「シンママ蒸発しがち。。。追記あり7/24」渇水 ゆきさんの映画レビュー(感想・評価)
シンママ蒸発しがち。。。追記あり7/24
原作、作者については知識0。
高はし正哉監督についても、クドカンの助監してた人か?位の認識です。鑑賞の決め手は「水道局員の停水」という仕事に興味を持ったから。(あと磯村君♪)
正直このような仕事がある事すら知らなかった。理由は何にせよ、滞納者の家を周り、対面で説明し、払えなければ停水する。。
何とも骨の折れる仕事でござる。。
さて、「Mother」「誰も知らない」同様、シンママが男作って蒸発→残された子供(ネグレクト)→ライフラインストップ→この先どーなる??って見飽きた展開。
万引き→公園で水汲んでる場面も
もう「誰も〜」でやってたよ。。
そして上記2作品を上回る衝撃もなかった。。残念。。
しかし、子供もいるのに、今、この瞬間に水が止まるという局面において母親(麦ちゃん)の携帯の画面が光っているのがとても異様で異常で、今の時代を象徴していると思いました。
そしてお姉ちゃんの転び方が上手かった!転んだ後、今まで押さえ込んでいた感情が爆発して。。。泣いちゃうか?!と思ったが、妹ちゃんを泣かせたのが良かった!!
唯一自分を守ってくれるお姉ちゃんの弱い部分見たら
不安になっちゃうよね( ; ; )
おおお〜〜!切なかったです( ; ; )
物語を通してお姉ちゃんを泣かせなかったのが個人的には高評価です!他の場面でもお姉ちゃんの表情が素晴らしかったし、訴えかけてくる目力が強烈で刺さりました。脆さと力強さが混在した顔のアップ。非難されているようで辛かったです。
「停水」についても、滞納者の状況や態度で岩切(斗真君)と木田(磯村君)の考えが変わる所は上手に人物像を描いていました。
ただ、、、今一つ!もう一押しがなかった!むせかえる様な熱気、ジリジリとした肌感覚。汗が張り付く嫌悪感などなど、もっと画面で強く押し出して欲しかった。ストーリーとしても題材を詰め込んだ感は否めないが、重いテーマの割にはさらりと観られます。
生田斗真君は特に追っていた俳優さんではないけれど、調べてみたらほぼ観てたw ので、今までと違った役所で乾いた目の普通の人を好演していたと思います。
磯村君も木田という鑑賞者の多くが思うであろう事を代弁して、ストーリーをわかりやすくさせる役所を良い塩梅の兄ちゃんで自然に演じてしましたね♪
2人のバランス良かったですね。
そして万人受けはしなそうなテーマなのに白石プロデュースで、色々お金集めてくれて映像化してくれてありがとうとおもいました(←誰?w)
星は、、いきおいで「怪物」を星2にしてしまったので。それを4にしてw
こちらは3かな??
本作とは関係ないが、早く
「パーフェクトデイズ」の上映準備して欲しい!!!
追記 7月24日)
河林満先生の「渇水」読みました。
ラストが衝撃過ぎて。。
( ; ; )( ; ; )
本作のラストはこれで良かったと思いました。。
こんばんは。
ゆきさん、原作読み立ち直れなかったのですね😱
私、この映画でもあの二人が笑顔で飛び込んだプールのラストにざわざわしているんです…
他のレビュアーさんからも、原作は読まないのもありとのコメントが。
一方、希望でしめくくられてよかったと解釈されているものも多く。
映画については、それぞれの受け止め方なのですね。
波紋への共感とコメントありがとうございました
僕のレビューは頻繁に削除されるので、ほぼ全てのレビューに「削除しないで」を記入してます
削除対象が解ってきたので、削除ギリギリを狙ってレビューしていきたいと思ってます
変態レビューを楽しんで頂けて嬉しい限りです
返信ありがとうございました😊 暑い🥵ですねぇ。外に出ただけで倒れそう。せめて体温超えはやめてほしいです。 おっしゃるとおり やわならやわで良かったのですが、公務員としての気骨、人間としての気骨 が中途半端で、バリカタ行かず カタメに留まりました。原作は最後が清涼感的に無理でした。ありがとうございました。またよろしくお願いいたします。😊
バブル時代にこのような視点からお書きになった河林先生素晴らしいですね。多分原作この映画みたいでしたら芥川賞だか直木賞【純文学 と 大衆文学 の違いくらいしか自分には解りません】受賞されてたと思うと惜しいです。今は残念ながら両賞受賞しても生活保証はとてもムリですが、アナログ全盛期の当時なら、一生保証されたも同然ですから・・・公務員辞められてたでしょうね
確かに もう一押し欲しかったです。電話☎️電気ガスの最後の最後に止められるライフラインですから。
突然の独り言申し訳ありません。今後もよろしくお願いいたします🙇
ゆきさん、共感&コメントありがとうございます。
ネグレクトやヤングケアラーという問題を世に問うというだけでも、価値のある作品だったのではないかと思います。でも、おっしゃるとおり、大きな衝撃や感動はなかったですし、真夏の熱気が伝わってこなかったのも残念でした。それらがあれば、さらに説得力が増したように思います。