ハケンアニメ!のレビュー・感想・評価
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お仕事に行き詰まった人は観るといいですよ。
人は自分の思いの一部でも届いてくれると何故か報われたような気がしてきて頑張れると思う。
そのためだけに生きてると言っても過言ではない。
敵も味方も登場人物全員がそれぞれに熱い!
辻村さんの原作がいいんだろうね、もちろんね。
でも新人斎藤監督のアニメも天才”王子”監督のアニメ作品もいいんですよ。
となると、辻村さんが劇中アニメ含め3作の原作を作っている事になる。
それぞれのアニメのクオリティも高いし、敵も味方も登場人物全員がそれぞれに熱い!
もう、中盤から涙流れっぱなし。グスグス言わないように、マスクの下で口呼吸してました。
映像業界の端っこの方に関わる人間として、タマラナイ映画でした。
個人的に当たりが少ない邦画の中で、久々にオススメしたくなる良作!
アニメ派では無いのですが、良く行く映画館で何度も流れた予告編を観て、
「コレは良さげかも!」と興味を惹かれて、初日に観に行きました。
最近、たまたま邦画を観る機会が多く、ネットでのレビューは良かったりしても、自分にはそれほど響かない・・・というパターンでガッカリが続いていたところです。
久しぶりに、邦画で良い作品に出会えた!そんな事に安堵。
同時に俳優陣、監督、原作者、スタッフ、関係者全てにも感謝したくなるような良作でした。
辛口評価をしがちな私ですが、今回は久々の良作が嬉しく、ちょっと甘く最高評価です。
モノづくりをしていく上で、必ず立ちはだかる壁や葛藤が鋭く、深く描かれています。
現実の制作現場でも困難なテーマとして立ちはだかるであろう大問題にも目を背けない。
何を本当の理想としていくのが、作品や自分や視聴者達に対しての真摯な向き合い方なのか?
そんなクリエイターの苦悩にも、きちんと焦点を当てています。
こんなに素晴らしい映画なのに、初日は意外と客入りが多くなかったのが惜しいです。
アニメ好きな人は多数いるはずですが、こういう実写映画はそれほど惹かれないのでしょうか?
アニメ制作現場を描く以外に、作中に出てくるアニメ作品2作も、かなり力が入ってます。
それとも少し宣伝力が足りなかったとか、他にも色々な理由があるのかもしれません。
こういう真の良作こそ、多くの人に観ていただき、ヒットしてもらいたいものです。
メインの俳優さん達の魅力や、脚本の素晴らしさなど、まだまだ色々と書き足らないのですが、貧乏暇なしの私ゆえ時間が無く、今回はこの辺で書き終えたいと思います。
エンドロール後に、オマケ映像が出てくるので、最後までジックリとお楽しみ下さい。
多くの心ある映画ファンの人達に、この映画が届くのを心より祈っています。
クリエイターの抱えるストレス映画
タイトルや予告編から、アニメのコンペコメディかと思ってたんだけど違ってましたね。
そもそもハケンてカタカナで表現してるので、覇権、刃剣、派遣、歯犬、どれなのかなって想像してたんだけど普通に、覇権でした。
お話は、新人監督の斉藤が、憧れのカリスマ監督王子の裏番組を作る事になり、視聴率を争いながら制作を進めるというもの。主人公の新人監督斉藤を吉岡里帆。可愛いルックスも売りにされてるってのが、ちょっと不自然だけどマーケティング的には分かる気もする。そしてイケメン天才監督王子を中村倫也。ゆるいワガママな感じがはまってた。そして重要なプロデューサーを、柄本佑と尾野真知子。とても良かったです。制作スタッフや声優なども、凄く気持ちが分かってモヤモヤしっぱなし。話が面白くても売れるとは限らないので、王道ストーリーに持って行こうとするのも理解できる。
とにかく監督という仕事の大変さがズシズシ。劇中アニメの2点も、なかなかのクオリティで楽しめました。
ただ、アニメって放送が始まってるのに、制作中だったりするの?とか、放送回をスタッフ皆んなでテレビ観るの?とか、リアルが分からなかったわ。共感度MAXでとても楽しかった。
胸に刺さる
情熱を持ち作品を作り上げる。表に出る人、支える人、らそこにはそれぞれの沢山の想いがあって、、、。
自分は何を作ってるんだろう。何を残せるんだろう。
時間つぶしで見たのにまさかまさかのすごくよかった!!
辻村深月ファンです
辻村深月さんが大好きで、普段はあまり観に行かないジャンルの映画に足を踏み入れてみました。…が素直に面白かったし、なんだか胸熱でジーンとしてしまいました。吉岡里帆さんが役にはあっていないような気がしないでもないですが、全体的に辻村深月さんの世界観が楽しめて良かったです。
思い
82本目。
大変そう、思いと言うのは凄く伝わって来るし、刺さる言葉もあった。
でもいきなり監督な感じで始まるから、そこに到るまでだったり、王子に対する感情が弱く思える。
それがあれば、もう少し感情移入てきたのかな。
でも描いたら、尺がってのもあるけど。
ハケンアニメのタイトル見て、ずっと派遣と勘違い。
アニメ会社に派遣された人の話?
アニメと派遣って?と疑問に思ってたら、こっちの覇権だったのね。
トップを狙え!!
映画版〔ホリック xxxHOLiC〕での収穫は、
ほぼほぼ『吉岡里帆』の巨乳だけだった、との
何とも残念な結果で、あまつさえ
過去の『蜷川実花』作品に比べればその露出度は低め、
監督に対しては次回作に向け
猛省を促したいところ。
さて、その『吉岡里帆』。
「どんぎつね」で魅せるコケティッシュさ、
〔見えない目撃者(2019年)〕での存在感。
演技派とはまだまだ評せないものの、
なりきり感はたいしたもので、
役柄からの匂いがぷんぷんと漂って来る造り込み。
そんな彼女が今回演じるのは
アニメ作品の監督。
それも、その初回作を以って
覇権=ハケンを獲ると豪語する勢いの。
もっとも、業界的には一度の失敗が命取り。
退路を断ち、自身を奮起させるとの意図もあるよう。
最初タイトルを見た時は、ハケン=派遣だと、
厳しい労働環境の日本のアニメ業界を描いた作品と
勝手に思い込んでいたら、まるっきり違ったのね。
勿論、冒頭のシークエンスでは
多くの人々が携わる制作の状況が語られる。
当然これは、最後のエピソードに効いており、
映像に於ける巧い伏線の張り方とも言える。
大団円は「友情、努力、勝利」の三大原則とはなるも、
それに至る過程が良く出来ている。
目標でありライバルである先達の監督に
『王子千晴(中村倫也)』を配し、
一癖も二癖もあるプロデユーサーには『行城理(柄本佑)』、
また獅子身中の虫が居る一方、作品に真摯に向かうスタンスに
次第に感化される周囲の流れもある意味王道、
見ていてついつい胸が熱くなる。
また、この手の作品にはお約束、
{エヴァンゲリオン}や{ガンダム}からの科白やビジュアルの引用も度々で、
軽いアニメファンをも楽しませる脚本も善し。
一方で〔あしたのジョー〕や〔エースをねらえ!〕〔スペースコブラ〕あたりでの
『出﨑統』による演出への言及もありで、ついニヤリとしてしまう場面も。
劇中で度々言及される「人生を変えるほどの一本」には
まだ出会ったことが無いけれど、
今でも記憶しているトラウマになった作品は間違いなく存在する。
それはアニメ版の〔海のトリトン(1972年)〕。
最終回でとんでもない卓袱台返しが行われ、
自分が今まで見て来た正義とか価値観がガラガラと崩壊。
最初は何が起きているのかさっぱり理解できなかったほどの逆転劇。
コミックのみかえしで、『手塚治虫』自身がいみじくも
「テレビまんがのほうは、ぼくがつくったものではありません」と
わざわざ言及するほどの。
長じて『富野喜幸』の作品であることを知り、なるほどと納得するのだが、
似たような設定は、本作でも取り込まれているよね。
エクレアはチョコと決まってるから。
いや、クランベリーも美味しそうですけどね。全部クランベリーにする?チョコが無いとか、ありえんでしょ?
などと。斉藤さんの気持ちを代弁してみたw
映画愛やアニメ愛を題材にした作品が、この2年ほどの間に、そこそこの数、製作されてると思いますが、コレはトドメの一撃的なクオリティ。年一候補どす。広島の入りは良くなかったけどw
吉岡里帆が、凄まじく良いレベルです。プリテンダーズで体当たりの熱演を見せてくれた小野花梨も来てます。主要キャストの皆様も言うことナス。兎に角、役者さんが揃って良かったのが大きいのと。
劇中アニメのクオリティもバカにならず。リアリティを上げるのに貢献してました。
誰かの心に刺され。
絶望的な状況を打破してくれる魔法や奇跡は無いけれど。
悲しさに打ちひしがれた心を。
孤独に苛まされる心を。
救ってくれる何かに出会えるかも知れない。
イヤイヤ、その、救ってくれるモノを作ってくれる、貴方達の存在こそが奇跡だからw
奇しくも。「表」の王子様も、同じくポジティブに帰着したと言うトコロとか最高。
更には、「王道のハッピーエンド」の王子、と、「王道のハッピーエンドから逸脱しながらも、未来への希望を示唆」の新人と言う対比。
更に更に。
新人は、その「未来への希望を示唆」の表現をスタッフを信じて、その技量に任せると言うムネアツのオマケ付き。「信頼すること」を行城から学んだ斉藤瞳さんですよ。
刺さって良かったよ。
ホントに。
少なくとも、タイヨウ君の生活には影響を与えたし、もしかすると人生を変えたかも知れない訳で。
と言うか、洗濯物、溜めすぎだよw
良かった。
とっても。
これは文句なしに年一候補ですw
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5/23 二回目
5/29 三回目
ちょっとだけ追記。
個人的にはですね「一つの事が乗り越えられず人生棒に振る系の話」が、最近、嫌いみたいで。何でかって言うと。
「その手の映画が多すぎるぞい!」
緻密に造りこもうとする意図を感じる、前向きな主題の映画、と言うか、今の邦画においては、そんな映画を応援して行きたいと思ったりするんですよね。
録音スタジオで。
アイドル声優の演技に、ガラスの向こう側で不満足に膨れ上がる気持ちと、失望にゆがんだ表情を浮かべた新人監督が。
同じアイドル声優の演技に、同じガラスの向こう側で総毛立ちしている図とか。
二つのチームが、同じタイミングで困難に面し、同じタイミングで壁を乗り越えて行くと言う、並行の建付けと、録音スタジオの様な、またアニメの結末に見られる様な対比的描写に、安普請を感じないでもないけれど、個人的には「大好き(ポンポさん風)」って言いたい。
と言う事で、上映が続く限りリピートして、吉岡里帆を堪能したいと思いマスタードw
お仕事系の楽しめる映画。 土曜17時にアニメ、しかも1クール、さら...
お仕事系の楽しめる映画。
土曜17時にアニメ、しかも1クール、さらに玩具展開の考えづらい作風で、視聴率競争。最大の嘘くささw
アニメ自体の出来は、もったいないくらい良い。
パンフレット、是非豪華版を購入してほしい。
『私には刺さりました』
「たかがアニメ」と思う人がいる一方で、「そのアニメに確かに救われた」「エネルギーを得られた」と感じる人もいます。
また、これはアニメだけに限らず、音楽だったり漫画だったり、エンターテイメント全般に言える事だと思いました。
『万人でなくとも、必要な人に向けて届けたい』という、強烈なメッセージを真っ向から描いていただき、大変嬉しく思います。
また、作中の2作のオリジナルアニメを、それぞれ一流のスタッフで作り上げていただき、ものすごく贅沢なものを観てしまったという気持ちでいっぱいです。
私には確かに刺さりました。
周囲におすすめしたい作品です。
今年のハケン映画!
「また仕事頑張ろう」となるそんな映画。
吉岡里帆演じる斉藤監督と中村倫也演じる王子監督がいいキャラクターですごくハマり役だった。
努力はいずれ報われるラストシーンは目頭が熱くなるくらい感動した。監督対談のシーンも刺さるセリフがあるのでかなり好き。
この映画は制作側の視点だけでなくプロデュース側の視点も描いていたので好感が持てた。
アニメ好きな方もそうでない方も楽しめる作品なのでぜひ劇場で鑑賞して欲しい。
お仕事の真髄と何かを創り出すことの尊さ
アニメ業界はもちろん、映画業界やクリエイティブ業界、いや、お仕事に情熱を捧げる全ての人に敬意を表したハートフルコメディムービー。
役割を持った各々がチームとなって、一つの作品を世に送り出す喜びと苦労や、アニメ業界の裏側が丁寧に描かれていて、新たな世界を垣間見ることができた。だけど、これってアニメ業界だけにとどまらず、ドラマや映画などにも当てはまるんだよね。作り手たちの立場を考えると、今後は簡単に作品を悪く言えないな。
漫画家や小説家、音楽家や画家etc…。何かを生み出す=魂を削ることだということがめちゃくちゃ刺さった。
ほんのり色気が漂う中村倫也の繊細さ、プロデューサー役・柄本佑のカッコ良さ(ラストに行くほど良い人になっていく)たまらない。やはり柄本佑の存在感は圧倒的。
吉岡里帆は今作は見た目は地味な感じの役だが、それでもめちゃくちゃ可愛かった。
「失った中にもハッピーがある」
「アニメは魔法を超える力がある」
など、本作には名台詞も沢山!
“好き”という情熱を大切にしたいと思わせてくれる作品だ。
はじめはノーマークの映画だったけど観てよかった!是非観て欲しい!
キャッチーな見た目にだまされるな。割と本格派なエンタメ作品
同クールのアニメの覇権を争うというキャッチーなストーリーと見せかけて、ものづくりに対して真剣に向き合った作品でもあります。
作中の主要人物が4人いますが、随所に魂を込めたセリフがあり、実感が込められていると思う凄みがあります。これが大変魅力的に思います。
物語自体は派手な盛り上がりや、予想外の展開などなく淡々と進んでいきますが、普段は知ることの出来ないものづくりに対するモチベーションを追体験出来る良作だと思います。
結構泣いてしまった
物凄くストレートなスポ根ではあるが、嫌いじゃないから仕方がないじゃない(笑)。
主人公は能力も根性もあるが天才ではない。なんとかつかんだチャンスに燃えている。憧れの天才率いるライバルチームも十分深く魅力的で、味方の鬼コーチにも厳しさには理由がある。チームの不和ももちろん発生するが、落ち込んで立ち直った主人公の演説でなんとか乗り越える。ライバルも殻を破って大勝負、僅差で負けても意志貫徹し爽やかなエンディング、そして…。
今回の吉岡里帆は普通の女性であり、声優の高野麻里佳が超美人なので並ぶとちょっと可哀想かも。柄本佑はいい役だった。
特筆すべきは劇中アニメのクオリティの高さ。サウンドバックももう一本もフルで見てみたいと思わせる。
あと、アニメの製作工程が出るが、本当はもっともっと大変なんじゃないだろうかと思いました。
原作がすごく気になった!声優さんもアニメも豪華!
大変失礼ながら、題名が面白そう
中村倫也さんでてるしといったことだけで観たのですが
凄く面白かったです!!!☺
あ!まさに行城さんの術中にハマってる。
豪華な声優さん
力の入ったアニメ
知りたかったアニメ制作の裏側
エンターテイメントも保ちつつ
社会人が抱える、理想と現実との乖離
上と現場との板挟みがリアルで
なかなか映画のように上手くいくことはまれかもしれないけど
天才と新人
立場の違った二人がお互い
実際にありそうなリアル感で
必死になって、頑張って
周りも巻き込んで良くしていく姿に笑顔になれました。
面白すぎて速攻原作ゲットしました。
自分は仕事にどういう風に向き合ってたかなと考えさせられたり
笑えるところもあり、ほっこりするところもあり、オタク心も満たされた素敵な作品でした❤
マジか本気か。
これ、仕事なんですよ。
3か月後にこんな結果出したいので、これをこんな感じにして、この手法で進めて下さい。
細かい事は随時指示します。
とか言われて、仕事引き受けたら、「今までのプランは全無しです!」「今夜までにこれやって下さい!」とか言われちゃうんですよ!!
そして監督はそれ言わなきゃいけないんですよ。
おいおい!普通に無理だわ!着いていけねーわ!殺す気か!
ブラックにもほどが有るわ!!
視聴側はテレビで一回見て、ネットに一行書き込んで、ルックのみで軽い評価してたぞ。
もー、アニメ見る側も問題有るわー。
って、過労死、精神崩壊上等でTVアニメが作られているんですよ。
なぜなら誰かの心に刺さる作品を作りたいから。
劇中では「10年後に語られる作品」などとセリフも有りました。
10年前でも刺さり続けているアニメ。
例えば、まどかマギカが11年前ですよ、死ぬ気で作っても話題にさえされないアニメなんてン千タイトル有る訳ですよ。
そうそう、サマーウォーズやおジャ魔女どれみの細田守監督は最初の映画監督報酬はたった数十万だったそうです。
やっぱね、俺ら見てる側だって本気で見て批評しなきゃ失礼だと思う訳です。
「つまんなかった。」「面白かったでーす。」
はアホでも言える。
何故、何が、どう言う理由で良いのか。
描かれているものは何なのか。
時間かけて、好きな理由を見つけて、言語化するくらいはしたいのですよ。
2時間の映画を一晩中語る。12話のアニメを10年語る。
あー熱量と文字数とかで特集しないかね。
やり甲斐のある現場
だと伝わるんですが過酷です。アニメ業界は特殊な職種なんだと心がエグられました。更にSNSが日常に溶け込む現代にリアルタイムで評価されてしまうのは悪魔的だとSNS恐るべしです。
作品を見て作り手達のドキュメントを描いて苦労人の極みです。どちら側もラスト展開は作り手達の生き様をアニメにシンクロさせたような感覚でした。
映画も良いけど、ラストがやや駆け足だった。
面白いのでドラマ化して欲しい。
全379件中、301~320件目を表示