沈黙のパレードのレビュー・感想・評価
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色々な意味でリアリティが感じられない作品。
色々な意味でリアリティが感じられない作品だった。登場人物のキャラクターの設定(クズでロリコンの極悪人が1人であとは善人ばかり)にも無理があるし、主人公の女の子が殺された状況設定、極悪人の殺し方にも相当無理がある様に思うし、黙秘したから裁判にもならない、というのにも納得しかねる。
可もなく不可もなく
心の謎
好きじゃない
どういう訳か好きになれなかった
誰かをかばうために誰かが嘘を付く方式が今回も遺憾なく発揮されており、もういい加減にしろと言いたい
あとどんなトラウマがあるにせよ会議室に入った途端いきなり嘔吐はないだろ
出てくる人の行動が奇矯過ぎて全然ミステリーに集中出来ないよ…
大体ミスリードはいいけどさ、観てる人が推理出来るような最低限の情報さえ与えてくれないのはひどくないですか?
湯川学の人間性を垣間見る
ガリレオこと湯川学は変人と言われるだけあって友達が少ない。本人も多くの交友関係を望んでいないだろう。変わり者ゆえに一人でも平気、または孤独を愛してさえいそうだ。
しかしそれでも、少ない友に対して人間らしい情をみせることがある。本作はそんな物語だった。
ドラマ版では主にトリック解明に焦点が当たったが映画の場合はトリックよりも湯川学の人間性に焦点が当たる内容が多い.
少なくとも「容疑者Xの献身」はそうだろう。「真夏の方程式」は湯川の苦悩を描きたかったのだろうが描ききれなかった。
このドラマ版との違いこそが映画を面白くする。
本作の主人公は出番こそ多くはないが北村一輝演じる草薙だった。草薙の心を救済する物語だったのだ。
湯川は物理学者らしく真実こそが全てを救うと信じている。しかしそれを強制はしない。
ドラマ版であれば真実を追求しないのは意味が分からないという態度をとりそうなものだが、草薙に対してそのようにはしない。
無神経な変わり者に見える湯川の友に対する情が垣間見えるところがいい。どんなに変人でも彼もまた人間なのだ。
草薙を演じた北村一輝さんは良かったね。嘔吐のシーンから出てくるたびに荒んでいく姿はいい。
その姿を知ってか知らずか湯川先生のやる気が上がっていっているような気がするのもいい。実際、湯川先生は感情が見えないので上がってるか分からないんだけどね。
とにかく、ガリレオらしいトリック解明ではなかったけれど、違う意味でガリレオらしい面白い作品だった。
映画版は科学要素少なめ
ガリレオシリーズといえば、意外にも福山雅治が初主演を飾ったテレビドラマ。
原作東野圭吾はほとんど読んでいるが、当時は容疑者Xの献身は読んでいたものの、他のガリレオは読んでなかった。
ドラマは非常に出来がよく、科学を使ったトリックは面白かった。
そんなテレビシリーズの映画版は3つ目ともなるが、映画にはあまり科学要素は入ってこない。
全くないわけではないが。
それが良いか悪いかは人それぞれ。
個人的にはもうちょっと盛り込んで欲しい。
まあこれは映画スタッフというより、原作者へのお願いか。
歌が上手い故人の娘が出てきて、平原綾香のジュピターを歌うのだが、これがまた物凄くうまい。本人が歌っているとしたら、この歌唱力でキャスティングされたのだろう。
それにしても、ガリレオシリーズの福山雅治、加賀恭一郎シリーズの阿部寛という、磐石な布陣は安心感がある。
映像化されてない作品を見つける方が難しいレベルの東野圭吾だが、これからも楽しみである。
今回初の、ガリレオ
積み重ねの偉大さ!!!
原作こそ一度も読んだことはありませんが、映画とドラマはスピンオフも含め全て観ています。
今まで相棒が替わったりしてそれはそれで嫌いじゃありませんでしたが、今作を観てやはり湯川先生の相棒は柴咲コウさんが一番だとあらためて思いました。
年月の積み重ねに応じてレギュラーキャストの皆さんも素敵に歳を重ねておられますが、それによる呼吸の妙と言うかチームワークの良さに要所要所でニヤリとさせられます。まさに「実に面白い!」です。
飯尾さんを始めとする今回のお話でのキャストの皆さんもそれぞれに非常にいい味を出しており、安心して観れました。並木姉妹の2人もフレッシュでステキでした。
岡山君演じる高垣君があまりにもポロリと計画をバラしたり、そもそも元はと言えば君が子供さえ作らなければ…みたいな気にはなりました。
地方のお祭りのパレードにしてはダンスがキレッキレだったり、山車が豪華過ぎたり、真実についても若干の無理矢理感があるのは否めませんが、15年にも渡って作り続けられている有難さのほうが断然勝ってしまいます。
映画作品の中だったら前作『真夏の方程式』がすごく好きだったので、個人的には今作がそれを超えてはいませんが、次回作が観られることに大きな期待を込めて★4つでお願いします。
沈黙は金なり(?)
冒頭で、けっこう長く被害者の成長と才能と
注がれた愛情を見せる。けっこう長い。
「観客のみなさん!この子はスゴくいい子でしょ?
だから殺されたら可哀そうでしょ?」というメッセージ。
これは観客に”偏見無しに感情移入してもらう”
ための映画的演出。
シリーズ原作は一回も読んでないが、
ガリレオの面白さは愛情や友情、殺意や憎悪といった
人間の感情を科学的に物理的に立証していく
対比と融合の面白さ。だと思う。
少なくても前2作およびテレビはそうだった。
今作はそこが弱い。
ヒューマンに力点を置きすぎて対比になってない。
それはおそらく登場人物の多さと、
各個人の被害者に対する感情の深さを
描ききるには映画尺が足りなかったため。
だから冒頭のような演出にならざるを得ない。
「仮説を立て、それを実証して初めて真実が分かる」
これは湯川の言葉。まさに”沈黙は金なり”
雄弁に語るよりも、沈黙(科学的実証)が真実を語る。
を遂行してきたガリレオ。
今作はやけに”人間”らしい湯川教授。それが残念。
これも今作がヒューマンドラマに寄り過ぎた弊害。
とはいえ、最初から最後までエンターテイメントとして
”安心して観られた”のは原作の良さと、
制作陣の力量のおかげ。
さすがである。
湯川の推理で
んー、そこまでは、
やっぱり柴咲コウと北村一輝
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