ラストナイト・イン・ソーホーのレビュー・感想・評価
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映像美と不思議な世界
エドガー・ライト監督の前作『BABY DRIVER』の選曲や作風が好きで鑑賞しました!
映像が素晴らしく、映画館で実際にソーホーの街にいるような感覚になりました✨
個人的には鏡のなかに昔のサンディが映り、ダンスホールでジャックと踊るシーンが1番好きです!
俳優さんの演技と衣装も素晴らしいです👏🏻✨
やはり監督の選曲が素晴らしく、映画のシーンと曲が非常にマッチしていました。
音楽と映画の場面・主人公の気持ちがあっているので、映画のシーンがとても印象的で記憶に残るイメージでした。
2021年に映画館で鑑賞したなかで1番印象的な作品です(*^^*)
結構ホラー要素強めの多人格者
失速
期待以上でした。
やっぱり劇場で観たかった
これも都合が合わず見送ってしまった映画でした。
始まってみるとやはりライト、音楽の選び方と使い方が実に上手いです。
主役は「スプリット」のアニャ・テイラー・ジョイ。この作品、彼女の魅力に溢れているんですね。
それと二人の意識が行き交う演出も面白く、冒頭の目まぐるしく入れ替わるダンスシーンなどはとても見応えがありました。
この時点でやっぱり劇場で観たかったと悔やみます。
全体を包む雰囲気も素晴らしく、とてもドラマティック。
ショウビズの闇を中心に、静かに動くホラーな展開。
そこにいまいち先が見えない流れが良いです。これは実に引き込まれますね。
サイコスリラーと思いつつ、終盤はリアルにホラーだった。
その物語の締め方、エンドロールも素晴らしかったです。
やっぱり劇場で観たかったなぁ。
魅入っちゃう
最初は夢を追う少女のお話かと思ったが、全然違った。
アニヤ・テイラー=ジョイもトーマンシーマッケンジーもかわいい。
エドガーライト作品にハズレなし。大当たりばっかり。
憑依系かと思ったら、本人が憑依のスイッチをオンオフできるのは珍しい気がする。
男の子がただずっと可哀想だった。あんな良い子いるのか。
どんでん返し風だけど、この映画の醍醐味はそこじゃない。
ソーホーの雰囲気を味わう映画だった。
おしゃれでだけど怖いし少しエグいから人に勧めにくいかも。
ファンタジーとサイコサスペンス
ロンドンの美術学校に通う女子学生が、60年代に生きる少女の夢を観て現実との区別が付かなくなるお話。
何気なく観始めましたが、予想以上の秀作でした。
都会に馴染めない内気な少女。その少女が夢に観るのは真逆な性格の少女。自由奔放で前向きで、成功することを疑わない。主人公は、そんな少女に感情移入し、共感していきます。
モノクロ調に原色を配した煌びやかな夢の世界、そして60年代のオールディーズ。
現実と比較して、主人公の弾む心が伝わってくるような描写が秀逸です。
後半からのサイコ・サスペンス風に転調しますが、心の迷路に迷い込む主人公の描写がしっかりとしていて、鑑賞者の私も息苦しくなりました。
クライマックスの展開もしっかりと筋が通っていて、最後まで楽しめるものに仕上がっていました。
地味ながら見応えのある作品で、私的評価は4にしたいと思います。
何が面白いの?これ?
ごめんやけどこれが面白いって言うやつの感性どうなってんの??
ホラーにしたらパンチよえーし、ミュージカルかな?と思ったらまたこれもパンチよえーし、マジで面白いと思った理由教えてほしいわ。
音楽がいいっていう感想はまだ分かるが、それじゃあよー音楽聞いとけよ60年代のよー。
多分この映画って感受性強い女にウケそう。
男が見たら9割寝てしまうぐらいつまらない。
主人公の女優2人が可愛かっただけで、最後は毒飲まされても、家火事になっても、刺されてもハッピー!!!ってなんじゃい
もう少しわかりやすければ。ひっぱり過ぎかな。
周りから見たら、おかしくなってるようにしか見えない。
さぁ、どうやって伏線回収するのかな?と思ってたら、なんだ、そういうことって感じでした。
なんかもうちょい捻りあるんかなと思ったんです。
え、これだけ?って感じで、物足りませんでした。
なぜ、死人が見えるのか?
結局、アンディって、エロイーズと関係ない?
途中、エロイーズとアンディに関係あるんかなと思ってたんですが、、。
結局、サンディが殺された幻影って、事実と違ってるし、殺された男たちのことも、殺した側に間違ってるのって、なんだそれ??っていまひとつ納得できる展開ではなかったです。
薬盛られた件は、どうなったんです?
まあ、私には、合わなかったんですね。
美女二人
ストーリーは巧妙で面白かったけど細かな所で期待とは逆へ行く所があって、ちょっと、うーんとなってしまう所が多かったかな。
個人的には殺し方が毒殺とかもっとスマートだったら結構好みだったと思う。
めちゃ面白いじゃないですかぁ😭
時をかける統失少女
若者が夢を抱き憧れのロンドンで新生活を始める
日本で言うなら東京に上京するみたいな感じだろう
都会はネオン輝く一見華やかで綺麗な街だ
だがそのネオンを作っている下では汚い大人達で溢れかえっている
そんなのは当たり前なのだ
私も若い時に夢を持ち東京に出た事がある
何も持っていない若者が都会で何か大きな物を手に入れたかったら汚いこともしなくてはいけないのだ
それはどんな時代でも変わらないことだと思う
リアルは綺麗事ではすまないのだ
何も持っていないならパトロンを捕まえて寝ることなんて当たり前
全てがそうだとは言わないが
芸能系や夜の世界ではそれが現実なのだ
もちろん卓越する能力のある若者は手を汚す事なく夢を叶えるのはあり得る事だと思う、だがそんな人間はほんの一握りだ
そんな考えがある私にはサンディの考えは全く共感できなかった
綺麗事だけではなく夢を叶えると言う覚悟がその程度なら諦めるべきだし
最悪の手段を使う前に嫌なら抜け出せることもできた
第一にそんなに権力者に抱かれまくって芽が出ないなら才能がないから諦めろ
映画としての展開に必要であってもどうしても上記の考えがある私には深みに欠けたなという印象が拭えない
前半はテンポも良くとても好きだったが
後半が本当に勿体ない
まず主人公のエロイーズ!
お前は警察署じゃなくて精神科病院に行け!
話はそこからだ!
そしてジャックのミスリード!
わかりやすすぎてドヤって感じでネタバラシされても
『でしょうね』って感じでこっちは冷めきっている
最後に1番納得いかないのが、サンディの実は殺されてませんでした。って反則ではないか?なら今までエロイーズがサンディの追体験をしてたのは事実ではなく、
ところどころ事実も混ざってるし嘘もあるよ!って事になるよね?そうなると物語自体どうなの?って印象になるし、本当に後半が勿体ない。
この映画を端的に表現するなら
ミッドナイトインパリとプロミシングヤングウーマンを足して2で割って最後に粗悪なフェミフレーバーを入れて出来上がり!
最初の飲み口は凄く良いけど後味が本当に最低でチープ
それでも前半と音楽が良かったから星は2.5で
サンディが可愛かったから+0.5です
何も知らない田舎娘
今でも昔でも変わらず芸能界系をやるのなら、相当すごい能力を持っていて輝いている人以外には、パトロンやスポンサーを付けるために寝る事は当たり前だしそれが普通の世界だと思う。
それを知らなくていきなりそういう事になるのは怖かったのはもちろんなんだけど、殺すほどなら諦めて普通に暮らすことを考えるなぁ、私ならね。
あのおじさん達もお金や自分の持ってる人脈を使って女の子達を売り出していくのを手伝うために、お金のない女の子達を抱かしてもらってるはずなのに…。
それが当たり前の世界に生きてる人達だから。
最終的にあのマネージャー?ぽい男がしつこくて怖かった印象のみかな。
どっちにも共感できないし、期待しすぎた感強い。
ストーリーは私的には微妙だったけど、映像は良かった
期待しすぎたか?
評価がめっちゃ高かったので結構期待してしまったせいか
思ったほどの驚きや興奮はなかった。
前半のエリーとサンディがシンクロして60年代を彷徨うシーンが長すぎだ。
この映画はホラー、ミステリー的な予告で期待したのにそう言った要素は期待よりだいぶ薄く
どちらかと言えば、60年代サンディが夢見たミュージシャンに絶望する青春要素が強い。
なので後半のホラーミステリー要素が出てくることになんとも違和感を感じずには居られなかった。
殺されたはずのサンディが生きていることは設定としてずるいと思ったし、
車に撥ねられた警官も足を洗えと言ったやつだと割とわかりやすかった。
またラスト大家が寝た男たちを大量虐殺していたことなど、
あまりにも唐突な告白で、ホラーミステリーに無理やり落ち着けている感じが
してならなかった。
この物語はホラーではなく、エリーとサンディが同じ夢見る若者として
シンクロして夢が叶わず絶望することを共感する青春ファンタジーに位置付ける方が
しっくりきたと思う。
ホラーとしても怖くないし、ミステリーとしても事件自体が曖昧な感じになってて
全てがラストででっち上げる感が個人的には受け付けなかった。
ただ主演の二人はとてもキュートで可愛かったのでプラス★0.5。
「ソーホー」光と影と闇
エドガー・ライト監督(1974年生まれ)
60年代の「ソーホー」に強い憧れがあるとの事。
人は過去でも現在でも、「見たいものを見て」
「聞きたいことだけを聞く」
だから生まれてもいなかった頃の「ソーホー」は、
新聞やテレビの伝聞で、エドガー・ライトが創作した理想郷なの
かも知れない。
パンクやヘヴィメタの流行る少し前。
ビートルズが一番元気のあった60年代。
エドガーに見える、見たい「ソーホー」はちょっと危ない
大人の世界。
エロイーズがサンディとシンクロして《生きたソーホー》
☆ナイトクラブ
☆ミュージックホール
☆バー。
そしてサンデイはクラブのマネージャー(黒服)のジャックと
出会う。
ジャックにとってサンデイを言いなりにさせるのは、
赤児の手をひねるようなもの。
歌手を夢見るサンディは結局、風俗嬢のような仕事をさせられるのだろう。
エロイーズとサンディがシンクロする映像が綺麗。
エロイーズが鏡を覗くと、写っているのはサンディだし、
お客とのダンスもエロイーズとサンディが目まぐるしく入れ替わる。
(CGは殆ど使ってないとの事)
ふとクェンティン・タランティーノ監督の
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
と比較したくなった。
1969年の2月と8月の物語。
タランティーノ監督は1963年にテネシー州生まれで、1971年にやっと
ロサンゼルスへ引っ越した。
だから記憶は後付けだと思う。
「ワンス・・・」は男2人(デカプリオとブラッド・ピット)の友情物語。
ハリウッドの1969年をお金をふんだんにかけて再現している。
一方この映画「ラストナイト・イン・ソーホー」は、
赤いネオン煌めく歓楽街→夜の光景が多い。
エロイーズに憑依したようなサンディは、エロイーズの夢の中で
ジャックに殺される。
大家の老婦人を演じたダイアナ・リグ。
彼女と白髪の男を演じたテレンス・スタンプ。
2人は1960年代に青春時代をロンドンで過ごしている筈だ。
ダイアナ・リグは「女王陛下の007」1969年作品でボンドガールを演じ、
ジェームズ・ボンドと結婚する予定だったとか。
人は「見たいものを見て、聞きたいことを聞く」
監督は作り上げたサンディを焼き払って、
エロイーズは乗り越えて行く。
「ワンス・・・」でディカプリオが火炎放射器で、ヒッピーを撃退したように。
過去のソーホーは、
過去のハリウッドは、
それぞれの監督作によってリセットされ、
・・・新しく生まれ変わった。
美しい映画だった。
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