流浪の月のレビュー・感想・評価
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弱さを持って生きる
なんていうか、超大作だった。
話がしっかり1部2部で分かれてるイメージ
とりあえず広瀬すずがやばい。
文とのシーンで少女に戻ってるんよ。
あれはすごい。
松坂桃李の説得力もいいよねー。
文の実家のシーンはものすごく半地下の家族を感じた。
なんか、音楽の使い方もすごく印象的だったし、作り込まれてたー!って感じ。
松坂桃李の秘密も絶対そんなことないのになー、って思いながらあぁーやっぱりってなるし、構成として面白かった。
92/100
濃〜い内容をこの2人で…
不思議と観終わった直後は,一寸あまり心地好い想いは殆ど生まれずに、あ〜ぁ,何か釈然?スッキリしないなぁ〜⁈ 何て想っていたが… 面白い事に,わりと好きな松坂桃李の怪しさと、間違った事を言っちゃっていたらすみません。 お姉ちゃんの方が先に出ていたのに,私的には勝手に妹の方が人気出てきていやしないかい⁉️(広瀬すずの事)と想っていた中で、かなり時間が経つに連れて,趣旨自体はあまり綺麗?じゃ無いが、ドンドン気になる作品になってきちゃったヨォ〜♪( ´θ`)ノ
いろいろリアル
はじめから終わりまで引き込まれてました。文と更紗の、お互いに相手のために遠慮しながらもどうしょうもなく、求めてしまう気持ちになんとも言えない気持ちになった。周囲に賛同されない関係だとしても、最後のシーンでは更紗の隣にいるのが文でよかった。演じるキャスト陣も難しい演技だったことでしょう。特に文、更紗、彼氏役の流星くん、更紗子供を演じた子。流星くんとすずちゃんのリアルなシーンが(ベッドシーン)衝撃的でした。流星くんはこれからもいろいろな役で活躍を期待してます。
横浜流星の脱皮
何だろうなぁ
あまり刺さらず
ただ、これほど長ーい映画を飽きずに最後まで観れたのは
松坂桃李くん、すずちゃん、横浜流星くん、などの演技のたまものです。
流星くんのラブシーンがエロ過ぎて萌えました❤️
君の瞳が問いかけているの時の
純粋なラブシーンとはうってかわって
大人〜
そう言う意味では
こんな役柄を見れたのは良かったかな。
原作読んだならもっと理解できるのだろうか
一瞬の出番でしたが
お母さん役の内田也哉子さん
樹木希林さんに面影があるなぁも見てたら也哉子!!!
存在感が。。。
役者の演技力と映像美で持たせる退屈な時間
全体構成が冗長でつぎはぎ感があります。
どこかで見たような表現の寄せ集めといった印象で、人物描写もステレオタイプです。
純愛を押したいのだとしたら、「大人になったさらさをふみが愛せるのか?」という点に葛藤を持たせた方が、際立ったのではないでしょうか。
小児性愛に対する偏見や生きづらさを描くのであっても同様に感じます。
彼にとってさらさが特別である理由がありません。
また、最終的にふみは病気を患っているために大人になれないというコンプレックスが明かされますが、
それと小児性愛はイコールにならないのでは?
なんかそれっぽく可哀想で切ない感じにまとめられて、
性に歪な2人が手を取り合って受容しながら生きていく…となっていますが、
それと互いを愛しているかは別の話ですよね?
主題のわからない中にそれぞれの人物が抱える苦悩が熱量高めな演技で詰め込まれ、
情緒不安定な作品といった印象。
泣いている人は一定数居たので、
ポイントで感情移入して楽しめる方なら切なくなれるはず。
繊細な演技
桃李くん、流星くん、すずちゃん、3人とも難しくて、パブリックイメージを損ねかねない役を、よく受けたなぁとおどろきつつ感心しました。
しかも、すごく繊細な演技は引き込まれてよかった。
カメラワークや色遣いと相まって、悲しみの深さがよく表現されておりました。
桃李くんがギスギスに痩せなきゃいけなかった理由は、観ても分かりにくいのですが、たまたま自分には知識があったので納得できました。
ネットに残った過去の事件……いわゆる「デジタルタトゥ」による、無関係な第三者の、元受刑者への差別と嫌がらせの描写は、フィクションとはいえ、なかなか嫌なものがありました。
ただ、後になって冷静になって考えると、現代の疑惑に対するいろいろな反応がおかしくないだろうかと。
週刊誌が本人への裏取りなく誹謗中傷記事を載せていることと、子どもの親の被害届もなく裁判所の逮捕状もなしに、警察が任意同行ではなく逮捕して連行しているあたりがどうにも違和感があり。
映画の表現だとそんなところが気になって、原作を読みたくなってしまいました。
たぶん、小説なら瑕疵はないんじゃないかorこのモヤモヤが解消されるんじゃないかと期待して。
引き込まれる
映像が綺麗です
李監督っていつも音から引き込まれる
原作未読ですが、
DV描写がキツいかなぁ
そこが苦手な方は辛いかも
横浜流星が怖い
松坂桃李君が髪が長いせいか、まん丸い目のせいか、一瞬別人に見える
女の子みたいな
広瀬すずちゃんは子役とのリンクしていて良かった
リカちゃんママは帰って来たのだろうか
母役は内田也哉子さんなのかとびっくり
周りには理解し難い二人のストーリー
子役が広瀬すずに似てる
あらすじから非現実的で主演の2人になかなか共感できなかったけど、
松坂桃李の浮世離れしたキャラクターと減量したのか骨が浮き出た体がすごかった
広瀬すずの愛想笑い、無表情のギャップがすごいよかった
世間の反応の方はすごくリアルで、2人しか事情≠事実を把握してないので現実でも主に更紗の同僚と同じ反応してしまうかも
店長さんは最初から更紗のシフト伏せたり、心配しつつもプライベートに踏込んでこない理想の上司だった
反対に亮は演技とわかっていても横浜流星のことが嫌いになってしまうほどにヤダ味を濃縮したヤツだった
彼女をほぼ意図的に支配、コントロール
非正規の仕事を見下す
カフェでの態度や振舞い
何より気に入らないと暴力
本当にいい演技だし、良い反面教師だ
更紗が好きになろうと努力するのも良いけど、やはり関係を深める段階で更紗と亮はもっと会話しなければならなかったと思う(亮がちゃんと話を飲み込めるかは疑問だけど)
まあレイプ被害を被害者に語らせる二次被害が起きてしまうのがまた難しいところ
タイトルの「流浪の月」はエピローグの2人、セックスのない愛の逃避行って解釈した
キレイな月ですね
間もなく50歳になりますが、「愛」がどんなものなのかは分からずにいます。
が、更紗と文が終盤に至った感情や空気には、これが「愛」なのかと思わせる雰囲気がありました。それが愛だとしたら、やはり愛にはいろんなかたちがあるんだと改めて気付かされました。二人の関係もその一部に過ぎないんでしょう。
散々な悪態つかれた亮に対し「これまでありがとう」と言い、唯一の拠りどころである文に対し「迷惑かけてごめんなさい」と口にする更紗が印象的でした。
「親ガチャ」の影響を受けた二人が「社会ガチャ」とも言える環境に流されていく。最終的にそれを受け入れられた二人は羨ましくも見えました。そんな存在と出会えた二人、キレイな月を一緒に見上げられた二人はある意味幸せですよね。
「二人」の関係は他の誰が理解、評価するものではないし、自分の想いを大事にすることが何より大事であることを再確認しました。
最後に、この映画は難役をサラッと表現した広瀬すずさんの存在がなくてはありえない映画でした。
【良かった点】 李監督らしい人間の心理描写を丁寧に魅せるつくりに酔...
【良かった点】
李監督らしい人間の心理描写を丁寧に魅せるつくりに酔いしれることができた。
2人が選んだ道は険しく、到底理解はできないが、応援はしたいと思わせる説得力があった。
【良くなかった点】
2人のパートナー役だった多部未華子さんと横浜流星さんが不憫すぎる。せめて2人のその先も少しは気にしてあげてほしかった。
人生に絶望し、あきらめてきた二人が見つけた選択
15年前の誘拐事件。当時の被害者と加害者は再会を果たす。
心に傷を抱え、人生をあきらめてきた更紗と文二人でいる時こそ、自分らしさを出せている。
しかし、世間が許さない。全く言うことを聞いてくれない警察、悪意に満ちたマスコミ、一般人の攻撃。
再会して本当によかったのか?
なんとも言えないが、人生に絶望し、諦めてきた二人の最後の選択にどうか救いがあればと思った。
心に傷を抱え、被害者として上辺の同情と可哀想のレッテルを貼られ生きる更紗の不憫さ。
他人とのやりとりで見せるぎこちなさが上手い。
それと横浜流星の新境地。
更紗を束縛・支配しようとする面と裏切ってほしくないという心の弱さを持つ二面性。
中盤、再登場するシーンの姿には少し鳥肌がたった。
あまり魅力を感じない2枚目俳優だと思っていが、見事にやられた。
2人にしか分からないこと
重そうな雰囲気に150分とまあまあの長尺に若干の不安を感じてはいたけれど良かった。
亮くんが激昂するところ以外は、ほぼ静かにゆっくり進んでいく。
男の子がいるか、女の子がいるかでも感じ方は違うだろう。更紗を家に帰りたくないと思わせた人は被害者家族で、文だけが悪いのか?
真相はどうであれ、法ではやはり誘拐になるし、世間(特にマスコミ)はよりセンセーショナルに捉えたがる。
ファミレス同僚のヒソヒソや、店前で文の写真を撮る中学生男子とか、被害者は一生被害者で加害者は一生加害者でいなければいけないという社会を見せられた。文と更紗が
一緒にいたら、それはそれで頭おかしいみたいな方向に持って行きたがる。
SNSをやってない自分にはイマイチ理解できない場面でもあった。
150分ながら、飽きる事も眠くなる事もなく引き込まれたのは作り手の力量か。
横浜流星くんが空手チャンピオンだったのは有名だけど、それだけにあの本意気のパンチ、怖い
原作は本屋大賞に輝いた凪良ゆうの同名ベストセラー小説。 あ、本屋大...
原作は本屋大賞に輝いた凪良ゆうの同名ベストセラー小説。
あ、本屋大賞受賞作だったのね・・・ というのを知っていれば、この展開も無べなるかなというところ。
突然の雨に濡れながら公園のベンチで本を読んでいた10歳の少女・更紗(さらさ)。
彼女の目の前に傘を差しだしたのは、大学生の文(ふみ。松坂桃李)。
行き場のない更紗に「家に来るか」と声をかけ、そのまま、何日もが経過してしてしまう。
孤独な文と更紗は他意のない共同生活を続けただけだったが、世間の目からは「幼女誘拐・拉致」と映ってしまった。
それから15年。
成人した更紗(広瀬すず)は、社会人の彼氏と共同生活を営んでいる。
しかし、ふたりの間はぎこちない。
彼女の過去だけでなく、彼氏の束縛にもよるものだった。
そんなある日、同僚の女性と田舎町には珍しい深夜営業のカフェを訪れた更紗。
その店の経営者は、文だった。
彼氏との共同生活の果てに行き場を失くした更紗は、そのカフェに名を告げることもなく、何度も訪れ、ただ静かにコーヒーを飲むだけだったが、いつしかその行動は束縛の強い彼氏の知るところとなり、文の現在がネットに晒されてしまうようになる・・・
といったところから物語で、ここまでで3分の1ぐらいか。
どこまでも落ち着く場所のない更紗と文の物語は、古くは近松門左衛門の道行きものに通じるところがある。
李相日がそれを意識したかどうかはわからないけれど、行き場のないふたりを作ったのは「世間」というものだった。
「世間」からみれば、
文は幼女誘拐拉致のロリコン少女愛好者という唾棄すべき人物であり、
更紗はそんな性愛者に洗脳された少女の成れの果て、罠にかかったままの悲しむべき人物
ということになる。
更紗がそんな人物ではなく、両親を亡くし、叔母のもとに引き取られたが、叔母の息子(従兄にあたる年長の少年)がいかがわしい行為をし、それを口に出来ないまま、居場所を失くした。
そして、文が彼女に居場所を与えた、つまり、希望を与えたということは前半すぐにわかる。
それを「世間」が観ていないだけ・・・という文脈のようなのだが、映画が進むにつれて、文側にもなにか秘密があるように描かれていきます。
この映画の核はそこなのだけれど、そこを書くのはさすがに気がひける。
けれども、文の行き場のなさを「それ」(という特殊事情)に着地させることで、映画のものがたりにおける普遍性を失ってしまい、とても残念に感じました。
つまり、特殊であるがゆえに納得できるという、これまた「世間」の論理が持ち込まれてしまい、非常に落ち着きが悪い。
そんな特殊事情がなければ、このものがたりは納得できないのか?
いや、そうではないだろう。
そう思えて仕方がない。
李相日監督はこの特殊事情をどう感じたのだろうか?
これだから仕方がない、とは描いていないが、この特殊事情だから多くの観客にも受け入れられると思ったのだろう、たぶん。
最終的に「衝撃作!」という印象が残ってしまうことが、この映画の問題なところで、受け手としての自分の気持ちはどうにも適切な着地点を見いだせないでいます。
とはいえこの映画を否定することでもなく、この評価です。
李相日×種田陽平作品
作品の内容については、皆さんの素晴らしいコメントがたくさんありますので詳細は書きませんが、ストーリー、演技、映像とも良い作品でした。
個人的には、ロケ地(松本市)の建物や、セットなどの美術がとても良いと思い、エンドクレジットを確認したら、美術は種田陽平さんでした。李監督とは“悪人“でも組んでいますが、今回も文の周囲の物や色の少なさからも、文の孤独や寂しさや純粋さ、いろいろな意味で繋がりへの感情が表現されていたと感じました。
月はどっちに出ている
「レオン」がアウトの時代にこの関係性を肯定的に描くのはどうなんだろうと思いながら、観ていたけど、ラストまで観終わると、この映画のテーマのひとつである、人は物事を見たいようにしか見ないということに自身もはまっていたということに気づいて、呆然とする。
解釈はそれぞれだろうけど、誰からも必要とされず肯定もされなかった2人の人生も祝福されるべきだという物語だと思う。
ドラマ版「新聞記者」では持ち味が生かされてなかった横浜流星の鬼気迫る演技が高く評価されているけど、この映画はやはり松坂桃李だよね。リスキーな役に挑み続ける彼がまた新たな領域にたどり着いた。驚愕。
切なすぎる
最初から最後まで
どこも手抜きをしてない
切なすぎて、もどかしくて
最後は
あぁ、良かったなぁと少し救われました
諸手を挙げて良かったとは言えないですが
お互いが心の支えになれる関係になるなら
見守りたいです
俳優陣も凄かったです
松坂桃李は全般物静かでしたが
池でぎゅっと手を握り締めたところ
裸でうずくまったところの感情がたまらない
泣いちゃいましたね〜
横浜流星のクズっぷりも最高でした
まるっきり亮でした
救急車に乗る前に手を振りほどくところは
グッときてしまった
さらさのお二人にも感情移入しちゃって
映画の長さは全く感じなかった
心に残る場面は書ききれないくらい
たくさんすぎて困る
また、じっくりと見たい作品です
追記
先日、テレビ番組で
三浦友和が 流浪の月 良かったよ
と横浜流星に言ったとの事
同じ感想だったんだーとちょっと嬉しい
2人を取り巻く人々の微妙な機微と本音、徐々に露わになりぶつかり合う...
2人を取り巻く人々の微妙な機微と本音、徐々に露わになりぶつかり合う様に心打たれた。
全員側から残す事なく描いているから、それぞれの事情が頷け、誰が悪い訳じゃないからこそ切なくて苦しい。
こんなジレンマに襲われながら観る最後には、嘘をつけない本当の気持ち。
人間やっぱり本音で生きないとね、なんて思う。
全515件中、281~300件目を表示