劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM 後編 僕は君を愛してるのレビュー・感想・評価
全27件中、21~27件目を表示
誰かを愛した人は幸せになれる
劇中に誰かから愛された子供は絶対に幸せになれる、というセリフが登場しますが、
高倉三兄弟を含め、誰かを愛し行動できたからこそ、運命の乗り換えに成功し、親の罪やエゴから抜け出せたのかなと思います。
近年毒親、という単語をたまに目にしますが、親が親たり得るのって18歳くらいまでだと思うし。
大人になっても親の呪縛に縛られているのって、自分が自立できないだけではないかと、この映画のサネトシを見て思いました。いつまでもノロイガーとかいうのダサすぎ。
テレビシリーズを見たものとしては前編は冗長なシーンをカットできてスッキリした感じはあったけど、後半は重要なストーリーが多いので、初見の人は内容理解出来たのかな?と思います。
色々書いたけど、劇中版でも最近解禁されたテレビシリーズのアマプラ配信でも一度は見てほしい。
そんな作品です。
家族のかたち
後編もとても良かった。
密度があり、それでいてテレビシリーズに比べてかなり分かりやすいテーマや演出だったように思う。
高倉家の成り立ち、家族、きょうだいのかたちや愛の伝え方、良かった。
パンフ共通なの少し残念。また幾原作品を愉しみたい。
目新しさを求めてはいけない
この採点はピングドラムという作品に対する評価というよりも、クラファンして作った映画としてどうだったのか?という評価です。
本編は期待するとガッカリするので、割り切って総集編として観賞するのをおすすめします。とは言えピングドラムですので、脚本や演出はかなり信頼できますから、作品へのリスペクトとして星を付けています。推しのエピソードを大画面で見られるし、映画館のサウンドで堪能できた、この体験はファンとしてとても嬉しいものです。いい感想はここまで。
アニメ版の魅力の一つは映像と音楽の合わせ技だったのですが、大事な局面が別曲に差し替わったりしていましたので、「アニメ版の方がよかったかも」と感じるシーンがとても多かったです。音楽のバランスはアニメ版にまったく非の打ち所がなかったのになぁ。
それから、黒幕に同じ声優を起用できなかった大人の事情的なものを感じますが、キャラの扱いがぞんざいに想えました。本作品では姿や声を変えるのは仕方がないのだとしても、雑に扱うことで違和感を笑いに変えて誤魔化そうとしてるかのようで。ダークサイドに思い入れがあるファンについて、製作側が完全に見誤っていると感じました。悪役とは言え丁寧に描かれ、製作側に愛されてこそファンが安心できると思うのですが。
映画館で見ることのメリットはありますが、これがブルーレイ化したとして、手元に置く理由はあまりないかな、と感じました。友人に勧める際は、時間をかけてもアニメ版を観ろと言うでしょう。
にしても、最後に兄弟が自分達の存在証明に妹を持ってくるオチで嫌でも未来の●ライを思い出すんですよね。まさか細田作品とリンクしてくるとは思いませんでした(偶然か?)。
苹果(りんご)に隠された意味
後半は、ヘビーだね。特に子供ブロイラーは、ズシッときた。『選ばれなかった子供』を収容し、特殊な機械で『透明な存在』に解体してしまう施設なのだが、親の呪縛にがんじがらめにされた子供の精神状態をうまく表したメタファーとなっている。
テレビ放送された2011年当時は、親からの虐待、過干渉などで傷ついた子供が、アダルトチルドレンとなって、不幸を再生産する事が問題視されていたが、現実がフィクションに追いついてしまった。
親ガチャの究極のハズレを引いた人の中には、自死に留まらず、暴力的なリセットを願望する。そういった子供にとって救いのある答えを見せてくれる。
双子のどちらかは、『銀河鉄道の夜』のカムパネルラと同じ運命をたどるものだと思っていたが、見事な決着の仕方だった。エンディングの子供達のセリフを聞いた後で冒頭の子供達のセリフを聞き直すと、イクニチャイダーの凄さにトリハダが立つ。『ハケンアニメ』の王子監督のモデルになっただけあるよね。
ハードル上げすぎた…?
遂に念願の後編公開。前編と同様、タイトルの「Re:cycle」通りアニメ全編を新たに再構成+新規映像・楽曲等の追加要素を加えた総集編形式での劇場版。
更に今回は新主題歌のOP映像も追加され、しょっぱなから涙腺崩壊しつつ、前編に比べシリアスシーン多めの構成にハンカチが手放せない鑑賞でした。また今回は敢えてアニメ復習はせずうろ覚え状態で行くことで半新鮮?的な気持ちで観ることが出来、良かったと思いました。
…ですが結論として前半を観てからの上がりに上がった期待値を後半に持って行きすぎたかもしれない感はありました。
まず前提としてこの劇場作品が総集編であることは理解しつつ、「Re:cycle」した後の我らが幾原監督の思いもよらない新たな展開を個人的には後編に大いに期待していました。ですがほぼ前編と変わらない構成、そして結末も新たなエンディングがあるわけではなくアニメ当時よりは爽やかさと希望を感じさせる終わり方という大きく上がった期待値を超えるまでには行かないエンドでした。特に終盤は名言の勢いで押し通そう感が強いなと若干感じてしまいました。
…と個人的ハードル上げすぎ点はありますが作品自体は正に今の世の中を予見したかのようなハイクオリティさで改めて幾原監督は凄いと実感し、10年経った今観ることであの時とは違う解釈が出来ること、何よりまた輪るピングドラムという愛を映画館という大スクリーンで観ることが出来て良かったです。企画がこれで終わってしまうのか気になるところですがひとまず公開おめでとう・ありがとうございました。
結局何が何だかよく分からん
でも完結したみたいだし。
相変わらず観客は置いてけぼり。
少なくともTV版か前編だけは見ないと
後編だけ見ても全くついていけないだろう。
初見の人はやめといた方がいい。
映像だけは前編に続いて良かった。
それくらいかな…
エンドロールになったら後ろのおねえさんが
シクシク泣き出した。俺は全く泣ける要素無かったが何か感動したのだろう。
今日は上映が午前午後一回だったので
午後の部はかなり大入りだった。
グッズもかなり売り切れていたし
人気はあるのだろう。
物語の方はよく分からんけど。
全27件中、21~27件目を表示