バズ・ライトイヤーのレビュー・感想・評価
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ソックス有能すぎ!
「トイ・ストーリー」の人気キャラのバズ・ライトイヤーの物語ということで、期待していた本作。期待以上とは言いませんが、安定のおもしろさでした。今さら語るまでもないですが、ピクサーならではの抜群の映像表現がとにかく目を引きます。宇宙服やロボットや各種ガジェット類の質感はもちろん、宇宙船のスケール感もまさにそこにあるかのように伝わってきます。加えて人物の表情や動きは、細部にまでこだわっており、これによって序盤で見せる経年変化はお見事です。とにかく妥協を許さない表現がすばらしいです。 ストーリーは、ある惑星で自分のミスで宇宙船を破損させてしまい、乗組員もろともその惑星から脱出できなくなってしまった、スペースレンジャーのバズ・ライトイヤーが、長い年月をかけてようやく帰還のためのエネルギーを手に入れるが、そこに未知の敵が現れ、エネルギーを求めて争うというもの。こう書くとアクションものかと思われますが、メインはライトイヤーの成長譚と言える内容です。 冒頭の宇宙船破損から数十年の時間の経過を、わかりやすい表現でテンポよく描き、一気に作品世界に引き込まれます。その後のネコ型ロボット・ソックスとのバディムービー風の展開も、コミカルで楽しいです。そして、ソックスの有能ぶりが炸裂し、これが最後まで鍵となっているのも心憎い展開です。 中盤で、仲間キャラが加わり、敵の存在と正体が明らかになり、物語はさらに加速…と言いたいところですが、なんとなくテンポが落ちる印象なのは残念でした。というのも、仲間となる3人組が無駄にドタバタしていて少々うっとうしかったからです。加えて、ザーグの絡みもちょっとわかりにくく感じてしまいました。 こんな感じで、最終的にはバズの成長譚という内容なのに、あまり感動が伴わなかったのは残念でした。決してつまらなくはないのですが、ピクサー作品ということでハードルを上げすぎたせいかもしれません。 今回も大人の事情のせいか地元映画館では字幕版の上映がなく、しかたなく吹替版で鑑賞しました。しかし、主要キャラを演じた鈴木亮平さん、今田美桜さん、かまいたちの山内健司さんら、みなさんお上手で耳障りなところはなく、しっかり作品世界に浸ることができました。とはいえ、できれば字幕版も上映し、観客に選ばせてほしかったですね。
トイ・ストーリーから敢えて離れて
観てほしい。 トイ・ストーリーに愛着があるファンは、アンディが憧れたバズライトイヤーはこんなんじゃない、と思う人が多いようだ。完全無欠ではないけれど、バズの暑苦しさは残ってるし、仲間を思う人間味?あふれるこのキャラも、私はこれはこれで作品として楽しめた。 映像のクオリティはとても高く、子供向けのアニメ作品として鑑賞すると、小さな子供にはわかりにくい所もあるかもしれない。 レビュー評価が辛めの気がする。 (2022年鑑賞⑨)
子供向けの脱個人主義&脱合理主義メッセージ
小学生のアンディが視聴して、バズの大ファンになった…
という前提のある本作。
なのでターゲットは小学生(子供)です。
その上で大人も楽しめるように、という配慮がザーグのキャラクター性やセリフに込められています。
ストーリー当初のバズはトイストーリーで意志を持ち始めた時のバズです。
完璧主義で独りよがりな性格が災いし、孤独でストイックな人生を送ります。その中で唯一特別な存在となるのも、有能な相棒のロボットのみ。まるでデジタルデバイスと共生している合理主義者ですね。
そこに、過剰に使えない3人組が現れます。
行動を共にするうちに、使える使えないという合理主義的観点を脱して、共生の喜びを知ると共に第二の人生が始まる…的な感じでしょうか。
前提とトイストーリー(オリジナル)でのキャラ性を守るための落とし所を考えると、よく出来ていると思います。
ただ、通常のピクサー作品と比較すると、ドラマ的な要素が物足りないかな。
SFシーン派手さはそうした物足りなさを中和する狙いもあるのでしょうか。
ぴぽぴぽぴぽぴぽ
ボタンを掛け違えた世界のマーヴェリック(トップガン)の物語。そんな感じでしたね。トイ・ストーリーを知らなくても十分に楽しめます。しかし、この後にトイ・ストーリーは必ず視るべきでしょう。というか視たくなる、ハズ。 「やっぱバズって鼻持ちならない奴よねー」なんて思って観てましたが、アメリカアニメの王道で、後半ちゃんとバズを応援している自分がいました。トイ・ストーリー(シリーズ通して)でも最終的にはバズが好きだったもんな。 SOX(スイスアーミーネコ)だけでもずっと観てられます♪吹き替え良かった。
親子共に楽しめる映画
「トイ・ストーリー」シリーズではあるものの、全く別物映画。
我が家の小さい(保育園)子どもには、なかなか理解できにくく、ウッディーが出てこない、声が違うと言った話をしていました。何度も説明したのですが、なかなか難しいです。
その上で、別物映画という形で観るにはとても面白かったです。ディズニーらしい、普通に観ていると、なかなか気づきにくい、細かい設定を施していたり、場合によっては、人間の善悪を思い知らさせるなど、哲学的要素が入っており、さすがディズニーという感じでした。
エンドロールを観ると、続編があるような気もしましたが、ぜひ期待したいです。
シリーズ化して欲しい
意外としっかりしたSFでびっくり!もっと子供だましみたいな感じと思ってた。 ネトフリのラブデス&ロボットにあってもおかしくない出来でした(グロくはないけど) 最後続編の布告もあったが個人的には是非シリーズ化して欲しい。
話はともかく、絵はスゴイ
正直、眠くなるくらい話が面白くなかったんですが、IMAXで見る価値あるぐらいの絵づくりで、個人的にはそれで満足です。 絵だけでめちゃくちゃ没入できるんですけど、内容への突っ込みどころはたくさんあります。あまりに都合が良すぎるもんだから、しまいにはどうでもいい感じになって、途中寝てもいいかなって思ったり・・・ それでも映像はいいので最後まで堪能できた感じです。
トイ・ストーリーの枠を超えて。
面白かった! キャラクターはこれでもかというぐらい人間臭く 物語設定もトイ・ストーリーを観てない人でも楽しめるようになってる。 子供といけば、大人の方が沁みる作品かも。
ソックスなのにね
さて、下半期一発目は「バズ・ライトイヤー」です。 トイ・ストーリーは大好きなアニメシリーズ。今になっても、何度観ても、ワクワクしてしまう。 そんな映画の主人公的存在のバズ・ライトイヤー。そんな彼の誕生秘話、おもちゃでは無いバズが描かれたのが本作です。そういう訳で、ただ〈バズ・ライトイヤー〉というキャラクターのみ抽出しているため、トイ・ストーリーとは全くと言っていいほど関係の無い物語。あの雰囲気が好きな私としては、正直本作は期待できなかった。どうみれば、どう楽しめばいいか分からなかったから。 でも、せっかくなら映画館で見たかったし、しかも3Dでだって見たかった。ちょ〜珍しいもの。てなワケで、吹き替え版3Dで鑑賞。だがやはり、不安は的中してしまった...。 まずは良かったところから。 3Dだから伝わる迫力、そして見応えのあるアクションシーンには心打たれた。序盤10分なんてもう最高。映画館で、そして3Dで見てよかったと心から思いました。それほど、映像は美しくて凝っています。演出もかなり良くて、なかでも顔がガラス越しに見える演出はまるで自分自身が投影されているような気がして、すごく楽しかったです。3Dだからより一層ね! 吹き替えはあまり好きでは無いのですが、本作は非常に良かった。バズを担当した鈴木亮平も、イジーを担当した今田美桜も良くハマっている。なんたって、ソックスを担当したかまいたち・山内が超イイ。可愛いけどちょっと小生意気な、でも愛くるしいソックスを好演していました。本作のMVPは間違いなく、ソックスと山内健司です! テンポは悪くないし、笑えるシーンもあるんだけど、やっぱり求めてたのはコレジャナイって感じ。 そもそも、アンディが一番好きな映画がこの作品なんでしょ?この映画があったから、バズライトイヤーが大好きになったんでしょ?そういう人もいる、と言ったらそれまでなんだけど、少なくとも私はこの映画を見て何もワクワクしなかったし、バズのことが全然好きになれなかった。子どもがこの映画を面白い!と言えるのかが非常に不思議。子どもにしてはちょっと難しいし、退屈だし。かといって、大人は楽しめるかと言われると...微妙。子ども向けにしては大人向けだし、大人向けにしては子ども向け。どの客層狙ってんの?と思っちゃいました。 この映画を元に、アンディが大好きなおもちゃ「バズ・ライトイヤー」が作られたのであれば、あまりにも違くないか?どの時代のバズ?この映画の主人公のバズよりは年取っているけど、老いたバズよりは若い。ん、じゃあ、あのおもちゃは何なの。映画とおもちゃで明確な差を作るためだったのかな。もし自分がアンディで、バズライトイヤーを見て大好きになって、あのおもちゃをプレゼントされたらガッカリするけどね笑 ストーリー自体、すご〜く平凡。 バズ・ライトイヤーってとこを抜けば、これといった目新しいものは無い。バズとソックス以外のキャラクターがしょぼいし、ストーリー展開もベタで退屈。分かっていたけど、トイ・ストーリーとは全くの別物。トイ・ストーリーが好きだからといって見に行くのは危険かもしれません。 まぁ、期待通りって感じ。 愛おしいソックスに出会えた、それだけ。大当たりが超多いイメージのピクサー。個人的には歴代ピクサー作品の中で1番しょうもなかったです。
ドラえもん映画のような感覚
ソックス可愛いし、映像すごいので楽しかったです。 見て損はないのでまだの方にもオススメです。 ただ、ちょっと脚本が雑というか、謎にジャイアンが良いやつになって最後は全て丸く収まって大団円を迎えるドラえもん映画を見た後の感覚がありました。 正直ピクサー作品にはそういうの求めてないんだよなぁ笑 というのもありつつ、少し違和感ありました。 猫型ロボットが出てきたり、時空移動する設定があったりとかそういう事も影響を与えているのかもしれませんが。 次は本作の続編を作るのか、別のキャラクターのスピンオフ作るのか、難しい選択だと思いますが、期待してます。
ロボット猫のソックスに一目惚れ
ピクサーがSFを作ると聞いて、すごく楽しみにしていた。メカの動きとか、宇宙船の離陸するシーンなど、映像的表現においては、究極のレベルに達していると思う。 宇宙船の緊急離陸シーンが、偶然にも『 トップガン マーヴェリック』の敵地からの離陸シーンとかなり似ている。迫力の面でも、臨場感においても両者とも遜色がない。あのトップガンに引けをとらないのが、驚きです。両方とも同じ劇場のIMAXで鑑賞しているので環境の差はないです。 相対性理論に基づく浦島太郎効果とか、かなりSF寄りのストーリーで、自分の好みになっていたが、ラスボスの設定は、ちょっとちょっとって感じです。この正体じゃ感情移入しづらい。普通の悪役で十分なんだけどなぁ。 ラスボスの欠点を補って余りあるのが、ロボット猫のソックス。賢くて、キュートでかわいい。あの目に一目惚れしてしまった。配信になったら、ソックス君が登場するシーンは何度でも見ちゃいます。 ソックス君のスピンオフ作品を作って欲しいな。
問題のキスシーンは、無かった?かな
同性愛のキスシーンが物議をかもしてるってニュースにもなってたのですが、 キスシーンなかった…ような?? ホーソーンとそのパートナー「キコ」が紹介されて、女同士なのに妊娠して …ていう描写は、子供にとってはちんぷんかんぷんでは?? こういう映画にまで、LBGT問題を無理にブッ込んで来るの、正直やめてほしい。 映画を純粋に楽しめなくなってきたなあ…と思う、今日この頃です。
おもちゃとしてのバズは越えられない
本家のバズにこういうストーリーが あるんだとの裏側を知れたのはよかったです。 ただ話として、どーんと盛り上がるポイントが そんななかったかなあ。 おもちゃとしての「トイストーリー」としてのバズの面白さは越えられないよねーと。 逆に安心したかもしれない。笑 ただ新キャラのソックスが笑わせ能力も戦闘能力も抜群に高くて終始最高の存在だったのは満足!
バズライトイヤーは何度でも繰り返す
ピクサー作品のいつも通りの素晴らしいテンポと映像表現に加えて
ソックスはとても可愛く部分的には楽しめました。
しかし、協調性が無く他人を信用しないバズの初期のキャラクターが今作でも十二分に発揮されており
序盤の明らかに人間性の破綻したバズの行動から、ラスボスの行動原理への繋がりに対しては凄くしっくりきたのですが
やらかしても反省をしない、全く魅力的ではない新兵達の姿から、改心してラスボスに立ち向かうバズには全く共感出来ず
そんなに新兵が好きになったのかバズライトイヤーというモヤッとした気持ちで鑑賞を終えてしまいました。
また、この仲間を信用しないバズが成長して、仲間と力を合わせて困難を乗り越えるという大筋は
トイ・ストーリー1でもやっており、上司と部下という形に変え、少し年配向けに変更されてはいるものの
この話前にも見たなあとしか思えませんし
バズが協調性のない成長前に戻るという話もトイ・ストーリー3で行われており
壊れて戻ってしまったバズの姿をおもちゃの仲間たちと同じように、悲しい気持ちで見ていた視聴者としては
成長前に戻らされ同じ事を繰り返させられるバズの姿は感動的どころか、悲劇的にしか見えませんでした。
最後に、ザーグはバズの父親だったという話もなかったコトにし過去作を見てきた人に不義理な話になっているにも関わらず
ウラシマ効果やタイムスリップ等、SF要素を当然のように入れてきて
子供も置いてけぼりにして誰に向けて作ってるかもよくわかりませんでした。
無限の彼方へは私は行けませんでした
楽しみにしていただけに、ストーリーは微妙な所でした。
ソックスがとても可愛いのに声が嫌すぎて内容が入ってきませんでした。猫と声が合っていない。(好みの問題でしょうが
鈴木亮平さんはとってもお上手でした。元々演技も声も好きな俳優さんだったので、バズ役は違和感など全くありませんでした。
アリーシャの孫がバズと協力するのはとても良かったのですが、この作品にもジェンダー問題を入れてきたのはどうしてなのでしょうか。個人的にはジェンダーをなくすということには賛成なのですが、このストーリーだと相手は男性のパートナーの方が色んなことをあれこれ考えずに観れたと思うのですが、その部分が気になって(アリーシャがどうやって妊娠したのかとか相手が誰なのかとか)集中できませんでした。
昨今では映画でもゲームでもジェンダーをなくすということが世界的に組み込まれすぎていて、逆に表現の自由を奪われていると私は感じます。
あまりにもそういう作品が増えすぎて押し付けられているようにも感じてしまうからです。
その部分でモヤモヤしつつも、バズが仲間を信用するということや色んな境遇も年齢も違う仲間達と協力するということを学んだり人間として成長していく物語は良かったと思います。
ザーグの正体が未来の自分だということには驚きました。
ストーリーは大人向けではありましたが、3Dでの鑑賞はあまり必要性を感じませんでした笑
ディズニー・ピクサーの底力
トイ・ストーリーの主要キャラであるバズのオリジナルストーリー。 展開のスピード感とスペース・レンジャーのスリル感が段違いにスゴイ。どんなストーリーが待っているのかというドキドキとその先への期待感が想像を超えていた。 スペースファンタジーの枠に留まらない世界観は秀逸。 次は字幕版も観てみたいです。 エンドロールのその先にも秘密があるので最後まで席を立たないでください。 是非映画館で🎦 63
黄色いズゴックがいっぱい
これは『トイ・ストーリー』好きな子供よりは、ちょっと大人向けかな?最初の短編ないし。 春の『ドラえもん』と『STAND BY ME ドラえもん』みたいな。 最近のポリコレは結構なのだけど、恋人設定は良いとして、養子ではなく出産となると、そこまで必要なのかと思ってしまう。 バズのキャラクターが、自分以外は信用せず、他の人を下に見ているような印象。トイ・ストーリーのバズの人気に影響出そうなくらい鼻持ちならない。 なんでこんなイヤなキャラクター設定にしたんだろう? ソックスの中の人は、バラエティで悪態ついてるのをよく見るから、口悪いキャラなのかと思ったら、超有能な可愛いロボだった。 猫好きからのキャスティングなのね、きっと。 ワクワクするシーンもあるけれど、宇宙空間に投げ出されたらと考えたら、恐怖でしかない自分には若干息苦しさを感じた。 しかし終盤のバズ完全体は興奮した、やっと来たかと。 今のハリウッドでは定番になった、クレジット後のエンディング。これはシリーズ化するのかな?
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