ラストナイト・イン・ソーホーのレビュー・感想・評価
全337件中、21~40件目を表示
アニヤちゃん主演とちゃうの?
旬の女優二人を用いてなかなか凝った物語
オチはわかっていても楽しめる。
音楽も60年代が頻繁に登場。
それにしてもヒロインの名前はエロイーズって
こんな名前あるの?笑う
70点
TOHOシネマズ上野 20211223
パンフ購入
2021年は63本鑑賞でした。
なかなか怖い
スタイリッシュホラー
「ホラー」と「サスペンス」が融合した良作
【鑑賞のきっかけ】
加入している動画配信にラインナップされているのを発見。
2021年公開ということで、最近の作品なのですが、存在に全く気づきませんでした。
ハリウッド制作ではなく、イギリス映画なので、大規模な劇場公開ではなかったのかもしれません。
でも、なかなか評価が高かったので、鑑賞してみました。
【率直な感想】
<出だしから好調>
本作品の主人公エロイーズ・ターナーは、ロンドンのファッション学校に合格し、田舎町からロンドンに移り住み、学生生活を送ることとなります。
最初から、彼女は、60年代のロンドンに憧れていることをセリフで明かしているので、さて、どこからタイムスリップが始まるのか、と興味を持ちつつ鑑賞していました。
すると、上映開始から、30分くらいのところで、夜寝付いた後、夢をみているような描写で、彼女が建物の外に出た時、そこは、歓楽街で、画面に飛び込んでくるのが、「007/サンダーボール作戦」のポスターが貼られた映画館。
1965年公開の大ヒット作なので、いよいよ、彼女は、60年代のロンドンの歓楽街、ソーホーにやって来たのか、と。
<途中まではホラーでもサスペンスでもないが…>
この夢か現実かよく分からない世界で、彼女が出会ったのが、サンディという自分と同年代くらいの若い女性。
酒場などで、男性たちとダンスをしたり、お酒を飲んだり、自由奔放なサンディだが、主人公エロイーズは、次第にサンディと一体化していく…。
このサンディと行動を共にする夢を毎晩見ているエロイーズは、学校ではひたすら、60年代のファッションを題材に、デザイナーとしての勉強を重ねていく…。
というような展開が物語の中盤まで続くのですが、そこまでは、ホラーやサスペンスの要素はなく、奇妙な展開のタイムスリップもののイメージでした。
<中盤以降から、ホラー、サスペンスがてんこ盛り>
これ以後は、ネタバレになるので、ストーリーは書きませんが、次第に、「ホラー」と「サスペンス」の展開へと移行していくのです。
その展開方法が巧みで、楽しむことができました。
そして、この作品で強調したいのが、「ホラー」と「サスペンス」の両方を堪能できるという点です。
しっかりと、「ホラー」作品らしい超常現象による描写で、ハラハラさせてくれますし、途中から、「犯罪」がストーリーに絡んでくると、「サスペンス」調の二転三転する展開と、後半に向けては、伏線の回収があり、ラストには、衝撃的な結末が待ち構えている!!
【全体評価】
衝撃的な結末は、もっと驚くようなサスペンス映画もありますが、真相は見抜けませんでした。
また、ホラー的な展開の部分でいうと、本作品では珍しく、白昼堂々と超常現象が起きます。
「ホラー」と「サスペンス」を見事に融合した、良作だったと感じています。
油断、決め付け、絶対ダメ
現実とレトロな夢の狭間
変幻自在
新感覚ホラー
タイムリープ・ホラー
『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライトが脚本と監督を担当し、現代と1960年代のロンドンを舞台に、行ったり来たりするタイムリープをホラーに組み込んだ、サイコロジカル・ホラー作品。最初は、今ひとつ入り込めなかった展開だが、霊が見え、殺人が絡み始めると、ダークな色合いが濃くなり、上質なサスペンス・ホラーとしての面白さを備えた作品となっている。
イギリスの田舎から、ファッション・スクールに通うためにロンドンの出てきたエリー。しかし、寮生活に馴染めず、老婦人が営むアパートの部屋を借り、その時から、眠りにつくと、1960年代のロンドンにタイムリープする夢を見るようになる。そして、その夢の中で、歌手志望の美しいサンディーと出会い、エリーが憧れていた華やかな都会を象徴するかのような彼女と、同化体験をするようになっていく。
しかし、サンディーは、恋人のジャックに唆されて、ストリップ・ショーに出演させられ、売春までも強いられるようになる。エリーは、サンディーの苦境を案じるあまりに、現実と夢の区別がつかなくなる中、とうとう、サンディーがジョンに殺されるシーンを目撃し、精神が崩壊していく。
そして、最後のクライマックス。それまで見過ごしていた布石が、いくつか繋がりをみせる中で、一度だけでなく、二度までに渡る、大どんでん返しの意外な真相と展開に、脚本の妙を感じた。
主演のエリーには、『ホビット 決戦のゆくえ』でハリウッド・デビューした、トーマサイン・ハーコート・マッケンジーが、精神を崩壊しながらも真相を明らかにしていく女性を演じている。また、サンディー役には、『シェフ』や『オールド』にも出演し、一目見たら忘れられない顔立ちで、独特な美しさを兼ね備えている、アニア・テイラー=ジョイが演じている。
最後まで気が抜けない
サイコホラーファンにのみ
見映えだけは立派な作品。
吸い込まれるように観入ってしまった
60年代サウンド
60年代の音楽、ファッションがてんこ盛りのホラーと言えばよいのでしょうか、とにかくホラーをベースにした玉手箱的な作品でした。エドガー・ライト監督で最も好きなのは『ベイビードライバー』なのですが、あれは音楽のリズムと映像がシンクロしていたのに対し、こちらソーホーでは歌詞の内容がストーリーやエロイーズの心情とリンクしていた気がします。音楽は60年代ブリティッシュポップ。残念なことに知っている曲が少なかった・・・
夢の中でのサンディ。憧れのスターのような存在だったけど、成功するにはイヤらしい男性客の相手もしなければならない。やがてサンディが・・・といった展開。夢と現実が交錯し、精神を病んでいく姿は面白かったけど、夢ホラーで今まで一番怖かったのは『エルム街の悪夢』(1984)かなぁ。マジで眠るのが怖くなったことを思い出します。
恐怖といった点ではそれほどでもなかったし、オチが想定内だったところが残念。だけど、トーマシン・マッケンジーもアニヤ・テイラー=ジョイも可愛いので許せます。あ、それから、ソーホーは小さなオフィスのことだとてっきり思ってた・・・
全337件中、21~40件目を表示