「開花」アンチャーテッド ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
開花
ゲームは実況を見た程度くらいですが楽しそうだなーと思い鑑賞。トムホにとってもスパイダーマンからの脱却という想いも込められているのだろうとワクワクソワソワしていました。
とても良かったです!「インディ・ジョーンズ」を彷彿とさせるような冒険活劇でテンポも良く、話も複雑すぎず簡単すぎずの絶妙なバランス、アクションも決して多くないながらもゲームリスペクトのような画角や行動が強く感じられました。
序盤の空中アクションから既に楽しいです。箱から箱へと命懸けの飛び移り、敵との攻防、まさかの発進した車との衝突で空中に再び放り出されるというのも視覚的面白さが抜群にありました。
トムホのバーテンダーの姿、非常にカッコ良かったです。慣れた手つきで酒を作っていく姿、このバーテンダーとしての姿でも何かしら映像に出来るんじゃないかと思える鮮やかさでした。もちろんアクションも素晴らしく、グルングルン宙を舞ったり、道をひたすら駆け抜けたりと単体のアクションでも十二分に楽しめます。あと肉体美が凄いです。
マーク・ウォールバーグもナイスな配役でした。きっちりとしてはいるのですが、預けられた猫を長い間可愛がりますし、金にとにかく目が眩みますし、割と抜けている所も愛らしいキャラですが、ネイサンを助けるためには自分の財宝をも厭わないという男らしさが身に染みるシーンが終盤にドーンと現れて手に汗を握ってしまいました。
終盤の船に積まれていた金銀財宝を盗み出すシーン、敵陣営がヘリで船ごと盗んでいくというなんとも大胆ながら迫力満点なシーンでした。その上でネイサンとサリーがその船からも盗み出すという盗み争いも非常に面白かったです。ロープで滑空して敵を蹴散らしたり、ヘリの上で敵を投げ飛ばしたりと暴れ放題ですが、無双感漂う空気は白熱しました。一気に敵が乗り込んできた時もそこそこ息の合う2人の共闘で蹴散らしまくるのも最高です。最終的に大ボス・ブラドッグがやってきて2人と船を追い詰めますが、サリーが大切に持っていた金の詰まったリュックをブラドッグめがけてぶん投げて海へと叩き落としてネイサンを救う展開がもう最高でした。最終的に船はブラドッグの上に落ちてお陀仏。金を失ってがっかりしていたサリーの元に隠し持っていた金をネイサンが渡してサリーがめっちゃ喜んでいるのもかわいかったです。でも渡したガムは速攻で捨てるというのも面白かったです。
2人のその後もバディを組んで行動し、序盤ネイサンに渡された猫を審査を通過してまで背中に背負ってきてるのも愛嬌抜群ですし、続編への匂いを少し漂わせながら終わります。
楽しい映画でした。こういう壮大な冒険洋画は久しく観ていなかった気もするので思う存分楽しめました。ぜひ次回作も待ってます。
鑑賞日 2/18
鑑賞時間 9:20〜11:30
座席 O-13