劇場公開日 2018年11月24日 PROMOTION

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恐怖の報酬(1977) : 特集

2018年11月19日更新

今年「2001年」「黙示録」“最新版”を見たなら、この“新傑作”の鑑賞は義務
40年の封印を解かれた《傑作》を、全世界が絶賛! そしてあなたの評価は?
こんなにも“新しい”! 映画ファンに贈る【本作を今見るべき《3つの意義》】

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数奇な運命をたどった“幻の超大作”が、約40年の時を経て“復活”した――。「フレンチ・コネクション」「エクソシスト」の鬼才ウィリアム・フリードキンが1977年に手がけた「恐怖の報酬」(11月24日公開)は、莫大な製作費・空前のスケールで作り上げられながら、不完全な形で世に出されてしまった1本。だが、監督の狂気にも似た執念によって失われたパーツが揃えられ、不死鳥のごとく“完全版”として生まれ変わった! この映画、決して古びていない。むしろ、2018年の“新作”に相応しい、斬新な面白さに満ちている!


【今こそ見てほしい①】40年封印された《失われた傑作》、ついに日本上陸
とにかく“世界の絶賛”が止まらない──“真の評価”を下せるのはまさに今!

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こんなにもドラマティックな運命をたどった映画を、あなたはご存じだろうか? オスカー受賞作・ヒット作連発中の監督の新作として期待を一身に集めながら、なぜ不完全な形で上映されてしまったのか? そして、今、この映画を「オリジナル完全版」として見られることがどれほどの“事件”なのか――。今、世界中で再評価されている本作の遍歴を頭に入れれば、この映画を今見る“価値”、いや見なくてはならない“理由”が伝わるだろう。ようやく、真の評価を下せる時が訪れたのだ――!

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驚かされるのは、当時としては極めて異例といえる破格の製作費と、圧倒的なスケール。まさに、名匠がすべてを投じて挑んだ企画だった。しかも、1952年にカンヌ国際映画祭でグランプリを獲得した名作のリメイク。最高の題材とメンバー、この野心的な企画に、誰もが成功を信じて疑わなかった――。

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しかし、全米公開されると批評家の意見が真っ二つに割れ、さらに「スター・ウォーズ」の歴史的な大ヒットのあおりを食ってしまい、北米以外では監督に無断で約30分カットされた再編集版で、題名も変えられて上映。身命を投げ打った作品への痛烈な仕打ちに、フリードキン監督は絶望した……。だが彼はあきらめず、完全版の上映を目指して権利関係の調査を続け、2011年には果敢にも裁判を起こす!

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ここまでやるか?という監督の人知を超えた執念が実を結び、カットされた部分を復活させ、映像・音響もアップデートされた完全版は、2013年にベネチア国際映画祭で上映されるや、大絶賛で迎えられた! 監督本人も生涯功労賞を受賞し、その後も様々な映画祭などで上映。まさに世界で熱狂を巻き起こしてきた。日本では監督と配給会社が直接コンタクトを取り、ついに劇場公開が決定。こうして、ようやくすべての舞台が整えられたのだ。今、本作を劇場で見ることこそ、映画ファンの重大な責務といえる!


【今こそ見てほしい②】 こんなにも“新しい”――間違いなく《今の映画》!
いつ爆発する? 何が起こる? 誰が生き残る? これは傑作だ!

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では、本作は一体どの部分が“新しい”のか? その大きな部分が、今見ても没入しやすい“設定”と、見る者を畏怖させる圧巻の“本物感”だ。人生につまづき、南米に流れ着いたどん底状態の犯罪者4人が、多額の報酬と引き換えに選んだのは――いつ爆発してもおかしくないニトログリセリンを運搬するという命がけのミッション! 製作陣が決死の覚悟で作り上げた強烈な一作が、感情と身体に直接畳みかけてくる!

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CG全盛期の時代ではない――だがこんなにも見る者の心拍数を高めてくるのは、なぜか? それは、画面に映るすべてが“本物”だからだ。雨も、爆発も、密林も汗も叫びも、すべてが真実。小手先で作られたぬるい映画を駆逐する“生身の興奮”は、観客の血潮をこれでもかと沸騰させる!

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無事運び届けた者には1万ドルが与えられる――逆に言えば、成功させなければ死ぬかもしれない。集まったのは、組織に追われるマフィアや殺し屋、手配中の投資家、テロリストの4人。生き残るのは誰だ!? 彼らの運命やいかに? 後がない男たちの“狂気”が、スリルを一層加速させる! それだけではなく、民族や人種対立など、社会問題を背景にした本作は、現代的なテーマをも内包しているのだ。

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「いつ爆発するかわからない」設定を極限にあおってくるのは、数々の試練。密林の中の山道を豪雨の中進まなければならず、危険性からスピードも出せない。最大の試練は、今にも崩れ落ちそうな吊り橋を渡る大スペクタクルのシーン! 一瞬でも判断を誤れば死ぬ状況、手に汗を握らずにはいられない。


【今こそ見てほしい③】世界中の映画マスコミ、映画人らがこぞって絶賛!
フリードキン版「地獄の黙示録」と称される問題作をスクリーンで目撃せよ!

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幻の大傑作の華麗なる“復活”に、国内外を問わず映画界の重鎮たちが即座に反応! 映画化原作を多数手がけるスティーブン・キングや「インクレディブル・ファミリー」をアニメ史上最大のヒットに導いたブラッド・バード、日本でも町山智浩氏、押井守監督、小島秀夫氏といった強力なメンバーが、あふれんばかりの愛を表明。この話題作を“生で”見られる機会は、今を生きる私たちにしかない!


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