劇場公開日 2024年3月15日

「古典SFらしい重厚さ」デューン 砂の惑星 PART2 木花咲耶さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0古典SFらしい重厚さ

2024年4月10日
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鑑賞方法:映画館

良いところ
救世主伝説ではあるが圧倒的な超常能力によるものでなく、地味で地道な活動の上で成し遂げる説得力ある展開

ん?なところ
皇帝が割とあっさり入れ替わるのを見ると何をもって権力体制を維持してるのかよくわからん

名作古典SFの映画化2作目。虐げられた民族と共に家族を殺された主人公が皇帝となるまで。大量の設定や世界観など説得力をもたらす描写はあるんだけど、今一つ封建体制の維持機構がわからなかった。ひいては皇帝の権力がなぜ担保されるかもわからんから、あんな簡単に帝位簒奪が起こっても実のところ何も解決してないんじゃないかと。これが超常能力とかならまだわかりやすいけど、そこら辺は割と地道で地味な戦闘で進むし、うーん。これはあの聖母集団が裏から支えてるのかな。とにかく見えてない部分も多く、そう言うものだと納得するか、原作を読むかのどっちか。

木花咲耶