OSLO オスロ

OSLO オスロ

解説

1993年、イスラエルとパレスチナ解放機構(PLO)が初めて和平交渉に合意した「オスロ合意」の実話を描いた実録ドラマ。イスラエルとパレスチナの双方と良好な関係を築いていたノルウェーの尽力によって成立したオスロ合意の裏側で、人知れず奔走した1組のノルウェー人夫妻の物語を描く。トニー賞演劇作品賞など数々の演劇賞を受賞し、日本でも上演されたJ・T・ロジャースによる同名舞台を、スティーブン・スピルバーグらの製作総指揮のもとHBOが映画化した。1992年12月、ノルウェーの首都オスロ。外交官モナ・ユールと社会学者テリエ・ロード=ラーセンの夫妻は、イスラエルとパレスチナの対話の場を設けるため奔走していた。当時、イスラエルではパレスチナ人と対面することが法で禁じられ、パレスチナ人にとってもイスラエル人と向き合うことは死罪に値した。そんな状況下でなんとか非公式のルートを作り出し、和平交渉の場を設けた2人だったが、積年の怨恨をかかえた両者の交渉は紛糾し……。2021年6月28日からU-NEXTで配信。

2021年製作/アメリカ
原題または英題:Oslo

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映画レビュー

3.593年、歴史が動いた瞬間を抑制されたタッチで描くHBO映画

2021年6月30日
PCから投稿

トニー賞を受賞した演劇作品を映画化。劇作家本人が脚色を担当、スピルバーグが製作総指揮に名を連ね、彼の常連ヤヌス・カミンスキーが撮影を務めるなど手堅い布陣で臨む。物語は、93年のイスラエルとパレスチナによる和平合意にまつわるもの。締結の裏側ではとあるノルウェー人夫婦がセッティングした秘密の外交ルートが貢献を果たしたという。舞台劇の特色を活かし、大部分は交渉の場となったゲストハウスにて抑制されたタッチで展開する。いがみあう出席者が顔を合わせる時、ホスト側はいかに相手を尊重し、場を和やかに盛り上げるのか。さらには、誰もが人の子であり家族であり、何よりも憎しみを超えて平和を希求する者たちであることをいかにして思い起こさせるのか。主演二人が緊張感の中で微笑ましいやりとりを織り交ぜ、また時に揺るぎない意志の力で暗闇に光を差し込ませようとする。硬派なドラマながら、歴史好きにとっても興味の尽きない作品だ。

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牛津厚信

3.0今、観ると、いろんな思いが出て来てしまう。 どっちがよいかわるいか...

2024年1月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

今、観ると、いろんな思いが出て来てしまう。
どっちがよいかわるいか、そういう次元の話ではもはやないように思える。
争いは続き、新たな憎しみをうみ、負の連鎖。
今まさにその長きに渡る負の連鎖が、多くの人の命を奪っている。

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yukarin

5.0what will become of us?

2021年7月10日
iPhoneアプリから投稿
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redir

3.0アンドリュー・スコット好き

2021年6月30日
Androidアプリから投稿

イスラエル・パレスチナ情勢いわゆるパレスチナ問題に尽力した夫婦を演じるルース・ウィルソンとアンドリュー・スコットの見ていて落ち着く安定感たるや。進行役に徹する形で決して介入しないという誓いのもと、人里離れたゲストハウスに招いて、当人たちで腰を据えた話し合いを始めさせるが衝突や問題は山積み。正式でない裏交渉の場、"祖父"や"父"。"お向かいさん"との和平は実現するのか?舞台的であることを認める。そしてワッフル食べたくなることも!現実は最後まで、そして今でも厳しい…。

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とぽとぽ