PITY ある不幸な男

劇場公開日:

PITY ある不幸な男

解説

「ロブスター」でアカデミー脚本賞にノミネートされた脚本家エフティミス・フィリップとギリシャの新鋭バビス・マクリディス監督がタッグを組み、他人からの同情に依存する哀れな男の狂気と暴走を描いたサイコスリラー。10代の息子と小綺麗な家に住み、礼儀正しく身だしなみも良い弁護士の中年男性。何不自由ない暮らしを送っているように見えるが、彼の妻は不慮の事故で昏睡状態に陥っている。彼の1日は、妻を思ってベッドの隅でむせび泣き、取り乱すことから始まる。そんな彼の境遇を知り、同情心から親切になる周囲の人々。この出来事がもたらした悲しみは、いつしか彼の心の支えとなっていた。ところがある日、妻が奇跡的に目を覚まし、悲しみに暮れる日々に変化が訪れる。

2018年製作/99分/G/ギリシャ・ポーランド合作
原題または英題:Pity
配給:TOCANA
劇場公開日:2021年10月8日

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(C)2018 Neda Film, Madants, Faliro House

映画レビュー

4.0不幸の状況下に順応し、周りの人々の同情や優しさを当然の権利の様に受...

2024年10月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

不幸の状況下に順応し、周りの人々の同情や優しさを当然の権利の様に受け入れていた男が、その不幸の原因であった妻の回復によって、今まであった自分への施しや憐憫がなくなるとゆうことに対して(当たり前なことなのに)
それを、何か“損をした”“自分の権利が奪われてた”と感じてしまう人の欠陥みたいな哀れさみたいなものをブラックコメディとして描いてると思った。

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madu

1.5代理ミュンヒハウゼン症候群

2024年10月2日
PCから投稿

妻が不慮の事故で昏睡状態に陥り、世間から同情されることに依存していた
代理ミュンヒハウゼン症候群の男。

この症候群の怖さは、同情される状態を維持しようとすることにある。
同情される要素が無くなれば、たとえ道徳的、倫理的に間違った方法でも
再現しようとする。

映画の冒頭から感じていたことだが、この男は妻の事を少しも心配していない。
悲しむことを練習し、自己陶酔し、同情する者たちの行為に胡坐をかいている。
その状況が変わり、他人からの見方が180度変わることが
男の狂気のスイッチになっている。

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ビン棒

3.5【“悲しくないのに、涙を流すのは難しい。”自分自身が不幸な時だけ幸せを感じる、どう見てもアスペルガー症候群としか見えない男の姿を描いた不条理且つ狂気性漂う映画。】

2024年1月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

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NOBU

3.0同情してくれ?

2023年1月27日
iPhoneアプリから投稿
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gx4flc