デューン 砂の惑星 PART2のレビュー・感想・評価
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観る人を選ぶ大作
SFの定義とはSFマニアがSFと認めるかどうかだとどこかで読んだ記憶があります。
一例としてスター・ウォーズはものすごくわかり易いストーリーで大ヒットしているにも関わらず、ジャンル的にはスペースオペラ(≠SF)という位置づけとのこと。
いつの年代の(そもそも今の地球人類史時間軸の延長線にあるのかもよくわからない)どこかの惑星を舞台に、中世ヨーロッパ的な価値観や超能力や剣を使った人対人の抗争が繰り広げられるのはスター・ウォーズも同じなのですが、ともすれば資源争いが軸になってる本作のほうが遥かに非SFっぽいのになぜSFなのかと。
でもなぜか自分もコレはSFだと感じてしまったのは、おそらく原作の世界観の設定が緻密なことと、壮大で美しい画を観るだけで引き込まれる作品に仕上げたドゥニ・ビルヌーブ監督の手腕だろうと勝手に結論付けました。
御託を並べるのはこのあたりにして本編はどうだったかというと、途中まではなかなか話が進まず、もしかしてもう一作観なきゃいけないの?と覚悟しましたが、物語は中盤からどんどん加速して、主人公の成長と共にパート1で散りばめられた謎や因縁は本作でひとまずきっちり回収されます。
実はちょっとわだかまりも残りますが、原作はこの続きもあるらしいので、そのあたりを睨んだ終わり方ということなんでしょうね。
原作未読で大変な不評を買ったデビッド・リンチ版映画しか観たこと無い私には、どの程度原作に準拠してるのか知る由もありませんが、SFとしても主人公の成長譚としても楽しめますし、久々に主役の俳優の演技力に驚嘆した作品でもありました。
ただ、お世辞にもわかり易い内容でもなく、幅広い層にウケるかというとおそらくそうではないとも感じました。
最後に、実は私はその大変な不評を買ったデビッド・リンチ版映画が結構好きで、そこでかなり丁寧に描写されたいわゆるSFガジェット(パーソナルバリア、自律航行する暗殺注射器、人の呼吸活動をエネルギー源とする水循環システム、声を兵器に変える装置等々)や、抗争の元となっている資源である香料の利用形態などにSFの匂いを濃厚に感じたんですが、本作ではそのあたりの描写が全く無かったのはなぜなのかちょっと探ってみようという気になったことを付け加えておきます。
寝落ちはないけどやっぱ展開が鈍いヴィルヌーヴ
前作はあまりにも展開が鈍重で寝落ちもしばしば、復習のためアマプラで観たらやっば爆睡。とことん相性の悪いヴィルヌーヴ監督の大作第二弾は寝落ちこそなかったけど、展開ののろさは相変わらずでした。(絶賛している皆様、すいません)今回はいくつか戦闘シーンもあるし、背後関係の説明があるんで、それなりに分かりやすくはなってます。一方で、主人公が砂漠の民の救世主として崇められ覚醒するまでをやたら尺を取ってるんで上映時間が3時間近い割にはお話しの展開が鈍く、最後の戦闘シーンも尻切れトンボで盛り上がりにイマイチ欠けます。ついでながら、科学的な兵器があるのに敵も味方も剣を持って突撃するシーンは戦国時代かとツッコミを入れたくなりました。ものすごく予算をかけているのはわかるし、映像や美術、衣装など大作としての風格はあるし、もっと面白くなりそうなのに、どこか芯が抜けていて残念と言うかもったいない気分でした。役者では、ティモシー・シャラメが大熱演、まさにプリンス役が一番似合う役者さんですね。悪役のオースティン・バトラーはエルヴィスもビックリの変身ぶりでした。
ティモシーがイケメンなんよ…
楽しかった
3部作を無理やり縮めた?
なんだかアメリカン
砂漠の惑星デューンにて、アトレイデス家を滅ぼしたハルコンネン家への復讐を望むポール・アトレイデスが、予言された救世主になるまでの話。
描くべき要素が色々ありすぎてダイジェストになっていた感が否めなかったが、悪くはなかった。だが、同じダイジェストならリンチ版デューンの方が尖っているし原作通りではあるので、そっちのほうが好きだ。むしろ下位互換とすら呼べるかもしれない。良かったのは砂虫ライドの大迫力くらいか。
そして残念だったのは、映画の所々で強いアメリカ、あるいはハリウッドを感じた点だ。
『スターウォーズ』でもそうだが、我々と異なる世界や宇宙を描く際には、私は明らかな異世界感がほしい。『デューン』では砂虫やスパイス、ベネ・ゲセリットがそれに当たるのだが、上記の通りダイジェストで進むためにビジュアル的インパクトのある砂虫くらいしか目を引くものがなかった。
代わりに目立ったのはアメリカ的価値観だ。古い予言を信じるのはおっさんばかり、若い女はそんなおっさんを鼻で笑う、皇帝は悪、極めつけに物語は愛で締められなければならないのにという信念。せっかくの舞台が台無し。アメリカのプロパガンダかと思った。
今迄見た映画の中でベストな映画
話が入ってこないまま
ナメてかかってゴメンナサイ
体調がイマイチの中、急に思い立って観に行った。貯まったポイントで観られるし。本来なら体調を万全にして予習をしてから観に行くべきだった。ナメてかかっていた。
前作でも感じた、壮大で荘厳、大好きな巨大メカ。ナウシカみたい(こっちが元ネタ)。体調不良もあって最初は眠さ、終盤は尿意との戦いだったが、TCXの大画面とドルビーATMOSの迫力ある重低音で、砂の惑星に引き込まれた。前作は最後、あれ?これで終わり?って感想だったが、今作もあれ?これで終わり?である。パート2ってことはまだ続くンだよね?全60作くらい?
帰ってからもちろん前作を復習しましたよ。つながった、いろいろと。忘れてる、というか認識してなかった。伏線探し。
前作ではアトレイデス家のオーニソプターがベストメカだったが、今回は皇帝の舟、ありゃスゴいね、ベストメカ。
前回の3時間が割と苦じゃなかったので今回も鑑賞。 面白かった割に記...
とにもかくにも、IMAXで鑑賞すべし!
PART1公開時は全く興味がなくスルーした数年後、ティモシー・ゼンデイヤ・モモアが好きになったので、PART2は映画館で観たいと思いPART1を視聴してからPART2に臨んだ。(モモアもスクリーンで観たかった…)
SNSでDUNE観るならIMAXの声が多かったので、ここは手堅くIMAXで鑑賞することに。
PART1はストーリーの導入の役割が強かった代わりに、2の方がファンタジー色もバトル色も強め。ポールの主人公としてのキャラ立ちもしてエンタメとして楽しみやすかった印象。
ティモシー、人の心を掌握する系カリスマ主人公が似合いすぎる。
今回のストーリーとIMAXとの相乗効果がすごいかった!
ほぼ砂漠のシーン、特に砂嵐の中を抜けるシーンはなんだか息苦しくなるくらいの没入感があった。
もともとIMAX画角を求めてIMAXにしたけど、音響による没入感にも驚き。
サンドワームライドの地響きに身体が震える臨場感、決闘でナイフを交わす緊張感に思わず前のめりになり、呼吸も忘れてしまうくらいだった。
IMAX認証で撮るからIMAX以外に価値がなくなり興行が落ちてる云々と巷で言われているようだけど、この世界観を最大限表現できる技術があるのに使わないわけないじゃん…!
SNSでサンドキャットが流行っていたり、鳥取砂丘とのコラボなど、壮大な世界観とは裏腹に、ユーモアあふれるかわいらしい一面もあるところも魅力。
PART1公開時から観とけばよかった〜
どうしよう、最高…
最高過ぎて、呆然としてしまってる…
もう少し落ち着いてからじゃないと感想書けない…
はああああああああ最高…
IMAXのある時代に観られて良かった…
観る、というよりは完全に体験した感覚
砂の音とか地鳴りのような音楽とか声の演出とか、とにかく音が凄かった…
体も脳も振動させられっぱなし🫨
こんなん、もう今日は寝れないよ〜どうしよう…
木曜日に観るものではなかったな
2回目鑑賞、夜の回はIMAXもDolbyもなかったのでグラシネの中規模クラスで鑑賞。
やっぱり、これはIMAXで観ないともったいない作品!
なんか映像と音の効果が半減で、全体的に「大袈裟な」感じ出てしまっていて不思議な感覚に。
さらにとなりの若い外国の男の子が落ち着きがなくてスマホ見たり靴脱いで足をぐるぐる回したりで全く集中できず😭 後半でスティルガーが「イサーンアルガイーブ」と叫ぶたびに笑いやがって…
それくらいIMAXじゃないとのめり込めない作品とも言えてしまうけど、そんなのはどうでもいい。IMAXで観ればいいだけ!
3回目、リベンジIMAXへ再び!
やっぱりやっぱりIMAXですね。IMAXに行くお客さんは映画好きな方が多いからあれだけの観客数でも変な人は皆無。ありがたい…
映画はパンフレットも読み込んで行ったから、細かいところまでストーリーを追えてまたまた別角度から観れてさらに面白かった!
最初はポールのカッコよさに酔いしれ、3回目はチャニの強さがとにかく素敵に感じた。
さすがポールを虜にする女!
あの夕日のキスシーン大好き過ぎる…
あと、最後の眼光の強さがもう…Part3が楽しみすぎる! その前に原作も読んでみようかな。
ラウサの母親殺しに理由があるなら知りたいところ。
あとナウシカの漫画版も読み返そう〜
ナウシカの映像化をずっと待っていたけど、デューンのお陰でなんか欲望が緩和された。
ビルヌーブ監督はナウシカもきっと読んでるに違いない!ありがたや!
暴力的な映像の快楽!宗教的要素を強く宿したSF叙事詩
時代を席巻したスーパーヒーロー映画が凋落の一途を辿る現在、もはや映画館で見る価値のある作品など現れないのではないかと希望を失っていた。
しかし、ここに来て圧倒的なまでの映像体験を提示する作品が一筋の光明となって生み出された。
広大な砂漠。強い信仰心をもってそこに共存する人々。そして全てを飲み込む砂虫。IMAXフルサイズで映し出される世界は、クローズショットとロングショットを行き交いながら、観客をぐんぐんと引き込んでいく。特に終盤のハルコンネン家・皇帝一派との戦争シークエンスは圧巻で、軍隊やそれに連なる航空戦力を、砂虫が文字通り飲み込んでしまうのだ。
ストーリーに関して、DUNEが他のSFと異なる点として宗教色の強さが挙げられるが、本作ではその要素が前面に現れている。ポールはフレメンのリサーン・アル=ガイブとしての証を宿し、預言者となって彼らを導きながら、ベネ・ゲセリットの血をもってクウィサッツ・ハデラックとしても覚醒していく。つまり、彼は異なる2つの宗教における最上位存在となっていくのである。
前作のスローペースぶりは何だったのかと思わずツッコんでしまいたくなるほどの物語の展開の数々で、そこまで見せてもらっていいですか!?と心配になるほどだった。
どんどんと救世主として祀りあげられていくポールは、しかし不穏な空気をまとったまま、物語の終焉を迎える。ハルコンネン家も皇帝も討ち取った今、最終的なDUNEという神話の帰着として、どのような方向に収束していくのか。強い光を目に宿したチャニによって、ゼロレクイエムが行われる展開に1票。
未曾有の映像体験!絶対爆音のIMAXで
凄すぎる!まさに身体中が砂漠に飲み込まれるような未曾有の映像体験!
前作はなんかごちゃごちゃしてて正直イマイチ感があったんだけど今回の主役は砂漠!圧倒的なスケールで体ごと持ってかれる快感!
もうストーリーなんてどうでもいい(笑)
ひたすら大画面に没入する2時間46分。
全編IMAX撮影でIMAXで見られることを前提に撮られた映画。絶対にTVやPCの画面で見ちゃダメです。(これ配信で見てもつまんないかも?)
爆音のIMAXで身体ごと揺さぶられてください。
そしてお話は最終決戦のPART3へ。
チャニとポールの恋物語はどこへ向かうのか?
次回はまだお母さんのお腹の中にいるポールの妹がアニャ・テイラー・ジョイになって出てくるらしい。こんな楽しみなことってある?
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