デューン 砂の惑星 PART2のレビュー・感想・評価
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また3年も待つ、 のか…
遂に見られたぞ!IMAXじゃなかったけど。前後編の完結編かと思ったけれど、そうは問屋が卸さない雰囲気。胎児だった妹ちゃんが本編上映前予告で出てきたヒュリオサだったし。これでは「ホビット」ごとく、完結するまで死ねないわ…
堂々と愛人宣言されたチャニちゃんが不憫でならないわ…
スケールのデカさに圧倒されまくる
歴史的瞬間に立ち会ったかのような衝撃
古典SFらしい重厚さ
良いところ
救世主伝説ではあるが圧倒的な超常能力によるものでなく、地味で地道な活動の上で成し遂げる説得力ある展開
ん?なところ
皇帝が割とあっさり入れ替わるのを見ると何をもって権力体制を維持してるのかよくわからん
名作古典SFの映画化2作目。虐げられた民族と共に家族を殺された主人公が皇帝となるまで。大量の設定や世界観など説得力をもたらす描写はあるんだけど、今一つ封建体制の維持機構がわからなかった。ひいては皇帝の権力がなぜ担保されるかもわからんから、あんな簡単に帝位簒奪が起こっても実のところ何も解決してないんじゃないかと。これが超常能力とかならまだわかりやすいけど、そこら辺は割と地道で地味な戦闘で進むし、うーん。これはあの聖母集団が裏から支えてるのかな。とにかく見えてない部分も多く、そう言うものだと納得するか、原作を読むかのどっちか。
ついていけるかな?
Oneを観ておくとより愉しめる
各家系の関係性、対立の軸など押さえておいた方が良いと思いました、今作単体でも十分に楽しめますが、特に前半、淡々とも思える展開なので置いてきぼりを喰らうかもです。
ラスト1時間弱の怒涛の展開までしっかりついていくにはやっぱり予習は肝要かと。話自体はそう入り組んでいないので、各家系の立ち位置だけは把握しておくべきです。エンドロールでヨルダン、ナミビアの砂漠で撮影されたことを知りました。俳優がどの程度、砂漠での撮影に参加したのかはわかりませんがVFXの威力を併せ考えても過酷な撮影だったと思います。
ティモシー・シャラメ、「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」の続き、超大作への起用。ミュージカルから一変、アクションをこなすハリウッドの若手俳優期待の星となりました。ドラマからラブロマンスとジャンルの幅が広いいい俳優として順調。美貌が際立つ(男として羨まし( ´艸`)名優です。
パート3が待ち遠しい!!興奮おさまらず
今年度(2023年度)で一番だった
予告をみて面白そうだと思ったので、パート1を履修して望んだ。
パート1は途中からゲームしながら観たくらい話が進まなかったが、凄い骨格のしっかりしたSFという感じだった。進まないながらも風呂敷をコロコロと広げ、所々に種を蒔いていた印象を受けた。
パート2にてその種が樹木へと急成長し、グワーッと風呂敷が全部畳まれたくらいストーリーが進んだので、パート1の収穫をしに行ったらちょっとした森林を丸ごと持ち帰らされたような満足感があった。
特にimaxで視聴したので、4Dでもないのに砂嵐を感じたような気持ちになった。
パート1はあまり面白く感じなかったが、パート1を観ないとパート2のストーリーはよく分からないと思うので、1から観て良かったと思った。
期待を見事に裏切るつまらなさ
昔、デビッドリンチ監督作デューン/砂の惑星の時も期待を見事に裏切られたが今回も同じだった。
1984のデューン/砂の惑星は前年に『スター・ウォーズ/ ジェダイの復讐』が公開された事もあり、惑星タトゥイーンの砂漠のシーンと比較され、レベルの違いにガッカリさせられた。今回の「DUNE/デューン 砂の惑星」シリーズも本当に酷い!
紀元102世紀末という設定なのに未来感ゼロすぎ、トンボの様に羽をパタパタさせるヘリ(オーニソプターというらしい)、母艦のデザインも酷いが遥か未来の話しなのに戦闘シーン格闘シーンがあまりにもちゃちい。原作があるから飛躍もできないのかも知れないが、剣を交えて戦う必然もないところでのチャンバラ接近戦、まるでグラディエーターのパクリかの様な格闘場での格闘、とても大金をつぎ込んで製作したとは思えないほどコピペな群衆、衣装も武器もなんの工夫も感じられず、どこかで見たことがある様な映像・設定の連続に興醒めしかない。
レジェンダリー製作映画はほぼほぼつまらないがその中でも作り手の情熱が壊滅的に感じられない駄作。この映画を評価する評論家の見識を疑ってしまう(良い評価したら稼げるのかしら?)
VFX良い面が無いわけでは無いが、内容皆無作品のアクアマンILM VFXの方がはるかに映像だけでも観る価値はあった。うーん本当にこんなつまらない作品に製作費大量に注ぎ込み、それなりの興行成績上がっているのを良しとしていたらハリウッドの凋落は進むばかり。
唯一救いは音響と安定のハンスジマーかな。
レジェンダリー・エンターテイメントで面白かったのは「キングコング髑髏島の巨神」位で、ジュラシックパークや猿の惑星も同じだが二番煎じが面白い作品って本当に少ない。
最高か!
映像美の暴力、なんかすごいものを見た感覚
1は何となくわかった。なんかやばい奴らに追われて味方めっちゃ殺されて王子とその母親が生き残った感じね、はいって感じだった。
ただ、いや、2は、よくわからないが勝つよ。なんでこいつらと闘っているのかとかわかるけどその目的とか、意図をくみ取るのが難しい。同じものを指す言葉でもその固有名詞が3つか4つくらいあるからあれ、なんだっけこれ、みたいな。しかもカタカナばっかりで何を生業にして稼いでいるかわからない投資家みたいなやつらがしゃべってんのかと思う。ノートとらせてほしい。映画ってノートとってまで見るものなのかわからないですが。それかレジュメほしい。帰って解説読んでやっとあーーみたいな、感じ。自分があほすぎるだけかもしれないけど。
ただ、映像美は見事だった。どこのシーンを切り取っても絵になるし、その星の設定とかをよく映していたと思う。あのワーム、えぐいしなんかよくわからない異様さを感じさせた。道端でミミズ見るたびにあの歩き方したくなるし、ビッグライトかざして上に乗って移動できないかなーとか考えちゃう。あれを映画館で見るだけにチケット代払う価値すら感じる。
総括として、見る価値はあると思う。なんかすごいものを見た気持ちになる。
原作へのリスペクトが感じられる
自分用記録。もう25年くらい前にSF小説が好きで、特にこのデューンは夢中になって読んだ有名な作品。あのホドロフスキー監督も巨額の制作費で撮ろうとして結局頓挫してしまったのだが、その時の絵コンテや構想からハリウッド映画界は多大な影響を受け、後にスターウォーズのようなSF大作が誕生したという。
それくらいデューンの世界観は魅力的で壮大すぎて映像化は不可能と長年言われてきたし、観られる日が来るとは思わなかったので諦めていたが、もう技術的にそれを実現できる時代になったんだなーと感慨深い気持ちで鑑賞した。
すごいのは華やかにエンタメ化された脚色はされておらず、時代に合わせたポリコレ要素も感じさせずしっかりと小説の重厚な世界観をそのまま映像化していること。はっきり言ってデューン砂の惑星は黄土色とスティルスーツの灰色の地味色の世界なのだが、そうそう!これ感に満足。サンドワームが出てきた時はその迫力に胸が高鳴った。
と同時に、これを何十年も前に想像して活字化したフランクハーバートぱねえと思った!でもこの再現性からすると、観客は原作の予備知識あると無いとで見え方も熱量もだいぶ違うかも。今となっては面白くて内容の深いアニメやCGとVFXを駆使した映画も溢れているため、デューンの何がそんなに高評価なのかピンと来ない方もいるかも知れないが、SF映画界一周回って機が熟し本気のデューンに脱帽です。
ポールの成長譚から始まり、徐々に彼が内宇宙の真理に気付き覚醒していくのだが、かつて20代だった自分には哲学的思想が難しすぎて咀嚼しきれなかったけれど、見事に映像化されたこのデューンを通して今一度ポールが何になっていくのか、ポールが見た深淵は何だったのかを見届けたいと思う。あとキャスティング、俳優の演技が素晴らしく見応えがあった。
余談。原作では初期のポール少年はもっと初々しく快活なイメージで、ティモシーシャラメのような眼福モデル風イケメンではない。
映画だと怪しげな宗教的表現が色濃く、全体を通してやや重く陰鬱な雰囲気になっている。
贅沢な映像体験で時間を忘れる
前作で一族が滅亡し、母(レベッカ・ファーガソン)と一族の後継者であるポール・アトレイデス(ティモシー・シャラメ)は砂漠の先住民フレメンの一団に身を寄せなんとか生き延びた。
PART2はここから始まる。
今作は惑星の支配を目論むハルコンネン家と阻止しようとするフレメンと対立構図が明快な
のと、ポールの覚醒というわかりやすい物語に加えフレメンの女戦士チャニ(ゼンデイヤ)とのラブロマンスも描かれるため1作よりエンターテイメント要素が強くなっている。
加えて、ハルコンネン家の若き男爵フェイド・ラウサ(オースティン・バトラー)も登場し、見どころ満載。
フェイド・ラウサのシーンはなぜかモノクロで、しかもホワイトが強く狂気じみた感じが強く出ていると思い調べると、なんと赤外線カメラで撮ったとのこと。
ヴィルヌーヴ監督の映像へのこだわりが半端ない。
映像体験としてのクライマックスとしてポールがフレメン達に認められるきっかけとなるサンドワームを乗りこなすシーンは圧巻。
チャニとの関係性は一歩間違うと薄っぺらいエンタメになりそうなところを絶妙なバランスで描いているので逆に物語に深みを作っている。
そして、チャニ役のゼンデイヤが揺れ動く心をたくみに表現し見事。
一方でポールと母がフレメンに神格化されていく理由が希薄で都合よく感じる部分はマイナス。
ただし、それにも増して贅沢すぎる映像体験はマイナス要素を打ち消してくれる。
IMAXカメラで撮影しているのでIMAX劇場で鑑賞することを強く推奨する。
音楽ハンス・ジマーの内臓を揺さぶる重低音をぜひ体感して欲しい。
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