ドーナツキング

劇場公開日:

ドーナツキング

解説

アメリカで「ドーナツ王」と呼ばれるカンボジア人男性テッド・ノイの人生に迫ったドキュメンタリー。無一文でカンボジアからアメリカへ渡り、ドーナツ店の経営で資産2000万ドルを所有する「ドーナツ王」となったテッド・ノイ。誰もがうらやむアメリカンドリームを掴んだ彼は、なぜアメリカに渡り、いかにしてドーナツ店経営に至ったのか。カンボジア内戦や難民問題、大手チェーン店と個人経営店が対立する最新ドーナツ事情まで、数々の困難を乗り越えてきた彼の数奇な半生を描き出す。「ブレードランナー」などの名匠リドリー・スコットが製作総指揮に名を連ねる。監督は新人のアリス・グー。

2020年製作/98分/G/アメリカ
原題または英題:The Donut King
配給:ツイン
劇場公開日:2021年11月12日

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映画レビュー

3.5米ドーナツ文化に、語りのマジックを少々

2021年11月27日
PCから投稿

アメリカといえばドーナツ。数年前に某チェーンが上陸したときに日本人が行列をなしたのも懐かしいが、そもそもの米国内におけるドーナツ商戦に、カンボジアからの移民たちの存在が関わっていたとは思ってもみなかった。ポル・ポト派が人々を弾圧し、おびただしい数の犠牲者を出した70年代カンボジア。そこから逃れて米国へとやってきた一人の青年が、ドーナツ文化に大きな変革をもたらすことになろうとは。本作はそんな知られざるクロニクルを穏やかな雰囲気でわかりやすく伝えてくれる。そして後半になると「あっ」と気づくのだが、ちょっとした語りのマジックも介在していて、その構造がドキュメンタリーとして興味深く感じられた。ドーナツにまつわる知られざる現代史を描くにあたり何を核とするか。確かに、この偉ぶらない、ほんわかとしたおじさんでなければ、その役割は務まらない。作り手は非常にアイコニックな点に着目したものだと感心させられた。

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牛津厚信

4.0おもしろかったー

2024年8月31日
Androidアプリから投稿

ドーナツキングの生涯だけでなく、カンボジアの歴史、アメリカのドーナツ業界の勢力図、キング以外のカンボジア難民の来歴、色々描いてるのに全然とっ散らかった感じはなく、敵役に描かれがちな巨大チェーン側の人達もみんな親切で、悪意の人にはドーナツって作れないのかもねと思いましたよ。個人的にはDKドーナツのお母さんものすごい美人なのに短絡的な金稼ぎに走らず地道にドーナツ屋やってしかも成功して、しかも娘も美人な上にさらに店を繁盛させて、良かったね~と知らない人ながら涙出そうになりました。ハッピーハッピーで終わるのかと思いきやちゃんと落とし穴があり、でも最後はちゃんと収まるんでしょと思ったら、キングはすべてを失ったままだったのね。でもまあ奥さんも子供たちもインタビュー受けてくれるってことはそこまで壊滅的じゃないんだよね。幸せに死んでいけるといいねと思いましたよ。

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三毛猫泣太郎

4.5コメディと思っていた・・

2024年7月7日
iPhoneアプリから投稿

モチベーション上がったわ

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おっさん

アメリカン・ドリームの成れの果て

2022年1月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

アメリカン・ドリームを体現した人物の映画です。それゆえに残酷な現実を描いていると思います。当事者のテッドはカンボジアの内戦かっRiricoあ逃れて、自由の国アメリカへやってきました。豊かになることを目指して懸命に生きます。ガソリンスタンドやその他の仕事を掛け持ちしながら、ドーナツ店で修行して、半年で独立店舗を持ちます。まさに「夢を叶えた」のです。彼に善行はカンボジア難民への救済へ向けられました。そして多くのカンボジア人の家族を救います。しかし、次第にアメリカン・ドリームの罠が忍び寄ってきます。豊かさが招いたギャンブルという甘い罠です。テッドの凋落はあっという間に訪れます。ここの映画の本質があると思います。 『運だぜ!アート』のluckygenderでした

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『運だぜ!アート』