流浪の月のレビュー・感想・評価
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すごい作品を目撃しました
広瀬すずの表情や声など心を揺さぶられました。表情ひとつで更沙の複雑な感情を表現していて、血だらけで町を彷徨うとこ、文の秘密を知って寄り添いながら優しく見つめてるとことか、泣けるとかではなく魂を揺さぶる られました。ベットシーンは初めてでしょうか?ドキドキしました。横浜流星もすごく良かったです。嫌なヤツ、でも一番共感できた。松坂桃李は演じるというより文そのものになってました。白鳥玉季ちゃんは大人の更沙と被ってとても良かった。映像も綺麗で、作品に没頭します。150分は全然長く感じませんでした。事前に小説を読んでいたので良かったですが、もしかしたら読んでいなかったら判りにくいかな、と思います。そうは言っても良い作品なのは間違いないです。
疑問がいっぱい
誘われてみて来ました。
少年院に入ってたって事は未成年の時の事件だよね?
そんな重い前科になるの?
おそらく被害あったってさらさは言ってないよね?
怪我もしてないし、なんなら服買ってもらってるし、ご飯食べさせてもらってるし。高待遇だよね?
刑務所入るんなら体見るよね?
じゃあわかるよね?
そんな事件そんなにマスコミ追う?
ドア落書きされてアンティークショップの店主は出てこないけど?出てこないの気になった。
原作見たらわかるのかな?
他の箇所も、ん?って引っかかるとこ多かった。
実力派の俳優陣なので見応えはあった。
多部ちゃん目に涙たっぷりがすごい
流星ーーーーー!りょうくーーーーん!
凄かった..
原作既読。映画は数回観ました。
原作から脚色されている部分は割と多かったけど、あまり違和感もなくあの長い物語が上手く纏められているなと思いました。
子供時代の更紗の話から、大人時代にストーリーが移るのかなと思っていたので、過去と現在を行ったり来たりする見せ方に、なるほど!と感動しました。
とにかく俳優陣のお芝居が物凄くて、主演のお2人はもちろんのこと、今までのイメージとはかけ離れた役に挑戦された亮役の横浜流星さんの芝居には無意識に口あんぐりして見ていたほどです。原作で1ミリも好きになれなかった亮くんの嫌な感じ、どんどん病んでおかしくなって行く感じ、怖さも見事でしたが、最後に更紗の手を離した時のあの言葉を聞いた時、初めて亮くんにも幸せになってほしいと感じました。あんなに大嫌いだった亮くんに対してこう思わせてくれる芝居が凄い....
映像も綺麗で、間も絶妙で、素晴らしかった。
本当のことは当人にしかわからない。
更紗と文には幸せになって欲しい。考えさせられる作品です。今年忘れられない作品のひとつになりました。
善と悪
居場所のない2人が出会い、惹かれあう。しかしこの2人には一緒になってはいけない決定的な理由があった。それは年齢。
こういった禁断のラブストーリーだと思って見ていた。そんな自分の読みの甘さに愕然とした。
文は小児性愛、いわゆるロリコンとして世間からバッシングを受けるが、居場所のない更紗にとっては唯一心を開くことのできる"愛すべき"存在。
そして男性として"ハズレ"である文にとって、肉体関係を排して自分を愛してくれる更紗は"愛すべき"存在。
この2人の間にある"愛"は、もちろん肉体関係でもなければ、恋愛感情でもない。
ただたまらなく相手を愛おしいと思い、相手のためならどんなことでもできる、そういう"愛情"なんだと気づくことができたのは、この映画を見終わって少し経った後だった。
亮くんは、恋愛感情と孤独からくる支配欲を取り違え、
文の恋人は、肉体関係がないことを愛がないことだと誤って結びつけ、
世間は、男女が2人でいることを恋愛や肉体関係と取り違えている。
そういう区画整理された感情を、まだ知らない子どもたちは、自分の意思を尊重してくれる相手を、純粋に"好き"と感じる。
この2人が穏やかに暮らせる場所は、いまの日本にはまだないのだと、自分自身ラブストーリーとして見ようとしていたことを通して、気付かされた。
「怒り」同様、情景描写は美しく、登場人物たちの生々しい表情は残酷に、この対比の映像演出が素晴らしい。
俳優たちの演技も圧巻で、更紗にだけ心を開く文を演じる松坂桃李さん、ほんとうの自分自身を抑えて周囲と接する大人になった更紗を演じる広瀬すずさん、おふたりの表情や台詞の機微が素晴らしい。
色気の群れ
日曜日に行ったのもありますが、300人近いスクリーンが満席になるくらいの大盛況っぷりでした。
面白いは面白かったのですが、どうも警察まわりの描写が気になってしまい、やや物語に乗れず…。
役者陣の演技、これはもう凄まじかったです。広瀬すずさんの色っぽさと怖さ、松坂桃李さんの優しさと共存していた悲壮さの表し方、横浜流星さんのダウナーな雰囲気、と演技合戦のレベルの高さに震えました。カメラワークや映像の美しさも素晴らしく、骨太な邦画の映像だなと思い嬉しかったです。
ただまぁ、邦画あるあるの警察描写がズタズタという…。フィクションにとやかく言うのもアレなのですが、文に対して一方的な感情や謎の正義感ばかりで動いていないかと思ってしまいました。
一般人がそういう撮影や悪戯(良くはない)をするのは目立ちたいとかの私利私欲があるとは思うのですが、それを警察がやっちゃあかんでしょ…と。
成人女性と同僚の預かっている子と過去に冤罪ではあるけれど罪に問われつつも、現在は普通に暮らしている一般人の図を疑ってかかること自体割と理解しかねます。最後の経営しているカフェに突撃して子供を無理やり引き離し、実力行使で文をねじ伏せる行為にも疑問符が。ここまで手が回らなかったのかなとは思いましたが、そこが引っかかってしまっては最後、集中力は蚊帳の外でした。
褒めるべき部分よりも懸念点が強すぎたが故に評価やや低めになりました。うーんお粗末様でした。
鑑賞日 5/15
鑑賞時間 12:05〜14:45
座席 G-4
最後のシーンは衝撃。
■行き場のない小学生と孤独な大学生の同居は幼女誘拐?
10歳と19歳。
9歳差のカップルは普通ですが、対象が10歳だと幼女誘拐。
でも更紗と文の関係性は洗脳でも誘拐でもなく。2人の関係性は子供の時から大人になっても何変わらず。
恋人でも友達でもない独特な距離感の関係性。文は一人は嫌だけど恋人も友達もできず孤独。更紗は実質帰える家が無い。
更紗に居場所を与えて自由にさせてくれた文。
文を孤独から救ってくれた更紗。
実質、誘拐ではないのに、世間は文を犯罪者の変態扱いし最後まで文を偏見で見て罵るばかり。
「人は見たいようにしか見ない」
更紗の言葉が印象的でした。
残り15分、ココから短時間でどう結末を迎えるのか?という場面から、衝撃的な結末を迎えます。
最後は更紗と文が離れ離れで終わらなくて良かった。
■松坂 桃李さんの役作りが凄い
松坂 桃李さんは「孤狼の血 LEVEL2」でヤクザと対決していたのに、今回は静かで穏やかで優しくでもちょっと暗く元気が無い文役。
痩せた事もあり、キャスト一覧を見るまで文が松坂 桃李さんだと気が付きませんでした。
■広瀬すずさんの「ねえ文?」
広瀬すずさんの「ねえ文?」というセリフが印象的でした。
彼氏の亮君(横浜流星)といる時と違い、「ねえ文?」と明るく奔放な子供時代の更紗本来の一面が現れリラックスしている感じが表現されていて、何度も出てくる「ねえ文?」というセリフは一番印象に残っています。
■細かい部分は時間枠のせいか端折りアリ
見ていくと色々??という部分はあります。小説と違う部分もありますし、映画は2時間30分でまとめる必要があるのでしょうがないとは思いますが、細かい部分が作りこまれていればさらに良かったかもしれません。
個人的には楽しめたので良い映画でした。
あーなるほどね
松坂桃李の演技と役作りがとにかく凄いと思いました。広瀬すずと横浜流星の濡場はかなりハードでびっくりしました。横浜流星のDVの場面や生活が荒む場面を観て、かっこいい流星から脱皮し演技の幅が広がったなと感じました。
広瀬すずは濡場もあり暴行にも性的暴行にもあっているにもかかわらず、その表情からは歩んできた人生の悲愴感がいまいち伝わらくて、この映画を通してそこだけが噛み合わず浮いている気がして気になりました。可哀想な子ではないと言いつつ、可哀想な子の表情であって欲しかったです。体当たりが勿体なく感じました。子役のかたのほうは若干悲愴感伝わりましたが。今後に期待したいと思います。
最終的に、なるほどそういうことかー。と納得したものの、演技や役作り、話題性、豪華な俳優、全て加味せず、ストーリーだけ考えると幸せなサクセスストーリー的な要素は皆無で、生きづらさ、性的暴行、毒親、病気など暗さがギッシリ詰まっている為、観終わってからその暗さとかやり切れなさがじわじわ効いてくる映画です。
ぜひ原作を読みなさい、ホントは面白いよ!と思わせるつまらない作品
いつも映画を鑑賞料で評価しているのでいくらかと言えば「200円」。わたくしシニアなもので1200円にて鑑賞。ので、今回の鑑賞料が200円なら納得します、という意味です。無駄な時間でした。まぁ年金くらしなので無駄な時間ばっかですがw。
映画終了とともに脚本は誰なのかぜひ確認したくて見ていたら、なんと監督本人じゃないですか。脚本家には向いていない方?なのか、それともほんとは書き換えたかったが原作がちんけすぎて致し方かなった?のか、、、。脚本のせいで期待した主演のおふたりがあまりにかわいそうなほど。そういう意味では脚本によって大したことない俳優が名優とか言われてしまうこともあるんだなぁと勉強になりました。
最後の5分で「これは大ドンデン返しがあるのか?」と思ってしまったほどの桃李さんの全裸シーン。ここでビンタくらわされたら参りましたの1本負けだったはずなのに、そのシーンの後エンドロールが終わるまで、多分余命長くない私の寿命が「ざまあみろ!」と今話題のかかと落としの連続技を私にみまっているのでした。(でも、あの全裸はいったい何だったのですか?。何かの障害があるとか重要な意味があったの?。それに画面が暗すぎて全くもって何が写っているのか分からなかった。)
もしかしたらずっと付きまとうイマイチ感は、ひょっとしたら「ねぇねぇ原作読みたくなったでしょ^^」という深遠なステマじゃなかったんかと、5月も半ば過ぎたというのに足元にガスストーブを点けて期待作だった200円の映画を反芻しているじぃさんでした。
最後ですが、李監督の次回作はきちんと期待いたします。
コンプレックスとトラウマの2人の純愛❣️
150分!長いなと観る前は思ったが最後まで全く飽きさせない。ラスト5分で超ビックリ!物語の根底にあるのは、子供時代のコンプレックスやトラウマ。そのような不遇の生育環境は大人になっても大きな影響を及ぼすことがある。更紗(広瀬すず)を誘拐して一緒に生活した文(松坂桃李)。逮捕されて少年院に入ったということは、文が18歳、更紗が10歳くらいの設定だろうか。誰もが文はロリコンだと思うだろうし、そのように見せる作り方をしている。そんな文に大人になった更紗がなぜ接近し、恋心を抱いたのか?子供時代と大人時代を行ったり来たりの撮り方で物語が進んで行きのめり込んでしまう。カーテンの揺れるシーンが印象深い。自分に無い明るさと自由さを持った更紗、寡黙だが優しくてわがままを許してくれる文。2人が純愛だったことはラスト5分で証明してくれます。最後に手をつなぎ月のように流れていけばいいよみたいなセリフ(うろ覚え)を更紗が言った時、意外にハッピーエンドだと思った。役者さんの演技も見所。重い影を背負った松坂桃李。かなり体あたりの大人の役を演じた広瀬すずさんはもちろん素晴らしかったが、DVの彼氏役の横浜流星の新境地を見た瞬間だった(スネ毛は意外に濃い)。趣里さんのチャライ役の演技も良かった。更紗の子供時代を演じた白鳥玉季ちゃん。今後も注目な子役です。文の母親役の内田也哉子さんの喋り方が樹木希林さんが乗り移ったのかと思うほどそっくりでビックリ❗️これから観る方は注目して下さい。ほぼラスト一言だけですけど。この作品は複雑な鑑賞後感を残したので、レビュー書くのに苦労しました。(勝手に書いてるだけですが)
三人の登場人物を通じて、社会病理を提起した心理映画
更紗と文、りょうの3人を軸としながら物語が展開している。
この映画は、恋愛を装っているが、恋愛を題材としながら、社会の病理を象徴的に担った3人 の心の軌跡が描かれている。
更紗は、家族(親戚)の息子から性被害を受け続け、性に対して拒否感を 持っている。文は母親の精神的虐待から、大人の女性を愛することに不安感がを持ち、小児愛の迷路に迷い込んでいる。
男を拒む女性と、女を拒む男性が、共感し引かれあう。しかし決して、この二人は互いを愛し合うことはないだろう。それは肉体的だけではなく、精神的にも共感はしあうが愛し合うことができない。何故なら、自分たちの過去の心の傷にとらわれ過ぎ、未来への共同志向がないからだ。
一方、りょうも問題を抱えている。それは、映画の最初のシーンにあった更紗との前戯や絡み合いで、うまく表現し暗示されている。それは、その後の更紗との展開でも描かれているように、恋愛を支配・被支配の関係ととらえている。共に協力する男女関係としての感覚がない。彼も、恋愛ができない種類の人間だ。
こうした人物(りょう)が生まれた家族背景は、映画には描かれているいないが、彼には強烈な劣等感があったはずだ。だから自分の劣等性を、更紗を支配することによって補償しようとしている。
映画の3人は、それぞれ違うようで、同じ種類の人間だ。自分の過去の暗い爪痕に捕まってしまった結果、今を真に生きることができず、他者へ関心をはらう余裕もなく、自分と自分の過去だけを見つめて生きている。そのため、他者への関心も、せいぜい、更紗と文が互いに 理解しあっている程度の狭い関係性の中にしかない。
それ以上の他者や社会への関心はなく、基本的に自分のことだけしか関心がなく、また過去の中でしか生きられないため、現実社会では、人間関係は薄く孤立している。
この映画は、現代社会の病理を、3人の登場人物を通じて提起した作品といえる。特に、心理描写がうまく映像化されているのではないだろうか、
映画『流浪の月』- 「真実」の所在とは
鑑賞を決めたのは当日の深夜で、原作が本屋大賞を受賞したことぐらいしか前情報がなかったので、とりあえず予告編を観て眠りについた。原作は凪良ゆう氏の同名小説で、脚本・監督は李相日氏(『悪人』、『怒り』)、撮影監督には『パラサイト 半地下の家族』のホン・ギョンピョ氏を迎えている。それだけでも期待値が高まる作品ではあったのだが、主演の広瀬すずと松坂桃李の演技には信頼度が高かったので特に不安要素もなく上映時刻を迎えた。
どこから語ればいいのだろう。松坂桃李は正気のない役を演じるのが恐怖を感じるほど本当に上手いと思ったし、嗚咽混じりに鼻血で顔を汚したままマンションの階段を駆け下りて街を彷徨う広瀬すずの演技は良い意味でゾッとした。横浜流星は目も当てられないほどクズなDV彼氏を演じ切っていたし、出演シーンは全体の1/10ぐらいだったけど彼女以外ありえないと思わせた多部未華子の演技も印象的だった。脇はというと趣里や三浦貴大をはじめ、柄本明や内田也哉子らで固められていて配役は非常に満足度が高かった。エンドロールを見ながら「豪華すぎる」と思ったほど。当然かもしれないが、各々が自身の役割に完璧に徹していた、そんな印象。
ストーリーは色々思うところがあった。先日拝読した朝井リョウ氏の『正欲』とも通底する要素があったように思う。「いてはいけない人なんていない」という、誰しもが生まれながらにして平等に与えられた権利の所在が曖昧になっている社会が、この映画でも舞台になっていた。
松坂桃李演じる佐伯文と、広瀬すず演じる家内更紗のそれぞれが、秘めたる特性や現実を抱えながら偶然出会っただけなのに、社会は法を盾にしてそれに対して「誘拐事件」とレッテルを貼り、偏った報道を加速させる。今の日本のメディアを通して事件や事故を語る浅はかさや恐怖が手にとるように伝わってきた。不純な動機など一切なかったとはいえ、法の下では佐伯文のしたことは決して正当化されるべきではないだろう。しかしながら、彼らの「真実」を語る権利を蔑ろにしてほしくないし、耳を傾けてあげてほしいと思うのは些か稚拙な考えだろうか。法に触れた途端、土足で踏み荒らされる人権という領域の、釈然としない曖昧さ。佐伯文の働く喫茶店へ警察が押し入る場面がある。窓から光が差し込んでいても、希望の光は一切感じられなくて、月並みな表現ではあるがなんだか遣る瀬無い気持ちになってしまった。この社会では真実を知った上で善悪を見極めることは難しいことなのかもしれない。佐伯文の瞳は、周囲の人間へ真実を説明することへの諦念を宿しているかのように黒々としていたが、彼は決して“ハズレ”なんかじゃない。「いてはいけない人なんていない」のだから。
佐伯文と家内更紗は、端的に言って「複雑な利害が一致した」関係であり、決して被害者と加害者ではないのだ。たとえそれが鬱屈とした色味が多い映像の中で、歪な出会い方によって導かれたものとして描かれていたとしても、ふと画面全体が光の放つ眩い白で満たされる時、そこには二人の笑顔が在り、それが自由であり希望であったのだ。それはまさに、時を超えて〈許されざる二人〉が闇夜で落ち合うとき、互いを照らす美しい「流浪の月」であるかのように────。
余談。この映画を見る前の晩、今更King Gnuの『白日』を初めてちゃんと聴いて、いい曲だなぁと思っていたら、エンドロールに劇中使用曲として『白日』がクレジットされていて怖かった。多分カラオケのシーンなんだけど、どこで使われていたのかは謎。だけど歌詞の内容と本作を重ねてみると意図的に選曲されたようにしか思えなくて、余韻に浸るべく劇場を出てすぐに『白日』を再生した。
流浪の月見ました😊✨
人は自分の見たいようにしか見ないことに気づきました🤨
その中でもすずちゃんが演じるさらさちゃんは憎いほどに自分の思いに正直で、とうりくん演じる文くんはそんなさらさちゃんを好きになっていることを感じました😊💛
文くんは自分のコンプレックスをずっと言えないまま大人になれなかったけど自分をようやく出すことができたのが、さらさちゃんでした🍀
お互いにとって必要な2人なのに一般論からの見られ方は本当にひどくて。2人の過去や感情を知れたからそう感じれるけど、仮に現実で起こったとしたら自分は何を信じるんだろうと思いました🥲
現実だったら、ロリコンや誘拐がパワーワードで言葉のネガティブな印象に影響を受けてしまうはずだと感じました😭
さらさちゃんとふみくん2人は惹かれあっていて、2人ともそれに気づいてることは事実なのに、表現することで非難されて、つらすぎました😭
現実の世界では??🌏🍀
いろんなコンプレックスをかかえてる人がたくさんいて自分のさらけだせる相手に出会えたとしても
うまく表現出来ずに憎しみや怒りや暴力になっちゃうひとはいるとおもう🥲
1人1人一生懸命に自分と相手に向き合うからこそ自分の弱みに気づけるけど、ずっと気づかないようにしてる人もたくさんいる🧐
みんな同じ社会で生きてるからこそ、見せる部分見せない部分があって、実は流浪に生きてる人がたくさんいるんじゃないかなと考えさせられました🤔
みなさんに見てもらいたい映画です🎥🍿
様々な技術力
他の方も書かれている様、警察絡みは考証不足に思えるし、他にもマイナス要素は色々あるのだが、トータルでは長さが心地よい、見ごたえのある作品と感じられた。それはやはりスジの展開・役者・撮影・編集などの技術の結集によるところと思う。
原作未読のため次々展開するスジに心地よく裏切られた。何よりラストに救われた。
子役白鳥玉季は初見で正に広瀬すずに成長しそうな顔立ちでかつ演技も上手で感心した。大人たちも皆期待にそぐわぬ力演。中でも広瀬すずには顔についた血を拭わないまま街を歩くとか相合い傘の後をつけるとか横浜流星を怒鳴りつけるなど無理スジなシーンも見られたが、スーッとおとなの役にはまってきた感。あと内田也哉子は驚きのキャスティングだった。
そして月や鳥などの様々なイメージカットや画面の隅にピント送りで重要な要素をチラ見せさせたりする美しい撮影。パラサイトの撮影チームとのこと、確かな腕を見せていただきました。
製作で最初に出た名前はUSENの宇野さん、これからもどんどん面白い邦画に投資して行ってください。
個人的マイナス点は、原作通りだとは思うが、大本の原因が病気というのは好きではなかった。二人の関係性を描くのにその理由は必要なかったのでは?と思いました。(不幸が原因で不幸になるネタが個人的に嫌いでして。)
役者さんの演技力に驚き。ただ脚本が…
多部未華子には、そこまで演技力の求められるシーンはないが、
若手俳優で、影のある役をやらせたら、松坂桃李がダントツだと感じた。
雰囲気だけの成田凌とは違い、役が憑依している。
横浜流星もポンコツだと思っていたが、DVの攻撃的な面、人を見下した表情は、なかなか役者になってきたと思った。
広瀬すずは、まだ広瀬すず。
DV、ベッドシーン、と無難にはこなしていたが、
芯が強すぎる。
更紗の文への執着が文の人生を狂わしている、ということを言いながらも、いまいち入ってこないのは、更紗ではなく、広瀬すずのままだからだと思う。
もう一皮剥けた女優になってもらいたい。
脚本が、原作を端折りすぎていて、登場人物のそれぞれ抱えている問題が分かりづらい。
そこが根底にあっての登場人物の依存、執着する様子が分かりにくい。
特に文は、最後まで隠されているため、最後の10分程が慌ただしく薄い。
それであれば、登場人物を更紗と文と亮に絞って展開した方が良かったかもしれない。
スッキリしないラスト。
圧巻のキャスト陣!助演男優賞級
原作を読んで鑑賞。
構成もさることながら演技がよかった。
とうり、すずは原作通り秀逸。
驚いたのは亮を演じた横浜流星のパフォーマンス。助演男優賞級だった。
亮という男の人生をしっかりと描いていた。
各々の月はどんな状況でも輝いて存在する、ただ捉え方や世間のフィルターで見え方や形は変わるだけ。
流浪の月であろうとも、しっかりと真実として絶対的に輝いているものなのだと、言い聞かせていきたい。
松坂桃李が良い男すぎてロリコンに見えなかった
画づくりは原作にかなり忠実、音楽も演技も抑え気味だがとても好印象、邦画ではかなりレベルの高い映画だと感じた。
一方で原作既読で、かなりの期待感をもって鑑賞したためか原作との解釈の違いが気になり、ハマりきれなかった。
以下にネタバレありで気になったところを列挙する。
まずタイムラインがかなり交錯した作りになっているため役者陣がものすごく熱演しているのに反してなかなか話に集中出来ず散漫な感じに
更紗の実家族パートが完全に省略されているが、彼女の奔放な性格は実親との生活にベースがあり、普通に幸せだった時期が突然奪われドン底に変わってしまった結果からの公園の雨のシーンに繋がると思うので、ダイジェスト的にもそこを入れておけばもっと更紗に感情移入できたのではないか。
松坂桃李が良い男すぎてロリコンに見えなかった。体型も含めてものすごく役づくりしたのだと思われるが、どうしてもロリコンとはかけ離れた人物に見えてしまい台詞や演技とミスマッチだった。
2度目の逮捕からの釈放、店の中での脱衣のシーンは必要だったか
さらに映画では消極的なハッピーエンド、原作はもっと前向きな感じでのハッピーエンドであり最後の最後に救われた感があったが、それが感じられなかったのが残念だった。
ただかなりの力作であったので今度は純粋に映像のみを追って鑑賞してみたいと思った。
吐き気がする
まさに そんな作品でした。
それくらい 突き刺さった作品でした。
それを妻と一緒に観に行ったのですが、
観終わった後の気まずさっていったらなかったです。
それは自分にかぶりすぎている点が多かったからです。
特に横浜流星の演じる役ですが、
あそこまでにないにしろ、本当にかぶってます。
●嫉妬心
●自分を受け入れてもらえない時の怒りの向け方
●濡れ場シーンでの仕草や行動
私は妻へのストーキング行為はしませんが、ちょっと帰りが遅いと不安になります。
メールで既読がつかないだけで不安になる事多いです。
承認欲求が強いという事でしょうね だから ちょっとした事で
愛されていないという勘違いでしょうけど
セックスの拒否は死活問題な所があるんです。
セックス=愛されているという満足感が自分にあるのだと思います。
濡れないから意地になって指を舐めてむりやり濡らそうとする仕草
ドキッとするくらい生々しすぎてドキドキしてました 隣の席を気になってしょうがなかってです。
そんな
醜い部分を映像で観たらどうかんじますか?
自分自身に吐き気がすると思いませんか?
性癖というのは人それぞれで私は基本巨乳好きですが、
ロリコンってのもそう差はないとおもっているので、ロリコンに吐き気はしません。
性癖ってのは生まれ育った環境によって左右される部分もあるので、私は個性の一つだと
思っています。 LGBTって言葉が出来てしまった時点で男性と女性が交わる事自体がスタンダードという偏見や差別だと考えています。
性行為そのもの否定的な性癖もあるって聞きます。
性行為=セックスっていいかた自体 おかしな話です。
自分の価値観がスタンダードであってその価値観と大きく外れてしまった考え方を批難するの事に
よって満足感を得ようするの往々にしてあるものの
個性の時代といいつつも個人の価値基準でしか見たい部分しか見れない人間のそのものの醜さってのには吐き気がします。
本当に鬱になりそうでした。 たぶんならないと思いますが、今後の夫婦生活を思うと吐き気がします。
作品自体は本当に良作だと思います。 名作といっても良いと思います。
私の価値基準の話ですが、
広瀬すずちゃんの新境地も見れました。 あの吐息も聞けました。
まさか
「広瀬すずちゃんの映画観に行こうよ 松坂桃李や横浜流星も出るから
一緒に観に行こうよ 本屋大賞になった原作だから いい映画だよ。」
が
こんな事になろうとは・・・・
逃避行
映像がとても美しく、空、水、窓の外の光が素晴らしいです。カフェもおしゃれです。ただ、ちょっと雰囲気で押し通している感じがしました。リアリティには欠けています。
いたずらをされて、それを言い出せないのはよく分かります。一方で、知らない大人の男(20歳未満でも)に付いて行ってしまったり、ずっと一緒に暮らしたいと言うのはかなり大胆な行動です。
大好きなお兄さんが逮捕されたなら、大人びた10歳の子は釈放されるように証言しないのかな。
ラストは、そういう生き方もあるかもしれませんが、決断したというより、現実から逃げていると感じました。大切な人を守りたいなら、周囲に理解してもらう努力はすべきです。(わかってもらえないとしても)
社会と完全に関係を遮断して生きては行けません。店長の言葉に耳を傾けて。
内田也哉子さんは浮いていました。
――――5/25追記――――
もう少し書こうと思うので、ネタバレにします。
本作には、誘拐事件の加害者と被害者との間に恋愛感情、一般的には歪んだ関係、はあり得るか、というテーマがあります。
私は文と更紗のような愛もアリだとは思います。
ただ、そもそもなぜ二人が加害者と被害者の関係になってしまったのかというと、どうせ周囲は分かってくれない、という考えで、説明して助けを求めなかったからです。
文も更紗も不器用で、誤解されてしまいますが、自分は誤解されても良いとしても、相手まで世間から白い目で見られることになっても良いのでしょうか。
また、二人とも愚かではないのに、キャラクターと行動が結びつかないように思いました。
文字通り、流浪。
あ。2人が、まさに流浪の人生を覚悟する、ってオチ?
タイトルは、まんまかいなw
「心の居場所」と「住処」。2人は「放浪」の末に心の居場所を見つけ、共に「住処」を求めて彷徨う事になるよ。って言う、薄暗くも浸透圧の高い幸福感は心地良いけどw
画はきれいなんですよ。風景も室内も。ため息が出るくらい、とまではいかないけれど。ただですね。致命的なのが、顔面アップ&バストアップが、あまりにも多い事でして。李監督らしい、って事なんですが、劇場用映画じゃないですよ、コレは。TV画面やPCモニター前提ですよね。この人物の撮り方が、とっても残念だった。
ものがたりの方は良かったです。
警察介入場面では、シベールを思う浮かべてしまいましたが、チョット緊迫感足りなくてイマイチ。
クライマックス、カフェ2階での2人のシーンも、見せ場ゆえの長回しと熱演に期待したんどすが、広瀬すずでは、アレが限界と思われ。
良かったけど、残念感もたくさん。
って事で。
原作のよいところが…
原作ファンで、行ってみました。キャスティング聞いた時はイメージと違うと感じましたが、映像化みたら松坂桃李くん広瀬すずちゃんは役に入り込んでいてよかったです!
ただ、内容がダラダラ冗長で時系列わかりにくいし、
最初に広瀬すずちゃんと横浜流星くんの濡れ場をあんな長く、見せられたのがびっくりしました!
そこ、重要じゃない…代わりに必要なシーンや描写が足らなくて多分映画だけみたら意味が分からないと思う。
原作のラストには幸せな余韻が残るのに、この映画はほぼ鬱々として長く感じました。せっかく主演二人がよかったからなんだかもったいなかったと思う。
主演二人に星2つ。
全115件中、81~100件目を表示