余命10年のレビュー・感想・評価
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キャストがいい
実話だとは知りませんでした。
多分、原作の方がいいと思えますが
これは、原作読まない方がいいな………と
小松菜奈の演技は本当に圧巻
松重豊さんの演技、さらに圧巻
いったいどんな脚本だったんだろう
ほぼ台詞が無いのでは、と思うほど表情で魅せるところは
流石といか言いようがない
更に姉が黒木華て、もう反則やん
親が出て来て「娘を連れ回すなー」みたいな
ベタな展開にせず、生というものを淡々と
伝えようとしてくれて、良かった
坂口健太郎の、ヨレヨレなヤツが
一本芯の通った男に成長する様が
対角の生きるという意味に繋がっていた
原日出子さんも秀逸
自分よりも先に逝ってしまう我が子の運命を
受け入れるのは、並大抵な事ではないと思う
それを易々と映像に映し出す事は出来ないけれど
この映画は、悲しみを全面に出すのではなく
運命に抗いながらも、受け入れるしかない
主人公の余命という迫り来る恐怖を
文字に、文章に込めて綴った悲しみを画面に映し出す
その事に終始したのだと思う
繋いだ手の向こう側に見える日差しが
2人の未来を明るくしているようで
そうではない所が、悲しかった
随所に見せる陽の光が印象的だった
死をテーマにした実話ベースの映画は多いけれど
それらとはかけ離れた良い映画でした
余命10年。 リアルの人生でそんなことになればとてつもなく短いが、...
小説だからこそ感じ取れる「生きたい」という想い
まず前提に私は小松菜奈さんの大ファンで、小松菜奈さんの作品はどれも良いと感じることが多い人間です。そして原作小説を先に読み、フィクションを含んだ実話であることを知った上で鑑賞しました。
辛口になってしまうかもしれませんが、感動はしませんでした。これは映画には感動しなかったという意味です。小説を読んだ際には凄く泣きました。原作者である小坂さんが亡くなる寸前まで懸命に書き続けていた想いや生きたいと願う苦しみがそのまま綴られていて胸が締め付けられるような思いでした。
ですが映画になるとそれがどこか薄れてしまう部分があり、娘さんを亡くされた御家族にしか分からない苦しみがあると強く感じました。
映像美やキャスティングは良かったんですが、個人的には原作のほうがおすすめです。
星つけたくない
想像以上の力作です。涙が止まりません。
2022.77本目
公開当時、結構話題にはなっていたけど、「有名な若手俳優陣がやっている余命恋愛もの」に胡散臭さを感じていて、なんだかんだ観たことなかった作品。primeで無料になっていて、レビューもかなり良かったので、半信半疑で視聴。
だったのですが…
余命をダシにつかった恋愛ドラマなんかではなく、彼女の人生と彼女を取り巻く人々に焦点を当てた尊い作品だった…。久しぶりに声を出して大号泣した😭
とか書くと、薄っぺらく聞こえてしまうのが悔しいくらいに、愛おしくて尊い、人生の物語だった😭
四季がとにかく綺麗に表現されていて、それでいて全体を通して静かで淡々としていて、繊細な印象だった。
俳優陣がとにかく良い。胡散臭さが全くない。
「小松菜奈」じゃなくて「まつり」が私の中でちゃんと生きてる。カズくんの、段々と堂々とイキイキとしていく過程もよかったし、2人の空気感も良かったし、他の登場人物もみな「生きている」という感じがした。
後半畳み掛けるかのように、涙腺が崩壊。
とくに、最後の「もしも…」の描写がもう、突き刺さりまくった。
原作の方も読みたい😭
涙なくしては観れません
最近の推しさん…坂口健太郎くん作品
この作品を劇場で観たいと思いつつも逃してしまったのでアマプラで観れて…しかも思う存分?泣けました。
劇場だったら恥ずかしいほど…汗
小松菜奈さん、坂口健太郎くんの2人の演技
そして周りを固める、山田裕貴くん 奈緒さん
黒木華さん 原日出子さん 松重豊さん
そこにリリーフランキーさん
もうキャストさんも素敵なので魅入ってしまいました。
そして涙ボロボロです。
季節の流れも自然に流れていて10年の歳月が綺麗に描かれていました。
茉莉ちゃんの涙を我慢していて母に寄り添い溢れ出す涙の場面
病室で撮り残した思い出の場面を消すシーンはたまらなく切なかった
難病を受け止める家族の辛さもひしひしと感じて…
今年最高に涙を流した作品でした。
最後まで生きてね…あらゆる才能が揃った本作をなによりも確かに生きている小松菜奈
恋愛モノの名手・岡田惠和 ×『デイアンドナイト』『新聞記者』『ヤクザと家族』と"社会/世の中の生きづらさ"について描いてきた藤井道人監督が、今村圭佑の美しい撮影を相変わらず味方につけて四季と共に紡ぐ…。
命に向き合う小松菜奈の熱演が引っ張る、揺さぶられる。大好きな山田裕貴の友人役タケルに、茉莉の友人役の一人で小さめな役柄だけどまさかの三浦透子!(個人的に好きかは置いといて)RADWIMPSによる音楽や、豪華キャストといった"勝利の方程式"。あと脇キャラ井口キャスティングなんかも目配せか。にしても松重豊さんの父親役は最高すぎるし、原日出子さんのリアル母親感もよかったな。
なんか俺、怒らせるようなことした?"死にたい"って。これってあと何年、いつまで続くんだろう…って。生きたいのに生きられない人たちがいるのにそんな無神経なこと言って、ごめんなさい。ありがちかもしれないけど今を一生懸命に生きよう!日本メジャーの"泣ける"作品を"いい映画"お涙頂戴崇拝な、命を軽んじるような金勘定には怒りと吐き気を催す人間だけど、これは実話ベースな部分を感じたり、本作映画化にあたっても作り手の真摯なスタンスが垣間見れるようで好感を持てた。
最初の方、具体的には2016年とタイトル出る直前、四季折々モンタージュまでの坂口健太郎のヅラ感。日頃見慣れないけどあの感じも新鮮で無論イケメン。それと、玄さんの居酒屋"焼き鳥げん"の店内の色が、従来の藤井監督作品におけるそれ(具体的にはやたらと緑っぽい)で気持ち悪い。あんなところじゃ飯マズくなりそうだぞ。
死の宣告を受けてからの10年は長い
恋愛映画で鉄板ともいえる
不治の病で残りの人生を精一杯
生きようとするお話。
また、このパターンかと正直思う
点もあったけど、実話ベースなので
鑑賞しました。
余命10年・・・
死の宣告を受けてからの10年は長い
本人だけでなく、寄り添う家族も辛いね。
辛くて泣きたい当事者なのに堪えて
周りに気を使い生きている姿は
本当に強い人だ思う。
劇中で泣いている箇所ってほぼ、
一人でいる時。
自分一人で抱えて、誰とも接することなく
日々を過ごす事を選択するけど
同窓会で生きることに絶望して自殺しようと
した男性と出会うとはね。
死を強く意識することになり
友達との時間を大切にしていくけど
恋愛だけは一線を超えないように
手も繋ぐこともなく、キスもしない
理由も分からず拒絶された男性の告白が
自然な流れで泣かせよう演出ではなくて
すっと生きる希望を与えてくれたのは
君だって言われたら、
貝のように閉じていた心も開くよな
実話ベースって不自然さを感じないね。
ラスト、主人公が手持ちカメラの動画を
消去していくシーンの後、走馬灯のように
過去の経験、思い出がフラッシュバックで
蘇っていく・・・
この長い一瞬が人生において幸せだったのか
分かる瞬間なのかな・・・
死の瞬間、どんな映像が蘇るのだろう。
泣かずにはいられない
季節は着実に春から冬へ
余命10年の難病を発症した茉莉のその10年を駆け抜ける話。
恋愛ものが苦手&余命ものなんてもっと無理な私でも、恋愛をガッツリメインに置かず、茉莉の「生」を綺麗な映像と一緒に春夏秋冬を通して描いていくので藤井監督作品としてめっちゃ楽しめた。藤井さんの映像センスやっぱり最高。私はやっぱり「泡」のとこが良かったな(笑)
あと、最後に茉莉が見るもしもの映像が4Kで撮ってるんじゃないかぐらい急に綺麗なのに対して、実際に茉莉が撮ったのはビデオカメラで荒い画質なギャップが悲しい。
全体的に春夏秋冬を繰り返して10年が進んでいくのだけど時が進むにつれメインの季節が徐々に春から冬へと移行していく。それは着実に茉莉が死へと近づいていることでもあるし、繰り返しの毎日を送っているようでも少しずつ成長・変化していく登場人物達ともリンクしてるように見えた。
そして、登場人物達の髪型が変わるのも心の変化と対応してるのかなと思った。単純に時の流れとも言えるけど、周り(茉莉の友達、姉)は髪型が変わっているのに対して茉莉は中盤までずっと同じミディアムヘアのストレート。でもただ死を待つだけと思っていた茉莉が和人と出会い1歩踏み出した時に、数年変わらなかった髪型にウェーブがかかり、それがロングヘアになって最後はショートに。
沙苗にいたっては彼氏できたら茶髪に染めて別れたら黒に戻ってて(たぶん)、好きな人が好きなバンドを好きになるタイプの女だなとか邪推をしてしまった(笑)
でも、1個気になるのは東京オリンピック決定や令和の元号決定とか実際の時事を入れてるのに、コロナがスルーされてるのが不自然に感じちゃった。普通に考えれば最後の桜のシーンはコロナ禍の春、あるいはもっと時が過ぎたコロナ禍後の世界になるけど、和人は飲食店経営だし最初にでてきた東京オリンピックは結局延期されてるんだからコロナ触れないのがノイズに感じちゃった。
小松菜奈の演技力の高さ(拍手)
病気ものはあまり好きじゃないけど、小松菜奈が鼻水出るまで泣く演技が本気で素晴らしくてとても綺麗だった!
姉妹愛も家族愛も恋人への愛も感じてとても泣きました…
RADWIMPSの歌の︎︎ ︎︎ ︎︎”来世に乗れる””生きた意味でした”もやばい…
10年って長いようで短い、日々を大事にしようと、1度は見るべきだと思いました。
小松菜奈様様
2022 147本目
感動しました。
全然お涙頂戴じゃなかった、衝撃。
いえ、泣きましたけど。
違います。他のとは。
全然。泣かせよう感、泣かされた感がなくて。
精一杯、生命を輝かせて恋をして、
それこそ、死より、生を感じて泣けた…。
何ででしょう…。
最後、彼女が息絶えるまで、映像としてやらない。
あえて、、そこにはこの映画の真意や意味がないというように。
素晴らしい。
よくある闘病ものとは全然違った。
ポーカーフェイスの小松さんがまた
素晴らしく、刹那さを引き出し、
ひとりで泣いている場面はまた俯瞰的に、お風呂場で泣いてる妹を見てる姉の姿のが、
よっぽど刺さった。
なんだか、すごく涙がでたけれど、
人を思う強さの方が先にきて、
前向きな気持ちをもらった。
この監督さんは然り、キャストの皆さんも、
同じ熱量で挑んだからこの仕上がりなんだと
思った。RADがエンディングなのも
またよかった。どれもバランスがすごいと思います。
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