがない。
今映画化するのに、どうして今を反映しないのかが疑問でならない。そもそも現場を知らない原作者がひと昔に書いたものを、なぜ今の現場を知っている人が脚色しなかった……
創成
作り手の苦悩がいっぱい詰まってた。
見応えあった。
実際の現場は分からないのだけれど、監督と呼ばれる人々の苦悩や葛藤は良く分かった。
特に中村氏が吐く台詞が刺さる刺さる。
アニメの監督って、世界をも描かなければならず正に神と同等のポジションなのだなぁと思う。
その作品がある世界を、そこに生きる人々を創成する。描かなきゃ始まらない。描かなきゃ進まない。
どこにも何もないから、捻り出して白紙の紙に落とし込まなきゃいけない。
……相当しんどいなぁ。誰でもやれる職業じゃあないな。生半可な状態でいったら大火傷だな。
メインキャスト4人がサイコーに良かった。
尾野さんの言う「私に局と戦う武器をください」とか、あんな言葉向けられたら、血が沸騰しそうだ。
なんか妙な手応えで…絵も芝居も結構静かな感じなのだけど、熱を感じる。
それも表面的な熱ではなくて、地熱のように地面の奥底から伝播してくるようなジワリとした途絶える事のない熱。不思議な感想だった。
物語としてはキャッチーな題材だけど、どうしてどうして語られる内容は以外とハードだ。
結構、リアリティを孕んで語られたりもしてる。
そこら辺にも見応えを感じてたのかもしれない。
しかし、まぁ、俳優と声優の声質の差よ。
どんだけマイクに乗っけてくるんだ。
作中は意識してあの音域にしてるのだろうか?アテレコの時とそれ以外で変えてもいいようなものなんだけど、全く変わらない。
彼女の発してる言葉は口ではなく、頭頂部から発せられてるようだった。大した人なのだろうと思う。
珍しく、1番好きなシーンみたいなモノがあって、両者がスクリーンをバックに初対談するシーン。
なんか、お二人とも見事で…かつ、編集もアングルもコレしかないって感じでした。
「嫌です」を引き絵で見せるトコなんて無性に想像力を掻き立てられる。
シナリオの構成とかも素敵で、監督の手腕を堪能できた。
映画本編の感想からは脱線するが、最早、アニメだからこそ出来るモノがあって…それは仮想空間とかロボットとかって話じゃなくて、脳内世界の再現率というか…ほぼ全ての事にこだわれて、それは同時に責任を負う事にもなるのだけれど、0か100を判断する自由と不安って格別なんだろうなぁ。
なんせ、全てをゼロから作り始めるのだから。
やば、鳥肌たつわ。
アニメ雑誌の表紙を描くシーンの作画する人の声のトーンも素敵だったなぁ。
最早、ピカソとかダヴィンチの域に達してるように思えた。
これはもっと評価されて良い映画だ!
銀座コージーのエクレア食いてぇー!!
新人アニメ監督の瞳が自分がアニメ制作を志すきっかけとなったアニメを作った王子手掛けるアニメと同時間のアニメを担当することになる話。
今の時代に視聴率で競い合ってるのが古い気もしたんだけど、競争を簡単に視覚化できるのは視聴率だからこそだと思うし、どんな作品を作りたいのかという終盤の布石に敢えて視聴率競走で盛り上げてるのかなとも思えたのでOK。2作品が競い合ってるアニメーションめっちゃ良かったし(バクマン見た時の気持ちよさと似てた)。
まぁ競い合っているようで瞳も王子も結局戦ってるのは自分自身と。新人監督で色んな人に振り回されながらも助けられながらも周りに囲まれてやんややんややってる瞳と、一方でもうカリスマ的立ち位置になって後は自分との戦いだから広い部屋の隅で1人で作品と向き合う王子、どのキャリアのステージにいても結局戦わないといけないんやなぁ。
てかまだこの人達は視聴率1,2位で注目されてるからまだ良いものの、この他何十本のアニメは同じように死に物狂いで作ってるのに注目されずに終わるって、闇だな。。こういう作品見ると、いつもコンテンツを見てグチグチ言ってる自分は作る才能もないのにクソだなと思ってしまうな(笑)
たまたまなのか分からないけど途中途中吉岡里帆さんのアゴにニキビっぽい吹き出物ができてて、顎のニキビってストレスが溜まるとできやすいと言われていて、なんか説得力(笑)本当の現場の人はもっと酷いニキビがずっと治らないんだろうけど(笑)
ハンサム・レポート
時間を忘れて没入してしまい、終始食い入るように映画🎞を観ていた。
細部まで、よく作り込まれている。
魔法🪄✨にかけられちゃったな〜
他人の人生を覗き見た感じがして、凄い満足感を得られた。
監督の"采配(さいはい)"が見事‼️
吉野耕平監督(よしの・こうへい)は凄く計算されているなと思った。
世界で1番エレガントで情熱的❤️🔥にエクレアを食べれる人。とても素敵✨
エクレアを美味しく食べれる人は間違いなく出世します‼️W
映画をずっと観ていたかった・・・・・
吉岡里帆ちゃんを初め
若手俳優陣の"獅子奮迅(ししふんじん)"の活躍が"実に👀"見事なもんでした。
そこに、ベテラン俳優陣が脇を固め‼️
抜群ーーーーーの"安定感"を叩き出しています。
劇中アニメクオリティー✨なんと言っても高く"臨場感"が増す‼️
『好きでやっているやつには勝てない‼️』
【ひろゆき師匠・2ちゃんねる・開設者】
この映画を是非‼️観て‼️この夏‼️皆んな熱く🔥
なって頂きたい‼️💪
この映画を観て"情熱のなんたるかを"一から学んで頂きたい‼️
今の日本人に1番足りないのは‼️やはり✋
"情熱❤️🔥"ですよ‼️
日本人は‼️"情熱❤️🔥"不足ですよ‼️
一億‼️松岡修造大先生‼️
今の日本に必要なのは‼️これです👆
( ̄ー+ ̄)どや
ジェニーハイさんの主題歌♬も良かったです👍この映画にピッタリ✨
軽い気持ちで見て大満足した映画ランキング1位
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