嘘喰いのレビュー・感想・評価
全139件中、121~139件目を表示
言うほど悪くないかな
原作未読ですが、予告を観てそれなりに楽しみにしていた本作。それなのに、公開初日のレビュー評価は大荒れでまさかの1点台!そんな酷評にはあえて目を通さず、覚悟の上で鑑賞してきました。だって3日前にもうチケットを買ってしまっていたから!で、鑑賞後の率直な感想としては、思ったほど悪くなく、そこそこ楽しめたかなという印象です。まあ、ハードルを限界まで下げまくって鑑賞したおかげかもしれませんが…。
ストーリーは、ギャンブルの裏組織「賭郎」のお屋形様に挑んで負けた、「嘘喰い」と呼ばれるギャンブラーの斑目貘が、たまたま出会った青年・梶隆臣とバディを組んで、組織へのリベンジに挑むというもの。冒頭から聞き慣れない苗字の人物がぼんぼん登場し、頭の整理が追いつきませんでしたが、実際にメインストーリーに深く関わる人物は少ないので、混乱することはなかったです。展開も伏線回収もシンプルでわかりやすすぎたくらいです。むしろギャンブルものなら、ラストにあっと驚くどんでん返しを用意してほしかったです。
主演は横浜流星くんで、いつもの彼らしい演技で斑目貘を演じています。ただ、本作の斑目はギャンブルシーン以外の人物背景までは描かれておらず、人物像をつかみかねるので、彼の演技も可もなく不可もなくといった印象です。バディとなる梶は佐野勇斗くんが演じ、こちらは役柄にうまくはまっていたように感じます。佐田国役の三浦翔平さんは、熱の入った演技で敵役として存在感を発揮していたと思います。
ただ、やはり気になることもそれなりにありました。中でも最も残念なのは、ギャンブルがテーマの作品なのに、ヒリヒリするような緊張感がまるで伝わってこないことです。これは致命的と言ってもいいです。観たかったのは、相手の裏の裏を読むような心理戦や絶体絶命の窮地からの大逆転みたいなシーンであって、しょぼいソルジャーとのサバゲーごっこじゃありません。
それでも前半はテンボよく展開してくれたおかげでそれなりに楽しく観ていたのですが、クライマックスのババ抜きは正直ダレて眠くなりました。絵面も演出も地味だし、心理戦の緊迫感も、首吊りの恐怖も感じられず、ただただ間延びした印象でした。そこからさらに一年後のシーンにいたっては、もう完全に蛇足です。あんな半端な終わり方で締めるなんて、あわよくば次回作につなげようとするスケベ心が透けてシラケました。
最後にもう一つ不満をあげるなら、ヒロインポジションの鞍馬蘭子を演じた白石麻衣さん。決定的に役に合ってない上に、申し訳ないですが演技が棒で、彼女のシーンだけ作品から浮いているように感じました。本当にきれいだし、好きな女優さんだけに、見ていてつらかったです。
こんな感じでいろいろ気になり、これが酷評につながっていたのかもしれません。あとで他の方のレビューも読んでみたいと思います。
今回は舞台挨拶ライブビューイング付き上映で、主演俳優陣や監督の声を聞けたり、仲のよさそうな雰囲気を感じられたりしたのはよかったです。上映後のトークということで、裏話も聞けました。「嘘喰い」の斑目が、トランプのダウトで梶や鞍馬に負けるシーンも撮影したのに、編集でカットになったそうです。DVDには収録されるかもしれないそうなので、機会があれば観てみたいです。
(むしろ)原作を知らないほうが良いのかな…。
今年38本目(合計311本目/今月(2022年2月度)10本目)。
どうも、原作があるようですが、原作は一切しらないほうです。
ただ、とはいえ、丁寧な導入があるのでそこは困らないところです。しかも日本映画なので、言語の壁の問題もありませんし、扱う内容も(違法)ギャンブルというわかりやすいものなので、「何がなんだかわからない」というところはないところです。
ストーリーの展開も、(原作を知らないという立場で見たとき)示されたキャラクタと、キャラクタの動きから、「ある大きな(違法)ギャンブルにのぞむ」という内容という点は一致していて、そこの部分の「理解のしにくさ」は少ないです。また、この映画で提示される「(ラストの)ギャンブル」のルールについても詳しく説明されているので(やろうと思えば、自宅でもできるように、この「ラストゲームのルールの説明」に関しては配慮されている)、その部分で「壁はほとんどない」というところです。
たしかに多くの方からすると「原作からの違いがひどすぎる」という点はあると思いますが、私は原作を見ていないので、加点も減点もできず、一方で「原作を知らない前提で見る限りにおいては、趣旨内容が理解可能」というところで、特に減点対象はないかなというところです(前提条件に注意)。
----------
(減点0.2) 合法でも違法でもギャンブルに負けた相手は、公権力(警察など)に助けを求めることはできません(クリーンハンズの原則)。一方で、「いや、(利息制限法で)過払い金なんて払い戻せる」と言っているシーンがあり、ややこの辺、何とでも読めてしまう「謎の展開が進んでしまう」点があります。
ただ、それに関しても最低限ですし、最終的には警察というか公権力は一切いなくなってしまうので(本当はよくないが、娯楽映画として見る限りはそうせざるを得ない)、減点幅はこの程度にしました。
----------
面白いエンターテイメント作品!
とっても面白かったです!
題材的に観る人が限られそうと思いましたが、そんな事は全く無く。ギャンブルのルールも分かりやすく映していましたし、程よいドキドキハラハラ感!どんな方にも見やすい仕上がりです。
そして役者さんたちの再現度が素晴らしい。
横浜流星がカッコ良かった
嘘喰いこと斑目獏(横浜流星)は、安土桃山時代から続くギャンブルの倶楽部、賭郎で大きな勝負に負け、会員権をはく奪された。数年後、佐田国が賭郎を荒らしていると聞き、再び倶楽部に戻ってきた。借金取りからの督促に困ってた梶を助け彼と、闇カジノのオーナー鞍馬蘭子(白石麻衣)の協力を得て、イカサマジジイや佐田国らと命を賭けた大博打をする話。
賭ケグルイみたいな作品で、とにかく主人公の横浜流星がカッコ良かった。
それと、本郷奏多もスマートだった。
白石麻衣と佐野優斗は・・・あまり輝いては無かった。
馴染みやすいキャラが魅力
公開初日に鑑賞。原作未読でしたが馴染みやすいキャラが魅力的で誰にでも楽しめる作品。ゲーム感覚で目が離せいない展開が次々に繰り広げられて予想以上に面白くて引き込まれました。
この作品は何といっても主演・班目獏を演じた横浜流星が格好良い。その他の配役もマッチしていて違和感なく楽しめました。次作もありそうな雰囲気でしたので楽しみにしています。
2022-31
横浜流星のスマイルで星3つ
原作読んでません。
今回は内容全く期待してません。
カイジとかライアーゲームみたいなハラハラドキドキを期待して観るなら、きっと物足りないはず
今際の国のアリスとか咲sakiみたいな仲間とか友情とかでもないし、
賭けグルイみたいにギャンブルに狂ってる感もそれほどです。
どうお伝えすればいいのかわかりませんが、全体的に「薄い」感じがしました(笑)
ただ私は横浜流星さんが好きなので、ずっと観てれました(人 •͈ᴗ•͈)
佐田国役の三浦さんも素敵でした。
夜行さんの強さに驚きました。
白石さん演じる蘭子さんが強い性格なのに、ちょっと天然な所にクスっときました。
横浜流星さんじゃなきゃ、きっと続編は観に行かないだろうなぁ…が、感想です。
オーマイガー
26本目。
ウエストサイド、観終えギリ間に合うか、チョイ本編か?
あー、チョイ本編。
でも座った瞬間に愕然。
何これと、頭を抱えたくなった。
観てしまった事を、恥じてしまう。
ウエストサイドの後じゃ、役者が違い過ぎ。
ババ抜きって2人でやると超つまらないよね
伝説のギャンブラーが賭け事しながら嘘を食べる?話
原作は途中まで読んだことが有ったし映画で出てくる「廃坑のテロリスト」は個人的にかなり好きなエピソードだったのでちょっと期待してました。
「嘘食い」はギャンブルだけではなくてバトル漫画でもある。
莫大な掛け金、強大な暴力、命のやり取りは他のギャンブル漫画とは一線を画すと思う。
立会人の絶対的暴力がこの作品の魅力の一つであり、暴力の上に成り立つ命がけのギャンブルだからこそ何でもありで面白い。果たしてどんな描き方かなと思って鑑賞。
結果
だめだこりゃ、アクションがショボショボだし全然ギャンブルのヒリヒリ感が伝わってこない。
暴力もギャンブル要素も薄く、横浜流星君を見てるだけの映画でした。
キャラクターもギャンブルも原作のままなのだが、実写の表現力が漫画の表現力を超えておらずなんの魅力も面白さも無い。
予告編で「嘘を見抜かなければ超即死のデスゲームに没入せよ!」って言ってるけど、いまいち命がけのギャンブルしてる緊張感がない。
劇中に出てきたギャンブル勝負は
航空機
チンチロリン
カジノルーレット
テキサスホールデム(佐田国vs大臣)
森での鬼ごっこ
ババ抜き
以上の6回だったと思うけれど、どれもハラハラ、ワクワクする事は無かったな~。
なんでもありの勝負だ!って表現できたのは最初の航空機勝負くらいでしたかね。
ババ抜きに関してはただただ死ぬほど地味な展開でした。原作をしってるからネタはわかってるんだけど、それにしても地味な勝負な気がする…
そう言う意味では原作って凄かったんだなって改めて思う。ババ抜きをあそこまで面白く描いてるのだから。
立会人の強さの表現も目蒲の体術&銃撃位しか映してないのでもっと夜行さんの強さとか示してほしかった。
映画には出てこないけど伽羅さんみたいな暴力の象徴みたいなわかりやすいキャラクターを出してほしかったですね。
立会人は「カイジ」の黒服とは明確に違うんだよ!
キャラクターに関して
班目獏役の流星君よかったです、カリ梅をかじる顔いい感じでした。
獏の鋭さと緩さ、掴めない男って感じが上手く表現できてたと思う。
PROの方のレビューにありましたが、流星くんの切れのあるアクションが~ってのが劇中どこに有ったかわからないけれど、流星君はよかったです。
梶隆臣役の佐野勇斗君もよかったと思う。
一般人視点に近い梶役に合ってた。
鞍馬蘭子役の白石麻衣さんはかなりキツかった。
出てくる度に違和感しかない。原作と違い過ぎるしギャグ要因かなにかなのかってほどに滑稽でした。出番の」度に作品の雰囲気が変になっちゃう感じがしました。
ロデム/マルコに関しては…
出番がないからしょうがないけど、この映画には仲間になる下りはいらなかったかな。続編とか作るときに仲間ておけばあんな雑には扱われなかったかも。
佐田国役の三浦翔平さんはいい演技してましたよ。眉間のシワとかサングラスで隠された目以外の表情や佇まいはカッコよかった。
でもキャラクターとしては一番残念だった。
原作では志が崇高で命も惜しくない狂気の男→実はただの卑怯者。そのギャップこそが彼の一番の魅力だったはずなのに。
意思もプライドも高い佐田国の化けの皮がはがれる場面こそがこのエピソード最高の盛り上がり所なはずなんですが、そんな盛り上がりシーンはこの映画に存在しない。
ただババ抜きしてハングマンされるだけって言う…
監督は「廃坑のテロリスト」編ちゃんと読んだのかよ?と言いたい。
なんか都合があったのかもしれないけれど、原作ファンはガッカリだと思う。あのシーンが見れるから自分は2時間近く我慢してたのに、ただただ残念です。
本作は実写化に失敗したとは言わないが、アニメシリーズとかで見たかったですね。
中田監督は「リング」以降いろんなタイプの映画に挑戦していて凄いと思う、これからも活躍を期待してます。
ぜひ面白いと思える映画を撮っていただきたい。
------------------------------------------------------------------------
劇中セリフより
「あんた嘘つきだね」
嘘をつかない人間はいない、つまらない映画を面白いと言う人、面白い映画をつまらないと言う人。
PROレビュアーや一般レビュアーの中には嘘食いに食べられちゃう人がいるかも知れない
演者たちの反抗も虚しく
カリ梅がなかった脚本とか、原作のセリフがないとか、ハーモニカを吹く予定だったとか、その辺を原作ファンの横浜流星さんが反抗してくれたみたいで、本当にお疲れ様でした!
演者の皆さんのおかげで映画として成り立ってると思いました!
演者の皆さんは原作リスペクトのようですが、日本の実写映画は演者より監督達に問題があるんだなと勉強になりました!
全139件中、121~139件目を表示