シー・イズ・オーシャン
劇場公開日:2021年9月17日
解説
それぞれ異なるバックグラウンドを持つ女性たちと海との関係をテーマに描くドキュメンタリー。プロサーファーになる夢を語るハワイの少女、レジェンドサーファーを父に持つ女性プロサーファー、サメの正しい実態を伝えようと活動するサメ保護活動家のダイバーなど、年齢も職業も国籍もバラバラだが、「海を深く愛している」ことが共通している9人の女性が登場。彼女たちにとって海は癒しであり、自らを鍛えてくれる存在であり、また、時には悲しみをもたらす場所でもあった。しかし、たとえ悲しみを生み出しても、再び立ち上がる力をくれるのも、やはり海だった。出演者ひとりひとりが海への愛を語るインタビューを収め、海とのかかわりが彼女たちの人生を豊かにしてくれる様子を、美しい映像とともに描き出す。
2018年製作/98分/アメリカ
原題:She Is the Ocean
配給:レイドバック・コーポレーション
スタッフ・キャスト
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「くじらびと」のレビューで僕は鯨肉を食べなくなったと書いたが、実は、フカヒレも食べなくなった。
ヒレだけ剥ぎ取られ、海に生きたまま捨てられ、沈んで息途絶えるサメをテレビで見てから、食べるのを止めたのだ。
別に、不自由はないし、友達も失ってない。
何も問題ない。
フカヒレで生計を立てている人も多くいると思うが、過剰な行為には反動が付き物だと僕は思う。
この作品は、プロサーファーを目指す少女チンタのチャレンジと、ヒストリーをコアに、海と共に生きる女性のチャレンジや、パイオニアたらんとする姿、人生を追ったドキュメンタリーだ。
プロサーファーはもとより、サメの保護活動家、パドラー、シュノーケラー、クリフダイバーから、大波に飲まれ息子を亡くし、悲しみのなか、それでも癌から生還した女性や、海洋サイエンティストなどをカメラは追う。
サーファーだった息子を波間に見たと言う彼女の話を聞いて、村上春樹原作で、映画にもなった「ハナレイ・ベイ」を思い出した。
冒頭に書いたサメの場面は、サメの保護活動家のシーンでも出てくるし、最後に紹介される海洋サイエンティストは海洋プラスチックや汚染への警鐘を鳴らしている。
作品としては、過剰な主張は避けているように思うが、多くの人に訴えるメッセージを含んだ佳作だと思う。
2021年9月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
2021年9月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
プロサーファーを目指す少女チンタ・ハンセルをはじめ、海の魅力に取り憑かれた女性達のドキュメンタリー映画。
女性サーファーのケアラ・ケネリーがビッグウェーブを征服するシーンは、大興奮。この映像は劇場のスクリーンで見ないともったいないね。しかも大怪我した映像まで見せられるから、ビッグウェーブへの挑戦は死と隣合わせだということがよくわかる。
断崖絶壁から飛び込みをするクリフ・ダイビングの映像も圧巻。この競技の迫力がヒシヒシと伝わってくる。これに女性で初めて挑戦したドイツ人アスリートの勇気がすごい。実際、大怪我もしている。
途中、眠くなるところもあるんだけど、海の魅力に取り憑かれた女性の生き生きとした表情を見ていると、なんだか力をもらった気がする。