エル プラネタ

劇場公開日:

エル プラネタ

解説・あらすじ

ミレニアル世代を代表するアーティストとして注目を集めるアマリア・ウルマンの長編監督デビュー作で、脚本・主演・プロデュース・衣装デザインも自ら手がけた。アマリアと実母アレ・ウルマンが母娘役を演じ、生活苦に陥った母娘の虚構にまみれた日常を描く。ロンドンでの学生生活を終え、母が暮らすスペインの海辺の田舎町ヒホンに帰郷した駆け出しスタイリストのレオ。しかし母は破産寸前の状態で、アパートも立ち退きを迫られていた。母娘は崖っぷちの生活に追い込まれながらも、SNS映えするスタイリッシュな暮らしを求め、身の回りのものを売り、ハッタリをきかせてお金を稼ぎ、どうにかその日を生きていく。そんなある日、チープな雑貨店を訪れた母娘は、ロンドンから来たというハンサムな店員と知り合うが……。

2021年製作/82分/G/アメリカ・スペイン合作
原題または英題:El Planeta
配給:シンカ
劇場公開日:2022年1月14日

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(C)2020 El Planeta LLC All rights reserved

映画レビュー

3.5Cute B&W Indie

2022年6月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

El Planeta is a modern Spanish version of Godard's Vivre Sa Vie with a mix of Greta Gerwig's lighthearted comedy and Sophia Coppola's charm. The film is absolutely stylish in its own way, and the plight of the characters is low-key self-inflicted fun. It could be an episode from Paris 13th District, and the love plot unfolds like two Napoleon Dynamite characters after a long stint in the city.

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Dan Knighton

4.0「ミレニアル世代の映画」として評価する声が多いけど、作劇自体は堅実な一作

2025年4月1日
PCから投稿

作品冒頭は、男性と若い女性の会話から始まります。穏やかな口調でのやり取りなので、当初は何気ない日常会話なのかな、と思いそうなところ、徐々にその不穏さがあらわになってきます。彼らは一種の交渉事をしているんだけど、最初は主導権を握っていたかのように見える女性・レオ(アマリア・ウルマン)が、やがて男性に足元を見透かされ、侮辱されるがままの状態に陥ります。

ついに会話は決裂してしまうんだけど、侮辱された苦しみを顔に出さず、あくまで平静を装うレオ…、という再序盤の展開がスリリングで、一気に作品世界に引き込まれます。

ウルマン監督自身が主演も務めているうえ、レオの母親役としてウルマン監督の実母(アレ・ウルマン)が主演。さらに本作は母娘二人が不況下で経験した生活苦を下敷きにしていることもあって、実生活の描写がリアル、というよりもかなり生々しく、「映え」を気にしてSNS用の撮影をする場面と鮮やかな対比となっています。

レオのファッションやインテリアについては、やはりアーティストとして著名なウルマン監督だけに、センスの塊としか形容しようがなく、視覚的に楽しめる要素が多いんだけど、切れの良いラストに至るまでの様々な設定を丁寧に回収していくなど、作劇としてはかなり手堅いという印象を受けました。

本作は長編映画としてはウルマン監督のデビュー作にして唯一の作品のようですが、これは次の作品が見たい!と思わせてくれる一作でした!

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yui

3.0実の母娘が演じる虚飾の生活

2023年10月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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kinako-cat

4.5完全にネタバレですよ。

2023年8月11日
スマートフォンから投稿
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マサシ