死刑にいたる病のレビュー・感想・評価
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75点
【映画評価:75点】
内容の美しさ。
これについては、
素晴らしいの一言。
この作品の良さは、
阿部サダヲさんの演技力の高さもありますが、
作品に引き込む力にあると思います。
総じて脚本と演出も全て凄かった。
本当に130分もあるか?
90分映画だったのでは?と勘違いしてしまう程
引き込まれていたみたいです(汗)
オチも良かったです。
気を抜いていた訳ではなかったですが、
手のひらで遊ばれたと
視聴者として体感してしまった。
ゾクっとします。
話しは変わって、
タイトルについてですが
私には理解出来なかったです。
死刑にいたる?
そして病?
これは、どういう意味なんだろうか。
作品を見ても、納得感がなかった。
[死線]とか[君たちを愛死てる]
みたいな分かりやすくて良かった気もします。
【2023.6.8観賞】
無理なんです。
こういう描写が。
まさに 怪演の阿部サダヲ。
娘さんが、この映画見たあと車に一緒に乗ってくれなかったらしい。
痛そうなのは飛ばして見た。
みんなよく平気で見るなあ。
真面目できちんとした17〜18歳の高校生男女がターゲット。
信頼関係を構築して じっくり痛みを味わいながら??????
いやいやいや 無理だ。
こういう風にしか生きられない。
ならば そりゃあ死刑でしょう。
人権とか なくていいと思う。
死んでしまってください。
こんな、表向きめっちゃ善人で 性癖がとんでもない人間が本当に存在するのか。
サカキバラ聖斗でさえ ここまで残忍ではなかった。
同じ地域にこんな殺し方をする人間が複数いるとは考え難いという裁判官の その意見は つまり 合ってるのだが。
人を操る。
刑務所(拘置所)からですら
人を操る。
限りなくおぞましい。
そういう人物に触れ合わずに生きて一生を終えたい。
全く見た目が分からない事がなお怖い。
中山美穂お母さんが言う「お母さん決められないからあなたが決めて」
この言葉もキーワードだった。
河原で産んだ子を焼いたエピソードが出て来た所で
最近起きた事件を思い出した。
オープニングが最高潮
オープニングの映像と音楽が素晴らしいですが、その後すぐに不快なシーンが入り意気消沈。我慢しながら見た爪に関する伏線は中途半端な回収。
血まみれの傷舐めてくる彼女に全く共感できず、その彼女に関するラストのオチも唐突、どうやって主人公との関係性知った?
最も理解に苦しむのは人を殺さなかった為に子供でない事がわかったという部分。そんな台詞この時代に言わせますかね。劇中最も冷めたシーンでした。
ちょ
俺の爪も綺麗!
俺の爪、綺麗なんだけど、やばいよね。
今まで何度も言われてきた。
女性にしたら、爪だけでモデルでいけるって(笑)。
よかった、今まで無事で。
花びらにはなって散りたくないもんね。
さて、この映画。
サイコスリラーなのか、サイコパス系なのかどっちでもいいけど、
脚本が、十分に読み切れてしまう展開で少し残念。
最後の「オチ」も、そーかなーって思っていたらビンゴ。
で、最後の雅也アップも当然の流れ。
世の中、心理学化する社会に浸りきっているので、
「トラウマ」なんぞ出てきよーもんなら、さぞかし面白いとでも言うようね映画だったね。
総合的には、全然深みがありませんでした。
この映画、
役者の演技といえば、
阿部サダヲ選手は、まぁ、そつなくこなし、
岡田健史選手も、アマチュア並みの演技に魅せる演技力を持ち、
岩田剛典選手も、クリバラ?クリハラ?と最初見間違うばかりの長髪をお持ちで、
宮崎優選手も、最後のオチではマツオカ?トクナガ?と間違えてしまうほどではないか。おじさんは、『あまちゃん』経由でしか認識できないぞ!
おじさんにとっては、
顔認証の程度が、AIよりもはるかに低いレベルになってきているので、
難しい配役は困る。
せめて、
爪でも見せてくれたら、それぞれを認証できるだろう!
ね、
同世代が演じていた榛村のように。。。。。
結論
個人の認証は爪による!
したがって、俺はとてもいい人間!
周りに
ミョーに親しげな人間がいないか注意してみる!
・・・だ〜〜〜〜〜れもいないじゃないか(笑)
結論の2
だれもおじさんは狙わない(笑)。
あ、そうだった。17か18だった。
綺麗爪オヤジにとっては40年も前の話だ。
ターミネーター
わりとグロめ、弱い人は鑑賞注意
サダヲのぐりっとした黒目と目尻に下がった涙袋がいい。
映像も面会室のライティングや演出がいい。
ガラスを超えて届く洗脳の声、言葉だけで脳裏に見える過去の風景、心臓部分に映した映像は心の中にあり続けて舐って反芻している表現、密室で限られた照明を駆使した演出がにくかった〜。
知能の高いサイコパスってほんとうにあんな感じなんだろうな。
主人公もやんわりと懐柔させられて強気になったり話し方や雰囲気も変わっていく感じも過度じゃなくて、ほんとうにうっすら変わっていく様がリアルでいい。
でも、やっぱりEXILE系の俳優さんがでてくると興醒めしちゃうんだよな〜。あのキレイな顔にアザがあったとて、全然アリでしょ。って思っちゃう。そもそも演じてます〜って感じに見えちゃう。ウィッグだしね。
あと、彼女の元にもお手紙だしてサダヲのところにいってたなら弁護士さんから共有されるでしょうよ。
そんでもって、手の傷見て白いトップスで拭かないでしょ、布面積の多くて赤系のフレアスカートなら迷わずスカートでしょ、てかハンカチ出すでしょ。そんでもってそんでもって、舐めないでしょ。不衛生すぎるし、私だったら舐められたくない。。。水で洗ってくれ〜〜〜〜〜〜!というツッコミはさておき。
想像以上にグロめ描写だった。特殊メイク班に拍手。でもあんなに手首ざっくりいかれてたら多分木をつかむの無理なのでは。。そしてまだ逃げるもんなのね。
グロいシーンが多くてキツかった。 殺人や拷問をする理由や美学も分か...
とんでもないサイコサスペンス
レビュアー諸氏がこぞって指摘しているとおり、本当に怖い、怖い、筆舌に尽くしがたいくらいに怖い映画でした。
評論子が「怖かった」というのは、主に二点。榛村が他人の肉体的・心理的な苦痛に(異常なまでに)無関心・無頓着であったことと、(これまた異常なまでに)人の心に入り込む術を心得ていたことでした。
前者については、被害者が彼の拷問に塗炭の苦しみを味わっていても、顔色一つ変えないこと。行為に際して、笑みすら浮かべられること。
後者については、彼が被害者となるべき少年・少女と、いとも簡単に信頼関係(ラポール)を築けてしまうこと、そして、築いたラポールを、いわば橋頭堡として、被害者の内面に入り込み、被害者を自在に操ることがてきることです。(刑務官とも雑談を交わす関係になり、面会時間の制限に、立ち会ったワタナベ刑務官には、こっそり便宜を図ってもらったりできることも同様。)
いったいせんたい、何を食べたら、こんなに安々と人の心に入り込めるようになれるのでしょうか?
…いえ、食べ物のせいではないことは、評論子も重々承知はしているのですけれども。(苦笑)
それらの彼の特性・特質が、彼の犯罪性向をいっそう強固なものにしていることは、疑いがありません。
実存主義哲学の創始・キルケゴールは、絶望を「死にいたる病」と評しました。
本作の題名どおり、この矯正不可能とも思われるような榛村大和の強固な犯罪性向が、彼の「死刑にいたる病」であることも、また間違いのないことだったと思います。評論子は。
(追記)
しかし、ぴったりなキャスティングでしたね。阿部サダヲは。
彼の大人しそうなキャラクターと柔和な笑顔、柔らかい物腰が(その残虐性をすっかりカモフラージュして)被害者の心の中にすっと入り込んでいく悪魔の役柄としては。
もちろん、そういう風貌だけでなく、役者としての彼の演技が、なおいっそう本作に「すご味」を加えていたことは、今さら評論子が指摘するまでもないことと思います。
「普通」に対する憎悪
過酷な環境で育ってきたであろう榛村(阿部サダヲ)は、きっと「普通」に憧れていて、なんで自分の周りには・自分にはこんな簡単な「普通」なんてものが手に入らないのか。愛し求めていたが手に入らず憎しみに変わり、その気持ちも振り切って絶望となり無感情になる。愛の反対と言われる無関心や憎しみやらで心が染まり、「普通」を持つ青春真っ只中の輝く少年少女をターゲットにして「痛み」という非日常で被害者から「普通」を削りとる実感を得て、生を感じ取り、自分のものにしていた気がする。その殺人が続いたことで榛村にとって連続殺人とその残虐な行為が「普通」となっていった。榛村がその「普通」に無意識か意識的にか気づいたがために、これではいけない俺もその普通の人間になってしまうという焦りから、これまでの殺人とは異なる殺人を犯した。ようにも見えた。
榛村は死産で生まれた赤ん坊の処理については、子供の幼稚さとその環境で生きていくための対応だったように見られるが、その描写や殺人シーン拷問シーンがなぜあれほどリアルにする必要があったのか。「ホラー映画」なのかとおもうくらい。「残虐な行為を(見た目)普通の人間が行う」という掛け合わせが不気味さを演出するのだと思いますが、死産の赤ん坊を処理するシーンは榛村の無感情さを見せるための演出かと思いますが、見てられないほどリアルな描写をされていた。
「死刑にいたる病」という「病」の意味は、病気の他に悪い癖。欠点。気がかり。苦労の種などがあった。タイトルは意外とシンプルなんだなと思いました。
予告から目が黒くて大好きな阿部サダヲ
タイトルに納得
原作だと違うのかな?
原作未読。主人公は頑張ってたけど、それ以外はうーん。
中山美穂、岩田はなんか浮いてる感。
サイコパスの阿部サダヲも違うかなぁ。この手の人を操るタイプのサイコパスって、現実は分からないけど、フィクションでは良くも悪くも魅力的な人間が多いけど、それが感じられなかったなぁ。って言うか、チェーン店なら兎も角、個人経営の店の常連が被害者って共通点有ったら、警察の容疑者リストに上がりそうだけど、捕まったのが捕まえていた被害者に逃げられたからって・・・・
殺人鬼に魅せられる
Paraviで鑑賞(レンタル)。
原作は未読。
本作の白眉は、阿部サダヲと岡田健史(現・水上恒司)の演技対決でしょう。榛原と雅也が東京拘置所の接見室で対峙するシーンの緊迫感溢れるやり取りは終始鳥肌モノでした。
仕切りのガラスに映る榛原の像が、ふたりが会う回数を重ねていくごとに次第に雅也と重なっていく演出も巧み。雅也が榛原に魅入られていることを暗示していて不安が募りました。
雅也も自信が湧いて来たのかだんだん人柄が変化していったし、それを表現した岡田健史の演技力がすごい。対して阿部サダヲの、底知れぬ怖さを滲み出す演技も絶品でした。
[余談]
阿部サダヲの目に吸い込まれそうになりました。標的を操縦する際の、なんの感情も読み取れない奈落みたいな目に。
不気味で怖いのに、何故か目が離せない。すっかり魅入られて、底無し穴に自ら足を踏み出してしまいそうになる。
術中にハマりそうになりました。危ない危ない。
※修正(2024/06/09)
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