翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめてのレビュー・感想・評価
全343件中、1~20件目を表示
奈良の存在感が薄い
一発ギャグ的な作品だと思うが、勇敢(?)にも続編を制作してきた。今度は関西地方、主に滋賀県を舞台にしている。関東地方民にとって関西の自虐ネタは馴染みがないので結構新鮮に観れた。車のナンバープレートがゲジゲジと呼ばれているのは初めて知った。内容は大阪が全国制服を目論んでいて、滋賀県は虐げられている。ガクト演じる麻実麗が関西上陸して、「滋賀のオスカル」とともに滋賀を開放するというものである。杏さんの男装が素敵。
今回の悪役は大阪だ。やはりこういう時は一番大きい大都市が悪役になるのだな。片岡愛之助演じる大阪府知事はいかにも、「大阪のあくどいおっちゃん」感がでていてすごい。藤原紀香も共演しているのもまたすごい。しかも、両親が和歌山県出身だから和歌山産みたいな扱いをされている。
滋賀だけでなく関西地方をそれぞれディスっているのだが、奈良の存在感が薄い。被害を免れたというべきか、無視されたというべきか。
全体的にお気楽なノリであるのは前作から変わらないが、なんだかんだ郷土愛とは何かを考えさせてくれる面もあって、観終わった後は自分の地元の良い部分とダメな部分探してみようかな、みたいな気分になる。
しかし、こういうご当地ネタはやはり地元では、おおいに盛り上がるようで関西地方の興行が好調のようだ。映画興行はどうしても東京が中心になりがちだが、全国津々浦々で映画が楽しまれてほしいので、たまにこういう作品があるのはいいかもしれない。
“福岡vs.佐賀”の第3作をぜひ観たい
本作については当サイトの新作映画評論枠に寄稿したので、ここでは補足的なことを記しておきたい。
新作評では「男性の百美役に二階堂を配したBL要素緩和策を反復し、滋賀解放戦線を率いる桔梗魁を杏が演じている」と書いた。宣伝や事前情報では前作に続きGACKT(麻実麗役)と二階堂ふみのW主演と謳っているが、関西パートでの実質的なGACKTの相方は杏にチェンジしている。序盤で麗が和歌山に向けて旅立って以降、映画の本筋は大阪を中心とする都会勢に迫害される滋賀などのマイナー県による解放のための戦いとなり、百美が残る埼玉パートの武蔵野線をめぐる話は脇に追いやられ、本筋とのからみも弱い。体感での内訳は、GACKT&杏vs.片岡愛之助&藤原紀香の構図が中心の関西パートが6割、二階堂の埼玉パートが(GACKTもいるプロローグとエピローグを含めて)2割強、それらの筋を“伝説”としてラジオで聴く現代埼玉のパートが2割弱といったところ。ストーリーへの貢献度で言えば二階堂は5番手か6番手あたりなので、彼女目当てに鑑賞するファンは少々物足りないのではなかろうか。
評ではまた、過去の創作から拝借し転用した見せ場として「チャーリーとチョコレート工場」と「シュレック」を挙げた。ほかに、「三国志」の戦場で視界が悪いなか藁人形で敵の目を欺いた「草船で矢を借りる」のエピソードに似た戦法も登場する。あるいは、創作というわけではないが、バリ島の有名な群舞「ケチャ」を真似た地下空間での儀式なども、ストーリー上の必然性はないもののやはり壮観で、1作目以上にやりたいことを目いっぱい詰め込んだ印象を強めている。
「第3弾が作られるなら、“都会vs.マイナーな隣県”の抗争はさらに西へ飛び火し、九州を舞台にした“福岡vs.佐賀”が最有力候補」とも書いた。惜しい点もあるが、第2作も再び大ヒットして3作目が実現することを期待したい。
メインの舞台が関東圏から関西圏になり、前作の大ヒットでスケールアップ。前作の良さを上手くフォーマット化でき成功か。
鳴り物入りで登場した第1弾「翔んで埼玉」は、ローカルな埼玉県の自虐ネタを上手く使い、関東圏を中心に口コミで大ヒットして、愛あるディスりが社会現象化しました。
このようなコメディ映画は通常、賞レースではスルーされるのが当たり前なのに、第43回・日本アカデミー賞で最多12部門受賞の快挙に。
これらの流れを受け、まさかの続編として製作された本作。
不安をよそに、第1弾のフォーマットを上手く活用することで、メインの舞台を関東圏から関西圏に移し関西圏の自虐ネタを使い「壮大な茶番劇」が成立していました。
根底にある「日本埼玉化計画」が着々と進んでいるのを実感しましたが、将来的には「世界埼玉化計画」?
「テルマエ・ロマエ」「のだめカンタービレ」の武内英樹監督であれば海外に翔んでいくのもあり得る気がします。
同じテイストが楽しい
埼玉県人一家がカーラジオで、埼玉の壮大な茶番劇を聞き入る。埼玉県人は横のつながりが悪いという問題解決のため、埼玉解放戦線の麗は越谷に海を作ろうと計画。百美を残し麗の一行は、白浜の砂を手に入れるために船で和歌山へ。そこで滋賀解放戦線の桔梗と出会い、関西もまたひどい地域格差があることを知り。
前作と同じテイストを維持しているのが楽しいです。あの粉モン工場は、チョコレート工場のパロディ?あの二人はSWの兄妹のよう?、あ、妹じゃないのか。
行田市があほなら、青森県田舎館村はあほの元祖か。熊谷は収れん火災が多いのか。多量のとび太君、余ってたら欲しいです。
翔んで埼玉って、原作は40年も前だったとは。
関西パワーはスゲーな、からの、日本人のアイデンティティ
前作の首都圏における、埼玉県の自虐ネタから、
関西圏のメジャー県とマイナー県の抗争に、展開させたのはスゲーなぁと思った。
吉本芸人他、関西人役者のパワーがあり過ぎて、
主役を食っちゃうどころか、ストーリーそのものがどうでもよくなる。
まぁ、それも面白いのだが。
日本は島国で、国民としてのアイデンティティがあるようでない、
とはよく言われているけど、考えてみれば、県は多くが「地続き」。
県民意識こそ、欧州各国の人が持つアイデンティティに近いのかもしれない。
今度は、九州バージョンも作ってくれんかな。
今田美桜、蒼井優、吉田羊、松田聖子、武田鉄矢、妻夫木聡、そしてタモリ!
芸能人も多いから、キャスティングが楽しそう。
感動させよう、泣かせようという意図はまったくないw
楽しい映画でした。
最後まで見るのが苦痛な位くだらない
はなわのエンディングテーマは良かったかな。
時折入るローカルネタでクスリとさせられる事はあるものの、全然面白さを感じられず。
中部圏、近畿圏にまでカバーエリアを加えるという企画そのものは良かったし、キャストは豪華だったのに勿体無い。
もう少し真面目に各ネタを掘り下げて愛あるディスりを追求して欲しかったかな。
大差は無いが、前作の方が少しばかりマシだった印象。
マ王的には「和歌山より愛をこめて」となるかな
今年の夏は正に、茹だる、という言葉が相応しい🥵
実は5LDKのマ王邸なのにエアコンが1台も無い🌬️
貧乏なのでは無く単純にマ王の住んでる地域が涼しいからなんだけど、今年は事情が違う様子だ🌀
そういうワケで愛猫と共に部屋で沸騰している😫
加えて更に地震の影響で下手な外出も億劫になってしまった😥
折角、某花火大会を見に行く予定もパーになる始末😭
ここまで動けないなら、もう映画しかない👍
しかも普段なら観ない映画をチョイスするには絶好のタイミングだ←断定する根拠は聞かないで
前作を観ている映画バカにとってはパート2も観なくてはならないなんて常識中の常識🥸
なので星の数からして出オチ感が否めないが、観てみました「翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」
まぁね、出演者だけでも今夏の暑さ8割増になるメンツだからして、こんな日に観る映画じゃないわな💦
内容なんて「パタリロ!」を読めば過度で愛ある偏見に満ちたストーリーなのは解っていたハズなのに、やはり暑さとは正常な判断を失ってしまうようだ😥
最早、映画としての体を成してないのに見入ってしまうのは、キャラの体温が瀕死の42度くらいだからなのだろう🤔
ある意味、危うい☠️
エンドクレジットまで気を利かす配慮は好感が持てるが1作目同様、映画館に足を運ぶ勇気は無い🙅
無駄にカロリー高めの演技も相俟ってるから時間が経つのが速いのなんの😳
もしかしたら名作?いやいや、マ王としてはホラーに近い肝試し的な映画だと断言してもよい😂
兎に角、これほど今日が三連休初日で良かったと思った事は無かった✨
映画館での鑑賞オススメ度★☆☆☆☆
やんわりBL度★★☆☆☆
無駄に豪華出演者度★★★★☆
埼玉ユーモア忘れずに滋賀から愛を叫ぶズルい続編
懲りずに第2弾をしてもイケる説得力は県民性をくすぐるディティールの濃さ。やっぱり外れない。
ニクい所に置かれた伏線を軽やかに回収しまとめ上げる敏腕ぶり。関西の話でも埼玉を忘れない内容で安心。
にしても吉祥寺で観るのはお洒落すぎた。故にウケが少ないのも仕方ない。笑
場所だけ変えて同じことやっちゃう剛腕
都民なので前作は本当に笑えて面白かった。本作はもちろん観るつもりでいたけれど、やっぱり少し不安はあった。関西のネタについていけるのか?と。
前作はイタリアでもウケたらしい。関東とか関西以前に埼玉も知らない人たちにだ。
イタリアの話を聞いたときはよくわからないなと思ったけれど、本作「琵琶湖より愛をこめて」を観て分かった。地元ネタとか分からなくても関係なかったのだ。
このシリーズは、わけのわからないシチュエーションとか、わけのわからないセリフなどの、わけのわからなさがすでに面白いんだ。
そして、最も感心してしまったのが、物語の構成や、中でやっていることを前作と全く同じでもう一度繰り返したことだろう。
ピーナッツの代わりにたこ焼きを詰められ、自分の県の自虐を言い、出世の秘密と一般人パート、他諸々。
コメディなのだからそんな反則みたいなことが笑えていい。同じことやってんなと分かるだけで何だか楽しくなる。
前作でのキャストは、少し手探り感を感じたけれど、本作では誰も彼もノリノリ。
兵庫県知事は藤原紀香だったんだな。何を言っているのか分からないと思うが、藤原紀香だったんだ。
あとはやはり「煮るなり焼くなり抱くなりしてくれ」のバカっぽさが最高でした。
めっちゃ笑わしてもらった〜😂
前作もそうだけど、個人的にはこの作品の世界観があまり理解できない部分が多々あったけど、それでもめっちゃ楽しませてもらったw
それに郷土愛ってやっぱりいいね〜
なんか見てて羨ましかった!
翔んで埼玉・・・大阪上陸・大阪占拠・大阪爆破‼️
前作は埼玉をダ埼玉、ク埼玉、何にもない玉とディスりまくり、
しかし逆説的に埼玉愛を語り、東京都埼玉化計画に見事成功するまでを
描いていた。
斬新な手法で地方都市の郷土愛を大いに盛り上げるのに成功した。
まさかの続編完成が!!
続編は、麻美麗(GACT)が大阪に乗り込み、大阪入国には
まさかの関所があり入国手形が
存在する事を知り、その廃止と、埼玉には存在したい
《海》がないと嘆く埼玉県人に《海」をプレゼントする話し。
琵琶湖の水を堰き止めて、千葉に悲願の海を‼️ビーチを‼️
実現化するのだ。
大阪知事は片岡愛之助。
全然似ていないが
《くいだおれ太郎》を連想してしまった。
見た目は《横山ノック》と《吉村現知事》ほど違うが、
広告塔に変わりはない。
それにしても片岡愛之助の悪相と実生活の妻・藤原紀香の2人は
画面の占拠率43%で、麻美麗(GACT)の52%に匹敵する。
今回の隠れテーマは関西人の関西愛を刺激したようだ。
関西のお客さんの入りは上々だったようだ。
甲子園の地下トンネル。
甲子園の土。
姫君の魔法が解けたら【天童よしみ】って、天童よしみの
関西での人気にあやかり(西成の姫だもん)
完全に大阪化してて、麻美麗も途中から大阪弁で巻くし立ててるしなー。
この映画では、
【大阪万博を成功させよう‼️】を
2度叫んで盛り上げていた。
日本政府も大喜びであろう。
(アベノハルカスの名前が、かすりもしないのは何故だ!!)
もはや名所ではないのか?
嫉妬なのか?そこまでの近代化とは無縁なのか?
知りたいところだ。
今回麻美麗の相手役は壇ノ浦百美(二階堂ふみ)から、
【滋賀のオスカル・桔梗魁(杏)】にチェンジ。
さっぱりスッキリで杏の男装は二階堂ふみより、見栄えする
(個人的感想なので悪しからず)
原作が魔夜峰央のギャグ漫画のせいか、画面に余白が少なくて、
ゴミ屋敷を見てる感じの前半・中盤。
後半25分でしっかりと落とし前は付いている。
怒涛の盛り上がりを見せ。
なぜか郷土愛という形のないものに、
感動すらしていた。
「琵琶湖周航の歌」は四半世紀ぶりに聴いたが、
いい歌で、ほろっときた。
そうか琵琶湖は日本人の心の湖なのだな!!
全343件中、1~20件目を表示