機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島のレビュー・感想・評価
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機動戦士ガンダム THE ORIGIN版 ククルスドアンの島
ファーストガンダムと言う作品は、テーマ、SF、人間ドラマ、という要素が絶妙なバランスを取っていた稀有な作品なのですが、本映画は、人間ドラマに特化した作品となっています。特にSF考証などは投げやり感を感じてしまいました。
ガンダム作品を追っている方には「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」のコンセプトそのままと思っていただければOKです。
本作の特徴でもある、人間ドラマ部分は、とてもオーバーでくさい芝居をしますが、演劇調と考えれば一周回って新しいとも思えます。
ストーリーは良くも悪くも「ククルスドアンの島」なので、舞台もストーリーも映画としては地味です。
人情ストーリーをメインにするならドアンの解釈を増やすなどして欲しかった、せっかくドアンという、子供に優しいが敵に容赦ないという、ある意味、矛盾を抱えた不合理で面白い人物なのにもったいないです。
あと見どころと言えるかわかりませんが、
本作は戦時中なのですが、登場人物の「まだ幸せな時期」を最新映像で見れた事です。
これから先の悲惨な未来を知っているとちょっとしたシーンで感動します。
最後にめんどくさいガンダムファンからの愚痴3点です。
・モビルスーツをガンプラに寄せるのは、なんか違います。
・モビルスーツに芝居させるのは、なんか違います。
・これだけ本気で作るのなら安彦監督の良さが100%出せるオリジナルストーリーが見たかったです。
作画崩壊していたテレビ版の方が、遥かに良い話であったと感じてしまうとは・・・
ククルス・ドアンが何者で、どういう経緯で子供たちと島に住んでいるのか?それを示唆するような短い回想シーンはあるものの、きちんとした説明が一切ないため、物語に入り込めない。アムロが、ドアンに会った時、そのことを尋ねてもよさそうなものだが、それもない。もしも、「ドアンが脱走兵で、子供たちが戦災孤児であることなど、ガンダムのファンならば知っていて当然」などと、作り手が考えているのなら、思い上がっているとしか言い様がない。
そうこうしているうちに、ストーリー上のアラが、次から次へと気になってくる。
ドアンは、連邦のGMにしても、後からやってきたガンダムにしても、それを倒したら、追加の兵力が送り込まれて、島での生活が脅かされることになると予見できたのではないか?だとすれば、どうして「やり過ごす」という最善の策をとらなかったのか?あるいは、とれなかったのか?
島は荒涼としていて、ろくな植物も育ちそうにないが、やぎ一匹と釣った魚だけで、どうやって20人もの人間が食べていけるのか?
フラウ・ボウやカツ・レツ・キッカまで、島に行く必要はあったのか?なんの見せ場もないまま撃破されるガンキャノンや、損壊するスレッガーのGMは、何のために出てきたのか?単なるやられキャラだとしても、ガンダム1機を救出するのに、被った損害が大き過ぎやしないか?
ジオンは、弾道ミサイルの発射施設を、ドアン一人に管理させていたのか?もし、ドアンが反乱を起こして施設を占拠したのであれば、ジオンは、大規模な部隊を送り込んで、全力でその奪還を図るのではないか?
ドアンは、島がジオンにとっての重要な戦略拠点であることを知りながら、誰にも邪魔をされずに、子供たちと平穏に暮らせると思っていたのか?そもそも、なぜ、そんな島に、子供たちと住んでいるのか?
ドアンは、なぜ、弾道ミサイルを無力化したのか?そのことと、島の子供たちを守ることとは、何の関係もないのではないか?ドアンのやったことは、(連邦にとっては都合のいい)ジオンに対する妨害工作でしかないのではないか?
いずれにしても、物語としては破綻しているとしか考えられず、せっかくのアニメーションのレベルの高さが、作品の質に結び付かない残念な例になってしまったと思わざるを得ない。
演出がねぇ
オリジンでこの人の演出は無理だなぁと感じたけど、やっぱり今回も同じですね。リアルさを出したいが為に表情の作りや話し方が大袈裟でわざとらしいんです。笑い方など舞台でやるような演出の仕方でちょっと引いてしまいます。
ジブリやエヴァのいいとこ取りをしたかったのが裏目に出まくりです。映像は綺麗に仕上げられていますが重厚さというかモビルスーツの轟々しさがあまり感じられませんでした。ガンダムはやっぱりガンダムらしい演出にしてもらいたい。特に一年戦争はそう思います。
うまく膨らませて面白い。
ファーストガンダムの15話「ククルスドアンの島」を安彦良和監督で新しく映像化。
見る前に15話を見直してから見たけど、あの20分ちょっとの話ををうまく膨らませて108分したなあ。面白い!
敵のザクの連隊もいい
ガンダムとザクの戦いはCGっぽさなく違和感なかったなあ
敵とククルスドアン以外は少年少女と幼い子たちばかりでガンダムより巨神ゴーグを思い浮かべた。
このクォリティで断念したとインタビューでいってたファーストガンダム作り直し見たかった‥
新作の安彦スピンオフコメディ
そう観れば見れなくもない、って感じ。
ガンダムを全く知らない人にお勧めします。
旧1stガンダムの事は、一旦お忘れください。
色々無茶苦茶な安彦節は変わっていないですが、やはり深く重厚な富野節を求める方には、お控え頂くか、考えをお改め頂くのが得策。何も残りません。薄いです。せっかくのシリアス要素が台無しです。
ただ、色んな要素がごった煮にされて、彩りは鮮やかで、爽やかで、後味スッキリ⁈です。ED曲もお素敵です。声優の皆さんは、よく原作に似せて・寄せていらっしゃって、とても素敵です。個人的にはミライさんが本当に最高でした。オリジナルを超えたか、とも思う程に、ミライ味が溢れ出てました。
スレッガーさんがセイラさんに乗るという唯一の濡れ場を、どうかご堪能ください。
そういうノリです。
最高!
Origin版ククルス・ドアンの島、最高じゃないですか!森口博子の主題歌もストーリーにマッチしていていやもう、至福の時間でした。
だけど不満を一つ挙げるとすると意味不明の特別料金です。アニメ好きは金持ってるから何をしてもよかろう、という考えなんだろうけどマニア以外の一般客を遠ざけてますよ!あんま調子に乗るなよな?バンナムさん!
四十年ぶりだー!
ガンダム映画は、閃光のハサウェイから一年ぶりです。
初めは、なぜに今、ククルス・ドアンなのかと思っていました。
でも映画が始まってみると、何故か涙が出てくるんです。
安彦監督の絵が動いている事とガンダムのブラッシュアップされた絵が40年の時間を感じさせてくれました。
涙腺崩壊です。
30分の話を2時間に伸ばしいるので途中間延びししてきます、またサザンクロス隊の因縁ももう少し出しても良いかと思います。
でも、安彦良和監督ガンダム良かったです。
もう一度は観に行こうと思います。🤨
ファーストガンダムがリアルに
事前にアニマックスで
オリジナルの第15話を見てから映画館へ
30分の物語を2時間にどうやって
表現するのか楽しみにしてました。
登場するクルーにモビルスーツ
大枠以外はオリジナルとは別物でしたね。
ファーストガンダムのスピンオフ作品として
観たら面白かったです。
映画鑑賞前にBlu-ray買ったから
駄作だったらショックでしたけどセーフ
画像は現代の技術で
当時と比べたら繊細ですね。
ガンダムのバルカン砲の弾まで見えるし、
ザクのヒートロッドの切れ味に
ガンダムのビームサーベルが
地面を切り裂くシーンなど。
週末Blu-rayを見て再度色々と
違いを確かめてみます。
ガンダムファンにはオススメです。
途中で「アレ?ジブリ観てたっけ?」ってなる
ガンダムファーストはかなり昔にTV版を1周観た程度だったので細かい部分は全く覚えてない状態で観てきました。
話の内容はともかくまず気になったのは人物の動きにジブリ感があり過ぎて途中で「アレ?ジブリ観てたっけ?」ってなる事ww特に子供達が全員集まって食事するシーンは人間の動きに力入れすぎやろwwって思いながら観てました。(あとヤギも跳ね過ぎw)
ガンダムの戦闘シーンがない場面はジブリ映画みたいで、作画は確かに凄いけれど正直よせ過ぎじゃね?とも思いました。その辺、ファーストのファンの方はどう思ったのか気になりますね。
あと驚いたのはアムロの声。TV版とあんまり変わらなくて凄かったwドアンはドアンで中の人の若さを全く感じさせないのも凄かった!
うん、どうでしょう。。
アニメ作品は明るくない私ですが、ガンダムはファーストとZ(ゼータ)のテレビシリーズについては繰り返し観て、DVDやBlu-rayも購入するくらいには愛があります。ただ、その後売ってしまったけど。。そして、2015年に公開された『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』を初めて映画館で鑑賞した時には、結構な感動を覚えました。ただ、その後の続編はVODで追いかけた程度レベルの「ファン」です。。
今回、安彦良和さんが「ガンダムを映像で作るのは最後」と仰っていたのを聞き「それならば」と特別料金(価格は1,900円ですが、サービスデイ、ポイントやクーポン利用不可)を押してまで初日に観てまいりました。
ちなみに、公開初日の午前中回は5割程度の客入り。ちなみに木場は「比較的に混まないシアター」という前提を差し引いてみれば、まぁまぁ入っていた方だと思います。勿論、年齢層はやや高めな印象。
さて、ようやく観た感想についてですが、、うん、どうでしょう。。
作品としてはしっかり形になっていると思います。が、私程度のファンについては「配信待ちでもいいと思うよ」というのが正直な感想です。
そして、モビルスーツデザインについてですが、ザクは相変わらず安定していてカッコいいと思います。ただ、元々、機動性がそれほど高くないガンキャノンは兎も角、ジムの肩に色々載せるのはあまり好きでありません。そして肝心のガンダムですが、ちょっと顔が。。。やや赤みを帯びた目のせいか表情に不気味さを感じさせ、まぁ、それが「兵器」としての怖さを意図させる効果もあると思いますが、カッコよさを求めるとややギャップを感じます。ただいずれも、重力のある地球の地上の動き、重量感、威圧感などはCG頑張っている印象です。
さらに、派生作品も含めて長年繰り返し作られ続けている作品で、どうしても議論になりがちな「声優」について。古谷さん(アムロ)、古川さん(カイ)は相変わらず頑張っておられます。THE ORIGINから引き続きの成田さん(ブライト)は正直まだ慣れません。でも、レギュラーではないものの今回の主役であるククルス・ドアンの武内駿輔さんはとても良いと感じました。
あえて言おう、カスであると!
100分映画でやるような内容じゃない。
20分アニメでやる話を、水増ししているだけ。
以下、ククルス・ドアンの島の問題点:
1ドアンが島に来た理由が変更されてる(子供たちの親を殺したからじゃない)明らかな改悪
2シャアが出てくると宣伝しておいて5秒くらいしか出てこない(おまけに夢の中)
3サザンクロス隊が弱すぎる(超ザコ)
4料金が一律1900円(高すぎるし学生割とか使えない
5その割に入場者特典がゴミ
6ファーストの音楽を流しノスタルジーで荒削りなところを全部誤魔化そうとする
7子供が何度もワンワン泣いてうざい。もとの15話の子供たちは皆一定の年齢だったし、主体性がある程度あった
8子供が多すぎ
9ヤギもうざい
以上
過度な期待はしない方が良いと思います。
先行上映で鑑賞しました。
FIRST世代どっぷりな私としては期待しないわけには行きません。アニメのORIGINでほぼ寸止め状態で生殺しにされてましたから。ついについについに!です。
で・・・。
まずは本作を完成していただけたことに大感謝です。それは揺るぎない気持ちです。まさか、こんな大人になってもワクワクできる作品を作っていただけたことに感謝しかないです。
で・・・、それはそれです。
なんだろな。往年の伝説バンドの還暦ライブを見終わった後のような感じ。セルフカバーのように聴こえるヒットパレードのようなセットリスト。いや、楽しいよ。あの曲好きだし、本物が奏でているし価値あるし・・・けど、あまりにも観客の嗜好や期待に寄せすぎてない?ってあの感じ。こちらもすごく熱かったあの頃の気持ちをセルフカバーして「思い出に盛り上がる感じ」・・・ちょっと切ない。
これとほぼ同じ感情になっちゃたんですよね、残念ながら。
鑑賞前後に改めてTV版15話を見ましたが、印象違うんだよなぁ。決してなぞってほしかったってことじゃなくって、語るべきことを語れてるんでしょうかね?って気持ちです。残念ながら本作でガンダムが描いていた戦争は描けていないのではないか?って思います。かっこいい戦闘シーンも良いですが、もっと描かなければならないことがあるはず。健気に肩よせあう孤児を生むことだけが戦争ではない。もっともっと山ほどの不条理があるはず。「悲しいけど、これ戦争なのよね」な気持ちにならないのです。
客寄せ回想シーンなんて期待してない。そんなんいらないから、もっと突っ込んだ話に出来なかったもんかな。と。サザンクロスなんて・・・もう・・・「なんで?」ですよ。ストーリー作ってよ!って。
完成披露の場で安彦さんは「ガンダムで語ってきたことを描き切れてる」っておっしゃってましたが、僕は大きな「?」を100個送ります。これじゃないって感じ。「ククルス・ドアンの島」リメイク元としては選択ミスのような気がします。
ガンダムの「黄門様の印籠的扱い」はどーなんだろ?正直引いてしまった。コレじゃない、僕が見たいのは。
しかし、感謝が勝りこの評点です。アニメ作品としては十分ですよ。
あ〜〜ぁ、5回くらいリピートするつもりだったのに・・・・。1回で満足です。
アニメ映像○、心理描写△
上手くまとめていますが、逆に、新たな感動や余韻を懐かしむほどのインパクトには欠ける印象です。
・モビルスーツ戦のアニメ映像は、流石の現代技術の賜物と感じます。
・ドアンの葛藤を短いカットでまとめたのは上手いとも思うのですが、裏切られたサザンクロス側の心理描写が単調で、いざ決闘となっても、無惨にモビルスーツを破壊されても、感動が薄く、盛り上がれなかったのが残念でした。
・子供シーンも間延びしている印象。やぎ絡み以外はカットで良いのかも。
素晴らしいアニメであったと思います ガンダムの映画ならこれ、といつか時を超えて名作と呼ばれる作品になるのだろうと思います 強くお勧め致します
大満足しました!
機動戦士ガンダム第15話は1979年7月14日の放送だったそうです
あれから43年
作画崩壊した回として有名でした
箸休め的なエピソードの回ですから、それで映画になるのかな?
それとも独立したエピソードだから逆に映画にしやすいのかな?
どちらにしてもかなり改変されてお話が膨らむんだろうなと予想していました
お話を膨らましてあるのは確かです
でも関係ないエピソード混ぜこんだというものではなく、お話の背景を掘り下げたというべきものです
そこに重点はなく、ククルスドアンの島で数日をアムロが子供達と過ごす日常にこそ焦点が当たっています
子供達のキャラクターは生き生きとして描き分けられていて、動きや表情も本当にかってのアニメを観ている懐かしい気持ちになります
ファーストガンダムの様々なエピソードのモチーフや登場人物が時系列を多少前後してもうまくはめ込みされていて違和感が全くありません
CGも駆使されて、質感や細部までの書き込み
解像度が数段上がったかのような感覚です
それが映像だけでなく、43年経って作り手側も観る側も成長して内容についての考察がより深くなっています
それを反映してガンダムの物語の内容自体の解像度が上がったという印象を受けました
ククルスドアン本人その人にも掘り下げがあり、彼の原隊、その同僚達、もしかしたら恋人も登場します
どうやら彼は原隊の仲間にさえ、脱走したと思わせて秘密の特別任務に就いていたという設定になっています
それが残置諜者という存在です
ジオン軍の方面司令部ですら存在を知らないのです
知っているのは、オデッサにいるマ・クベとかれの幕僚だけのようです
その残置諜者の任務とは?
それは極秘に建設された核ミサイル基地の維持管理と警固だったのです
しかし結局のところ戦争孤児の子供達の面倒を観ているうちに、その任務自体を放棄して核ミサイル自体を機能しないように細工することが仕事になってしまうのです
恐ろしいことに気がつきました
劇中では触れられていませんが、言外に気づくようになっています
それはあの孤児の子供達はどこからきたのか?です
あの島は絶海の孤島です
元からいた島民か、核ミサイル基地建設に従事した人々の子供達に違いありません
余所から子供達がくる手段も、ドアンが連れてくる動機もないのです
元からいたのです
では子供達の両親はどこにいったのか?
住んでいたであろう住居は?
小さい村があったはずです
キレイさっぱりなくなっているのです
子供達を残して
両親達は子供達を防空壕に避難させたのか、安全なところに隠したに違いないのです
そして村ごと消えさった
ドアンは残置諜者として配置について、子供達を発見して保護したとき何が起こったかに察しがついたのでしょう
だから彼は核ミサイルを無効化しようと決意したのだと思うのです
マ・クベも大佐ではなく、漫画版ORIGINでの設定のジオン軍地球侵攻軍総司令・中将になっています
但し展開は漫画版とは真逆です
パリは燃えているか?の談義は、ヒトラーの実話
詳しくは1966年の映画「パリは燃えているか」をご覧になってください
今現在進行形のウクライナの戦争と不思議なシンクロが本作にはあります
ウクライナ戦争で孤児となった子供達
学校で射撃訓練をうける中学生達
戦争に介入するなら核攻撃も辞さないというロシアの指導者
実際に核兵器を見えるように搭載して、バルト海の真ん中で他国の領空を侵犯して飛行する戦闘爆撃機の映像
精密に着弾するミサイルや砲弾に撃破され激しく炎上して赤く残骸をさらす無数の装甲車両
どれもこれも現実の戦争の光景が本作とシンクロするのです
レビル将軍はベルファーストを根拠地にしてバルト海に入り、ダンチヒに上陸
そこからポーランド平原を南下してオデッサを衝くという戦略構想を示します
彼の背後のディスプレイには、もう目に焼き付いたウクライナを中心にした欧州の地図が示されるのです
劇中ではオデッサのまま、オデーサとは発音されません
戦争が現実となった世界
アニメの中の未来の戦争ではあるけれど、戦争のもたらすこと
国家と国家のむき出しの暴力のぶつかり合いの中で、幼い子供達のようなか弱い存在を守ることの意味
核兵器の使用命令に、軍人といえど何も考えずに従えるものがどれだけいるのか
様々なことを考えさせられます
本作を観て、ウクライナのことに思いを馳せる
そして自分のこととして考える
そのように製作されていると思います
素晴らしいアニメであったと思います
ファーストガンダムの中盤のエッセンスと雰囲気を濃縮したような作品です
テレビシリーズの内容を詳しく知るファンほど、このモチーフはどこから持ってきたものか分かるだけに一層楽しめるはずです
ガンダムの映画ならこれ、といつか時を超えて名作と呼ばれる作品になるのだろうと思います
強くお勧め致します
戦争ファンタジーすぎて…
1st 15話を鑑賞してからの劇場版を鑑賞。
戦争の悲惨さのカケラもない悲しい出来栄え。
ガンダムファンとして納得出来るのかな?
ドアンの保護している子供達。
戦争孤児って設定だとは思うけど何人居る⁈いすぎだろ!
それに贅沢すぎる食事。あり得ないし。
緑のカケラもない裸の島で畑とか人の生活跡これでもか!ってw
少なくともドアンは戦争のプロだろ?
TVの様に木々の中で生活って継承は嫌だったの?
TV版の15歳を感じるアムロと違い安彦作品のアムロは線が大人すぎる。まだ覚醒前だし…
OVAを劇場でやります!って程度の作品。
覚悟して観ないといけないです。
控えめに言って最高。
個人的に心配していたモビルスーツの3D表現ですが(実は苦手)、特に違和感なく観れました。
一連のアニメオリジンシリーズはEPによっては淡々、粛々と進行する印象を持っていましたが、今作はテレビ版の翻案として、一本の映画としての完成度が非常に高いです。
ガンダムについてほぼ知識ゼロの人に是非ご覧になっていただき、感想を聞いてみたいです。
よく言われてる、設定、時系列云々の話は、自分としては全く気になりませんでした。
そういうむきにはこまけー事ガタガタ言わずに楽しめ、といいたいです。
ところどころで挿入されるBGMも絶対オヤジを泣かせにかかってるとわかっていながらも、まんまとジワってしまいます。
出演が発表されてざわついていた赤いあの人も全体を邪魔しない感じです。
また劇場で観れるなんて、こんなに嬉しいことはない!!
最速上映の完成披露舞台挨拶イベントに行ってきました。
いちおう直前にテレビアニメ1話〜15話を復習してからの観賞。
まさかあの名エピソード『ククルス・ドアンの島』を劇場で観れるなんて、それだけでこの映画には価値があると言える。
冷静に1つの映画作品として観ると色々「あれっ?」と思うところは多々あるが、ファーストガンダムのファンとしては現代の作画クオリティで観れるだけで感涙物。
キャラクターやお話は知っていることが前提なので、初見さんには厳しいだろうけど、オリジナルからかなり改変が加えられているので、ガンダムを知っている人はわざわざテレビアニメを復習する必要はないというか、逆に復習すると変わっているところが多いので混乱してしまうかも…
テレビアニメ1話分を2時間に引き伸ばしているので流石に間伸びした感はある。コメディー要素がかなり追加されているが時代を感じるというか、ファーストガンダムのリアルタイム世代ではないので少し古さを感じた。
そして、せっかく『ククルス・ドアンの島』に焦点が当てられ、ドアンの声優さんも重みのある良い声をされているので、ドアンのジオン軍時代のエピソードや葛藤、子供達にとって親の仇であるドアンとどのようにして打ち解けていったのかという過程が観たかったが、そこらへんはあまり触れられず、仲良くなってからのほのぼのエピソードが中心だったのが少し残念に感じた。
人それぞれ思うところはあると思うが、ガンダムファンは一度観てもらえたらと思う。
お祭り
このフィルムに関しては、お祭りみたいなイベント的な盛り上がりで楽しめばいいんじゃないですかね。
作画は『THE ORIGIN』で培ったCGなどの技術蓄積による延長であり、凝った画面で、最初のテレビシリーズの15話を作り直したって感じで、ややコメディタッチに振った演技・演出を楽しませていただきました。
幼児キャラが泣くあたりの口の形や動きは、安彦漫画の特徴を見事に再現していて、つい笑ってしまいました。
最初のテレビシリーズと比較したら時系列がぐちゃぐちゃですが、過去作の「名場面」をたくさん入れているのがいい。
映画単独の盛り上げ用に、元の設定どころか、ご自身の安彦ORIGIN史観すら無視しているのは、観る前からわかっていたこと。
予告編などであらかじめわかっていたことですが、「なんでこのタイミングでスレッガーさんがホワイトベースにいるの?」だもの。
「アムロの脱走エピソードはククルス・ドアンの後じゃないの?」とか、「ジムの初登場(実戦配備)は二十数話のジャブローあたりじゃねーの?」とか、ツッコミたいところは山ほどありますが、指摘するだけ野暮。
わざわざテレビシリーズの中から、物語全体の流れに干渉しない、単独の話数を映画化した意図は、お祭り化できることではないかと推測いたしました。
タイトルに『THE ORIGIN』を入れてませんしね。
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