アイス・ロードのレビュー・感想・評価
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【”愚かしきトリアージ判断に対し”労働者”がプライドを持って挑んだ事。”戦禍ptsdに悩む弟の面倒を見る兄と、先住民族の女性が労働者のプライドをかけて行った尊崇な行為を描く。】
ー 今作は、アクション俳優に華麗に転身した、御年69歳のリーアム・ニーソン主演作品の中では、地味な作品である。
派手なガンアクションは殆どない。
が、どこか社会派要素も絡ませた物語が、時間を忘れさせる作品である。
何故なら、地味な労働者であり、どちらかと言えば、社会組織に馴染まない人々、マイク(リーアム・ニーソン)と弟で戦禍によるptsdにより失語症になってしまったガーディ(マーカス・トーマス:好演だと思った。)。
先住民族であるがゆえに、何処か社会組織に馴染まない女性タントゥー(アンバー・ミッドサンダー)が、鉱山に閉じこめられた兄を助けるために、途中で、鉱山会社の現地幹部シックル達のオカシナ動きを察知し、幹部の側の謎の男トム(ベンジャミン・ウォーカー)の執拗なまでの妨害にもめげず、アイス・ロードを進む過程が、ハラハラしながらも面白いからである。ー
◆感想
・善良なトラック会社の経営者ジム(ローレンス・フィッシュバーン)が、鉱山会社の要請を受け、生き埋めになった26名の炭鉱夫を救出するために、マイクとptsdに苦しみながらも優秀な整備士ガーディ、タントゥーをトラックドライバーとして、採用し、高額の金を代償に危険極まりない湖上に冬季のみ走行できるアイス・ロードを走り、”坑口装置”を運ぶ。
ー 彼らは、金に執着するよりも、おなじキツイ仕事をしている炭鉱夫を助けるために、集まったように見える。そして、謎の男トム・・。ー
・”良い人を演じさせたらこの人”ローレンス・フィッシュバーンが、湖に呑まれてしまい・・。
ー もう少し、活躍して欲しかったよ・・。トムが犯人はタントゥーではないか・・、と誘導する。ここら辺の描き方が粗い。少し、残念。ー
・だが、トムの素性が露わになってからは、物語は生き生きと躍動し始める。ついでに、アイス・ロードもうねり始める・・。
ー アイス・ロードが実在する事に驚き、氷が軋む音が怖い・・。ー
・困難な時にも、ガーディの力量が発揮される。横転したトラックを戻すシーン。そして、ガーディが湖に落ちた際に、マイクは氷の湖に飛び込み・・。
ー 兄弟の絆が良く分かるシーンである。描かれないが、二人が職を転々としながらも二人で生きて来た背景が、仄かに伺える。ー
□”恐怖の報酬”を思い出させる橋のシーンで、ガーディが自らの命を懸けて行った尊崇な行為。
・タントゥーが、炭坑内に閉じこめられた兄を助けるために、奮闘する姿も良い。
<愚かしきトリアージ判断をした、炭鉱責任者達。仲間を次々に失いながらも、”坑口装置”を落盤事故を起こした鉱山に届けたマイクとタントゥー。
次々に助けられる人々の姿。抱き合う、タントゥーと兄。
そして、事故を隠蔽しようとしたシックルにマイクが見舞った労働者の正義のパンチ。
地味だが、ジンワリと感動が起き上がってくる作品。
”Based on The True Story”とテロップに出ても、おかしくないなと思った作品でもある。>
クビになったのは兄貴の…
ダイヤモンド鉱山崩落事故で坑内に閉じ込められた26名の作業者を救出すべくトレーラーで坑口装置を運送するトラッカーと隠謀の話。
坑内にはガスが発生しておりタイムリミットが迫る中、春になり閉鎖されたアイスロードを疾走するトラッカー達というストーリー。
そんなに簡単に3機も用意出来る装置が鉱山に置いてない?という疑問は置いておくとして、1台届けられれば良い装置なら+90kmのルートで1台は行かせた方がという正論は言っちゃダメなヤツですねw
その癖用意周到に整備士同行っていうね。
アイスロードを走る難しさみたいなことが謳われているけれど、そんな感じは殆ど無くて、とりあえず、ある程度のスピードで止まらなければOKという感じ?まあ、当然トラブルは発生する訳だけど。
そこに隠謀が絡んで来て始まって行く鬼ごっことカーアクションと兄弟愛の物語に、迫るタイムリミットを感じさせる坑内のいざこざや隠謀の正体、と設定も展開も判りやすいしスリリングだしで面白い。
銃はどこへ?とか、修理するよりトラクター付け替えた方が…とか、ツッコミどころも結構あったけど、ギリギリ飽きる前に次のアクシデント、次のアクシデントと繋がれていて最後までしっかり楽しめた。
人の業と欲は自然よりも怖かった、そしてリーアムのアクションは凄い
展開が読めなかった、ドキドキだよ、リーアム、かっこよすぎ。
氷上アクション、予想のつかない展開と思ったら途中からハラハラどきどきしすぎで、びっくりしてしまった。
しかし、苦悩する男が似合うなあ、リーアムは、女が見ていても惚れるけど男でも絶対格好いいと思うのは観客に男性が多いせいだろうか。
最初はてっきり自然相手、氷の道をでっかい車で走るんだからと思っていたら、途中からきな臭い展開でびっくり。
しかも初っぱなから、機材を届ける仲間が死ぬとはびっくりだ、仲間割れ、猜疑心。
弟が失語症なんだけど、腹を立てたり喧嘩して殴ったりとか、ああ、現実でもあるよなー、でも家族だから突き放す事もできない、一緒にいる。
元軍人という設定にはびっくり、海外だものねと思ってしまったわ。
前半もだけど後半になると目が離せなくて見ているだけで心臓に悪くて、多分、大丈夫と思いつつも目が離せないのだ。
カーチェイス、殴り合いの肉弾戦が見ていて格好よくて気持ちいい。
思わず拳を握りしめて「負けるなー」とリーアムを応援しまくり、歳をとっても、これだけのアクションを見せてくれるってなかなかだわ。
しかし、自然よりも人間の業の深さというか、欲は自然にも勝るなあと思ったわ。
ヒロインのタントゥーも見せ場があって始終、目が離せない。
新しいトラックを買って相棒のネズミ、無事に生き残ってくれたのは嬉しかった、弟はいなくなったんじゃないわと思ったね。
リーアム・ニーソンの魅力たっぷり。2011年制作のTHE GRAY...
とてもよかった
サンプルで試写。普通の雪道でも相当なのだが、それが凍った湖面なので散々スリップしたりスタックしたり横転までする。そこで役立つのが牽引ロープ、ウィンチ、滑り止めシートなどだ。実際、去年は大変な積雪で自宅の前でスタックしてひどい目にあったことが思い出される。車が車高の低い後輪駆動車だからなので、今年は冬に備えて軽のクロカン四駆のテリオスキッドを安値で買った。今から冬が楽しみだ。いずれウィンチも装備したい。
後半はサスペンスアクションの展開となり、敵の執念深さが大変なもので、彼のモチベーションの高さが一体何に由来するのか気になるほどだ。
巨大なトラックのドリフト走行はハラハラする。
ツッコミどころは満載でしたが、 ワイルドスピード的に目をつぶればそ...
ツッコミどころは満載でしたが、
ワイルドスピード的に目をつぶればそれなりに楽しめる作品でした。
もうちょっとヒールの面子が魅力のある演出があると更に良かったのですが。
全体的に脚本は悪くなかったと思いますが
タイトルがアイス・ロードなのは安直すぎるかな。
紅一点のアンバーミッドサンダーをどこかで見たと思ったら
マークスマンに出てた方でしたか。
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