デューン 砂の惑星 PART2のレビュー・感想・評価
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SF映画というよりベン・ハーとかの叙事詩
Part1がいい出来だったので期待は高まるわけである。
原作のうち、アトレイデス家に起きた悲劇を主に描いたのがPart1。砂漠に消えたポールとジェシカが、ベネゲセリットによって植え付けられた救世主神話に準えて、巧みにフレメンに溶けこみ、預言者リサーン•アル=ガイブとして定着していく•••。
矢野徹師匠の翻訳は名作だが、この独特の世界観と名称がやたらとめんどくさい。各巻の巻末には辞書が載るほどだった。
新翻訳は、あれ?って言うほど読みやすい。映画もそんな印象。つまり、おどろおどろしい部分や謎めいた部分はさらっと流し、スペクタクルでエキサイティングな部分に焦点が置いてある。だから、初見でも置いてきぼりにはならないだろう。でも、アバター1をみないで2はないように、パート2を見る前におさらいは必要かな?
できれば映画の前か後で原作を読んでおくことをオススメしますね。
スタイリッシュな演出で、見事にDUNEを映像にして見せたヴィルヌーブ監督に拍手。オスカーとって欲しい。
part3の制作も決定し「砂漠の救世主」が初めて映画になるそうだ。コレは楽しみ。
2024 31本目(劇場 9作目)
前作を観てしまったので・・PART2も・・ ビルヌーブワールドの「...
前作を観てしまったので・・PART2も・・ ビルヌーブワールドの「スターウオーズ」に「グラディエーター」スパイスもちょっと加えて・・(笑)。 前作の時も思ったけど・・登場人物の相関関係図が欲しい♪
それぞれの登場人物の背景や、行動の動機などがわかりずらくて・・、???が浮かぶ脳内・・そんなことに引っかかり続けて、映像になかなか入り込めず・・でした。
オールスター感謝祭の様な豪華なキャスティング。一瞬登場の、アニャ・テーラー・ジョイと、映画の終わり方から察するにPART3があるのでしょうね・・・。
ジョン・ウイリアムスに音楽を担当させたら。全く違う印象の映画になっていただろうなぁ♪
話は違うが・・予告編「猿の惑星」のCGの完成度が凄い・・。これ、実際のチンパンジーやゴリラ、オラウータンに観せたらどんな反応するのだろ??と、そんな事も気になった映画鑑賞でした♪
救世主たるべき人物とは?
Part1はこれからどのように主人公が、宇宙の勢力争いにどのように生き残っていくのかが描かれており、楽しめた。
しかし、今作では救世主として求められ、初めは拒否していた主人公だったが、徐々に母親の策略に乗っていく様子などで流れは把握できた。
しかし、その救世主になるために、政治的な要因を利用せざるを得ない主人公の葛藤などは、もっとくっきりと見たいところだった。
そうでないと、最後に恋人を裏切ってまで皇帝の娘を娶ろうとする行動が活かされてこない。
ティモシーシャラメ自身も線が細いからか、マトリックスのキアヌ・リーブスよりも、救世主となる要素が薄かった。
決闘と血統
前後編で終わるものだと思っていたのに、登場人物がどんどん増えてくるし、救世主であるはずのポールが徐々にダークサイドに落ちていく雰囲気。さらにはアニヤ・テイラー=ジョイが登場だなんて・・・それ、未来の妹でしょ。もう3部作だか4部作だか知らんけど、相当長丁場になりそうなエンディングでした。ジャミスとの決闘で終わった前作から今作ではハルコンネン男爵(ステラン・スカルスガルド)の甥フェイド=ラウサ(オースティン・バトラー)との決闘へ。
そしてポールの母親レディ・ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)の出自がクローズアップされ、領主、皇帝の家族も血筋が大切なんだと訴えてくる。「勝ったら皇女を娶る!」というシーンでも、ジェシカの台詞の中でも、皇帝の地位を狙うにはそれなりの血統が必要なのかと・・・いやはや、ゼンデイヤちゃんの心の動きが痛いほどよくわかるシーンでもありました。
1作目ではビルヌーブ監督お得意の重低音が感じられなかったので3.5にしてしまいましたが、今作ではハンス・ジマーの音楽+重低音が響いてきたし、『メッセージ』のような空中浮遊する飛行物体が不気味だったのと闘技場が三角だったことに笑ってしまいそうだったので加点。さらにはスターウォーズシリーズのような重苦しい家族模様も面白かった。あと、サンドワームを操るところも良かったかな・・・
それにしても救世主としての呼び名や読真術?ベネ・ゲセリットといった用語が覚えきれません。リサーン・アル・ガイブ、ムアディブ、クイサッツ・ハデラックとか・・・単純に観てしまえば予言者(prophet)として覚醒して砂漠の民フレメンの救世主となりめでたしめでたしなのですが、今後独裁者として君臨し、悪政を続けるような気がします。3作目があるとすれば、兄の悪政を糺すべく妹アニヤちゃんが立ち向かい、最期はチャニによって殺されると予言しときます(夢の中で殺されてるからね)。砂ばかりじゃ飽きちゃうので緑豊かな世界も描かれることでしょう。
前作の内容覚えて無くてもそれなりに楽しめる
2時間半が長く感じない、IMAXとの相性抜群の大作
キャスト陣が豪華すぎるからそれだけで話題になるけど、中身もちゃんとすごいから映画史に残る作品。
戦闘シーンやサンドワームが荒ぶるシーンは映画館の音響で観ると圧倒される。一方で豪華キャストなだけあって、キャラクターにフォーカスしたシーンは音がなくても惹き込まれる完成度。
スケールのデカさで魅せるシーンと俳優の演技で魅せるシーンの塩梅が良くて、約2時間半が全く長く感じなかった。
サントラも良い意味でハンス・ジマーっぽくなくて良かったなあ。
ハンス・ジマーが担当すると「あ、ハンスっぽい」ってなることが多いけど、今作はハンス・ジマーの世界観ではなく、デューンの世界観としての楽曲に溢れてた印象。
P.S.
娶るんかーい!と叫びたくなったのは私だけじゃないはず
ラストのチャニの表情がなんとも言えない。不穏すぎ
独特な世界観に浸れる!(途中、話がすっ飛んでたけどw)
PART2を観たとたんにPART1を観たときに感じた面白さが戻ってきた。
かなりの長編だが水分補給さえコントロールすれば楽しんで観ることができるw。
途中2か所くらい、いきなりポールがフレメンの戦士として活躍したり、行くことを拒んでいた南のエリア(名前は失念)で早々に青い液体を飲むくだりなどは、話の流れが唐突でストーリーがショートカットされているように感じた。(原作を読んでいないのでカットのされ具合は何とも言えないが)
そのあたりもしっかり描いて3部作くらいにしてもよかったのに・・・と思っていたら、パート3の制作が決定したと後日知り、また期待を膨らませている。
とにかく映像化不可能と思われていた作品の一つだと思うが、ロード・オブ・ザ・リングと同様にCGによる映像表現の大進歩の恩恵を受けて成就した映画だと思う。
古き良きSF
古き良きSFつまりSFの皮を被った歴史ドラマ。
ローマ帝国っぽい銀河帝国の植民星で暗殺された公爵の子ポールが、現地の人々を従え下剋上する。
ポールが救世主として現地人に認められ、支持が広がり、救世主として覚醒していくのは良かった。
最後の戦いがちょっとあっけなかったのと、救世主になることにためらっていた主人公の背中を押したヒロインがいざ主人公が救世主になると背を向けるのは『?』だった。
まあ歴史ドラマとして概ね面白かった。
Part1は地味地味くらいままで終わったので65点くらいだけど、Part2はそれなりにカタルシスがあったので80点くらいあってもいい。
備考
SF要素については、現代のウクライナ戦争を見ている我々からするとあまりにも…と思うことがよくある。
メカはでかくなり、鎧はシールドがつき、剣は振動して切れ味をマシているが、1950年代をパワーアップさせただけに感じた。
あんなに人は強くないし、わざわざ地上に降りずに宇宙から攻撃すればいいし、皇帝がわざわざ砂の惑星まで降りてくるのも?だった。
Dolbyで!
映画館で鑑賞推奨
映像美が凄かった。映画館の大画面で見た方が絶対に良い。その反面、砂嵐のシーンなどは迫力がありすぎて、自分も砂まみれの中にいるような気にもなるほど。
物語はちょっと「スターウォーズ」の雰囲気があるのですが「高層ビル街だらけの未来都市」的なシーンがないのと、衣装、宗教的な表現などが差別化を図っているかと。
主人公ポール役のティモシー・シャラメの「王子様オーラ」が個人的にはこの作品の一番惹かれる理由なのですが、パート1では「大切に育てられた王子様」からパート2では「有無を言わずに試練を与えられ、予見してしまったことで葛藤し皇帝の座を選ぶ」ことで逞しさ、それも清濁併せ呑むしたたかさを兼ね備えた逞しさを見事に表現していたと思います。
そして、オースティン・バトラー演じるフェイド・ラウサが実に素晴しかった!狂気に満ちたオーラにゾクゾクしました。凄まじかったですね。パート3でも活躍するかと思っていたので、まさかの展開は残念でした。誕生日式典の闘技場のシーンがモノクロになる演出がカッコ良かった☆
個人的に「皇帝」の皇帝感が低い印象。全宇宙を統べるようには見えない。。。。
それともう一つサンドワーム(砂虫)の上に乗るシーンがあるのだけど「上に乗る」までは理解が出来るが「コントロール」出来る理屈が全く触れられていないのが消化不良。ましてやフレメンの一人が飛び乗るだけではなくて、数十人が乗って民族大移動みたいなことをしているのは全くの疑問??? それと操縦時は全く地中に潜らないんでしょ?都合良すぎやしないか??
完全制御できなければ、こんなことは出来ないし、完全制御できるのならサンドワームでハルコネン家統治下時代に主要拠点を襲撃できるだろうと。全く説明なしにいつのまにかそんな便利な存在になっているのが納得出来ない。無粋だが、どうしても引っかかる。
判りやすく構成されてはいるのですが、流石に情報量が多いので何回か繰り返し見たいですね。
映像・音楽・衣装・配役・演技は素晴しかったのですが、ストーリーというか、構成がちょっと全体的に長すぎるかなと言う部分と、はしょり過ぎかなという部分が感じました。
こじんまりしていた
part1を観ていたので慣性力でこちらも映画館で観た。
悪くなかったがすごーく良いところもなかった。
砂漠に向かうポールとチャニの雰囲気は良かったし戦闘シーンも1より良かった。また浮遊砲台みたいなのが大砲ぶっ放すのも好みだった。俳優陣なんて最高だし、世界観には痺れる。映像も音楽、音響も素晴らしい。。。
だがしかし、何でだろう単調というか、ストーリーの広がりが無いというか、こう、こじんまり感が拭えない。もしかしたらDUNEの惑星に慣れてしまったからかな?
コレは三番煎じはキツいのかな、でも私はpart3も出たら観に行くが。
追伸
映画館は自分以外の客はゼロでした!それはそれで貸切映画館状態で良かったが、興行がシンパイ。日本人よ、もっとSF作品観よう!
また3年も待つ、 のか…
スケールのデカさに圧倒されまくる
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