ドント・ルック・アップのレビュー・感想・評価
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人類のエゴ映し出した作品。
地球の危機、現代における環境破壊、コロナによるパンデミック、目を向けなければいけない現実を皮肉って見るなというブラックユーモアたっぷりな作品。
人類がそれに気付く時は地球が終わった日だろう。
「今さら?」、、、ではなかった。
豪華キャストすぎ。笑
とんでもない金がかかってるぜ、
出演者のギャランティーだけで。笑
Netflixが配給権を買ったことにより
そこらへんが潤沢になったんだとか。
2022年を迎えようって時に、
彗星墜落、地球滅亡系映画!?
こんな豪華キャストを使ってまで?
ちょっと今さら感ないかい?
時代錯誤じゃないかい?
って思ったけれども、
いやはや、やはりそんなわけなかったね。
安心した。
なぜ今こんなテーマにするのかってのを
「ブラックコメディ」というジャンルで
風刺的に描かれてた。
メディアってこんな感じだよね
政治家ってこんな感じだよね
芸能人・インフルエンサーってこんな感じだよね
世間ってこんな感じだよね
今、現代で、地球滅亡するってなったら
こうな感じの反応でしょうね、アメリカの世間。
ってのを、見せてくれてました〜。
キャストたちもそのへんを踏まえ
憎らしめのキャラに設定されてること多め。
面白かった。
究極のブラックユーモア
あまり前情報なしで観たのが、よかった!
究極の風刺。
ブラックユーモア満載のストーリー。
しかも、豪華なキャスト。
ティモシー・シャラメが出てきたときには、もう、テンションMAX。
しかも、最後のオチが笑える。
やるなぁ~
で、やっぱり最後は祈るのか(笑)
日本人、手つないで念仏唱えるかなあ。
精一杯の悪ふざけ
何故かシリアス分野に転向してしまったアダム・マッケイ、牙を抜かれてメジャー映画にしては精一杯ふざけたのでしょうか。でもこれじゃないよ彼の魅力は。こんなのデッドプールに任せておけばいい。俳優たちは豪華で安心してみてられたけど、風刺具合もいかにもメジャー映画基準で消化不良だわー。ストーリーもずば抜けて奇抜ではないし、何で2時間以上飽きずに見られたかと考えたらやっぱり俳優かな。ジェニファー・ローレンスってちょっとエキセントリックな女の子演じるとバツグンです。
黒い象(ブラック・エレファント)
「黒い象(ブラック・エレファント)」という言葉を思い出しました。
誰もがその危機がいつか起こると分かっていながら対処をせずにいること…みたいな意味合いだったかと思います。
映画自体はバットエンドではあるけれどハッピーエンドとも言えるような感じでした(主人公たち)。
異星への移住を果たした人たちが、生物として衰退段階である老人期が多数だったことも皮肉が効いていておもしろかったです。
(ブルジョア連中は人類のことなんて考えてないんですよね)
彼らの持っている富や名声って資本主義社会の中でしか通用しないのに、異星(未開社会)でも当然通用するかのような(素っ裸のくせに)振る舞いをしていたものの、先住獣のエサとなってしまいます。ここもおもしろかった。
あと、学生の頃に読んだ「影の学問 窓の学問」という本を思い出しました。
シュールな映画かも?
社会風刺が入っているのかなと思ったら、なるほど。
けれど豪華キャストが一般人の役を演じるのが
いつまでも慣れなかった。
前半ちょっともたついた気がしたが
ティモシーシャラメがカッコよく!
レオナルドもカッコよい!
ジェニファーローレンスもさすがの演技
地球滅亡の日
誰と一緒にいるのか
どう過ごすのか
考えてしまった
不安恐怖も確かに感じるだろう
でもどうすることも出来ないなら
家族とともに
今あるものの感謝をして生きたい
そう思った
今ある危機なんだな…
コメディなんだけど、ブラックすぎて恐ろしすぎる。
この作品をコメディとして笑いながら観られる自分は、博士が出てたあの番組の視聴者と変わらないのである。空を見上げず、今そこにある危機から目を逸らし、冗談で誤魔化す。コロナウイルスという世界的な厄災に対して我々がとっている行動を考えた際にいかがなものだろうか。
とか言いながら、やっぱり作品として面白すぎる。
役者陣も豪華すぎて、正月映画感ありまくり。
ハッピーにアンハッピーな映画体験ができて幸せです。
コメディーそれともシリアス?
巨大彗星の地球衝突に伴う政府・企業の欲に
振り回される教授と学生の奮闘を描いた映画。
コメディーのジャンル分けだが、
最近の地震やコロナの事が頭をよぎり、
意外にシリアスな印象だった。
ジェニファー・ローレンスが出演してるので、最後は「パッセンジャー」を意識したのか?
アルマゲドンみたいに美談になればどれだけいいだろね。 流し見してし...
アルマゲドンみたいに美談になればどれだけいいだろね。
流し見してしまったがちゃんと見るべきだった。
隕石が落ちて地球滅亡の危機が発覚するが、政治や欲望、世間体、陰謀論、なんのかんのでぜんぶ台無しになる話。めちゃくちゃ怖い。何が怖いって本当にありそうで怖い。大統領選やコロナで、人々がいかに愚かで盲目的だかわかってしまった今、登場人物達のバカさ加減をありえない、と流すことはできない。
最高
ディカプリオは素晴らしい俳優だが、真骨頂はコメディのウルフ・オブ・ウォールストリートだと勝手に思っている。今回の映画は、芯は真面目でナーバスなのに簡単に金や色に流されてしまう男の心情を最高に演じ切っている。しかも脇を固めるのがメリル・ストリープ、ケイト・ブランシェット、シャラメ、アリアナ・グランデも素晴らしいので楽しいディザスタームービーである。ストーリーも現代社会に警鐘を発するような内容。
こんな俳優を集めるってネトフリは幾らお金があるの?
都内では劇場で公開しているらしいが、札幌でも劇場公開してほしいな。
笑えるけど笑い事じゃない
巨大な彗星が衝突するというSFあるあるな地球の危機を訴えるも、まともに取り合ってもらえないというブラックなコメディで笑えました。
大統領も実在の人物を大いに連想させますし、その支持者も現実を直視せず盛り上がる様など、コロナ禍でもマスクをしない運動などを思い出しました。
何でもネタ化しようとするテレビのワイドショーやSNSも、現実を反映しているなと。
地球の危機だというのにそれでいいのか?と笑えましたが、リアルにこんな状況になったら本当にこういう展開になりそうとも思わされ、笑い事じゃない気もします。
様々な問題に対するリーダーシップとか報道とか、既にリアルに起きていることのようでもありますが。
日本の現状も他人事ではないかと。
役者陣の演技も、コミカルながらリアルなディテールで楽しめました。
凄い手腕とアプローチ
おそらくと言うか確実にトランプ政権下を揶揄してるの
だけど、
それを追突して来る隕石に例えた手腕に脱帽。
温暖化とか言われても目に見えないからイマイチ分からない
部分を見える物、どんどん迫って来る物に例える
誰でも思いつきそうでやってなかった閃きに
単純に感動しました。
最初馬鹿な奴らだなぁと笑ってる見てたけど、
どんどん笑えなくなって来て最後はやっぱりとても怖い。
今から何かしないとまずいんじゃないのか?
と本気で思えるからスゴい。
ゴシップに大事なニュースは掻き消され、
環境問題は政治に利用され、
金持ちたちはさらに金儲けに走り、
陰謀論に踊らされ、SNSで噂が飛び交う、
俯瞰で見てたらこんなに自分たちは可笑しな世界に
生きてるのか!と思えました。
アリアナグランデが良い味出してました。
決してフィクションと笑えない
ネトフリで視聴
地球を破壊するに十分な直径9キロの
隕石を発見してしまった天文学者達が
その事実を社会に伝えるまでに起こる
困難を笑い飛ばすブラックコメディ
面白かったけど
今のコロナ禍の世界において
そんなに映画の中だけと笑ってられる
話とは思えず考えさせられる部分も
ありました
感染しているかしていないかも
ハッキリわからないが
人同士が集まることで確実に
広がっていることが明らかでも
マスクをしない
集まるのもやめない
死者が出ても経済を止められない
だから何もしないでアメリカは
とっくに世界大戦より多くの死者が
出てしまっている
にもかかわらずまた感染力だけは
半端ないオミクロン株が
広がり続けています
重症化はしなくともこんな
日和見感染を繰り返しているうちに
また危険な変異株に変わる可能性も
否定できないわけです
この状況と何ら変わりありません
結局政治や経済で抑えきれない
ほどの巨大な有事に対抗できるのは
誰かと言えば人間一人一人の意識と
協力なのでしょうね
コミカルに露呈する現代人の倫理観
ニヒリストでも上空を眺め出す荒唐無稽な真実を、ここまでやり切れれば芸術か。冷笑主義を逆手にとって炙り出す、快楽主義の行末。誇張された表現も、いや、これは米国や中国の偽りなき実態では⁈と冷静な捉え方をしている自分もまた、今作にのせられている一人なのだろう。このテンポの良さもまた、現代社会の速度そのもので、目紛しい情報の洪水と、らちの明かないコロナ禍における価値観の分断も、そうした錯覚の要因にだろう。つまり、本作で描く壮大で滑稽な作風は、現実の比喩に他ならない。
ディテールの心地よさ
何度も何度も重ねられる大統領や富豪、メディアなど体制側への皮肉。フラッシュで挿入される世界中の場面。登場人物がときおり見せる微妙な表情。最後には戻れる家族と新しく結びつく関係。こうしたディテールの積み重ねにやられやすい私。やられました。大変面白かった。
社会風刺コメディー
これは恐らくコロナ禍に陥っても協力しようともしないどころか、コロナでさえ政治対立の道具にして批判合戦を繰り広げる世界をSFに置き換え痛烈に皮肉った作品
とはいえ日常ネットやニュースで絶賛毎日目にするようなネタだから「もう見飽きた」って感じですかね…
諦観の最終形
アダム・マッケイ節の進化形作品
スター俳優やアーティストを配した作りは見事である リアルではなく”リアリティ”を追求するにはこれ位のレベルが必要なのであろう
で、この悲観的叙述詩は、自分だけじゃなく、頭の悪い、でも資本主義の恩恵に預かった馬鹿共に抉るように刺さる内容である。劇中にあるように資本主義の勝者達は地球を脱出する。市井は祈りを捧げて地球と運命を共にする。さぁ、社会主義国はどうなのか? そこが描かれていなかったのが残念である。あの宇宙船に”プーさん”の名札があれば面白かったのだがw
冗談はこれ位にして、行着くとこまで行った資本主義と、グレタ嬢のヒステリーを冷笑するマジョリティ、極まった社会を冗談風にしかしリアルな描写として刺々しく描かれた今作品の”キモ”は”赦す”ということ
結局、人は”赦す”という高いハードルを越えることができるかが”叡智”なのである
私は今作品のように或る日唐突に彗星が落下するとしたら・・・神を本当に信じようw
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