tick, tick...BOOM! チック、チック…ブーン!のレビュー・感想・評価
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“言葉よりも行動がものをいう” ジョナサンラーソンの伝記だと知らず...
“言葉よりも行動がものをいう”
ジョナサンラーソンの伝記だと知らずに見ていたが、それを証明した、苦くとも飽くことを知らない、情熱的な人生だったんだなと、。
こんなにも、精一杯人生をもがいてみたい。
この作品は劇場で見て正解
これは劇場で見て大正解。体でドラムの振動を感じて、高音の伸びやかな歌声を思いっきり浴びることができる。それにふわしいだけの楽曲がそろっている。
ジョナサン・ラーソンの自伝的ミュージカルを映画化した作品だが、30歳という人生の岐路に立たされているジョナサンが最後のチャンスに向かっていく。30歳ともなれば、恋人と関係
もそのままにできないし、いつまでも夢を追いかけることができない。その辺の心情が、詩と歌になってありありと伝わってくる。
この作品では「死」というテーマがずっと横たわっている。「死」を意識するからこそ「生」のありがたさがわかるし、余命を宣告された人間からすれば、もう若くないなんて言い訳はたわごとに聞こえてしまう。
鳥かごの中にいるのか、自由に羽ばたくのか、それは鳥が決めること。恐怖と愛、そんなこと聞くまでもない。
こんな素晴らしい詩に出会えて幸せ。劇場での感動を家に帰って配信でさらに深いものにする。こんな贅沢な鑑賞方法があっている作品だと思う。
何もわからず
観始めてしまったので、いきなりのミュージカルに、え?え?となってしまった。
少し前情報を仕入れて観ればよかったかな。
いつまで歌うのかと思ったらずっとだった!(笑)
ジョナサン、どこかで見たと思ったら…ソーシャル・ネットワークで、ザッカーバーグからひどい仕打ちを受けた彼ではないか!
こんなに歌が上手だったのね〜と。何も知らなかった。
実話も内容もなんも知らずに観て、もったいなかったな。
ジョナサンの一人舞台にも見えたけど、周りの人達も良かった!
もう一度、ちゃんと観ようと思う。
すべての夢追い(=老い)人へ --- 監督でも魅力的だなんて!REAL RENTな最高の一級品
俺はこれからの人生をこうやって過ごす。音楽を愛し音楽に愛されるリン・マニュエル=ミランダ監督 × アンドリュー・ガーフィールド主演 = 今や映画業界においても引く手あまたの人気者、時代の顔となった彼の待望の監督デビュー作は、素晴らしい楽曲ばかりか素晴らしい主役のおかげもあって、本当に見応えのある作品になっている。ミュージカルの定義を覆す作品となった『RENT/レント』原作者の売れる前を描いたミュージカルで、クリエイティブなプロセス、表現における創作上の葛藤にも目を向ける。
チクタクチクタク…こうしている間にも時間は刻一刻となくなっていっている、持ち時間は減っていっているのに自分は一体全体なにしてんだ。夢追い人たちが身につまされる題材に切実に向き合っている。随所のホームビデオみたいな質感や魅惑的なストーリーテリングに惹き込まれてしまう。この主人公のほうが遥かに努力を惜しんでいなくて、現時点で1も頑張れてるか微妙な自分と比べるのはおこがましいけど刺さりすぎた。他人事じゃない普遍的題材。かごか翼か、恐怖か愛か、言葉より行動がものを言う。ヴァネッサ・ハジェンズは歌唱担当。
30/90
恐怖か死か
THE BOSS IS WRONG AS RAIN
「自分の身の回りのことを作品にしてごらん」知っていること
ソンドハイムは27歳はデビューした!人それぞれだ。時間がない!
俺はこれからの人生をこうやって過ごす♪
Make a wish...
勝手に関連作『ラ・ラ・ランド』『イン・ザ・ハイツ』
こんなRENTの前日譚のような仕上がりにしてくるとは思ってなくて元...
こんなRENTの前日譚のような仕上がりにしてくるとは思ってなくて元の楽曲がいいのはもちろんミランダ監督もほんと天才だな……
元々3人劇で進むミュージカルを劇中劇にしちゃう構造からすごい。
至る所にRENTの要素が散りばめられていて(初っ端からマイケルのこと君は天使だ!って言っててもうにこにこした/RENTのエンジェルのモデル)途中RENTのナンバーを入れ込んできたり遊び心と愛しかないな…という感じで普通に泣いて笑って大満足でした。
期間限定だけど劇場で見れてよかったしこれからネトフリでリピできるのも嬉しい。欲を言えばパンフも欲しかったね…
けっこうよかった
90年代はまだ社会が若々しく30歳がおじさん、若者ではないという風潮で、20代でなくなることに大変なプレッシャーを受けている。今は全体的に高齢化して、新人漫画家が40代なども珍しくない。なので今の目線では、そんなに焦らなくってもと思うが、周りのお友達が不治の病のエイズで亡くなっていると余計にそんな気持ちになるのだろう。今はすっかりHIVもそれほど怖くないしあまり流行していないし、もう少しすれば完全に治るようになりそうだ。
主人公が苦労に苦労を重ねて作り上げたヒロインの曲が、あまりそれほどいい曲でなくて腰がくだける。あそこはすごい名曲でガツンと感動したかった。悪い曲ではないけど、ぼんやりした魅力のバラードで期待しただけにもやもやする。それならさっさと、彼女の話を聞いてやれよと思う。30分もあれば済む話なのに、ひどい。
ダイナーの客を小バカにする歌が面白い。
才能が全くないのもつらいけど、才能があっても報われないのはつらい。報われて早死にするのもつらい。
半生かと思ったら一生だったの⁉️
曲も詞も凄く良かった。胸にジーンと沁み渡る。才能があるのは自分も周りもわかっている。いつかは必ず成功する。でもそれがいつかはわからない。延々と続く貧困。30才を前にして、いつまでも夢を追いかけられるわけじゃない。こんな生活いつまでも続けられない。揺さぶられる気持ち。何か気持ちが入ってしまって、レントの初日に35歳で亡くなってミュージカル観れなかったとか‥15年に及ぶロングラン見届けられなかったとか‥ちょっと待ってよ(泣いちゃうよ)。それは無いでしょ!大成功に酔いしれてほしかったわ。
【”安住の籠の中を選ぶか、自分の翼を信じて飛翔するか・・”ミュージカル作家ジョナサン・ラーソンがブロードウェイに飛翔する前後を描いた作品。】
ー ジョン(アンドリュー・ガーフィールド:元々、ビロードのような声の持ち主だが、劇中披露する歌の数々が素晴しい。特にピアノソロ曲。)は、ミュージカル作家の卵。
もうすぐ、30歳になるが、ナカナカ道は開けない。
だが、彼の安アパートには、親友でゲイを公認するマイケル(ロビン・デ・ヘスス)や、美しい彼女のスーザン(アレクサンドラ・シップ)が、彼を支えていた。ー
◆感想
・1990年1月。
ジョンが、ブロードウエイの視聴会が近づく中、焦る気持ちを”tick tick・・・・”という時計の音が絶妙に表現している。
・彼の親友、マイケルは俳優になるという夢を諦め、今ではビジネスで成功している。
電気代も払えないような生活を続けながら、夢を叶えようと奮闘するマイケルを支援する。
ー が、彼がビジネスマンとして成功した姿を見たマイケルは素直に”有難う”と言えず・・。ー
・恋人のスーザンも、新しい土地で新生活を送る事を決める。
ー スーザンは、彼に止めて欲しいし、ジョンも別れたくない・・。芸術を選ぶのか、恋を選ぶのかか・・。ー
・漸く、ブロードウエイの視聴会に臨む、ジョン。
ー この前のシーンの、ジョンが曲が作れない中、プールで泳ぐシーン。プールの底の仕切り線が、何時に間にか、音符になっていく。
曲が下りて来た瞬間の表現として、実に上手い。ー
・視聴会には、ミュージカル作家の大家で、彼の実力を認めるソンドハイムの姿も。
だが、本当に来て貰いたいスーザンの為のリザーブ席は空いたままだ・・。
ー 全ての曲が終わった後の万雷の拍手。曲を聴いていたジョンの脳内には、ボーカルソロを歌うカレッサの姿が、ビルの屋上でジョンに対して歌うスーザンの姿に変わっていて・・。
美しきシーンである。ー
<万雷の拍手を得た視聴会。だが、彼の元には賞賛の声は届くが、講演の話は来ない。女性プロデューサーが言った言葉。
”貴方の”スーパーヴィア”は素晴らしいけれど、時代に合わないのよ。次作の準備をしなさい。”
途方に暮れるジョン。8年もかかって作ったのに・・。
そこに掛かって来たソンドハイムの電話・・。
親友のマイケルがHIVに侵された事実を知った時に、涙ながらに謝るジョン。
彼の30歳の誕生日に、白紙の五線譜のプレゼントを持ってきてくれたスーザン。
ー ジョンの成功は、彼らや一緒にダイナーで働いた友人達会ってのモノである事が、この作品ではキチンと描かれている。ー
今作は、彼の苦闘する姿と、1991年に彼が苦闘した姿をミュージカルにした「tick tick...BOOM」での彼の誇らしげな表情とステージパフォーマンスが交互に描かれる。
人間の善性に溢れた、ミュージカル作品である。>
・NETFLIXオリジナル作品が、戻って来た。
先週は、今までにない視点で撮った西部劇「ザ・バーダー・ゼイ・フォール」
来週は、ベネディクト・カンバーバッチ主演の「パワー・オブ・ザ・ドッグ」
これらの作品を配信前に、劇場で上映してくれるイオンシネマには、感謝しかない。
時は刻々(tick,tick...)と進むが、その時(BOOM)はやってくる。
Netflix配信開始前の劇場公開作品に間違いなし、と思って事前情報ほとんど入れずに鑑賞。
ミュージカル「レント」の作曲家で夭逝したジョナサン・ラーソンが、30歳を目前にした1990年の脚光を浴びるきっかけとなるミュージカルのワークショップ(試聴会)開催までを中心に、ラーソンの楽曲にのせて描く。
ラーソンを演じたアンドリュー・ガーフィールドが上映時間ほとんど二時間を歌い演じている。
ラーソン自身の楽曲も良いのはもちろんなのだが、歌唱力・表現力が素晴らしい。俳優ってすごいな。
ラーソンを支える恋人や幼少の頃からの友人、周囲の人々もみんないい顔をしている。
1990年当時、ラーソンと同じく30歳になる前の私は、米国西海岸で過ごしていた。H I Vへの感染は死を意味していた。幸い身近に亡くなった者はいなかったが、エイズは今よりずっと恐ろしい病気だった。
ラーソンも友人を何人も失っている。
マイケルが感染に気づいてからの熱唱には胸を打たれた。
予備知識なしで観てしまったが、ラーソンのことをもっと識っておれば(ブロードウェイで12年間のロングランヒットとなりミュージカルの概念を変えたとも言われる傑作「レント」を世に出したラーソンであるが、その初演を見ることなく急性動脈瘤破裂で他界したとエンディングの字幕で紹介されていた)、より感動したと思う。
「レント」の映画化作品を観ていなかったことが悔やまれる。
時は刻々と進むが、その時(才能が開花するか、脚光を浴びるか、愛する人と結ばれるか、失うか、死の宣告を受けるか、突然の死を迎えるか等々)はいつか必ずBOOMやってくる。
一刻一刻を無駄にせず大切に生きなければならない。
メインストリームと対を成す作品
奇しくも前日のレイトショーでアンドリュー・ガーフィールド主演の「メインストリーム」を観て12時間後にこの作品を鑑賞。ネトフリ作品のためパンフレットなしなので劇場作品として0.5マイナス。
「メインストリーム」も今作も冒頭がアンドリューの演説で始まりに、作品作りに悩み、最後アンドリューの同じ表情(ネタバレ回避のため濁します)で終わるという構成になっていますが描きたいことは全く違うものになっているのが面白いです。
どちらの作品も「よくある話」と片付けてしまうのは簡単ですが、「メインストリーム」が中途半端な印象で終わってしまったのに対して、こちらは途中で泣いてしまう力を持った作品でした。「メインストリーム」を先に観たおかげで今作の冒頭の語りかけは全く頭に入ってこない(インチキくさく感じて)のがアレでしたが、こちらが後のおかげで最後は感動する事ができました。逆だったらこちらの爽やかな鑑賞後感がなくなってしまっていたと思うと危なかったです。
楽曲は実際のジョナサン・ラーソンが作詞作曲したものなので本当に素晴らしいもので、映画館の音響で体感できたのは幸いでした。ネトフリでPCのショボいスピーカーで聴いたくせに楽曲が心に響かなかったとか言う人がいたらお前のせいだと言いたいですね。ジョナサンが音楽にこだわって意に沿わないバイトをしてまで音楽家を雇おうとしたこだわりを考えるとやはり舞台は劇場で、映画は映画館で観る事がアーティストのこだわりなのだということをネトフリ配信作品で伝えているのはなんとも皮肉だと思いました。
やっぱり、ミュージカルはいいね
理屈抜きでミュージカルは良いですよ。伝記映画でも、こう言った描き方だったら、許せるなぁって思いました。だから、点数を満点にしても良いのですが(その位、興奮しました)デュエットや合唱もあるのですが、ハモっていないと思いました。違っていたらごめんなさい。でも、多分、ほぼユニゾンだと思いました。間違っていたら本当にごめんなさい。アメリカには凄い人がいたんですね。
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