恐怖の報酬(1977)のレビュー・感想・評価
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単純
テーマは拝金主義批判と因果応報
これを描くのにわざわざこのシチュエーションと、長い長いアクションは不要
トラックがアマゾンの吊り橋を渡るところが撮りたかっただけにしか観えず
これだけの映画に金をかけ過ぎ
前半はほとんど集団のモブシーン
金が勿体無くて不愉快になる
撮影技術は一流かも知れないが中身は二流
コケたのは他の作品のせいではない
この作品が浅くてつまらないだけ
ロイ・シャイダーは、いつもだが目を大きく開いてて安っぽい演技
フランス人の元銀行員があんなに車の整備に詳しい訳がなく、無理がある
ヒロインがおらず、映画に色気がない
まさかあの婆さんか
エクソシストを撮った人がどうしてこうなったのか、残念
人間臭い作品でした
学生の頃に上映していたのを覚えています。観に行こうとしていたのが、都合で行けなくなったのが心残りでした。
それが今になって観られるとは!しかも完全版⁈
う〜ん、逆に学生の頃に、観なくて良かったのかも。
物語の初めは長ったるい感じですが、ニトロを運び出してからは、緊張の連続で興奮しました。
見所はもちろん吊り橋のシーンですが、大木をニトロで破壊するまでの準備シーンも好きですね。
今の時代、本作のような、骨太(人間の汗臭い)的な作品が無いのが残念です。
やはり、傑作。
25年以上前にレンタルビデオで観た作品。
当時ようやく「エクソシスト」を観られるようになった自分は(ビビリだったのよ)その傑作具合に打ちのめされ、あ、これ同じ監督なんだと借りて家で観た。
当然VHSでアナログTVだが、その映像の迫力だけは強烈に記憶に残った。
リメイク作品だというのは後から知ったが、自分としては珍しくオリジナルを観てみる気にはなれなかった。フリードキン版より良いとは思えなかったからだ。
で、ストーリーもほぼ忘れてた現在、よもやの劇場公開。
あの迫力を劇場で観られるならばと、ちいと遠い川崎チネチッタへ。
ストーリーはほぼ忘れていたし、フリードキン作品は説明セリフが無いのが当たり前なんで集中して鑑賞。
前半はトラックドライバーになる男達の人生のケツに火が付くまでを展開。なので少々眠くなるが唐突に銃撃や爆発が起こり眠らせてはくれない。
廃車寸前、と云うより廃車状態のトラックを甦らせる辺りからズンズン盛り上がり、待ってましたの地獄ドライブスタート。
もうそこからは恐怖、緊張、迫力の釣瓶打ち。そういえば「エクソシスト」もこんな展開だったなあ。
やはり、劇場で観て良かった。今観ても迫力満点。と云うより今だからこそ生の映像の迫力に圧倒される。監督自ら執念のデジタルリマスターを施した傑作。車で1時間かけて行く価値は有った。
劇場には千円で鑑賞されてる方が多かったが(笑)、今の作品に目が慣れてる方にこそ、オススメ。
エンドロールの始めにはH·Gクルーゾー監督に捧げるメッセージが。
うーん、機会が有ればオリジナル版も観て観るかな。
怖かった。ハラハラドキドキというより怖かった。大金のために命をかけ...
怖かった。ハラハラドキドキというより怖かった。大金のために命をかけるはめになるというのは「カイジ」あたりと同じだが、こっちの方が圧倒的に怖かったのはテレビで見たかスクリーンで見たかの違いだろうか。
前半は寝てしまったのでよくわからない。いきなり華やかなパリで話が始まって吃驚した。
後半はしょっちゅう目を半開きにしながら見る羽目に。こんな揺れたら絶対爆発するだろとは思いつつも、それだけに木っ端微塵になるんじゃないかとビビる。特にスコールの中ボロボロの吊橋を渡るシーンは、絵と音の激しさもあって、なんでこんなに怖いんだと不思議なくらい恐ろしかった。ホラーでもサスペンスでもない、戦争ものとも違う、映像に追い詰められる感じ。
最後に主人公がこれまでを反芻しながら必死にハンドルを握るシーン、そして爆薬を目的地に届けるシーンは限界に至った人間が何者かに取り憑かれたホラー。後年『エクソシスト』を撮るというのも納得。ブレーキの金切り音を聞くだけで鳥肌が立つ良い映画。
おぼろげな記憶
こどもの頃ニトログリセリンごっこしてた記憶があって
そのルーツを今回確認しました。
この時代の男達はカッコイイ。何より遠慮なくタバコをふかして見得を切るなんてシビれる。
今の映画と比べるとどうしてもチープに見えて残念です。
結構古い映画なのに迫力満点だった!
ストーリーは無理矢理だけど、影のあるメンバーを集めて死のロードを進む展開は凄かった!
あと一息なのに上手くいかないもどかしさが、より苦痛を誘っていました!
期待してなかった分良かったかな?
実写の迫力に目を奪われました
それぞれに曰く因縁があって南米の奥地の村に身を隠していた4人の男が、爆発炎上した油井の消火のためのダイナマイトの搬送を高額の報酬に惹かれて請け負う話。1977年全米公開時のオリジナルのデジタルリマスター版。当時日本でも短縮版が公開されたとのことですが私にとっては全くの初鑑賞。廃車寸前のオンボロトラック2台で熱帯のジャングルを200マイルも行く訳ですが、断崖絶壁の隘路や崩れかかった吊り橋など難所ばかり。これを互いに見も知らぬ男たちが共同作業で切り抜けて行く様は本当に人間ドラマ。作品の冒頭のエピソード同士が繋がらず最初は???だったのですが、これらのメンバーが同じ場所に集まるまでの前段だと分かり納得。普段CGを駆使した作品に目が慣れてしまっている私ですが、実写ならではのリアリティと迫力を再認識しました。最後のシーンももう一波乱を予感させるもので本当に凝った作品だと思いました。
後半は手に汗握ったが…
前半、場所も人物もめまぐるしく変わる上、尺のわりには人物描写が浅く、誰がどういう奴なのか非常に分かりにくかったです。
なので、トラックで走り出してからの壮絶な映像を見ても、いまひとつキャラに感情移入出来ませんでした。映像自体は確かに緊張感に溢れてて素晴らしいのですが…
スターウォーズとカチ合ったが為に興行的に失敗、と説明されていますが、仮にカチ合ってなくてもそこまで興収が高くなったとは思えないですね…
クルーゾー版には及ばないが、一見の価値あり
日本初公開のときは、評判悪くて観なかったが、当時はカット版だということを知らなかった。完全版の本編は、導入部が映像のみで勝負する、というハリウッドというよりニューシネマ的、あるいはヨーロッパ映画的アプローチで、やや語り口が怠いので、どうなるかと思ったが、実際にトラック運転しだしてからは、有名な吊り橋のシーンなど、なかなか見応えあった。
しかし、クルーゾー版が凄すぎるので、比較するとやっぱり弱い。
ロイ・シャイダーは当時、絶好調(ジョーズ、オール・ザット・ジャズ、、、)だったので、流石の演技で、全盛期の彼を見るだけでも、一見の価値あり。
とは言え、イブ・モンタンには敵わない。
クルーゾー版はそれこそ、手に汗握る必見映画。
この映画とあの映画
あの映画とはスターウォーズのことなんですが、この二つの映画の間が、こうしたスペクタクル映画のむかしと今の分岐点なんだと思う。
少し辛口なことを言うと、ノーカット版とか言ってますけど、この映画は説明がやや冗長。
やっぱり、スターウォーズはテンポ良いですよ。
ただ、アクションなしで、手に汗握らされるのは、この映画の真骨頂で、大したもんだなって思います。
吊り橋をトラックで渡るシーンは2度もあって、えーっ、またかー!って。
きっと、後方の方はダメなんだろうなと思わせて、実はサバイバルしてて。
その後、大木を爆破して、いよいよ大円団かと思わせといて、あっけなくドーン…って不条理も、やっぱりリメイクだけあって、レトロだなって、ちょっとニヤリとさせてもらいました。
最後のアメリカからのマフィアが登場するシーンもレトロ。
でも、息を飲んだし、ロイシャイダーも、若いんだか若くないんだか、分かんなかったなとか、いろいろ感慨深く見せてもらいました。
凄みのある映像
物語としては、あまり食いつかない。
しかし前半のパリ、エルサレム、アメリカのそれぞれの撮り方、セリフで説明を尽くさない脚本、邪魔にならず感情を伝えるような音楽、後半の橋や大きな木を爆破するシーン、凄みを感じた。
群衆のシーンも大迫力で、やっぱりCGとは伝わる量と質が違う。
前の印象より良かった
公開の時もみた 触れ込みの割にいまいちだった印象があったけど今回は面白かった 前半あくび3回出た つかみがだらだらしてるのは昔の映画だからしょうがないか 今は何事もスピード大事 観客も面白くなるまで待ってくれません
たしかに
確かに走り出してからは緊張感と迫力がスゴい。
だが、それ以前は各々の境遇をあまりにも丁寧に描いているため、却って退屈に。やはり70年代からはドラマの話法が変わってしまったのだと考えざるを得ない。
作劇もやはりアップデートされているのだ…
面白かった‼️
1977年の作品だってのに、昔の映画にありがちな“昔観た時には凄いと思ったけど、今見返してみると大したことないな〜感”が全く無かった。それどころか後半はずっと手に汗握りっぱなし(≧∀≦)すごい!!
昔公開された時がどの部分を30分カットされたのかわからないけど、今回観たオリジナル完全版は間違いなくこれで1作品として完結してるからどこを削られても“あれあれ??”となってしまうこと必須😅当時なんでそんなことしちゃったのかしら?
全編通してだいぶ言葉少なめな作品。特に前半は動きも助けない中セリフも少なくてなんとなく睡魔が訪れたりする^^;けど、そこを乗り越えるとジェットコースター級のドキドキが待っている💓
ドキドキ部分だけでなくストーリー自体も“因果応報”とか“人生そんなに甘くない”仕立てになっていて良か良か。
もう2度とできないであろう 常軌を逸した奇跡のフィルム
文句のつけようもありません。
だってねぇ。
パラマウントとユニバーサルと言う2大メジャー映画会社が2,000万ドルものお金を出したという。
これは当時のフリードキン監督がフレンチコネクションでアカデミー賞5部門も受賞し、エクソシストで世界中にオカルトブームを巻き起こし、当時の歴代興行成績でも、トップ3 (ちなみに1位がスピルバーグのジョーズ 2位がコッポラのゴッドファーザー ) の監督なんだから。
今、こんな凄い監督がいるだろうか?
それくらい期待されていた新作なんだから、そりゃもう贅沢に予算も期間もかけて作られた訳です。
出来上がった脚本を読んで、是非出演したいと言ったスティーブ・マックイーンでさえロケ地や制作にちょっと口出ししために監督が激怒し一蹴され、おかげで他の出演者のキャスティングにまで影響したそうです。
脚本作りに行き詰まった際、参考にした「戦場にかける橋」のデビッドリーン監督をわざわざ訪ねて「今撮り直すとしたらセリフの三分の1はカットする」と言う言葉をヒントに、大幅に脚本から無駄な台詞をギリギリまで削るなどしてほとんど台詞のない絵だけでも観客を納得させる色褪せることのない名場面の連続を、そして映画を完成させたのでした。
あの「吊り橋」だけで2回も作り直し、300万ドルもかかり、リハーサルと本番だけで5回もトラックが落ちたらしい…。
ところが公開前の一ヶ月前に、その後の映画を一変させる問題作が公開される。
それがジョージルーカスのスターウォーズ。
今現在も続くVFX映画の元祖の作品で興行成績でも圧倒的でありました。
不幸にも単なる名作のリメイク作品と見なされ、評論家からはこきおろされ、お金をかけたわりには興行成績も伸び悩んだために…映画会社はタイトルを変え、前半とラストを大幅にカットし、全く別の作品として、流通させたのです。
そんなこんなで、日本では映画公開から割合早めにテレビでも放送されました。結構おじさん世代ではこの短縮版を見ていて子供の頃に衝撃を受けた人も多いのです。
( 自分がまさにそれです。)
今回、40年ぶりに監督の執念で完全版がデジタルリマスターされ日本のスクリーンでも見れることとなり、まさに幸せの極みなのでした。
「本物」だけ持つヒリヒリするような緊迫感と人間ドラマを是非ともできるだけ多くの人に堪能体感して欲しいと思います。
そしてこの映画がこれから映像制作を目指す人達の目に少しでも多く触れられんことを。
この映画がこれからの映画界にとっても良い影響を与え続け、名作が生まれることを切に願ってやみません。
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