恐怖の報酬(1977)のレビュー・感想・評価
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爆発に巻き込まれとる奴おる
マジで人が死んでないか?心配になる。
『黒部の太陽』観た時もこれはヤバいと思ったが、これもヤバいわ。
ニトロ運ぶのもっとマシな手段なかったんかなぁ。あんなボロトラックでジャングル走破とか無理やろ…ホンマ。
四人の男たちのバックボーンから想像もつかない凋落…南米にたどり着いた後は犯罪者紛いと言うか、そのものの集団と一緒に肉体労働に明け暮れる。まともなパスポートなど在りはしない。
プラントの爆発による火災を消す為にニトログリセリンを運ぶ危険な稼業を頼まれてからは更に深い地獄に足を踏み入れる。
ニトロの威力は手に付いたものをふるい落としただけでバーン!である。それをショックを与えんようにジャングルをトラックで運ぶ…正気ではない。
正気でないと言えば、爆発シーンはホンマに危ない。
安全に配慮って言葉はなかったらしい。
ジャングルの撮影も生の映像である。
昨今のCG+αではない。
よく出てくる大したアクションもやってないのに「頑張りました。大変でした。」等と言うヘラヘラ顔のタレントの寝言を「下らん!」と言い切れるレベルである。
真面目に危ない撮影現場であったに違いない。
見てるだけで「ムリムリムリムリ」の連続である。
ニトログリセリンを載せてなくても危ない道を延々と進んでいく。
路肩が崩れかけてる山道、通れそうもない木々に挟まれた狭小路、パッケージのつり橋渡り等は、ホンマに流されそうで、絶対安全じゃない撮影としか言い様がない。
ぎこちない四人組ではあったが、難関を越える過程で結束が強まっていく…なのに。
因果応報、諸行無常、なんと表現してよいか。
あんな田舎まで来て仕事する暗殺のプロには参るわ。
かっこいいようでダサい
石油発掘場の火災消火のために、ちょっとの揺れで爆発してしまうニトログリセリンをトラックで運ぶ話。
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ただ運ぶだけといえばそうなんだけど、結構映像的に見応えあり。特にこのポスターの吊り橋のシーンはめちゃくちゃハラハラする。
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CGとかない時代だからほんとにこういう吊り橋で撮影してたんだと思うとすごいよな。もう倒れそうな極限の角度で車が吊り橋を渡るから何度やばいやばい!と思ったことか。
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でもこのトラックを運転してる人達、殺し屋だったりテロリストだったりまぁ社会のハミ出しもの。ヒーローじゃないから行動にグズさがしみだす。
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そんな男たちに待ち受けるのはまぁハッピーエンドではないよね。
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#映画 #movie #映画好きな人と繋がりたい #映画記録 #恐怖の報酬 #sorcerer #ロイシャイダー #RoyScheider
フリードキンの怪獣映画
オリジナル版も77年版も未鑑賞なので完全に初見。
CGを駆使した映画もそれがそれで面白いけど、こういう映画を観てしまうと本物にしか出せない迫力があると思い知らされる。
ニトロを乗せたトラックがジャングルを走る後半は、身体が強張るくらい緊張しっぱなしだった。
特に、吊り橋のシーンは凄いし、だんだんトラックが生き物のように見えてくる。
ある意味でフリードキンの怪獣映画って感じがした。
期待し過ぎたところはあったが、傑作
本作はソフト化されていない伝説の映画だった、オリジナルの白黒映画の方は皆観ているだろうでもこのリメイクも凄いんだぜとよく観た人が書いていたので昔から「どんだけ凄いんだ?!」と思っていました、だから劇場で観れるというので大急ぎで予約。
人間ドラマが前半、後半がサスペンスというキチンとした構成(七人の侍とか思い出します)に往時のがっちりした映画らしさがあり、映像も美しい(ジャングルもすごいですが、終盤の不思議な砂漠の風景が特に印象的)。
でもでも...登場人物の4人が超人的でなんだか物足りなかった、人間の弱さ情けなさがあちこちに散りばめられている人間臭い54年版の方が好みです。
※吊り橋を渡るシーンは期待していたほどの迫力では無かったけど満足してます
全く予備知識無く,古~い映画なんだぞ!というだけで…
とにかく映像の古さもリアリティーあり,内容&趣旨自体が今現代の作品では見受けられない事に、面白味を感じられた。 何々,監督に無断で映画作品自体を短くしちゃったものを公開しちゃい、改めて121分のオリジナル完全版だぞ!なんて言われちゃった日には,観なきゃならんでしょう❗️ そっかぁ〜スター・ウォーズが流行っちゃっていた頃じゃ知らないねぇ〜 がしかし,昔の映画故に⁈ストーリー展開の焦れったさも、感じちゃったのも正直な処…。
死人出てますよね?
フリードキンが自身の最高傑作と語る本作を初鑑賞。ハンパじゃない。頭がどうかしてる(最大限に褒めてます)。誰もが思うだろうけど、吊り橋のシーンで死人出てますよね?この狂気の産物の前では、トムとマッカリーの『M:I』なんて可愛いらしくもあるほど…
地獄から逃げ出せるとしても、行先は地獄だけ。
何かから逃げて来た4人の男と追いかけて来た男。このままでは終われないが、逃げ出すには金がいる。この地獄から逃れられるなら命を掛けるのもしょうがない。が、所詮逃げだせたとしても、行先は地獄しか無かった、と言う話。
地獄地獄としつこいが、頭の中はその言葉で一杯になってしまった。左胸に突き刺さる恐怖と虚無感。噴き出す汗、強張る両手、カタルシス直後の絶望。これを傑作と呼ばずして、なんと呼ぶ。この映画が大ゴケした1977年はスターウォーズの年らしいが、SWにこかされたとは、どうしても思えない。世紀の謎です。
足が突っ張ってしまう感
映画館ではなく、どこかで観た記憶があるのだが、やはり地上波で放送されていたのだろうか、多分カットされまくりバージョンを。オリジナル仏版は好きな映画の一つだけど、このアメリカ版も当時の時代を反映させていて、なかなかの社会風刺要素も含んでる。そして映画館で観ることができるということは、前の座席を蹴ってしまうかもしれないほど、ブレーキを踏む足に力が入ってしまうということ。CG満載の映画ではなかなか味わえなかったため、久しぶりの感覚。
序盤は南米に集まる前の4人の男たちが描かれる(予告編でもわかる)。シオニストの殺し屋ニーロ、アラブの爆弾テロリスト、マルティネス、フランスの投資家セラーノ、アメリカのアイリッシュマフィア、ドミンゲスだ。特にロイ・シャイダー演ずるドミンゲスは神父殺しのギャング団の運転手をしていて事故を起こすこともトラウマとなっていたハズで、運転手心理がとてもシビアに伝わってくる。かと言って、ナビをする相方の方もちょっとした振動で大爆発するために慎重にならざるを得ないという状況なのだ。
南米奥地の油井近くの町。ワケありのならず者たちが集まってしまう掃きだめのような町ではあるが、犯罪者が身を隠すにはうってつけの場所なのだろう。前述した4人の男たちも警察やマフィアのボスなどから逃げてきているのだが、逆に町から抜け出そうと必死に働いても金が全く貯まらない、タコ部屋みたいな閉ざされた空間なのかもしれない。そんな時、独裁者に対抗するゲリラによって採油現場で火災が発生し、ニトログリセリンによって爆発を起こして消火することが決まった。ヘリでは振動が大きく運べず、おんぼろトラック2台で200マイルほど先の火災現場まで輸送するのだ。報酬は一人1万ドル!渡航するには十分、さらに1年遊んで暮らせるほどの額だ。皆が立候補するのだが、こうして4人が選ばれた。
おんぼろトラックの修理から始まるリアリティ。そして保険のためトラック2台に別けるという非情な作戦がおぞましい。出発前、殺し屋ニーロとテロリスト・マルティネスと諍いが起こる。オリジナルにはない、イスラエルとパレスチナの中東戦争の縮図がここに描かれていた。公開当時にはカットされていた、この宗教戦争の縮図も面白いが、こんな仲の悪い二人は別々にしてやれ!てなことで、あっさりAチーム、Bチームに分かれてしまった。
こうした構図を踏まえた上で、Aチーム、Bチームの運転を観ていくとさらに心理戦が炸裂するように思える。「出し抜いてやれ」とか、間違った道を選びやがれ」とか、ならず者たちの醜い争いまでもが見え隠れする。特に豪雨の川の吊り橋のシーンは凄かったのだが、金がかかってる映画だと思えば、あの傾き方じゃ落ちてるだろ・・・などと、緊張感も凄まじいのだが、同時に一種の安心感も伝わってきた。そして待ち受ける次なるトラップは倒れた大木。絶望感漂うシャイダーの演技をよそに、爆破の専門家マルティネスは「これしかない」とつぶやく。信管と時限装置、原始的森林地帯でよくこんなことが思いつくもんだと感心しながら、爆破しても道が開かなかったら?などと突っ込んでもみたくなるが、この細かな芸がこの映画の中で一番好きなシークエンスだった。
4人で切り抜けたために中東戦争も一時休戦。4人で金を分け合おうぜ!と仲良くなった途端にBチームのタイヤがバースト。虚しい。さらに現地ゲリラによる殺戮だ。虚しい。しかも、思想は違えどゲリラにやられてしまうところは皮肉としか言いようがないニーロ。最後に一人残されてしまったドミンゲスだったが、今度はガス欠!
もう大満足なんだけど、やっぱりオリジナルの方が好きだな。こっちのリメイク作品はやっぱり映画館で観るべき体感映画なのかもしれません。
また、どうしても気になる点も残ってる。
神父を殺したら、それがボスの弟だったという運命のいたずらは面白いのですが、結婚式で花嫁の左目が殴られた痕が痛々しく映っていたのですが、これはそのボスに殴られたってことでいいのでしょうか・・・新郎がボスの子分かな?誰か教えてください・・・
それと、フランスでポルシェで自殺した男も気になる。脱税の金額もポルシェを売ってしまえば、半分くらいになる気がしたのですが・・・
今の中2世代に観て欲しい
なんなら各都道府県の「たまたま日曜、1人家に居てダラついてたらTVでやってたんで観た」ぐらいの出逢いで観賞して欲しい。そんな気負わないで、TV見てたら始まった、とか従兄弟の兄ちゃんに薦められたとか。そんくらいが良い。
観賞した翌日学校で「恐怖の報酬って映画観た!?なんかめっちゃ良かったぜ!」なんて具合にクラスメイトと会話するくらいの記憶で脳裏に刻まれてて欲しい。
小難しいウンチクは抜きにして、単純に観て欲しい。
そうやって影響を受けた子が自分で映画を深く掘り下げ始めたとき、次世代の映画が生まれるんじゃないかと思う
すごく面白かった
仕事等で疲れていたのだが、この映画を見たら気持ちに活力が戻ってきた。生き地獄のような悲惨な状況を描いて、しかし全体としては強烈な覇気に満ちている感じが良かった。活劇としては今の「ミッション・インポッシブル」シリーズの方が盛り沢山だし、トム・クルーズだってそりゃ良いのだが、やはりロイ・シャイダー&フランスのおっさんを筆頭に、スクリーンに映るあらゆる役者の風貌、佇まいが、最近の映画よりも圧倒的に素晴らしいと感じてしまう。脇役の一人一人にも魅入ってしまう。
道行きがスタートするや否や登場して謎の動きを見せる原住民の男もおかしかった。あんなんやられたらイラっとするよね〜。
すごい映像
あまり予備知識なく観に行きました。ポスターとタイトルだけ見て、面白そう…と。なので、前半は、はて?何の映画やら?って思ったんですよね…。あの4人が、ニトロを運ぶ段になっても、これ、いつまで続くのかな…と思ったくらい。終わってみて、あ、このタイトルは、そういうこと?…と。後で、ストーリー等、読んでみましたが、いろいろあった作品なんですね。結局、1977年の作品をデジタル修復して上映ってことは、これ、それ以前に撮影してるってことでしょう? 今みたいに、CGとかないし、実際に撮影したってことよね?そう思うと、すごいなーって単純に思った。ストーリーは、4人が出会うまでが長すぎるかなぁ…って思ったかな。あの人…絶対、PTSD になるよね。迫力ある映画館で観ることをオススメします。…が、ストーリーは、好みが別れそうな気がします。
後半の凄まじい緊張感
冒頭それぞれの過去話のあと、ニトロ輸送が始まるまで少しモタつくのが惜しい。輸送が始まってからは手に汗握る緊迫感溢れる展開でスクリーンに釘付けにされる。エンディングもまたよし。堪能した。
なお子供の頃テレビで液体のニトロを運ぶ映画を観た記憶があったので、もしや本作ではと思ったが、どうやらフランスのオリジナル版の方だったようである。
大変そうだなあ、、、
前半、1人ずつのエピソードがなかなか理解できなく、
というのも、顔と名前と、どこから追われてきたのかが
わかりづらく、
任務を遂行し始めてから
「あ〜あの人は銀行の人ね、あの人は強盗、、、」
もうちょい目印らしい目印が欲しかったです。
任務遂行の過程はホントに撮影も命がけだったろうなあ、、、
と感嘆しきり。
結局得したのは誰?
捨て駒に終わった男達、ブルースを感じました。
ロイ・シャイダーが主演だというのに気づいたのが
エンディングロールのとき^ ^
いや〜すみません、「ジョーズ」見過ぎなぐらい見てるのに、、、
そこまで言われるほど傑作か、
となると、うーむ今現在では、、、
正直なところ。
役者陣の熱演は凄まじかったです。
近々、こちらの映画館ではリメイクではない方の
「恐怖の報酬」も上映されるようで、
違いを楽しみたいと思います(ΦωΦ)
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