ミューン 月の守護者の伝説
劇場公開日:2022年4月19日
解説
太陽と月が同時に存在する不思議な世界を舞台に、月の守護者となった森の子ミューンが仲間たちとともに繰り広げる大冒険を描いたフランス発の長編ファンタジーアニメ。いたずら好きな森の子ミューンは、夜を運んで夢の世界を守る「月の守護者」に選ばれる。しかし何をやっても失敗ばかりで、ついに月は失われ、太陽は冥界の王に盗まれてしまう。自らの手で世界に昼と夜を取り戻すことを決意したミューンは、太陽の守護者ソホーンや蝋人形の少女グリムと一緒に旅に出る。フランス語版では「最強のふたり」などの俳優オマール・シーがソホーンの声を務め、日本語吹き替え版では声優の大橋彩香がミューン、小野友樹がソホーン、武藤志織がグリムの声を担当。「ウルフウォーカー」のブリュノ・クーレが音楽を手がけた。東京アニメアワードフェスティバル2015で優秀賞を受賞。
2014年製作/85分/フランス
原題:Mune, le gardien de la lune
配給:リスキット
スタッフ・キャスト
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2022年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
フランスの3DCGアニメーションだけど一部手描きのパートもある。太陽と月がロープで括られていて、守護者によって管理されているというユニークな世界観に個性的なキャラクターデザインに王道の冒険活劇が展開される。主人公のミューンは気弱でライバルキャラのソホーンは、プライドの高い自信家、理知的な女の子のグリムは身体が蝋で出来ていて、昼は溶けてしまい夜は固まってしまうために、昼と夜の間でないと活動できない。どこか欠けている3人がそれぞれ力を合わせて、盗まれた太陽を取り戻す旅に出る。ソホーンみたいな奴は今では「有害な男らしさ」と言われてしまいがちなのだけど、彼のような強引さも時に必要である。要は何でも使いよう。使い時を間違えなければ有害どころか有効である。
美しいアニメーションが全編にわたって堪能できるし、子供も大人も楽しめるタイプの作品だ。手描きパートはひときわ美しい。
2022年12月5日
Androidアプリから投稿
地元ではとうとう劇場上映されないままDVDにて鑑賞
月と太陽の守護者の物語
PIXAR、アバターぽいがフランス製 神話+アドベンチャー 昔の月の守護神がいいキャラ
月(夜)も太陽(昼間)両方無いと困ったことに 守護神達も最初は仲良くないけど、協力しあって敵を倒して太陽奪還
無事に元通りの世界に おフランス映画食傷気味ですが、これは意外に面白かった
2022年5月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
フランス発ファンタジックアドベンチャー、
2D 3D自由自在のアートアニメーション、
擽るラブロマンス、
グリムがメッチャ可愛い!
今年149本目(合計423本目/今月(2022年5月度)26本目)。
いつもいくシネマートは、大阪市では「韓国映画をみたいならシネマート」というほどの存在なのですが、そのシネマートで視聴。日本語吹き替え版です(というか、それしかない。後述)。
原作という原作がないのか(フランス国内のアニメなどにはあるの?)、かなり序盤から特有な世界観になります。とはいえ、架空の世界(太陽系と地球?)とはいえ、太陽と月があることは事実なので、そこまで深い前提知識(特に天文)を問われることはないという感じです。
ここの特集などを見ると、3DCGを使った映画のように見えますが、それが7割、残り3割は日本では1980年代ごろにあった「昔懐かしのアニメタッチ」(当時のセーラームーンやドラゴンボールなどを想定するとわかりやすい?)という感じで、ここは評価はわかれそうです。
放映されている映画館は少ないし、フランス映画といえばフランス映画を多く扱う映画館(大阪市ではテアトル梅田などが該当)でも扱っていないので、みたいなと思ったらお勧めです。「日本のアニメとは違った事情」をうかがいしることができる点で良い内容だな、というところです。
しかし他の方も触れている通り、この映画、「そこそこ」古い映画なのですが、なぜに2022年の今なのでしょうか?(3~4年かかっている模様。アラビア語とかならともかく、フランス映画の翻訳ってそんなに時間かかるの?)
「作品としては」傷はないと思うので、フルスコアです。
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(減点なし(事情として0.3)/映画館全体の問題/日本語吹き替え版と原作との配給バランス)
この映画は上述通り日本語版とフランス語版(字幕版)があります。大阪市ではそもそも1か月遅れですが、日本第二の都市ですら「日本語版」が大半で、フランス語版(字幕版)が見たいなら京都までいかなきゃいけない、という事情があります。
このことはこの映画に限らずディズニー映画などでも多く、「日本語吹き替え版を事実上強要している」ところがあります(ひどいところだと、大阪市内でも字幕版が1日1回に対して、日本語吹き替え版が20本とか、バランスがおかしい)。
このことは結局、日本語吹き替え版の声優さんなどへの報酬の支払いといった「裏の事情」があることは理解はしますが、それは「裏の事情」であり「一視聴者が知るところではない」以上、同じ映画館(この場合ではシネマート)でも、日本語吹き替え版とフランス語版字幕版を交互にやる(現在26日時点、1日2放映)など何らかの工夫が欲しかったです。
このことは特に「ディズニー映画に代表される外国アニメ」に顕著な問題で、「なぜか日本語吹き替え版を見ることを事実上強要される」というのは、映画館事情や映画の作成現場という観点では理解もしますが、視聴者側にも配慮は欲しかったです。
※ このため、日本語吹き替え版のため、漢字など一切でないため「同音異義語」で意味が分かりにくい(推測するしかない)ところが2~3か所あります(全体として妨げはありません)。
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