僕が愛したすべての君へ

劇場公開日:

僕が愛したすべての君へ

解説

2作を読むと互いの世界が絡み合っている様子が見えてくることで人気を集めた、乙野四方字による小説「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」を、2作同時にアニメーション映画化したうちの1作。並行世界を行き来することができる世界を舞台に、同じ名前を持つ2人の少年がそれぞれの世界でひとりの少女と恋に落ちる姿を描くラブストーリー。

両親が離婚し母と暮らす高校生・高崎暦は、クラスメイトの瀧川和音から突然声を掛けられる。和音は85番目の並行世界から来たと話し、その世界で彼女と暦は恋人同士なのだという。そんな和音にいつしかひかれていく暦だったが……。

「ムーンライト・シャドウ」の宮沢氷魚が、本作の主人公・高崎暦と「君を愛したひとりの僕へ」の主人公・日高暦の声を1人2役で演じる。「リトル・フォレスト」の橋本愛がヒロイン・和音の声を担当。「劇場版 Infini-T Force ガッチャマン さらば友よ」の松本淳が監督を務め、タツノコプロ内の新レーベル・BAKKEN RECORDがアニメーション制作を手がけた。

2022年製作/102分/G/日本
配給:東映
劇場公開日:2022年10月7日

スタッフ・キャスト

監督
原作
乙野四方字
脚本
坂口理子
企画
石黒研三
プロデュース
石黒研三
プロデューサー
橘佑香里
斎藤朋之
アソシエイトプロデューサー
須藤研人
宍戸潤岳
メイン演出
工藤進
荻原健
キャラクター原案
shimano
キャラクターデザイン
近藤圭一
佐々木里花
小宮山楓乃
スタイリスト
三田真一
作画監督
藤崎賢二
大前祐美子
柴田健児
美術監督
安田ゆかり
撮影監督
小西庸平
色彩設計
のぼりはるこ
編集
坂本雅紀
音響監督
今泉雄一
音楽
大間々昂
主題歌
須田景凪
挿入歌
須田景凪
アニメーションプロデューサー
大松裕
アニメーション制作
BAKKEN RECORD
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(C)2022 「僕愛」「君愛」製作委員会

映画レビュー

3.5一本だけしか観る時間がないならこちらが良い

2022年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

2本の映画の連作で、どちらを先に観るかで感動が変わるという宣伝の仕方をしていたが、僕はこちらを先に観た。でも、もう1つの『君を愛したひとりの僕へ』を先に観る方が王道の見方かなと思った。
こちらのストーリーが明白な結末を持っていて、ラストシーンのやり取りは、もう一作を先に観ていたほうが明らかに意味がわかりやすい。それでも、本作は一本の作品としてきちんと完成されているので、もし一本しか観る時間がないという人がいたら、こっちを観た方がいいと思う。
ふとした物忘れの瞬間などは、並行世界の自分と入れ替わっているというのは、面白い発想だと思う。並行世界論などは、SF的なギミックとして物語で登場する。この作品もふんだんにSF要素があるが、もっと日常生活レベルに並行世界が存在する感覚として落とし込んでいるのが新鮮。
何人も自分がいる可能性を示唆する鏡を使った演出も巧みだった。
わずかな出番で強烈な説得力ある芝居を聞かせてくれた平野文さんはすごい。

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杉本穂高

4.0何となく老後が楽しみになるよう

2024年9月21日
PCから投稿

採点3.8
思っていたよりSF要素が深い。
並行世界から始まりパラレルシフトなど
同じシーンを観たような、観ていないような不思議な感覚になります。
そして観ている側も、今どこにいるのか分からなくなる感じ。
あとこの並行世界、日常レベルの位置に設定しているのが面白かったですね。
アクアマリンやビールの件も本当よく出来てると思いました。
あと順番ですが、「君愛」から「僕愛」へと鑑賞しました。
どっちが先に観るのが正しいのかわからないのですが、自分にはこっちがしっくりきましたね。
何となく老後が楽しみになるような、未来への暖かい物語でした。

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白波

2.5これは実写の方が良かったのでは?

2024年7月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

アマプラで連作2本観ました。「君」の方から観たので順当だったと思いますがもっと2本がリンクしててもよかったのではと思いました。“リンク”が使い回しという意味では無くて。それは原作がこうなってるなら仕方ないと思いますが一つのアイデアだけで同じものを2本作るのはちょっと芸が足りないかな。もっと視点を変えたら面白く出来たのに。
タツノコプロの60年記念作品との事ですので当然アニメなんですが、この内容なら実写で作った方が伝わり易かったかなと思います。でなければせめて声優を使った方が良かったと思いました。

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ベン

2.0ストーリーは素敵です

2024年7月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

難しい

「君を愛したひとりの僕へ」と一緒に観ると、すごく楽しめます。愛についてちょっと考えさせられるストーリーになっていて、誰の視点で見るかでも面白かったです。
プロの声優さんっていう職業は凄い才能と技術を持っていて、映画を普段見ていて気付かないけど、映画を構成する重要な要素だと改めて教えてくれる作品です。
セリフがこの映画の良さを台無しにしていてとても残念でした。声優さんが違ったらもっとヒットしていたと思いました。

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アーヤ